HAL | 「ただいま〜」 |
末 莉 | 「あ、まだはいっちゃだめっ!(ばたん)」 |
HAL | 「え? 何? ・ ・ ・」 |
末 莉 | 「もう〜い〜よ〜♪」 |
HAL | 「いったいなんだったんだ?……お? おお!」 |
末 莉 | 「どう、似合う?」 |
HAL | 「似合う似合う♪ っていつの間に浴衣なんて手に入れたんだ?」 |
末 莉 | 「七夕さんにあわせてこっそり買っておいたの」 |
HAL | 「そういえば、今日は七夕だったっけ……よし、夕飯はなにか特別な物にするか!」 |
末 莉 | 「わ〜い♪」 |
HAL | 「つっても、七夕って何を作ればいいんだ?……白玉団子にする?」 |
末 莉 | 「十五夜おつきさんじゃないよ〜」 |
HAL | 「むぅ……」 |
末 莉 | 「ねえ、ぱぱ?」 |
HAL | 「なんだい?」 |
末 莉 | 「今日って、おりひめちゃんとひこぼしちゃんがあえる日なんだよね?」 |
HAL | 「そうだね。一年に一回だけ会える日だよ」 |
末 莉 | 「あたしもひこぼしちゃんにあえるのかな?」 |
HAL | 「いつか、末莉だけの彦星に出逢えるさ……」 |
末 莉 | 「……なんかぱぱらしくなーい(^^)」 |
HAL | 「少しくらいいいじゃないかよ〜(/_;)」 |
末 莉 | 「そうそう、そのほうがぱぱらしいよ♪」 |
HAL | 「しくしく……(T_T)」 |
末 莉 | 「ほらほら、泣いてないでぱぱも短冊書こうよ〜」 |
HAL | 「短冊? どこに飾るんだ?」 |
末 莉 | 「ベランダに飾るの♪ あたしのはもう書いたよ」 |
HAL | 「何々?……『ぱぱに はやくおりひめちゃんがきますように まつり』……(/_;)」 |
末 莉 | 「どうしたの? うれしいの?」 |
HAL | 「もういいです……いぢいぢ……(/_;)」 |
末 莉 | 「んもう、いじけないでよ〜。ほら、短冊もあるんだし」 |
HAL | 「……短冊ねぇ。なに書こうかな? ・ ・ ・ ん、こんなもんだろ」 |
末 莉 | 「みせて、みせて〜」 |
HAL | 「ほら」 |
末 莉 | 「えっと……『末莉を含め、目の届く範囲の人々だけでもそれぞれに幸せな人生がありますように H.Lurain』……なにかっこつけてるの?(-_-;)」 |
HAL | 「うわっ、末莉ちゃんの目が冷たい(^^A;)」 |
末 莉 | 「いいかげんなこと書くからだよ」 |
HAL | 「いいかげんですか……(^^;)」 |
末 莉 | 「どうせ、ぱぱのことだから本音なんて書かないんだろうけどさ〜」 |
HAL | 「どうせってなぁ……これ以上話しても負けるだけか。ほら、夕飯は外に行くぞ」 |
末 莉 | 「うんっ」 |