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..昔から、[.Pならば.Qである].という文を、P,Q それぞれに.関係.した.何らかの集合{P},{Q}.の
.,,あいだの.包含関係.{P}⊆{Q}を表わすものであると解釈.しようとする人が少な.く.ありませんで.した。
集合 {P},{Q}.が.正確な.ところ.何であるかは.ともかく.としても、この解釈.は 多くの人々に.とって
至って 自然なもの.と見える筈です。
しかし、彼らは 次のような.困難.ゆえに やむなく この解釈.を放棄せざるをえなかったので.した。
[.Pならば.Qであり かつ Qならば.Rである 、Pならば.Rである]
における‘’の解釈に.行き詰まって.しまったからです。
[.Pならば.Qである].における‘ならば’が 何らかの集合の.包含関係.{P}⊆{Q}を表わすのなら、
上記の‘’は いったい どのような集合の包含関係を表わしているのか?
---------------- このように論敵に問われた時、彼等は沈黙せざるをえませんで.した。
でも、本当は、 彼等は その自然な解釈を 何ら放棄する必要はなかったのです。
なぜなら、この‘’も、やはり、(集合のあいだの)包含関係.を.表わしているからです。
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改めなければならぬのは 他ならぬ 「現行の記号論理学」 のほうなのです。
そこでは、[.Pならば.Qである],[.Pは.Qを内含する],[.Pでないか.又は.Qである].の三者を
(.“広義の”.とか、“実質的な”.とかいった.苦しい釈明.をあれこれとしつつも.)
事実上、同義であるとし、それを基礎として理論構成がなされているのです。
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[.Pならば.Qである].と.[.Pは.Qを内含する].との関係は微妙であって、
より踏み込んだ分析が必要なので ここでは触れませんが、少なくとも、
[.Pは.Qを内含する],[.Pでないか.又は.Qである].の両者が.同義ではありえないことは、
次のように示すことができます。
P,Q を それぞれ [ライオンは哺乳動物である],[ライオンもクジラも共に哺乳動物である] で
おきかえてみます。 [ライオンもクジラも共に哺乳動物である] は [ライオンは哺乳動物である] を
内含するけれども、[ライオンは哺乳動物である] のほうは [ライオンもクジラも共に哺乳動物である]
を 内含しないことは 明らかです。 従って、この場合、[.Pは.Qを内含する] .は 偽です。
一方、 [ライオンは哺乳動物でないか 又は ライオンもクジラも共に哺乳動物である] は 真です。
つまり、この場合の [.Pでないか.又は.Qである] は 真です。
一方が偽であり、他方は真であるような二者.が.同義であるはずは.ありません。
[.Pは.Qを内含する] .と. [.Pでないか.又は.Qである] とが 本当は どういう関係にあるのか./.更には、
これら二者と [.Pならば.Qである] とは それぞれ どういう関係にあるのか./.については
後掲の.電子出版物.を.御一読.く.ださい。
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さて、話題を.“二階のヴェン図”.に.戻.しま.しょう。
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詳しくは、次の.いずれかの.電子出版物(.HTML文書.)を.御覧.く.ださい。
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表の右欄をクリックすると、それぞれの.見本版.を.ダウンロード.することができます。..
正式版.の.入手方法については Aサイト(http://www.age.ne.jp/x/eurms/)に まとめてありますので
そちら.を.御.参照.く.ださい。
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「記号論理学」と称する.近代的な論理学が誕生して、百有余年。
それは、論理学の伝統的なテリトリーを凌駕して、電子工学の分野にまで応用され、
今日の.コンピュータ社会.を、ハード・ソフトの両面で先導してきました。
それにもかかわらず、この「記号論理学」.は.肝腎かなめのところで.間違っていたのです。
..そこで 正しい論理法則と信じられていたものは、実は(ことごとく!)ニセモノ.だったのです《註》。
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ところで、“形式的論理学”ということばが通用してきたことが示しているように、
今まで人々は 論理法則を形式的な真理であると信じてきました。
しかし、二百年後の人々は こう信じていた現代人のナイーヴさを笑うでしょう。
ちょうど “The earth is flat” と信じて疑わなかった中世の人々のナイーヴさを
現代人が笑うように。
この世は 現代の人々の おおかたの予想を超えた.深遠なる構造.を持っており、
先に御紹介した.“二階のヴェン図”.は それを垣間見せてくれているものの一つなのです。
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《註: 前掲の電子出版物 『記号論理学の根本的改革』.の §12 ―― その.一部.は見本版.にも収録 ―― を 参照 のこと 》
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★...関連情報...★
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........Aサイト.では.同じ.テーマ.を.やや異なった角度から扱っています。
........併せて.御一読.く.ださい。...
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