HAL | 「……これは捨てて……これは残して……こっちは箱詰めして……どうしてこの部屋には物がこんなにあるんだぁぁぁぁぁぁ!!」 |
末 莉 | 「ぱぱが全部悪いんだから、静かにお掃除してよ〜」 |
HAL | 「だって、実質一日作業で出たごみ袋が11袋で、本と雑誌が1.5m(床積)だぞ? いくら自分で集めたものだからって言っても文句のひとつもいいたくなるって」 |
末 莉 | 「一生懸命お掃除してるあたしに聞こえないように言ってよね。ぱぱよりも嫌になってるんだから。 だいたい、ぱぱがいけないんだよ。『もったいない』とか『後で使える』とか言っておいて、とっておくだけなんだもん」 |
HAL | 「まったくもって申し訳ないです、はい m(_ _)m」 |
末 莉 | 「謝ればいいってもんじゃないんだからね、ほんとにもう。 ・ ・ ・ あー邪魔邪魔邪魔邪魔っ(げしげしげしげしっ)」 |
HAL | 「ん!? 末莉っ、PC-98を蹴るんじゃありませんっ!!」 |
末 莉 | 「だってぇ邪魔なんだもん」 |
HAL | 「邪魔ってなぁ(^^;) こいつは、俺の大学時代の数々の遺産が保存されているんだぞ?」 |
末 莉 | 「遺産って?」 |
HAL | 「三国志で『漢帝国一の人口を誇る都市、柴紫』とか、銀河英雄伝説で『ミュラーよりも鉄壁なメルカッツ』とか、『イゼルローンまで遠征してくるリヒテンラーデ公爵』とか(^^)」 |
末 莉 | 「 ・ ・ ・ やっぱり邪魔邪魔邪魔邪魔っ(げしげしげしげしっ)」 |
HAL | 「だからやめなさいって!」 |
末 莉 | 「そんなくだらないデータのためにパソコン一台とって置くなんて邪魔でしかないでしょ? ただでさえ、うちにはミドルタワーが2台とミニタワーが1台あるんだからねっ」 |
HAL | 「パソコン4台だなんて、そんなに多くないって」 |
末 莉 | 「うちは狭いんだから多いの!!」 |
HAL | 「でも……でも…… ほ、ほら、ここの端っこに置いておけば問題ないでしょ?」 |
末 莉 | 「しかたないなぁ」 |
HAL | 「ふぅ……」 |