末 莉 |
「ねえ、ぱぱ」 |
HAL |
「ん?」 |
末 莉 |
「本気でお部屋の模様替えしない?」 |
HAL |
「また、いきなりだねぇ」 |
末 莉 |
「だって、ここのところ地震多いし、ぱぱのぱぱのお家だって震度4だったんだよね?」 |
HAL |
「地震ね。いまのままだと……確実に逝けるな(^^;)」 |
末 莉 |
「だから、すこしでも安全になるように模様替えしようよ!」 |
HAL |
「んなこと言っても物の多さでは自慢できるほどの量だぞ? 物理的に無理があると思うんだが」 |
末 莉 |
「だったら、ここにいっぱいある本捨てようよ! うん、それがいいよ。そうすればお部屋ももっと広くなるよ」 |
HAL |
「却下。問題外。まったく、これだけの本を集めるのにどれだけかかったと思ってるんだ?」 |
末 莉 |
「どれだけかかっててもあんまり読まないんだから、一気に捨てちゃおうよ〜」 |
HAL |
「気が向いたときに読むんだけどな(^^A;)」 |
末 莉 |
「ほとんど気が向かないくせに……」 |
HAL |
「でも、模様替え自体はやる意味があるかな。少なくとも使い切れていない収納スペースがあるし、なんとか絵を飾れるような空き容量もつくりたいしね」 |
末 莉 |
「んじゃ、模様替えやることで決定だねっ」 |
HAL |
「しかたないけどな」 |
末 莉 |
「でねでねっ、あたしいろいろ考えてみたんだけど、こんなのどう?
- 本を捨てる
- ぷちぷちを捨てる
- ビデオを捨てる
- えっちなゲームを捨てる
- 下駄箱を本棚じゃなくて食器棚にする
- ゲームの本体を簡単に使えるように整理する
- TVの台をもっと安全なやつに変える
- コンセントを整理する
」 |
HAL |
「ん〜本とえろげを捨てるのは却下として、他のものは結構いいかもね。ただ、TV台を買える金がないことが手痛いけど」 |
末 莉 |
「そこはそれ、ぱぱががんばってお仕事すれば大丈夫♪」 |
HAL |
「しごとぉ〜? めんどくさいなぁ」 |
末 莉 |
「がんばって広いお部屋にしようよ、ねっ?」 |
HAL |
「しゃあない、がんばりますか」 |
末 莉 |
「でも、模様替えする前にやることあるよね?」 |
HAL |
「ま、まあな。さすがに、ごみを何とかしないと予備空間がないからな(^^;)」 |
末 莉 |
「じゃ、ぱぱがごみ当番であたしが下駄箱当番ね」 |
HAL |
「りょーかいっス」 |
末 莉 |
「よ〜し、がんばるぞぉ〜!」 |