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−−− 保健室 −−− |
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「先生ェ〜、ちょっとそれ痛ェよぉ」 体育の時間にドジ…もといボールを踏んでものの見事に腰を痛めた俺は保健室で治療を受けているのだ。 「あだだだだだっ」 「なぁに言ってんのよ、男の子でしょう?ほらっ」 他人事だとばかりに痛いと言っている腰をひっぱたく。 「いてぇ!!」 事実痛いのだ。 そうでなければこんな所にくる理由もないのだから。 ベッドの上にうつ伏せに寝ている俺の腰を白衣の美人が押してくれるのは見た目嬉しいのだが場合が場合なだけにそうもいってられない。 「これでいいわ。しばらく寝てなさい。もっとも動けないでしょうしね」 確かに身動きが取れない。 腰痛がこれほどとは…。 治療室とベッドルームとを仕切るカーテンが校医の手によって締められると視界は目の前の壁だけとなった。 うつ伏せのままボーッとしているとやはりつまらん。 と、思っている時にタイミングよく誰かが入ってきた。 見ることは出来ないと分かりつつも俺は顔をあげてみた。 「センセ、ちょっとさぁ、頭痛くってェ」 それはちょっと不良っぽいが中々の美人で有名な倉沢だった。 「またぁ?昨夜はどこをとばしてきたの?」 「ちょっと千葉辺りを…んなことよりちょっと寝さしてもらうよ」 いきなりこっちを見たので俺は腰が痛いのを我慢して素早く布団に隠れた。 「待ちなさいって。あなたどうしてそう夜型になっちゃったの?」 校医が突然切り出した。 「え〜?どうしてって…眠れねぇからだよ」 「ふうん、まあ的確な返答ね。でも昼間に寝るのを控えないから夜に眠れなくなるんでしょう。それだったらわたしは医師として今あなたを寝かすわけにはいかないわ。お尻出しなさい」 俺がへっ!?っと思ったとき、倉沢も同じことを思っただろう。いったい何事だ? 「眠れないようにする薬をお尻に入れてあげるから。ほらっ」 先生は完全にその気で薬棚に500cc注射器とそれらしい薬を出した。 「薬入れるって…。やだよ、浣腸なんて。冗談じゃねェ」 普通嫌がるだろう。他人にお尻を見せるなどとんでもないし、学校で浣腸などもっての他だ。 「便意を催させる物じゃないから浣腸とは言わないの。いやならベッドは貸してあげないわよ」 校医は上手い具合に交換条件を出してきた。 「ならセンセ、かけてみない?それやられてやるから」 「眠くなったらベッドに行かせろとでも?いいわよ。それじゃ、そこの台に四ン這いになって。もちろんパンツを降ろしてね」 俺はどこの台か気になって考えてみて焦った。 治療用のスペースにある台のうち人が四ン這いになれるものと言ったら1つしかない。 今この俺が寝ているベッドとカーテンをはさんで並ぶように置かれている台だけのはずだ。 つまり俺のすぐ隣で不良で有名な女生徒が尻をまくって浣腸させられるのだ。 この女生徒は倉沢という名前で、きつめの美人ということでも有名である。 目を懲らしてカーテンを見るとすぐにうっすらと彼女の影が現われた。 台の向こう側に立ったようだ。 今かがんだのはパンティを降ろすためだろうか。 再び直立すると台に両手を置いて膝を乗せ、四ン這いになる。 俺とちょうど反対の方向をむいている。 ベッドの向こうにもうひとりの女性、校医が現われた。 「お尻を出しなさいと言ったはずよ。まあいいけれど」 言いながら校医は彼女のスカートに手をかけた。 不良もやっぱり恥ずかしいのかと思いつつ、俺は我慢ができなくなりほホフク前進を敢行した。 腰に負担をかけないように、カーテンの向うの2人にばれないように、ゆっくりと移動する。 カーテンの脇から首だけを乗り出して覗き込んだ。 それはちょうどスカートが持ち上げられる瞬間で、太腿にくるまったパンティと女体の神秘が顕になった。 可愛いお尻に多少の鳥肌が立っている。 俺の見える位置から見るかぎりでは彼女のあそこには毛がほとんど無く、スリットも幼児のように1本しかない。 これから直径1センチ弱の注射器の先を受け入れなければならない肛門はまわりよりも多少赤みがかってぴっちりとしまっていた。 校医が倉沢の足の間に置いたケースから先を丸めたティッシュにグリセリンをたっぷり取り、しわの寄ったそこにこんもりと盛った。 「ひゃっ、何それぇ!?」 全身で驚いた彼女はやはり精神的にヤなものがあるのだろう、一瞬手を尻に向けた。 「グリセリンよ。心配することはないわ、挿しやすくするための潤滑油だから」 安心した彼女の肛門に時々ティッシュの先を数ミリ押し込みながら塗る。 塗り終えるとティッシュはごみ箱に捨てられ、注射器に先生の手がかかった。 注射器の先端が肛門にあたる。 そこが今まで以上に絞まり、それを無視して先端に力が加えられた。 ずぶずぶと先端が数センチほども埋まってゆく。 「それじゃ、注入するわね」 その言葉とともにピストンを持つ校医の手に力が入った。 校医の視線は注射器の首が根本まで刺さった倉沢の肛門に向いている。 音も無く液が注射器から倉沢の直腸に移動していった。 「これであなたの不規則さが筋金入りでもないかぎり10時間は眠れないはずよ」 チュッと音がして肛門から注射器が抜かれる。 「ひゃっ」 注射器の先端を抜かれて小さな悲鳴を上げた倉沢はそれを聞いてにやっと笑った。 「私のはまさに筋金が入ってるからね、きっと寝れるさ」 わずかに漏れた液とグリセリンをティッシュを持つ校医に拭いてもらうと、倉沢は台から降りて床に立った。 「薬をナメてもらっちゃ困るわね」 わずかに屈んで、太ももに丸まっていたパンティをつかんで引き上げる。 「伊達じゃないぜ、私のは」 お尻を丸出しでパンティを直しながら言ってもあまり格好がよくない。 俺の位置からは倉沢の後ろしか見えないが、倉沢はスカートの後ろの部分を全部上げて直しているのだ。 ぐいっと腰まで引き上げられたパンティーぱ少し谷間に食い込む。 食い込んだ部分を直すために裾から指を入れ軽くひっぱり、ついでに形を整える。 指を離すとパンッと音がして裾のゴムがお尻の頬に貼り付く。 手を放すと腰にためられていたスカートが重力によって落ちた。 そしてスカートのひだを確認した彼女はさっきまで四ン這いになっていた台に腰かける。 そんな動きの全てをカーテンの脇から必死に顔を出した俺は見ることができた。 「で、効き目はどこいらで分かるんだい?」 「直腸に入れたから10分もしないうちに元気が出てくるわ。そしたら決まりよ」 「んじゃちょっとベッドに横んなってるわ。座って話ししてたら眠れるもんも眠れなくなっちまうから」 焦って俺が布団に潜りこんだとき、彼女がベッドの並ぶこちら側に入ってきた。 「げっ、センセー。ここにヤローがいたの!?」 俺が必死こいて狸寝入りをしていると校医までが驚いたように駈け寄ってきた。 「そうだったわっ。…あ、でも熟睡してるみたいね。大丈夫よ」 「何がだよ!?こいつが狸寝入りをしてたらどうすんだよ!?」 ずばり言われて俺は内心焦った。 しかし下手に動くこともできず困っていると、 「もしそうだとしてもあなたに女性としての魅力があるから恥かしくってこうしてるんでしょう。それならかえって誇りに思うべきよ」 「トイレに行ってくる!腹ン中がもぞもぞしてる理由をヤローも知ってるなんて恥ずかしくっていられねえもん」 「ちょ、ちょっと!」 しかし倉沢は先生の呼び止めを無視してトイレに行ってしまった。 勢い良く出ていった倉沢を見送ると、校医は俺の枕元に立った。 「実際はどうなの?寝てるの?」 俺は倉沢がいないと確信してから顔を出した。 「ひどいっすよ、ここにいたいけな思春期少年がいるってのにカーテンごしのすぐ隣であんなことされちゃあ」 「あらぁ〜、やっぱり起きてたの?まさか…見てた…?」 カーテンをひらひらさせて先生が聞くから俺は素直にうなずいた。 「先生からも彼女からも死角なのに彼女のあそこははっきりと見えまして。一部始終」 俺はこの校医だからこそ素直に打ち明けた。 この校医以外の教師に誰がここまで正直になってやるかってぇの。 「あの液、無駄になっちゃった?御免なさい」 「いいわよ。今更出しても効果はもうあるはずだから」 「でも彼女も考えなかったんですかね?今ごろトイレでどんな格好してどんなことをしているかを想像する方がよっぽど…」 「ほー、つまりあんたはスカトロ系?まあいいわ。それはできればあの子のために控えてほしいけどそれよりもうしばらく狸寝入りをしててちょうだい」 俺は言われた通りにしたが目を暝る寸前に見えたテーブルにおかれた注射器の先端に付着している茶色い物質が気になった。 校医の目を盗んで手を伸ばそうとしたが、腰が痛くて動けない。そのうちに倉沢が戻ってきてしまい、俺は慌てて狸寝入りを始めた。 「あら、お帰りなさい。もうすんだの?」 「まあな。ちっと予想以上に量が少なかったけど」 「でしょうね。直腸というものはそもそも吸収が早いしあの薬も吸収されやすいものだから」 「でも意地でも寝てやるぜ。それはそうとこいつは本当に寝てんのかよ?」 「多分ね。さっき薬を飲ませたし」 はっきりいっておくと俺は飲み薬などもらっていない。 「んじゃここでスカート脱いでも大丈夫か?」 「あなたの好きになさい。制服に変な折り目を付けたくないのならそうしたほうがいいけどね」 俺は見たかった。 だが俺がここにいるのを知られている以上、頭を上げるどころか薄目を開けることすら危ない。 残念だが諦めざるを得なかった。 「でも、こいつもかわいそうだよな。こんな同い年の女がすぐ隣でこれから半裸になろうってのに見られないんだから」 と、そのとき俺の上に何かかるいものが乗せられた。雰囲気や大きさからしてどう考えてもスカートだ。そしてその次にブレザーらしい。次はYシャツか? 女子生徒の制服とフトンの上に乗せられた物から倉沢の姿を想像する。 ブレザー、Yシャツ、スカートが無くなればあとは下着姿になるはずだ。 いや、Yシャツの下にTシャツを着ている可能性もある。 ブルマーだって考えられなくもない。寒い時期にはスカートの下にジャージだってはくくらいなのだから。 「あなたねー、少しは恥じらいってものがないの?まだ16才でしょう」 妄想を掻き立てていると、校医のそんな声が聞こえた。 恥じらうほどの格好…。やはり下着姿なのだろうか。 「あたしゃ寝るときはいつでもこの格好なんだ。ほとんどの場合がね」 こんな台詞を吐きながら倉沢はフトンの上に軽い2つの物質をぽんと放った。 ジャージほどの重さがあるとは思えない。とすれば、Tシャツとブラジャー、もしくはブラジャーとパンティの組み合わせと考えて良いのではないか? だとすると今の倉沢の格好は、素っ裸か、パンティ1枚きりと言うことになるではないか。 妄想が更にかきたてられる。 「んじゃね、先生。お休み」 「はいはい。まったく、こんなときに天災があったらどうするつもりかしら」 その後、それまでの妄想の勢いはどこえやら、俺は昨夜の遅寝がたたって眠りに就いてしまった。 再び目が覚めたとき、倉沢と保健教師の話し声が聞こえてきた。 「分かったでしょ。薬は絶対なんだから」 「ああ、分かったよ。負けました」 寝たと言っても30分どであったようだ。 少しぼうっとしてて、俺は自分の腰のことを忘れていた。 「あいててっ」 さっきほどではないが、大きく動くとまだ痛みが走るようだ。 「あら、起きたようね」 校医がカーテンを開いて入ってきた。 「まだ痛い?」 「いや、忘れないで注意してれば大丈夫」 ゆっくりと起き上がれば大丈夫そうだ。 そうっと起き上がり、カーテンの外に出る。 するとばつが悪そうな倉沢が座っていた。 「まだ無理しないほうがいいわね。普通に座るのもつらいでしょ。そこの台に横になってなさいな」 たしかにつらい。俺は言われた通りに台に寝た。 寝たときに思い出した。この台は、さっき倉沢が浣腸された台だ。 更に思い出してテーブルを見たがすでに注射器はなくなっていた。 「よぉ、腰がいてーんだって?ずっと寝てたのかよ?」 倉沢が俺に向かって声をかけてきた。 「え、ああ。ドジ踏んじゃって」 不良が相手ということで語尾を気にしながら話す。 「んじゃ、私がいつ入ってきたか知らないんだ」 「あ、なんで?」 やはり倉沢は疑っているようだが、とぼけるしかない。 「いや、なんでもない。あっ」 目が泳いでいた倉沢だったが、何か見つけたのか大声を上げた。 「どうしたの?」 校医も驚いて聞く。 「い、いやっ。なんでもないっ」 不良といわれる彼女には似合わないほど顔が真っ赤になっている。 気になって彼女が声を上げたときに見ていた方向を見てみた。 「こ、こら、見るな!」 倉沢が慌てて立ちあがり、その方向へ走った。 しかし俺の視線のほうが先に追いつく。 その視線の先には…さっきまでテーブルにあった浣腸器と一式があった。 「浣腸器?ああ、さっきの…!!」 つい口にしてしまってからはっとした。 倉沢が凄い形相でにらむ。 「やっぱり見てたなぁ!」 慌てて目をそらすが、浣腸器をつかんだ倉沢は俺のそばに凄い足音をさせながら近づいてきた。 「てめぇにも同じことをしてやる!」 制服と違い、ジャージは簡単に脱がされてしまう。抵抗したが無駄で、あっさりと俺の尻は倉沢に見られてしまった。 「ちょ、ちょっとやめなさいってば!」 校医が押さえようとするが、倉沢はそれを振り払って浣腸器の先を俺の尻に挿そうとした。 「う、うわっ、やめてくれっ」 股間を手で隠しながら起き上がって、浣腸器をつかむ倉沢の手首をつかむ。 「うるせぇ!同じ思いを感じやがれ!」 と、見ると浣腸器の先にまだ茶色いものが付着していた。 まだ洗っていなかったようだ。 「そ、そんな汚いもの、振りまわさないでください!」 そう言って付着する汚物の存在をアピールした。 我に返った倉沢もその先端の茶色いものを見て、再び顔を真っ赤にした。 「み、見るな!」 「見せるな!あっつつつ」 浣腸器を背後に隠し、真っ赤な顔でなおも俺をにらむ。 ジャージを直してとにかく起き上がる。 ここで引いては危険だと思い、多少怖いが俺もにらみ返した。 「まったく、自分のきたねぇクソが付いたもん、振りまわしやがって」 「き、汚くなんか…」 「ないってか?冗談じゃない。どうせパンツも真っ黒なんだろう!?」 倉沢が黙り込む。 「くっそ!こっちは腰が痛いって言うのに」 またゆっくりと横になった。 「冗談じゃない。こちとら好きで授業サボってるわけじゃないんだ」 「…なんかない」 倉沢が何かつぶやいたような気がした。 「…なくなんかない」 やはり何か言ってる。 「なんだよ。言いたいことがあるなら…」 「汚くなんかない!」 叫ぶように言うと、振り向きかけた俺に何かをたたきつけて保健室を飛び出していった。 「…なんなんだ。えっ」 投げつけられたものは、倉沢のパンティだった。 まだ暖かいところをみると、脱いだばかりのようだ。 ほのかに彼女の匂いが漂ってくるそれは自分で言うだけあって、綺麗な純白だった。 なんとなく不良というイメージとはだいぶかけ離れている気がした。 「言いすぎよ、あれじゃ。起きれるようならちょっと無理してでも、それを持っていってあげるのね」 押しのけられてからは離れて様子を見ていた校医が口を開いた。 「持っていくって言っても…」 彼女がどこに行ったのかが分からないのだ。 「いつも通りなら屋上にいるはずだから」 言われて俺は諦めていくことにした。 |
・・・つづく |
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