HAL | 「ただいまー」 |
末 莉 | 「あ、ぱぱおかえり〜」 |
HAL | 「はあ……今日も暇だったよ」 |
末 莉 | 「お仕事が暇だったの?」 |
HAL | 「もう死ぬほど暇(/_;)」 |
末 莉 | 「暇なら遊んでればいいでしょ」 |
HAL | 「さすがの俺でも仕事時間中に堂々と遊ぶことは出来ないって」 |
末 莉 | 「こそこそ遊んでるんだ(^^)」 |
HAL | 「そうでもしなきゃ時間が減らないからね」 |
末 莉 | 「でも、どうしてそんなに暇なの?」 |
HAL | 「支援するはずのプロジェクトが、一段とドツボっててね。作業日程が遅れに遅れてて、もはやいつ仕事がくるか分からない状態なんだ」 |
末 莉 | 「いつくるかわからないってことは、休めないってこと?」 |
HAL | 「そうなの(/_;) 休めない、遊べない、もちろん寝られない……いったい何すればいいんだか。 作ってたツールもあらかた完成しちまったし、簡単な作業は後輩に任せるから俺の分残らないし」 |
末 莉 | 「お仕事まわさなきゃいいんじゃないの?」 |
HAL | 「そういうわけにもいくまいて。俺にとっては簡単な作業でも後輩にとってはそれなりの経験になるんだからさ」 |
末 莉 | 「ふ〜ん、そういうもんなんだぁ」 |
HAL | 「そういうものなのよ。 ゆえに、時間つぶしが欲しいのよね。出来れば週間業務報告書に書けるような奴が」 |
末 莉 | 「あ、でも暇なほうがカラオケオフとか出られていいんじゃない?」 |
HAL | 「そうじゃない、そうじゃないんだよ。 今が暇ってことは、後になればなるほど作業時間がなくなるってことで、休出・徹夜が増える可能性がどんどん高くなるってことなんだ」 |
末 莉 | 「ってことは、オフ出られないの? じゃあ、あたしが代わりに出てあげる♪」 |
HAL | 「おいおい(^^;)」 |
末 莉 | 「だめ?」 |
HAL | 「だめ。末莉を一人で行かせるなんて、そんな危ないこと許せますか」 |
末 莉 | 「え〜あぶなくないよ〜」 |
HAL | 「せめてもう少しおとなしくなるか、大人になったらね」 |
末 莉 | 「ぶー!」 |