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アニマイト・里奈
 暑い夏、誰ともなく薄着になるのは自然の摂理だろう。
 そしてそれは、世の男たちを楽しませるものとなる。
 これはそんな中でも本当に少女と呼ばれる世代の余りに無防備な姿を記したものである・・・。
 夏休み。学校はそろって休みになる。
 すると休日だけ混んでいた店が平日までも混むようになる。
 アニマイトはその立地条件の良さで連日満員御礼を極めていた。
 こういう店で俺が標的にするのは小学校高学年辺りから中学2年程度まで。理由はそれ以下は少女と呼ぶには余りに未熟だし、それ以上だと少女と呼べても警戒心が強くて楽しめないからだ。
 当然、発育が良かったり、警戒心がなければそれ以上に於いて例外は発生するが。
 とある日、アニマイトに寄ってみた。
「店内に入りましたら立ち止らずにまず奥にお進みください!!」
 店員は余りの客をさばくにのてんてこまいだ。
 俺は言われたとおりに取敢ずは奥に向かった。そして商品ではなく、少女たちを物色するのだ。
 下の棚の商品を見ている少女たちはこぞって腰を突き出している。
 まだ青い尻をスッと撫でてみても不審に思う少女はいない。
 割れ目の辺りで指に力を入れても、スカートをめくってパンツ越しに会陰辺りを突いても執拗にしなければ俺が故意にやっているとはそうそう思われない。
 Tシャツの少女が俺と向かい合って擦れ違おうと近づいてきた。
 俺はしめたとばかりに脇腹を守るかのように腕を上げた。
 少女と擦れ違う瞬間に手のひらを返し、胸を摘む。
 そう、摘んだのだ。少女の胸はまだ膨らみ初めで手のひらで包めるほどもない。
 薄手のTシャツの上から少女の胸のてっぺんを触っても小さすぎて乳首を感じることは出来なかった。
 次の標的を探して満員の店内を動く。
 と、一人の少女に目が止まった。
 Gパンにノースリーブシャツ。小学生だとは思うが胸の膨らみが大きめで、ノースリーブの脇からその膨らみのかなりの部分が見えている。
 普通に立っているだけで少し見えるものが、かがむとあと少しで先端が見えるというところまで見えてしまうのだ。
 その見え方に下半身の先が反応した俺は隣に立ってチラチラと胸を見つめた。
 が、大きさゆえにどうしても先端は見えない。
 そのうちに店内はさらに込み出して後ろを人が通るたびに必ず誰かと接触するようになった。
 そんな状況を逃す俺ではない。
 腕を組むようにして手の先を少女の脇に向けた。次に動きがあったときに生で触ろうというもくろみだ。
 チャンスは向こうからやってきた。
 向こう隣にいた少女の友達がふざけて少女を押し、少女が俺のほうへもたれるように倒れかかったのだ。
 脇から突つく程度で触るつもりだったのだが、俺の手は少女のシャツの中へ手首まで完全に入ってしまい、少女の胸を包むように触る形になったのだ。
 中へ入っていく途中、指さきに未発達な乳首の感触もあった。
「えっ」
「あっ」
 俺と少女の声と目が合う。
 一瞬間を置いて俺と少女の目が少女の胸元へ落ちる。
 ノースリーブの脇から俺の手が入っているのが見える。
 本来少女の胸の形が浮き上がるべきところには俺の手の形が浮き上がっている。
 シャツの中は見えないが、俺の手が少女の胸を包んでいることは互いに理解できた。
「わっ」
「きゃっ」
 互いに予定外の出来事に驚き、互いに離れた。
「ご、ごめんなさい」
「こ、こちらこそ」
 少女のほうから謝られ、俺も謝った。
 こんなのは俺ではないと思いつつも否定できない。
 俺は自分を取り戻そうと、その場を離れた。
 いつもの俺なら、あんなおいしい状態になったら揉むぐらいのことはしただろう。
 手に乳首の感触も乳房の感触も手に残っている。
 しかしそれを思い出すと、普段と違う俺になってしまいそうで、新たな少女を物色することにした。
 普通のTシャツを着ている少女の胸をTシャツごしに触る。
 しかし先ほどの少女の感触に勝る胸にはそうそう出会えない。
 胸はあきらめて通路側へ突き出されたお尻に標的を変えた。
 柔らかい生地のミニスカートをはく何人もの少女がお尻を突き出して商品を見ている。
 通路を歩きながらお尻を触っていく。
 気にするものは一人としていない。
 割れ目を指先でなぞってもお尻を引っ込める程度で、騒ぐ少女はいない。
 込んでいるので変に思う少女がいないのだ。
 時折、込みすぎて歩けなくなるときがある。
 そんな時、俺の手は少女のスカートをめくっている。
 パンツやブルマごしに少女達のお尻や股間を触るのだ。
 それでも変に思う少女はいない。
 俺は徐々に大胆になって、パンツごしに触るどころか股間をつまんでみたりしだした。
 さすがにお尻を引いて振り向く少女がちらほらといるがそれで騒ぐものはいない。
 ある程度堪能した後、ふと見ると、あのノースリーブの少女と目が合った。
 少女は慌てて目をそらしたが、間違いなく俺を見ていたようだ。
 自分を取り戻していた俺は、ある考えを思いつき、少女に近づいた。
「さっきは悪かったね」
「いえ、私のほうが…」
「お詫びにどう、カラオケでも?」
 あの胸の感触が忘れられず、少女に近づくことにしたのだ。
 少女は迷いつつ、友達と相談してからうなづいた。
 すぐ近くにあるカラオケボックスに入り、とりあえずジュースを頼んで歌い始めた。
 女の子たちは揃ってアニメ関連の歌を歌い、俺もそれに合わせて知っているアニメ関係の歌を選ぶ。
 ある程度ハイテンションになった頃を見計らって少女たちに内緒でアルコール類を注文する。  間もなく店員が持って来た飲み物は味も見た目もさわやかなジュースという感じだが、じつはかなりきついアルコールだ。
 そして、一曲歌い終わった少女たちは新たに到着したそれを、これ幸いと一気に半分近く飲み干した。
 ハイテンションの小さな体にアルコールは効いたらしく、二人ともあっという間にほろ酔い加減を見せ始めた。
 デュエットを歌いながら少女の胸を再び直に触るが、嫌がる様子はない。
「やだぁ、エッチィ。さっきもわざとだったんでしょう?」
 さほどいやそうではないそぶりだ。
「さっきは君からぶつかってきたんじゃないか」
 曲の2番が始まり、話は途切れ、俺は胸を揉みながら、少女は胸を揉まれながら歌い出した。
 もう一人の少女は次の自分の歌を探すのに手間取っていて俺の手には気づいていない。
 乳首を指先でこねるようにつまみながら乳房全体を揉む。
 少女はシャツの上から手を添えてまんざらでもなさそうだ。
 女性パートに入り、俺は本領を発揮し始めた。
 少女の背後から腕を回して胸を揉んでいた手を下に下ろしてお尻を撫でる。
 マイクをスタンドに戻し、その手で胸を直に揉む。
 少女は歌いながら薄笑みを浮かべている。
 ハイテンションのせいか、アルコールのせいか、はたまた別の理由があるのかは分からないが、少女が嫌がらない以上、やめる必要もないだろう。
 乳首を立たせ、パンティの中に手を入れ、お尻を直に撫でる。
 男性パートが入り、少女が自分のマイクを俺に向けたので俺は触りながら歌い出した。
 少女は艶を持った瞳で俺を見つづけている。
 この歌は男性パートが少ない。マイクはすぐに少女に戻された。
 お尻を触っていた手をぐっと下げる。
 パンツが少しずり下がったようだが、少女はそんなことよりも俺の手の動きが気になるらしい。
 指先が少女の股下をくぐっていく。
 男性パートが再び始まり、その最中、少女の大事な部分にとうとう指が触れた。
 少女は目を瞑り、身を硬くしたがやはり嫌がらない。
 ふと見るともう一人の少女がじっと俺の手の動きを見ていることに気がついた。
 その目はすでに出来上がっているのか座っている。
 歌が終わって席に戻ると替わってもう一人の少女が立ちあがり歌い始める。
 俺も少女も次を歌う気がなくなっていた。
 俺は少女の胸をはだけて乳首を吸いいだした。
 手はスカートをめくって下着ごしに股間を撫でている。
 下着の中に手を入れるとかなり濡れている。
 と、そこでインターフォンが鳴った。
 残念ながらここまでだ。
 俺は手を抜いてシャツを戻してやり、もう一人の少女を見た。さすがにつまらなさそうだ。
 カウンターで料金を払い、店を出る。
 もう夕方も深くなり、夜になりつつある空が見えた。
「もう帰らなくっちゃ」
 少女が残念そうに言う。
 多少酔いが残っているようだがすぐに抜けるだろう。
 3人で駅に向かった。
「ほんとはね、聞きたいことがあったんだ」
「何?」
 少し間を置いて少女は口を開いた。
「触るのは誰でも良かったの?見てたんだ、店の中でずっと」
 俺はちょっと黙ったが、見られていたのなら隠す必要もないだろう。
「君は偶然だった。けど君の感触が忘れられなかった。だから目が合ったときすぐに声を掛けたんだ」
「じゃあ、また合える?」
「君にその気があればな」
 そして少女は俺に紙切れを渡してきた。
「ふーん、里奈って言うんだ。初めて知ったよ」
 そう、名前も知らない少女にあんなことをしたのだ。
 そして俺は少女と別れた、里奈の電話番号が書かれた紙を手に。
...つづく、かな?
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