最近、どうなのよ?


たいしたもんじゃないですが、過去のコンテンツがここにあります。ご覧になりたい方はクリックしてみてください。

過去のお話、その1
過去のお話、その2

あけましておめでとうございます

●正月は北海道で過ごしました。雪が少なく温かな年末年始でした。北海道では、『隠蔽捜査』の続編を執筆。100枚ほど書きました。

●雑誌の仕事が増えて、なかなか書き下ろしが思うように進みませんが、今年もペースも質も落とさず、とにかく頑張ります。応援をよろしくお願いします。
●『ST 緑の調査ファイル』のゲラが出ました。発売までもう少しお待ちください。

                         2007.1.8

ライブな日々

●最近は音楽のライブなどとは、とんとご無沙汰だったのですが、先週は充実していました。まず、木曜日は高校時代からの友人のジャズビアニスト、小林裕のピアノトリオのライブ。これがうまいんだ……。満席でした。CDも発売しているので、興味のある方は、ご一報ください。
●翌日の金曜日は、待ちに待った「しゃかり」のライブ。もう何十回とCDで聴いている曲も、生で聴くとまた感動もひとしおです。ボーカルの千秋さんの声を聴いたとたん、涙腺が緩みそうになりました。沖縄の民謡なども披露してくれて、盛り上がりました。泡盛の水割りを飲みながら沖縄ムードを楽しみました。
●そして、昨日は、森山威男クインテット。僕は森山さんをモデルにした小説で新人賞を取り、デビューしました。いわば恩人です。もうじき60歳になるというのに、演奏スタイルはまったく変わっていません。そればかりか、最近さらに過激になってきているようです。ピアノの田中さんががんがんフリーフォームを挑んでいく姿が、初めて森山さんの演奏を見た山下洋輔トリオを思い出させてくれました。演奏後、打ち上げにも参加しました。森山さん、ベースの望月さんと昔話に花を咲かせたのでした。
●今月は小説すばる連載の「義珍の拳」の最終回の締め切りがあります。実業之日本社のJノベルに久しぶりに安積警部補シリーズの短編を書きます。その締め切りが12月の上旬。長編では、新潮社の書き下ろしの締め切りが徐々に迫ってきています。年末年始も北海道で執筆だな……。

                              2004.11.15


緑、脱稿!

●「ST・緑の調査ファイル」をようやく脱稿。最後は、3日で120枚書くという強行軍。発売は1月の予定です。
●今月は、小説すばるに連載している「義珍の拳」の最終回。足かけ3年に及ぶ連載もついに終了です。単行本化される予定ですので、こちらもよろしく。
●空手道今野塾の危機です。今まで借りていた中学校の体育館がなかなか取れなくなり、練習場所を確保しようとダンススタジオやらレンラルスペースを当たっているのですが、こちらも競争率が高く、思うように練習場所が確保できません。どなたか、いい場所をご存じの方、お知らせいただければとてもありがたいです。

                                  2004.11.10


あっという間に11月

●9月と10月はあっという間に過ぎ去りました。
●10月24日に奄美大島で開催したペンクラブWiP委員会のイベントも大成功。
●雑用が多すぎて、原稿が進まない。現在「ST 緑の調査ファイル」を執筆中。なのに、月刊だった「電撃ホビーマガジン」が一ヵ月だけ週刊で刊行するなどということになり、連載中のアドバンス・オブ・ゼータも週刊に……。どへー。

                                 2004.10.27


緊急告知!「リオ」の放映日

●掲示板でもお知らせしましたが、私の原作のドラマ「リオ」の放映日が決まりました。予定が二転三転していたのですが、結局当初予定の9月15日(水)21時から、テレビ東京系で放映です。2時間のミステリー枠です。
●ぜひご覧下さい。


地獄の8月を乗り切り……

●8月は、目が回るほど忙しかったです。まあ、半分自業自得なのですが……。キャラホビに出展するために、模型を彫り、それをシリコンで型どりして、レジンキットに仕上げ、パッケージしてインストを作り……。

●そんなことをしている間にも長編(実業之日本社刊・タイトル未定)の締め切りは迫るし、週刊現代の書評の原稿はあるし、三月に一度の小説すばるの締め切りが重なるし、二月に一度の電撃ホビーの「アドバンス・オブ・ゼータ」の原稿は重なるしで、本気で逃走しようかと思いました。「探さないでください」という置き手紙を残して……。

●その多忙のなか、北海道へ行ってきました。里帰りですが、ずっとパソコンに向かって仕事をしていました。高校時代の友達とバーベキューをやったのが唯一の息抜きでした。

●でもなんとか乗り切りました。実日の長編は、ちょっと9月にこぼれてしまったけど、今日中には脱稿する予定です。この地獄のような8月を乗り切れたのは、「しゃかり」のおかげです。「言葉のかわりに」「かふう」「いしじ」の三枚のCDを、ずっと聴いていました。「しゃかり」のボーカル・千秋さんの歌声にどんなに癒されたことか……。「しゃかり」の一人キャンペーンはまだ続いています。ああ、沖縄に行きたい。9月は、空手の合宿があり、セントメリー・インターナショナル・スクールで空手の指導も再開されたし、やっぱり忙しい。

                              2004.9.6


今年もガレージキット、売ります

●去年はC3というイベントに自作のガレージキットを出展しました。今年も、「キャラホビ」というイベントで、ガレージキットを売ります。8月22日(日)、幕張メッセにて。今、型抜きでたいへん。

●最近のお気に入りは、沖縄の「しゃかり」というグループ。ボーカルの千秋さんの声を聴くだけで、癒されます。おすすめです。私は、しばらく「しゃかり」キャンペーンを一人でやりつづけます。関係のあるホームページにおじゃまして宣伝しまくるというわけです。まずは、自分のホームページで布教。「しゃかり」という名を覚えてください。

                               2004.8.9


「半夏生」発売中

●「半夏生」が絶賛(かどうかわかりませんが)発売中です。角川春樹事務所刊。ちなみに読み方は、「ハンゲショウ」です。

                           2004.7.27


モスクワ

●さて、安積警部補シリーズ最新作「半夏生」(角川春樹事務所)も書き上がり、6月7日から、6月20日まで、ロシアに行ってまいります。恒例の空手の指導です。今年はモスクワの幾つかの支部とサンクトペテルブルクの支部のメンバーが、ハーロスクという町に集まり、合宿をやる予定です。いやはや、どうなることやら……。

●小説すばるに三ヵ月に一度連載している「義珍の拳」。本土に空手を伝えた富名腰義珍の物語も連載8回目を今月書き上げ、あと2回を残すのみとなりました。足かけ2年の仕事でした。来年には単行本になる予定です。お楽しみに。

                     2004.6.1


グアム

●昨年は、何かと多忙で行けなかったグアム。今年は行ってまいりました。押井守監督と今野塾の師範代もいっしょでした。新しい銃を撃ってみようと、S&Wのオートマチック、SW99と、H&KのP7M13を試しました。SW99は、ちょっと……。軽すぎて狙いが定まらない。H&K P7M13は、バランスがよく、いい銃でした。ただ、グリップセーフティーを握りっぱなしにした状態でないと撃てないので、それが苦手という人もいるかも。

●うちの嫁も同行。ドラグノフでばしばし当てていたのでびっくり。あなどれない……。

●夜は、部屋で宴会。盛り上がりました。

●現在、安積警部補シリーズの書き下ろしを執筆中。ゴールデンウイーク明けには脱稿の予定。タイトルは「半夏生」(仮)。発売は、角川春樹事務所です。

                                           2004.4.29


何だかんだと……

●雑用が多く、原稿が進まないと書いたのは、一ヵ月ほど前のこと。状況はあまり変わっていません。

●それでも、原稿は書かねばならない。しかも、おもしろい小説を生みだそうと四苦八苦。

●でも、おもしろい小説って何だろうと、四半世紀も作家をやってきて、あらためて悩むことしきりです。

                                            2004.3.29


重版御礼

●「ST-青の調査ファイル」と「ST-赤の調査ファイル」の重版が決まりました。また、文庫版の「ST-警視庁科学特捜班」は10刷を記録、「黒いモスクワ」も重版がかかりました。これも、ご購読、また布教いただいた皆様のおかげです。お礼を申し上げます。

●ハードカバーでは、「逆風の街」(徳間書店)と「パラレル」(中央公論新社)が好評(?)発売中です。ぜひ、お読みいただきたいと思います。

●文庫の「アキハバラ」、「波濤の牙」もよろしく。

●このところ、雑用が忙しくて原稿がなかなか進みません。現在、安積警部補シリーズの書き下ろしを執筆中。念入りに仕上げるつもりです。

●最近の衝撃。押井守監督の「イノセンス」、これはすごい。「ブレードランナー」を見て以来の衝撃でした。もう、見てはいけないものを見てしまったというほどすごい。今後、このクオリティーを超えるアニメは生まれ得ないのではないでしょうか。おすすめです。映画館に行く前に、前作の「攻殻機動隊」を復習しておくことをおすすめします。

                                          2004.3.9


パラレル脱稿

●いやあ、間に合わないかと思いました。でも、なんとか2月の発売に間に合うように、「パラレル」(中央公論新社)を書き上げることができました。

●「パラレル」は、いちおう警察小説の恰好をとっていますが、実は伝奇色が濃い小説です。純粋なミステリーではありません。ミステリー原理主義者の人は読まないほうがいいと思います。お読みになった後で、「こんなのミステリーじゃない!」と怒りに駆られるかもしれませんので……。

●2月には、「アキハバラ」の文庫も出ます(中公文庫)。こちらもよろしくお願いします。

●そうそう、「波濤の牙」の文庫(ハルキ文庫)も出ます。海の警察、海上保安庁もので、私自身、なかなか好きな作品です。未読の方、ぜひお読みください。

                                                2004.2.3


あけましておめでとうございます

●12月に発売された「逆風の街」(徳間書店 ¥1800)の書評が、週刊現代に載っています。ご一読いただければ、さいわいです。

●「ST-黄の調査ファイル」の見本が上がってきました。書店に並ぶのは、10日前後になるでしょう。

●中公の「パラレル」、ようやく350枚まで来ました。あと150枚ほどの予定。

●みなさまにとって、今年が充実した年でありますように、心からお祈り申し上げます。

                                          2004.1.6


出版ラッシュの始まり

まず、第一弾は、前回もお知らせしたハルキ文庫の「残照」。そして、今「アドバンス・オブ・ゼータ〜ティターンズの旗のもとに」がメディア・ワークスから発売中です。みずきたつさんのコミックです。表紙には、私の名前のクレジットが一切ありませんが、いちおう私が書いたストーリーをもとにしています。

●さらに、徳間書店の「逆風の街」(書き下ろし)が12月中旬に発売になります。

●1月には「ST・黄の調査ファイル」(書き下ろし・講談社ノベルス)が刊行され、さらに「ST・黒いモスクワ」が文庫になります。

●2月に「アキハバラ」が、中公から文庫化されます。そして、同じく中公から「パラレル」(書き下ろし)が出版される予定です。

●何とぞ、ご購読のほどをよろしくお願いします。

                                            2003.11.27


宣伝です

●角川春樹書店・ハルキ文庫「残照」が発売中です。安積警部補シリーズの書き下ろし作品で、速水直樹が大活躍。未読の方も既読の方もどうぞよろしく。

                                                             2003.11.14


WiP委員会のイベントも終わり……

やれやれ、ようやく日本ペンクラブのイベントも終わり、原稿のペースが上がってきました。「ST・黄の調査ファイル」も脱稿。発売は、来年1月の予定です。

●12月には、徳間書店から、諸橋警部シリーズ「逆風」(仮題)が発売される予定です。

●11月2日には、中國武術・義龍會の試合「拳王杯」で、演武を披露。勝野師範代と角田初段が共演しました。バッサイの型と、棒術の型「周氏の棍」、それから、型の分解・応用、組棒術を演武しました。

                                                   2003.11.3


C3も終わり……

●C3のイベントも終わり、やれやれと思っていたら、妻が入院。2週間で退院できたものの、てんやわんやでした。

●ようやく原稿書きに専念できると思いきや、日本ペンクラブのイベントの準備でけっこう時間を取られました。

●今年から、日本ペンクラブ・WiP委員会というものの委員長を仰せつかりました。WiP委員会は、ライター・イン・プリズン委員会の略。つまり、世界各国で政治的な言論弾圧により、監獄の中にいる作家を支援する委員会。国際的な組織です。

●毎年10月に「WiPの日」というイベントをやるのですが、今年は、10月7日に、アメリカへ亡命している中国の作家・鄭義(ていぎ・チョン・イー)氏を招き、大江健三郎氏との対談を予定しています。場所は、日本プレスセンターホール、入場は1000円です。詳しいことは、日本ペンクラブまでお問い合わせください。(03-5614-5391)

●「WiPの日」が終われば、きっと原稿執筆に専念できることでしょう。現在、中央公論社の書き下ろし「パラレル」(仮題)と、「ST」を同時並行で書いています。

●そんなこんなで、ホームページの更新もままならず、申し訳ありません。

                                            2003.9.28


「朱夏」テレビドラマ化

●掲示板ではすでに話題にのぼっていましたが、「朱夏」(幻冬舎刊)が、テレビドラマになりました。放映日は、8月20日(水)、午後8時54分から。テレビ東京系、「女と愛のミステリー」という2時間ドラマ枠です。主役の樋口警部役は内藤剛志さん、相棒の氏家には、佐野史郎さん。風吹じゅんさんが、樋口の奥さん役です。ビデオを見ましたが、なかなか力が入っていると思います。

●徳間書店の書き下ろしをようやく脱稿。次は中公の書き下ろし。

●C3のシリコン型作りと、レジンでの型抜きをやらなければなりません。小説の締め切りよりきついです。

                                                      2003.7.31


「噂の真相」に……

●「噂の真相」という雑誌に、今野敏は、空手の道場をやって稼いでいると書かれてあったそうです。私は、読んでいないので、どういう文脈でそういうことが書かれていたのかわかりませんが、大笑いですね。空手の道場は、儲かりません。はっきり言って、大阪・福山の旅費も持ち出しです。ロシア行きも自費ですし、ただの道楽なのに……。空手の道場が儲かると本当に思っている人がいるというのが驚き。

●現在、「宇宙海兵隊ギガース3」が発売中。イラク戦争のときに執筆していたので、ちょっと事実に引っぱられた感があります。SFが苦手という人も、付き合いで買ってやっていただけるとありがたいです。

●徳間の書き下ろしは進まず。うーん。難産だな……。

                                      2003.6.29


モデラーまたは、空手家の日々

●5月は、原稿があまり書けませんでした。C3というイベントに、三体のガレージキットを出品するため、ルーター片手に朝方まで作業する日々。5月30日までに写真を主催者宛に送らなければならないのです。いやはや……。ギガースは完成するのか……。

●空手もなかなか忙しい。セントメリー・インターナショナルスクールの指導を入れると、週に二回。棒術のある週は、3回、それに支部の指導が重なったりすれば、週に4回も空手をやっていることになります。

●その上、日本ペンクラブの理事になってしまった。原稿はいつ上がる? 

●ハルキ文庫の「レッド」、発売中です。

●6月には、「ギガース」の第三巻が出ます。当初、三巻で完結と思っていましたが、まだまだ長引きそうです。5巻くらいまで行くのでは……。

●7月には、「ST・赤の調査ファイル」が出ます。あ、STの文庫が8刷りまで来ました。みなさんのおかげです。ありがとうございます。でも、なぜか、文庫「毒物殺人」が売れない。タイトルが悪いのか……。


●安積警部補シリーズの「陽炎」がノベルスになりました。角川春樹事務所のハルキ・ノベルスです。味読の方は、よろしくお願いします。6月上旬、発売予定です。

                                     2003.5.28


春ですな

●何だか、一日中眠たい。

●「ST・赤の調査ファイル」を脱稿。徳間の作品より先に上がってしまった。

●C3というモデラーのイベントがあり、私も出品することになりました。過去に彫った「先行試作・陸戦型ガンダム」と「Vガンダム」を発売予定。さらに、ギガースを彫っています。自分の原作のメカの版権を申請して売るというのも妙な気分です。ギガースのフルスクラッチ、果たして間に合うだろうか……。モデラーのみなさま、買ってやってください。イベント好きのみなさま、冷やかしに来てください。

●4月に発売される、「レッド」(ハルキ文庫)、よろしくお願いします。

                                           2003.3.26


今年も早、三月……

●つい、このあいだ年が明けたと思ったら、もう3月です。

●年が明けて、すでに「ST・青の調査ファイル」と「宇宙海兵隊ギガース3」を脱稿しました。今、徳間の書き下ろし長編を執筆中。同時並行で「ST・赤の調査ファイル」を執筆中。徳間の書き下ろしは、新しい刑事シリーズです。問題小説で二作ほど短編を書いた、諸橋係長が主人公。この人マル暴です。

●今年は、書き下ろしに力を入れます。読者の方が読むのが追いつかないほど、書きまくる覚悟です。(ホントか?)

●4月には、「レッド」(文藝春秋)が、角川春樹事務所から文庫で発売されます。未読の方は、よろしく。

●冒険作家クラブという作家の団体があります。私は、そこの代表幹事を務めています。今後、読者サービスも充実させたいと考えています。読者の方々のご意見、ご希望など、メールでお聞かせいただければありがいたです。

                                         2003.2.26



年明け、そして多忙な日々

●いつのまにか年が明けていました。そんな、感じです。

●空手のスケジュールがけっこうきついです。渋谷とセントメリー・インターナショナル・スクールでの指導、そして、大阪・福山の支部への出張指導。黒帯の指導員が育ってくれるのを心待ちにする次第です。

●2月には、「ST・青の調査ファイル」(講談社ノベルス)、「憑き物祓い」(学研M文庫)、「山嵐」(集英社)が出版されます。「山嵐」では、今話題の吉田秀彦さんが解説を書いてくれました。必見です。

                                          2003.1.29



ST脱稿

●ようやくSTを脱稿。今回は青山君が大活躍です。発売は2月の予定。

●クリスマスは、いつものとおり教会へ行きました。女房がクリスチャンなので、付き合わされるのです。毎年恒例となりました。本来あるべきクリスマスの過ごし方だと、一人納得しております。

●今年も終わります。新しい年が来るからといって、何が変わるわけではないのですが、なんとなく、気分が改まるから不思議ですな。2003年がみなさまにとってよい年でありますように、本当に心からお祈りしております。

                                     2002.12.26

久々のグアム

11月26日から29日まで、グアムで久々のシューティングを楽しんできました。春には、昨年9月11日の米国同時多発テロのために、自粛しておりましたが、そろそろでかけてもいいだろうと、アニメ監督の押井守さんや、作家の大石英司さん、小沢章友さんらとシューティング旅行を決行。いや、久しぶりに撃った撃った。9ミリは、ベレッタ・クーガを中心に、グロックなども撃ちました。リボルバーのトリガープルを練習するために、トーラスを撃ち、ライフルはシグやM16、ステアーなどを撃ってきました。

●ところで、原稿はどうなっているのかといわれますと、ちょっと肩身が狭い。STは、ほぼ半分まで来ました。

●自宅から歩いて2分という近場に、空手の道場がオープンしました。岐神カラテという看板が出ていました。自前の道場がもてるというのは何ともうらやましい限りです。
                                                2002.11.30

いい季節

●今日もいい天気。徐々に仕事のペースもつかめてきました。

●それにしても、うちの近所は建て替えラッシュ。いつもどこかで建築工事をやっています。昼間、自宅で仕事をしている身にとっては、けっこう騒音が気になります。

●昨日は、ヨガ行者の成瀬雅春さんの教室主宰のトークライブに出演。成瀬さんとの対談でした。プロレスラーの石川雄規さんも見に来てくれました。石川さんとはかつて文庫の解説ページで対談をさせていただきました。

●今月は、小説すばるの「義珍の拳」の執筆月でした。今度の号に掲載されます。また、書き下ろしではSTを執筆中。なんとか11月中に書き上げたい。

●11月の出版はなし。12月には「神々の遺品」が文庫になって発売されます。(双葉文庫)。計算機片手に書いた小説です。ご購読のほどをよろしく。

                                          2002.10.30  


風邪かよ

9月21、22、23日、空手の合宿を無事に終えて帰宅。その翌日、風邪をひいてしまった。咳と発熱に耐え、冒険作家クラブの会合へ。本当は、大石英司や横溝美晶などと、銀座あたりに飲みに行きたかったのだが、その夜は、棒術の指導がありいったん帰宅。夜は、ますます熱が上がるのを押して棒術の指導に出かけたのでした。

●その翌日は、セントメリー・インターナショナルスクールで、子供たちに空手の指導。おい、いったい、いつ仕事してるんだ、というツッコミの声が聞こえてきそう。

●27日金曜日は、渋谷で空手の稽古。ちょうど誕生日だったので、門弟たちが祝ってくれました。

●さあ、季節もよくなってきたし、仕事するぞ。

●現在、「海に消えた神々」(双葉社)と「ST−毒物殺人」(講談社文庫)が発売中。よろしくご購読のほどを……。



                                             2002.9.28




生まれて初めての入院など……

7月には、生まれてはじめての入院などというものを経験。何事も経験ですね。空手の大阪支部、福山支部を回って帰ってきて、すぐに発病。とにかく40度の熱が下がらないので、病院へ。そしたら、すぐに入院しろと言われてしまった。

●月末には北海道へ帰る予定だったので、医者に相談し、とにかく熱が下がったら退院、ということにしてもらいました。退院した翌々日に車で仙台まで行き、フェリーで北海道へ。なかなか、強行軍でした。

●夏の暑さもあって、体調がなかなか戻らず、仕事は大幅に遅れています。拙著をお待ちくださっている読者のみなさま、原稿をはよくれとお怒りの編集者のみなさま、まことに申し訳ない。9月の声を聞き、ようやく体調が戻ってまいりました。


●9月には、小説推理に連載していた「海に消えた神々」が単行本になります。(双葉社刊)、それと、STの第二弾「毒物殺人」が文庫になります。よろしくお願いします。

                                2002.8.29


なんとか無事に帰ってまいりました

●6月1日から10日までロシア、そこからロンドンに移動して15日に、無事帰国しました。6月9日、サッカー・ワールドカップの日ロ戦の後、モスクワ市内で暴動が起きて、肝を冷やしました。まあ、郊外にいたので直接の被害はなかったのですが、ロシア人すべてに狙われているような気がしました。

●その後、時差ぼけと疲労で仕事が手に付きません。現在、安積警部補シリーズの最新刊「最前線」とノベルス版の「残照」、さらにはネット連載していた「殺人ライセンス」(「不定期な動機」を改題)、「虎の道 龍の門」の第三巻が書店に並んでいます。さて、次はSTかな……?

                                   2002.6.26

5月は、出版ラッシュ

●5月17日に、「殺人ライセンス」(メディアファクトリー刊、本体価格1600円)が、出ます。ネット上で「不定期な動機」というタイトルで連載していたものに、若干加筆、修正しました。

●5月25日には、安積警部補シリーズの最新短編集「最前線」(角川春樹事務所刊)が、そして、5月27日には、「残照」がハルキ・ノベルスで刊行されます。安積警部補ファンのみなさま、よろしくお願いします。

●5月15日には、「封印の血脈」の第三巻が、学研M文庫から出ます。かつての「新人類戦線シリーズ」の第三弾です。こちらも、よろしくお願いします。

●何だか知らないけれど、5月に刊行が集中してしまいました。なんとか調整したつもりなんですけど、6月にはギガースと「虎・龍」も出ますし、これ以上動かせませんでした。「月に四冊も出しやがって、付き合いきれねえよ」などとおっしゃらず、なにとぞよろしくお願いします。

                            2001.4.26

                              

ギガース、延期

●『宇宙海兵隊・ギガース』第二巻の発売が、6月に伸びました。5月には講談社ノベルスの刊行点数が多く、しかもミステリ中心なので、ずらしたほうが賢明だろうという判断。その代わり、イラストの深野さんも気合い入りまくりです。お楽しみに。

●『武打星』が発売中です。香港映画マニアの、今野塾塾生M氏からの指摘。「ミスター・ブー」はショウ・ブラザーズではなく、ゴールデン・ハーヴェストの映画でした。事実関係の謝りです。お詫びして訂正します。重版したら、新しい版出直すことにします。

●『虎の道 龍の門 参』に掲載予定の、桜庭和志さんとの対談の予定が決まりました。4月1日です。今から、ちょっと緊張しています。何を訊けばいいんだろう。「ぜひ、これを訊いてほしい」というご希望がありましたら、掲示板かメールでお知らせください。

●『封印の血脈』シリーズ(学研M文庫)第二弾・『スワスチカ・コネクション』が発売中です。現在、第3弾のゲラに手を入れています。掲示板でもお知らせしましたが、このシリーズは、かつて『新人類戦線シリーズ』というタイトルで発表されたものです。出版社が倒産して、すでに絶版になっていますので、ぜひ、この機会にお読みいただきたいと思います。

●空手はますます忙しくなっています。でも、不思議なもので、かつての流派の支部長の頃より疲労感がありません。やはり、やる気が違うのですね。けっこう、入れ込んでいます。責任も重大ですが、その分、得るものも大きい気がします。独立してよかったと思っています。

                            2002.3.26


虎龍発売中

●『虎の道 龍の門 弐』が発売になりました。武道・格闘技好きの人限定(笑)の作品です。けっこう、登場人物の麻生英治郎に、私の本音を語らせてます。

●空手の指導が忙しく、目が回りそうです。でも、充実していて、とても楽しい。小説を書くよりも楽しくなったら、どうしよう。いやいや、これは冗談。どちらも大切です。

●『虎の道 龍の門 弐』に続き、3月には、毎日新聞社から『武打星』が発売されます。現在、『ギガース』の第二巻を執筆中。あと、60枚ほどで書き上がります。5月に発売予定。

●同じく5月には、ネット連載していた『不定期な動機』を『殺人ライセンス』というタイトルに改題して発売する予定です。

●なんだか、目まぐるしく日々が過ぎていく。こうしてあっという間に年を取っていきそう。空手の道場を建てるのが、目下の夢です。死ぬまでには、実現させたい。

                          2002.2.26


みなさん、よいお年を

●毎年、この時期になると、必ず聞かれる言葉ですが、今年の場合、切実ですね。前代未聞の同時多発テロに揺れた2001年、日本は不況にあえいでいます。出版界も不況のようで、この長いトンネルの出口はまだまだ見えないようです。

●来年も、この状況が変わるとは思えませんが、せめて、気分だけでも明るく、元気にいきたいものです。元気ならば、なんとかなる。そう信じるしかありません。落ち込んだら負けです。

●毎日新聞社、アジア・ノワールのシリーズも脱稿。タイトルは、「武打星」。アクション・スターのことです。「虎の道 龍の門」の第二巻も、もうじき書き上がります。

●さて、STの構想も練らなければならないし、ネット連載の原稿を書かねばならない。さらに、一月から小説推理で始まる、月100枚という無茶な連載の原稿も書かねばならない。「ギガース」の第二巻も書かねばならない。正月もへったくれもねえな。酒、飲んでやる。

                             2001.12.26


もうじき、脱稿

●毎日新聞、アジアン・ノワール・シリーズの書き下ろしを執筆中。香港映画界に憧れて、香港に渡った若者を描きます。もうじき脱稿。お楽しみに。

●最近、小説の面白さというのは何かと、よく考えます。若い頃は、ハリウッド映画のように、このへんで事件が起きて、このへんで捻りがあって、このへんではクライマックスに持っていかないといけないな、とプロットを立てていました。しかし、それはあくまでも映画的な面白さであり、小説としての面白さは別の面もあるような気がします。また、情報小説というのも、もういいや、という感じです。綿密な取材をして、データなどを豊富に盛り込むのは、ノンフィクションに任せようという気になってきました。最近、そういう小説を読んでもちっともおもしろいと感じない。自分が面白くないものを書けるはずがありません。

●理想としては、クライマックスも謎解きもないのに、なぜかおもしろいという小説。自然体でだらだら書いていたら、とてつもなくおもしろいものができ上がった。そんな作家って、すごいですよね。

●でも、根がエンターテインメント志向だから、どんなにアンチ・クライマックスの小説を書きたくても、どこかで物語を作っちゃうでしょうけどね。そのへんが、まあ、特徴でもあり、限界でもあるということでしょうか。

●文藝春秋「曙光の街」が発売になっています。四六判ソフトカバーですので、ハードカバーよりも多少お安くなっています。

●中公、C★ノベルス「アキハバラ」も発売中。未読の方は、ぜひお読みください。映像的な効果を狙って書いた作品です。

                            2001.11.23


11月、12月も新刊ぞくぞく

●11月には、文藝春秋から「曙光の街」という作品が出ます。久々の四六判です。ちょっとハードボイルドタッチですが、実は男たちのメルヘン(?)を描いています。また、「アキハバラ」が中公ノベルスで発売されます。

●12月には、徳間文庫書き下ろし「人狼」が出ます。杖をついた整体師の第二弾です。

●また、同じく12月には、角川春樹事務所から、「神南署安積班」が文庫で発売になります。未読の方はぜひお買い求めください。

                            2001.10.29


10月は、文庫、ノベルスが続々

●「宇宙海兵隊 ギガース」は、SF不遇の時代にあって、なかなか売れ行きもいいようです。みなさまのおかげです。ありがとうございます。

●さて、講談社ノベルスから「ギガース」が出たことで、STは書かないのか!との声がちらほら……。STファンのみなさま、ご心配なく。現在新作の構想を練っております。来年の前半には出版できると思います。(あくまでも予定)

●「惣角流浪」が、集英社文庫から発売中。大東流合気柔術の祖、武田惣角の修行時代を描いた作品です。武道・格闘技ファンで、まだ未読の方、ぜひお読みください。ちなみに、解説は夢枕獏さん。これだけでも値打ちものです。

●10月25日には、「虎の道 龍の門」(中公・C★ノベルス)が出ます。もう、ただひたすら、武道・格闘技の話です。全三部作の予定。

                            2001.10.19


宇宙海兵隊・改、タイトルは「宇宙海兵隊 ギガース」

●講談社ノベルスから出る宇宙海兵隊・改のタイトルが決まりました。ギガースというのは主人公メカの名前です。Gにこだわりました。(笑) 初版限定で、カラーの扉絵がつきます。イラストは、深野洋一さん。その筋ではけっこう有名な人です。(その筋って、何だ?)

●いよいよ夏休みも終わり、セントメリー・インターナショナルスクールの空手の練習が始まります。ああ、また試練の日々が……。英語、習いに行こうかな、と思うんだけど、暇もないしなあ……。

●ただいま、徳間の文庫書き下ろしを執筆中。杖をついた整体師の第二弾です。ネット連載の「不定期な動機」は、もうお読みいただけたでしょうか? オンライン作品のページから飛べます。同時進行で、毎日新聞社・アジアン・ノワール・シリーズに取り組んでいます。9月中にはなんとか目処をつけねば……。

●10月には、中央公論新社から「虎の道 竜の門」(C★ノベルス)が出ます。ガチンコの格闘技・武道モノです。よけいな要素は一切ありません。ひたすら、格闘技と武道の話です。そのテの話がお好きな方にだけ、オススメ。

●11月には、文藝春秋社から「曙光の街」という作品が出ます。ハードカバーです。男たちの再生を描いたドラマ。書き下ろしです。

                           2001.8.31


おお、久しぶりの更新

●なんと、5月から更新していなかったのですね。更新が滞っているときは、仕事が忙しいのだと思ってください。

●手元には、ゲラが溜まり、締め切りも目黒に住んでいるくせに、メジロ押しで、たまらん。いったい、いつ何の本が発売されたのか、本人も把握できていない始末。なんだか、STの文庫やら、『陰陽祓い』という文庫書き下ろしやらが出ているようなのだが、もうわけわかんない。どうやら、『熱波』のノベルス版も出たらしい(角川春樹書店・ハルキノベルス)。

●『熱波』は、ハードカバーのときは、帯に「沖縄独立」などと書かれてしまい、あまり評判がよくなかった。私は、沖縄の独立をテーマに書いたつもりではなかったのです。あれは、あくまで日本の官僚の小説です。沖縄というフィルターを通すと、日本のことが見えてくる。そういう小説でした。読まず嫌いだった人、ぜひご一読を……。

●ついに、「スペースマリーン・改」の第一話を脱稿しました。久々の宇宙もの。やっぱ、SFはいいなあ……。

                       2001.8.1


ネット連載開始

●ネット上で、小説の連載が始まりました。ホームページにある「オンライン作品」からも飛べますし、「オンライン注文」のページのイーショッピング・ブックスのバナーからも行けます。ダウンロードしちまえば、単行本を買う必要はないとお考えのあなた。単行本にするときには、かなり加筆・修正をするつもりです。アップ・トゥ・デイトなオンライン版と、後に単行本となるライターズ・エディション版、双方をお楽しみください。

                      2001.5.23


「触発」が文庫に
●「触発」が文庫になりました。版元は中公文庫。解説は、あの世界の押井守監督です。この解説だけでも、貴重だと思います。ぜひ、お買い求めを。お近くの書店にない場合は、本の注文のページを、ご利ください。

●セントメリー・インターナショナルスクールで空手を教えはじめて、超多忙な生活が続いています。おかげで、酒量も減り、体調はいいのですが……。

●4月に発売する予定だった、中央公論新社・C★ノベルスの「虎の道、竜の門」という格闘技モノは、10月発売に変更になりました。間を置かず、続編を次々に出そうということになったためです。格闘技小説をお待ちのみなさま、今しばらくお待ちください。

●小説すばるでは、富名腰義珍を主人公にした作品を連載予定。武田惣角、西郷四郎に続く、第三弾です。目下、資料を収集中。どなたか、富名腰義珍に関する資料をお持ちの方、メールなどでご一報いただけると幸いです。

●宇宙海兵隊のリメイク版も、着々と準備が進んでいます。あとは、書くだけ(笑)。なお、今風のかっこいいタイトルがなかなか浮かびません。何か、いいアイディア、ありませんかね。

●また、香港映画でスターになろうと、単身乗り込んでいった日本人格闘家の作品を企画しています。過去に実際何人かそういう方がおられました。インタビューや資料集めをしたいのですが、なかなかつてがありません。どなたか、つてをご存じの方は、お知らせいただければうれしいです。

●4月20日、冒険作家クラブのパーティーが行われました。福井晴敏、五條瑛など若手を中心に作家はけっこう集まってくれました。そして、あの押井守さんも多忙な中、パーティーに来てくれました。驚きです。それなのに、出版社の集まりがいまひとつ。結局、文春は一人も来なかったしなあ。押井さんに会えるチャンスを逸した、編集者の方、残念でしたね。ホント、「オシイ!」って? ああ、オヤジギャグだなあ。(かなり自虐的)

                      2001.4.26




マティーニに懺悔を


●いきなり、宣伝で恐縮です。角川春樹事務所から、ハルキ文庫で「マティーニに懺悔を」が発売中です。これは、かつて、「男たちのワイングラス」というタイトルで、実業之日本社から出たものを改題し、文庫化したものです。安積シリーズの原型がここにある、という人もいます。ぜひ、お読みいただきたいと思います。

●現在、久しぶりに武道・格闘技ものを書いています。版元は、孤拳伝の中央公論新社。シリーズもので、第一巻は、4月に刊行予定です。武道・格闘技ファンの方にぜひお読みいただきたいと思います。

●仲間とのんびり、草空手を楽しみたいと思って始めた今野塾ですが、ロシア、大阪と支部ができ、さらに、二子多摩川にある、某インターナショナルスクールに、今野塾のクラブができそうで、こちらも多忙になってきました。いずれにしろ、中途半端にならぬよう、できるだけのことはしようと、腹をくくっています。

                               2001.2.13

21世紀

●いよいよ、21世紀の幕開け。私の少年時代には夢の世紀でした。SFでしか考えられなかったものが、次々と実現している一方、宇宙開発などは、まだまだといった感があります。コミュニケーションツールは、すでにSFの域を超えていますね。

●先日は、推理作家協会の新年会。いつものとおり、馳星周とともにビンゴ係を仰せつかりました。そのあと、銀座の文壇バーへ。花村萬月氏とゆっくり話をできたのが収穫でした。

                               2001.1.26


年の瀬っ

●いやはや、年の瀬は何かと気ぜわしいですね。おかげで、文春の書き下ろしも進みません。本当は今月中に書き上げるはずだったのに、かなり遅れています。北海道に仕事を持っていくはめに……。まあ、これはいつものことですが。

●12月17日に今野塾大阪支部の発会式ならびに、初稽古を執り行いました。大阪支部の皆さん、ごくろうさまでした。そして、温かい歓迎をありがとうございました。遅くなりましたが、お礼申し上げます。

●来年は、SFを書きます。もともと、今野 敏は、SF少年でした。デビュー作も、ちょっとSFの味が入っています。初めてのシリーズものは、超能力者シリーズというSF的なものでした。21世紀は、今まで以上に冒険をし、読者のみなさまをあっと驚かせ、楽しませることをお約束します。もちろん、格闘技もの、刑事ものを継続してやっていきます。21世紀は今野 敏の時代、と本人はいたく張り切っております。

●それでは、みなさん、よいお年を。

                            2000.12.26


今野塾・大阪支部、発足

●モスクワ支部に続いて、大阪支部が発足します。発起人さんの苦労のたまものです。東京の塾生の中には、すでに大阪の飲み屋や、なにわギャルに思いを馳せている者もいます。

●先日、夜中に胸が苦しくて目が覚めました。いや、別に恋煩いではありません。翌日、病院へ行くと、医者がびっくりするほどの高血圧。上が180に下が120。あわてて、即効性のある薬で下げてもらいました。さっそく、血圧計を買ってきて、日々チェックしています。もともと、少々高血圧気味だったのだけれど、これにはびっくり。生活態度を少しあらためなければ……。

●まだまだ死ぬわけにはいかない。原因は、ストレスらしいのですが……。

                            2000.11.30


『山嵐』発売

●集英社から『山嵐』が発売になります。発売日は、11月24日。明治の天才柔道家、西郷四郎の半生を描いた作品です。西郷四郎といえば、ご存じ「姿三四郎」のモデルとなった人物です。「今野敏なんて、警察小説なんぞ書いてねえで、格闘技もの書いてりゃいいんだよ」という方、お読みください。

●これで、現在大手書店の店頭には、幻冬舎の「ビート」と徳間文庫の「襲撃」と「山嵐」がいっぺんに並ぶことになりました。店によっては、まだ「わが名はオズヌ」も並んでいるかもしれません。来月は、これに「ST・黒いモスクワ」が加わります。でも、中小の規模の書店には、いずれの本も並んでいないかも。そのときは、注文のページに飛んでください。新たに「アマゾン・コム」をリンクしました。

●現在は、文藝春秋の書き下ろし作品に取り組んでいます。これもハードボイルドタッチなのですが、どこまでハードボイルドになり得るか……。

●今野塾・大阪支部を作ろうという動きがあります。興味がおありの方は、発起人さんまでメールをお送りください。

                         2000.11.16



『宇宙海兵隊』復活か?

●……と言っても、ごく一部の方にしかわからないかもしれない。かつて、徳間文庫で出した「宇宙海兵隊」というスペースオペラは、未完でした。あれを、時代性に合わせてリファインしたいと、かねてから考えていました。どこの出版社も乗ってくれないのなら、このホームページで連載してやろうかとも考えていました。

●ところが、某出版社の某編集氏が、この話にのってくれたのです。実現するかどうかは、まだわからないのですが、一歩前進。話が本決まりになったら、出版社名等を公表します。

                               2000.11.1


ST脱稿

●STの新作を、10月10日に脱稿しました。モスクワ編です。今回は、翠が活躍します。百合根もそろそろ本領発揮というところでしょうか。発売は、12月の予定です。

●10月16日は、冒険作家クラブのパーティーでした。銀座のケントスというライブハウスで開かれたのですが、なかなかの盛況。北海道から佐々木譲さんが来てくれたのには感激しました。出席する作家の顔ぶれは昔とずいぶん変わりましたが、代替わりということで、いいんじゃないでしょうか。

●その後、銀座の月のしずくという文壇バーに行くと、大沢在昌、宮部みゆき、桐野夏生らがいて、いっしょに飲むことに。大沢在昌と飲むのは久しぶり。閉店まで盛り上がりました。

                        2000.10.18


合宿終了

●今野塾の合宿が無事に終了しました。あいにく、天気にはあまり恵まれませんでしたが、そこはそれ、気力と酒の力でカバー。それにしても、みんなよく飲んだな。いや、空手の練習ももちろんしましたよ。

●「わが名はオズヌ」の売れ行きは依然好調のようで、小学館のホームページを覗いたら、すでに在庫僅少となっていました。ならば、増刷してくれてもよさそうなものなのに……。と、まあ、愚痴を言ってもはじまらないよなあ。出版不況だから仕方がないか。でも、こんなに数字がシビアだと、作家はもうやってられないよなあ。世の中、宮部みゆきや大沢在昌や京極夏彦なんかの本だけあればいいという考え方になりつつあるようだ。今野 敏の本はブックオフにはたくさんあるようだが、ブックオフで売れても、著者には一銭も入りません。事実上の再販制崩壊ですね。

●発行部数が減っているので、書けば書くほど貧乏になっていくという、この悪循環の構図。真面目に作品に取り組んで、時間をかければかけるほど貧しくなっているという現実。やばいよなあ。やっぱり、これからは兼業作家でないとやっていけないかもしれない。

●いかんいかん。今回はどうも愚痴が多い。すべて不況のせいだ。そういうことにしておこう。

●10月には、幻冬舎から「ビート」が発売されます。担当のH川君は、「まじで、今野 敏の最高傑作ですよ」と入れ込んでいます。初めて800枚以上書いたからな……。リキ入っていますよ。ただ、作者が力を入れたというのと、読者の評価はまた別問題だから……。どんなもんでしょう。ぜひ読んでみてください。

                         2000.9.28


猫は無事にもらわれていきました

●猫は無事に貰い手が見つかりました。これでようやく安眠できます。

●……と思ったら、ヨメの喘息の発作が出て、びっくり。小児喘息だったという話は聞いていたのですが、初めてぜいぜいやられて、あれは、見ているほうがうろたえるものですね。どうやら苦しくて眠れない様子。こちらも眠るわけにもいかず、難儀をしました。しかし、薬の効き目というのは恐ろしいもので、病院に行ってもらってきた薬を吸い込むと、ぴたりと収まるのですね。

●えー、角川春樹事務所から「陽炎」が発売になっています。これ、いちおう、本人の頭の中では「かげろう」と読んでいるのですが……。実は、8月27日現在、まだ実物を見ていません。25日まで北海道に里帰りしていたので、手元に見本が届かなかったのです。

●北海道では、高校時代の友人とその家族とともに、恒例のキャンプをやってきました。元岡家、八木家、木俵家の皆さん、お世話になりました。

                         2000.8.27


猫の里親はまだ見つかりません


●猫の里親はまだ見つからず、ちび猫が家の中ではね回っています。誰か、もらってくれないですかねえ……。仕事は、相変わらず忙しいのですが、忙しさに流されないようにするのが、またたいへん。今、仕事があるからといって、気を抜いたら、もう未来はないかもしれません。

●現在「神々の遺品」が、店頭に並んでいます。オンライン注文のページで、クロネコヤマトに注文できます。今月は、安積警部補シリーズの短編集が出ます。書き下ろし短編を一編収録しています。角川春樹事務所から出版されます。タイトルは、「陽炎(かげろう)」。よろしくお願いします。


                                 2000.8.1


緊急告知! 猫の里親求む

●生後2ヶ月の子猫をもらってくれる人、いませんか? こんなやつです性別は、オス。
ご希望の方は、メールをください。


出版ラッシュの始まり

●7月5日には、双葉社から「神々の遺品」が発売されます。そして、8月には、「東京湾東京湾臨海署」(仮題)が、角川春樹事務所から出版されます。これは、安積警部補シリーズの短編集で、書き下ろし新作短編を加える予定です。さらに、9月には、小学館から「わが名はオズヌ」が出版されます。そして、10月には幻冬舎から「ビート」という書き下ろし長編が出版されます。また、11月には、集英社から「山嵐--小説・西郷四郎」が出版されます。
●これ、全部ハードカバーです。少々高い本ばかりで恐縮です。
●10月には徳間書店で文庫のフェアがあるらしく、それに書き下ろしをくれと言われて、現在その長編を執筆中です。6月はロシアへ行ったり、乱歩賞の選考会の司会をやったり、推理作家協会賞の司会をやったりで、あまり仕事がはかどらなかったので、おそらく、7月は地獄を見ることになるでしょう。
●先日、タクシーが拾えずに、深夜、原宿のパレフランスの前から中目黒の自宅まで歩いてみました。1時間弱で着きました。昔の人はこれくらい日常的に歩いていたんだろうなあ……。思えば、小学校の通学路はずいぶん長かったように思います。それとも、今歩いてみるとたいしたことないのだろうか……。幼い頃に過ごした街を久しぶりに訪ねてみると、思っていたよりずっと小さくて驚くことがあります。小学校時代に過ごした街、三笠にはもうずいぶんと行っていません。
●かつて炭坑の街だった三笠は、産業がなく寂れていくばかりだと聞きます。

                           2000.6.30


旅行のツケは……


●4月は、旅行が多く、原稿がはかどりませんでした。おかげで、5月は地獄を見ています。幻冬舎の書き下ろしは、ようやく550枚を超えて、そろそろラストスパートです。

●現在、猫のことで悩んでおります。引っ越してきたときに、二匹の子猫を連れた猫が家に居着いており、餌をやっていました。その親猫がさらに3匹子供を生み、こりゃたまらんと、避妊手術に連れて行きました。しばらく6匹の猫と暮らしていたのですが、最近最初の子が4匹子供を生んで、どこかで育てているらしいのです。子供たちも避妊手術に連れて行こうとしているのですが、6匹もいると、性格がまちまちで、どうしてもなつかないやつは、捕まえることもできません。基本的に庭で飼っているので、まだ、半分は野良のままなのです。誰か、猫捕獲のプロを知りませんか?

●ああ、金が儲かったら、空手の道場付きの家を立てたいな。宝くじでも当たらないかな……。などと夢を見ております。地下に道場を作り、そこは、普段はダンスの練習などにも解放したいな、などと、夢は膨らむばかり。それから書庫を作って、自室は囲炉裏付きで……。いくら金があっても足りないかも……。

●ネパール、北海道、グアムと立て続けに続いた旅行の疲れのせいか、体調が思わしくなかったのですが、ようやく復活してきたようです。若い頃のように、すぐ体力が戻るというわけにはいかなくなってきました。最近、眼も遠くなってきたし……。せめて、精神の若さだけは保ちたい。

                                2000.5.26



グアムの空は青かった

●先日、グアムから帰って参りました。冒険作家クラブの面々との恒例の射撃ツアー。今回は、射撃屋さんの都合で、射場が変わりました。未開の山の上にテントを張り、野戦の雰囲気たっぷりの射撃となりました。9ミリ・オートでは、スターム・ルガー(P89)がとても気に入りました。その他、新しい銃では、シグマを試しましたが、シグマはいまひとつ。お馴染み、ベレッタ92F、グロック、Cz75なども、撃ってきました。グアムは、ますます観光地化しおり、ホテルロードには、プラネットハリウッドや、ハードロックカフェなどもできていました。今まで、グアムにはダウンタウンがなかったのですが、徐々にできつつある感じです。今回は、射撃だけでなく、観光も楽しめました。

●現在、幻冬舎の書き下ろしを執筆中。予定より大幅に遅れています。ああ……。小説推理に連載していた作品のゲラに、加筆して、7月に出版する予定。その加筆も5月の半ばまでに終えなければなりません。5月はゴールデンウィークも返上して仕事の毎日です。

●今回、グアムは、川又千秋や大石英司と一緒でした。大石英司は妻子同行。この子供というのが、まだ赤ん坊なのですが、めちゃくちゃかわいい。大石英司にそっくりで、なおかつかわいいというのが不思議な事実。おとなしいいい子なのです。それにしても、川又千秋というのは、話題の宝庫ですな。笑える話題が次から次へと出てくるのです。これまた不思議な人です。

●プラネットハリウッドで予告をやっていた、ディズニーの新作「ダイナソー」という恐竜映画がめちゃくちゃ面白そうだった。この夏、アメリカで公開ということなのですが、要チェックです。

                      2000.4.29



京都太秦撮影所、など……

●京極夏彦原作・脚本『怪』(wowwowで放映)の第4回目、「福神流し」にちょい役で出演しました。放映は、9月頃と言っていましたが……。豪商に接待されるスケベ侍の役で、「ファンが減るかもしれませんよ」とは監督の言。

●『残照』が発売になりました。(角川春樹事務所・1600円)すいません。ちょっと高い本です。

●3月29日から4月5日まで、ペンクラブの会議のためネパールのカトマンズに行ってきます。ノートパソコンを抱え、行き帰りの機内では、仕事をすることになりそう。おそらくホテルでも原稿書きです。ネパールは行ったことがないので、カトマンズでは一日、取材をしてこようと思っています。クマリ館など見てきたいですね。

●次回の『ST』は、科特班がモスクワを訪れる話を考えているのですが、今度はネパール編もあるかも……って、トラベルミステリーじゃないんだから……。ネパール編は、嘘です。

●小説推理『神々の遺品』がついに終わりました。楽しんで書いた作品だと言ったら、花村萬月に「作者が楽しんでどうすんだよ。読者を楽しませるんだよ。そのために作者ってのは苦しむもんだ」
と説経をされました。まさに、そのとおり。……で、現在、幻冬舎の長編に苦しみまくっています。


風邪をひきました

締め切り地獄の真っ最中、どうやら風邪をひいたようです。胃に来ました。朝からほとんど何も食べられず、夕食にちょっとお粥を食べただけ。でも、久しぶりに酒が抜けて、かえっていいかも。たまにこういう状態にならないと、不健康きわまりないからなあ。

●京極夏彦原作、脚本の映画『怪』の撮影中なのですが、ちょい役で出ないかという話が来ました。なんでも、豪商に金を借りていながら、酒池肉林の接待を受ける、変態侍の役だとか……。

●私は、京極ファンなので、声がかかったのはとてもうれしいのですが、スケジュールが合うかどうか……。それだけが、心配です。撮影は京都の太秦で行われます。丸二日つぶれちゃうもんなあ……。
                      2000.2.27



キリバン、当選者の記念品、ならびに布教大賞の記念品


●カウンター11000番をゲットされたMさんや、昨年の布教大賞を受賞された、楓さんに葵さん。記念品の発送が遅れていて申し訳ありません。私、現在、気も狂わんばかりの忙しさで、もう少ししたらお送りできると思います。長〜い眼で見てやってください。

●ようやく、文芸ポストの連載『わが名はオズヌ』の最終回を書き終えました。おそらく、6月には本になるでしょう。来月は、小説推理『神々の遺品』の最終回。あと、100枚で終わらせるのは、ちょっときつい……。だが、プロならやらねばならん。「おまえならできる。おまえならできる」と自分を励ます毎日。

●またまた、宣伝。3月に、角川春樹事務所から『残照』というハードカバー単行本が出ます。安積警部補シリーズの最新作で、速水小隊長が大活躍という一作。ウケ狙いという声も、聞こえてきますが……。

●先日、推理作家協会の常任理事会で、再販制廃止のことが話題となり、全員、暗澹たる気分になりました。再販制がなくなれば、本もただの商品。出版社はより売れる作家の本しか出さなくなり、街の本屋には、それこそほんの数名の新刊だけがところ狭しと並ぶことになりそう。もう、新人はデビューできなくなり、印税は売れた部数だけしか支払われず、現在辛うじて食っている作家の大半は食えなくなるでしょう。作家は、タレント並にエージェントに管理され、ヒット作のある作家は、もうその作品しか書かせてもらえない。新しい冒険などもってのほか。作家の使い捨て時代が到来するのです。作家は、エージェントか出版社と専属契約することになり、ほとんど言いなり状態で書き続けなければならない。それでも、作家でいられればいいほうで、現在1000人とも2000人ともいわれている小説家の8割は、作家を続けられなくなるでしょう。

●いちばん落ち込んでいたのは、食いっぱぐれそうもない北方謙三だったのが、おかしかった。宮部みゆきさんも、暗い表情でしたが、大沢在昌だけが妙に元気がよかったな。きっと大沢オフィスをエージェントにして、さらに稼ぎまくるつもりなのかもしれません。いろんな意味でたくましいやつです。

                        2000.2.20


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