過去日記(99年7月23日〜99年9月24日)

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9月24日(金)

ときメモ2 情報

 

・ときメモ2で一番気になっていた声優が発表となる。なお、各キャラについてはここ(コナミのHP)を参照のこと。

陽ノ下 光:野田順子
水無月琴子:小菅真美
寿 美幸 :高野直子
一文字 茜:野村真弓
白雪 美帆:橘ひかり

赤井ほむら:くまいもとこ
八重花桜梨:村井あずさ
佐倉 楓子:前田千亜紀
伊集院メイ:田村ゆかり
麻生 華澄:鳥井美沙


肝心のヒロインはカレカノで井沢真秀を演じた野田順子さん。今まで男性役が多いそうであるが、なかなかかわいい声を出している。
私が一番気になるキャラ、美幸の声はメグタンか……。まあいい。
全体的に見慣れない名前が多いが、私の一押し声優の橘ひかりと村井あずさも参加している。これであと浅田葉子がいれば完璧なのだが…。こういうことを言うとミーハーだと思われそうだ。それも困るので、もっと言うことにする。

限定版(9800円)の特典が雑誌に載ったので、書いてしまおう。クリアーピンクのポケットステーションと特製ストラップだそうである。ポケステという実用的なもの、おまけにピンクということでサターン版のメモリーカードが思い出される。
しかし通常版は6800円だが、5枚組でこの値段は十分安いと思う。さて、5枚のうちわけは、OP&おまけ要素(ミニゲーム等)、1年目、2年目、3年目、ED、と勝手に予想してみる。発想がTLS2ですな。

目玉である、女の子が自分の名前を喋ってくれるというEVS(エモーショナルボイスシステム)であるが、あまり知られてないと思うが、実はこれは最初に誰か一人を選び、その一キャラにのみ適用されることだそうだ(ファミ通WAVEにのみ記載)。確かに難しい処理であると思えるし、PSのバッファ容量の問題もあるし仕方のないことなのだろう。つまり最初に「この娘目当て」と決めて、その娘とどう過ごすかを楽しむゲームのようだ。

って、俺はコナミの回し者か?!


9月22日(水)

ちょっと秋新番のこと

 

・WOWOWに加入していると毎月プログラムガイドが届けられる。10月のガイドが届いたので、さっそく新番のアニメについてのページを読んでみる。だが、そこに書いてあった『リスキー☆セフティー』のサブタイトルを見て「ぶっ!」と吹いてしまった。

1話「幸か不幸かデスエンジェル」
2話「エンジェル嘘つかない」
3話「今必殺のエンジェルアロー」
4話「泣いて笑って喧嘩して+にくいよこの」

……こんな調子である(笑)。この番組のシリーズ構成は黒田洋介氏だが、いかにも氏の仕業といった感じである。同じく黒田氏の関わる『リヴァイアス』『エクセルサーガ』ではこうしたお遊びができるとは思えず、そういったリビドーがこの作品に集中してしまうのだろう。
また、『鋼鉄天使くるみ』の第1話が「くるみ大地に立つですぅ!」なので「こっちもか!」とあせったが、以後はそんなことはないようだ。

・私の秋の新番にかける期待は、本命−『今、そこにいる僕』、対抗馬−『THEビッグオー』、大穴−『セラフィムコール』といったところだろうか。
とはいっても「是が非でも見たい!」といった期待を抱いているわけでもない。やはり「所詮、1クール」という心理があるような気がする。できることならば2クール、またはそれ以上、満足のいくものが見たいのだ。

あと期待といえば『ダイガード』の音楽だろうか(笑)。田中公平&川井憲次って『A−ko VS』(エーコヴァーサス)かい。

そういえば、『今僕』(すでに略称決定済み)と『ビッグオー』の音楽がまだわからないので気になる。『今僕』がまた増田俊郎さんで、『ビッグオー』が天野正道氏だろうか?


9月21日(火)

遭遇 虎の穴 池袋店

 

・昨日、初めて虎の穴池袋店に行く。しょっちゅうサンシャインのイベントに行く身でありながら今まで場所を知らなかったのだが、いつもの通り道から曲がったすぐそこにあり「こんなところにあったのか!」と驚く(笑)。黄色一色の建物は、あの辺の雰囲気とは似合わずあやしい。

その池袋店では、新たな試みとして新刊同人誌の見本誌制度が導入されていた。並べられた同人誌のうち、一番上のものには見本誌のシールが貼ってあり、中が自由に見れるというものである。全てとはいかないまでも8割方はこの状態であり、しっかり中を確認して購入できるのは正直ありがたい。

やはり委託されている同人誌の7割方は男性向けなのだが、意外なことに少数だが女性系のものもある。といってもやおいとかではなく、健全なシリアスやラブコメ漫画のもので、女性作家が女性に向けて描いたという意味での女性系だ。
実は私が今回の夏コミで一番楽しみにしていたのは、FF8のスコールとリノアのラブラブ本めぐりをすることであった(笑)。肝心のFFのジャンルのあった2日目にさっそく探索し、かなりお気に入りの本を発見することができた。夏コミで一番の有意義な買物であり、3日目倒れて何もできなかったが、この本を買えたことでよしと思えたほどである。
で、その本が新刊同人誌コーナーにあるのを発見し、なんとなく嬉しくなる。他のスコール×リノア本も見ることができた。

しかし売り子のいるイベントとは違って、こういった場では次から次へと見本誌を見るのに何の抵抗もいらない。ある意味、クリエイションのようなイベントよりも利用勝手がいいと感じてしまった。これからは、今以上に即売会ならではの価値というものを考えなくてはいけないかもしれない。


9月15日(水)

ときメモ2 50%OP

 

・発売されたばかりのファミ通WAVEに、『ときメモ2』のスペシャルムービーの収録されたCD−ROMがおまけでついていたので速攻で買う。
それに、OPの絵と思われるムービーとゲーム画面によって構成された、50%OPというような暫定版のOPが収録されていた。

なんといっても驚いたのが、主題歌が前作と同じ「ときめき」(「好きとかー嫌いとーかー」のあの歌)だったことである。ただし、マイナー調のアレンジがされており、歌い手も当然違う。おそらくはヒロインの光役の人だろうが、聞いただけでは誰だかわからなかった。たぶんそれほど有名な人ではないのだろう。
キャラを一新しながらも主題歌はそのまま。考えてみれば、この歌「ときめき」こそがときメモを象徴するものだったわけで、根本はそのままに受け継ぐという意思を感じ、これは十分に納得できることだった。

細切れにだが見ることのできたOPムービーは、作画レベル的には非常に高い。最近の『ときメモドラマシリーズ』と同じく、これも監督:井手安軌、制作:スタジオ童夢(OVAツインビー、D4プリンセスと同じ)によるものなのだろうか?


9月13日(月)

今月のアニメ誌 見聞録

 

・毎月恒例、アニメ誌見聞録である。
当然ながら今月号は10月からの新番情報がメインであるが、それ以外の記事ではほとんど読むところがなかった。そうなるとどの雑誌も似たようなもので、同じような記事を四誌も読むのはつらいものがある。
ではその新番情報の中で、目についたものを書いていくことにしよう。

・監督が望月氏と知って「おっ?」となった『セラフィムコール』であるが、構成・脚本を荒川稔久氏が担当すると知る。11人の女の子のアンソロジーという内容だそうで、そうなるとどうしても『センチメンタルジャーニー』を彷彿とさせる(センチJも全話の脚本を荒川氏が担当)。センチJ好きの私としては期待したいところであるが、ここ数年、監督としての望月氏の活動にはあまり好感を持てないので、そこが不安といえば不安である。何より未来都市のお話というのが…、舞台説明と女の子の描写を毎回30分でできるのかな?

・To Heartと同スタッフであるが、原作が介錯でそのオタク的な内容のために期待することをやめた『鋼鉄天使くるみ』。AXにその監督である高橋ナオヒト氏の文章があった。
「極めて王道をいく、アクション美少女アニメとして作っています。キャラの魅力、作画のリズム、ストーリーの流れ、その全てにおいて、ハズさないようなモノにします。実は、僕自身、わざとアニメの王道から外れるモノばかり作ってきたので、オーソドックスに作るのは大変だと感じている所です。観てくれる皆さんには、「世紀末の美少女アニメ」を楽しんで貰えればと思います。美少女アニメだって21世紀に向けて変わっていくんですから」
これを読んで、ちょっと期待することにする。美少女アニメといえば、高橋氏は18禁アニメの監督も結構やってたし、TVでは『ウエディグピーチ』(←株式会社イカスー公式認定アニメ)の絵コンテもやってたしね。

・『未来少年コナンII タイガアドベンチャー』という番組が始まる。コナンと聞いてびっくりする人もいるだろうが、これはあの宮崎駿氏のコナンとはまったく関係ない代物。いくら日本アニメーションが制作するといえど、このネーミングはないだろう。かの名作に失礼だとか、そういった配慮はないのだろうか?

・『無限のリヴァイアス』の主役の声は、ブレンパワードで同じく主役の勇の声を務めた白鳥哲氏。∀ガンダムに出ないと思ったら、こちらでしたか。結構好きな声なんで、二度目の声優挑戦は嬉しいです。

・日曜朝のテレビ東京では、『ぐるぐるタウンはなまるくん』『ごぞんじ!月光仮面くん』が続けて放送される。よく見ると、両作品とも脚本は浦沢義雄氏である。さすが「日曜の朝専門脚本家」!!

・『ベターマン』の話であるが、今週放送の24話はエヴァやガメラで有名な樋口真嗣が絵コンテを担当。この作品は過去に、片山一良氏、長岡康史氏、浜津守氏、飯田馬之介氏が絵コンテで参加していたわけで、まさに豪華演出家アンソロジーアニメだったんだなと思う。いや、嫌味ですよ。

・今回のアニメ誌では、なんといってもアニメージュ付録の「鳳学園新聞」と「アキ電」だろう。両劇場作品を新聞形式で面白可笑しく取り上げたもので、そのセンスと構成はさすがはスタジオ雄というものだった。
しかしよく考えると、劇場版ウテナ&アキバに関する記事が、全アニメ誌中これしかないというはなんとなく問題という気もする。この新聞見ながらコピー誌作れってことかい?


9月10日(金)

ゲーメスト廃刊

 

・9月5日付けで新声社が倒産し、同社の出版している「ゲーメスト」が事実上廃刊となった。

あまりこのHPでは触れてこなかったが、私は幼少の頃からの根っからのゲーマーである。思えば小5のゼビウスからアーケード一筋、もちろんコンシューマーやパソゲーなどにも手を出しているが、ほとんど毎日ゲームセンターに出入りし、中学高校の学生時代の思い出といえばゲームに関することしかないといっても過言ではないほどだ。そして同時にゲームミュージック三昧の日々でもあった。
そんな私であるから、初のアーケード専門誌「ゲーメスト」誕生の時の喜びは、まさに飛び上がらんばかりのものであった。当時アーケードに関する記事といえば「マイコンBASIC MAGAZINE」「LOGIN」「Beep」におまけ程度に載っている程度で、そんな中でアーケード一色、攻略や情報も満載の雑誌の登場は信じられないものがあり、アーケードファンはゲーメストを心から歓迎した。
かくいう私は創刊号からかかさず買い続け、確かスト2発売の頃までそれは続いたはずである。(86年〜91年の5年間ということになる)

そのゲーメストもついに廃刊となってしまった。以前より質の低下を指摘され、アーケードファンの減少にともない「そろそろあの雑誌はやばいらしいぞ」という噂を何度も耳にしたが、まさか新声社の倒産にともないとは思いもよらなかった。
ここ数年はほとんど読んでいないし、読むとしても新作情報やハイスコアのコーナーのみであり、廃刊自体に関しては特に残念でもない。しかし、学生時代の思い入れのある雑誌、そして唯一のまともなアーケード雑誌が無くなるということには哀愁の念を感じずにはいられない。一アーケードファンとしては、ただでさえコンシューマーに押されているというのに、ファンとの接点となりうる雑誌の消滅は、やはり危惧すべき出来事である。
思えば「ハイスコア」「ゲーム必勝ガイド」とアーケード専門誌はたいがい短い命であった。(DragonLEE氏、ゴメンね)
そんな中で、ゲーメストは長く続いた方だというべきだろう。しかし最後の砦の消滅は、何か一つの時代が終わったことを感じさせると共に、今後のアーケード界の雲行きの悪さを感じてしまう。

とはいえ、アーケード専門誌に関しては今後出版される可能性がないではない。とりあえず、

「電撃アーケードマガジン」「月刊アーケード通信」

などと言ってみるが、あまり冗談になってないかもしれない(笑)。

大抵のものがコンシュマーに移植され、家庭で済んでしまうこの時代。アーケードならではのものは、DDRのような大型匡体ものか、対人戦の格闘ゲームしか無くなってしまうのだろうか。
一つのゲームを努力を重ねてやっとエンディングを見た喜び、皆で攻略を重ねて最善のパターンや新たな発見をした喜び、そういったものはすでに過去の、もしくは極限られた人だけのものになってしまったのだろうか。
願わくば、アーケードゲームの良さというものが、作り手にもファンにも長く生き続けて欲しいものである。

 

最後に、数年前のゲーメストの奥づけで誰かが編集後記に書いていた文章を載せよう。確かこんな内容だった。

 「最近、ゲームを好きな人は増えたけど、ゲームを愛する人は減ったような気がする。
  好きになるのは、いいところを見つけること。
  愛するのは、悪いところを許容すること。
  僕はゲームを愛し続けたい」

そして、私はまったく同じことをアニメ界に思っているのだ。


9月7日(火)

To Heartあれこれ

 

・少々時期が遅れたが、To Heart4巻のおまけアニメを見る。
綾香に誘われた浩之が、セリオとともに3人(?)で釣りをするというもの。本当にただそれだけであり、なかなかシュールだ。綾香が魚を釣り上げるたびに「フィ〜ッシュ!」と連呼するが、これは何か元ネタがあるのだろうか?(しかし綾香の声がどうしてもマホタイの茜に聞こえてしまう…)
 4巻の7話まででは出てこないセリオの登場はもちろん、目からビームを出したりと、前巻の3巻のおまけ同様もろにゲームファンを意識したものであった。前にも述べたが、LDにはアニメ版の解説書等はついてないわりに、トレカがついてたりと明らかにファンを意識したものである。そういうことからアニメ版は好きに作ってよいが、それを商品化する際には制作側、リーフ側の意向でやらせてもらうぞというのがうかがいしれ、そうした思惑の結果のおまけアニメなのだろう。
とはいえ、もう少しアニメから入った人にも楽しめるものがいいのではとも思う。3巻のおまけから脚本がリーフの高橋氏だが、ゲームファン向けの内容が氏によるものならば、2巻のおまけのようにまた山口宏氏に脚本をやってほしい。

・To Heart5巻に全巻収納BOXがつくそうである。なぜいまさら、しかも中途半端な5巻に付くのだろう?
各巻に応募券がついているので、てっきりBOXが全巻購入特典だと思っていたのだが。
では全巻購入特典は何になるのだろう? フィギュアとか抱き枕とかだったらやだなぁ。
せめて絵コンテ集とかにしてくれ(そんなの欲しがる人いないか)

・最近、ファンブックやPSのCG集等、To Heart関連の本が相次いで出版された。同じTo Heartといえど、アニメ版に夢中になった身であるから、自分としてはあまり興味を引くものではない。
と思っていたら、10月15日に「TVパーフェクトブック To Heart あかり編」という本が出るそうだ。おそらくムックのようなものだろうが、こうしたものは最近少ないし出ないと思っていたのでこれは嬉しい。
なんでも6話までだそうで、それが「あかり編」という名前の由縁なのだろう。しかし後半が「浩之編」か「志保編」かわからないが、たった13話なのだからなるべくなら一冊で全話を扱ってくれた方がありがたいのだが。


8月30日(月)

劇場版『アキバ』補足

 

・アキバについて、一番大切なことを書くのを忘れていた。

公開前、プロデューサーである大月俊倫氏は、「ウテナは【旅立ち】、アキバは【帰還】を描いています」と語っていた。ウテナに関しては、ただ生きるのみで何も変わらない世界を飛びだし、外を目指す様はまさに「旅立ち」であり非常によくわかる。しかしアキバが「帰還」というのはどうもピンとこない。
確かに最後は宇宙から戻ってくるシーンで幕を閉じるが、先日の日記に書いたように宇宙に行ってからは結構どうでもいいので、涙の帰還シーンというわけでもない。なにより宇宙に行くことを心配する描写はひばりの両親のみであり、地球にいる人々が帰ってくるのを心待ちにするシーンなどないのだから。
 やはりこの映画の本質は、先日の日記に書いた浴衣のシーンに代表されるように、5人の仲を描いたところにあると思う。
今、あらためて予告編を見ると、

つばめ「行くの? みんなで?」
ひばり「うん、みんなで」

というセリフが予告編の締めになっている。行くとか帰ってくるとかよりも、「みんなで」ということこそが重要なのであろう。
私の印象としては、「どこへ行こうが何が起ころうが、みんないっしょならいいよね」
これがこの映画の一番いいたいことであると感じたのであった。


8月27日(金)

劇場版『ウテナ』&『アキバ』鑑賞記

 

・ようやく、期待していた『ウテナ』&『アキバ』の劇場版を見に行ってきた。それぞれ2回見て、さすがに6時間も映画館で座っていると疲れる。

 まず、なんといってもパンフの価格にびっくり。絵本のような豪華な装丁であるのだが、まさか1500円もするとは思っていなかった。しかもウテナとアキバ別のパンフであり、それぞれが1500円、両方買えば3000円である。そんな事とは思いもよらずほとんど手持ちがなく、銀行を探したが映画館の中にあるはずもなく、とりあえずウテナの方だけを買うにとどまる。これで確実にリターンマッチが必要になってしまった。

☆少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
 第一印象としては「実に単純明快な内容」というものだった。全てから遮断され居心地はいいが何も変わらない学園から、最後にウテナとアンシーは「外」に出ようとする。ウテナカーに乗って「外」を目指して爆走するアンシーの姿、そしてついに全ての障害を越えて「外」へと抜け出した二人。それがそのままカタルシスになって訴えてくるという、非常にわかりやすい表現、そして内容であった。
期待していた終盤のカーレースシーンはこの作品らしい飛躍ぶりであったが、アニメ誌などで予想できたこともあるがそれほど違和感もなく、映像として気持ちのいいものであった。

 1時間半という時間ではやはりTVと違ってそれほど詰め込めるわけではなく、主要人物は実は少ない。
私はウテナとアンシー、冬芽と枝織、そして暁生と5人のお話であると感じた。さらにいえばウテナと冬芽、アンシーと暁生という二つのペア、そこに枝織がからむ話といえるだろう。

 楽しみにしていたミッチー演じる暁生だが、思ったよりも随分と出番が少ない。それでもわざわざミッチーを起用した価値はあったと思う。なんといっても「とぅ!」といって車をまたぐ姿がかっこよくしびれた。

 この作品はTV版でも「最後で実はこうでした」という展開があり、それを踏まえた上で最初から見るとよくわかるといった「2度見ることが不可欠」といったエピソードが多かった。この劇場版もまさしくそうであり、ほとんどの主要人物が実はとっくに死んでいたという事実を知っているかいないかで、随分とわかりやすさが変わってくるだろう。私も2度目の鑑賞で1度目とは違ってかなりしっくりくるものがあったのだ。

 終盤ウテナはウテナカーになってしまいそのままなので、ウテナ自身の活躍を見たかったというのも気持ちもあり、それに関しては少々残念。とはいえ、そこからは完全にアンシーが主役なのであり、それはTV版ではまったく抜け落ちていた部分なので、これこそが劇場版での特筆すべき点であろう。ウテナとアンシー、どちらも主役であるというスタンスこそが、この作品の醍醐味であるということを今さらながら痛感した。

 十分な内容、面白さであったが、大傑作という印象までは持つことができなかった。すごくシンプルな内容をスキのない完成度で仕上げてくれていたのだが、そのシンプルな部分と、完成度の高さゆえに何かしらの物足りなさを感じてしまったのだろうか。ぜいたくなことかもしれないが。

☆アキハバラ電脳組 2011年の夏休み
 
TV版で4話の絵コンテを担当し、それだけでこの作品の方向性を作ってしまった桜井弘明氏。このHP上で何度も述べているが、私はこの桜井氏の大ファンであり、氏の初の監督作品(十兵衛ちゃんは上に大地氏が総監督でいるため除外)となるこの映画は楽しみにしていたのだ。

 で、いざ見てみると、やはりどこを切っても「桜井節」といえる作品になっていた。全篇にある早口の喋りやシュールなギャグはもちろん、女の子が実に「女の子」していることこそが氏の真価であり、私はそれを高く評価したいと思う。夏休みという解放された時期、そして中二という実に若さ溢れる年頃、ひばり達は何の心配も何の悩みもなく、若いエネルギーそのままに騒ぎ、喋りまくる。アニメゆえのオーバーな部分はあるとはいえど、それは見ていて非常に納得かつ説得力のあるものだった。こうした生き生きとしたキャラクターを見ていると、すでに主役の5人らは桜井氏のテイストによって作られたようにも感じる。

 とはいえ事件は起きるのであり、暴走した王子様のコンピューターによって、アキハバラ周辺500kmが徐々にせり上がっていくという事態が発生する。それを止めるにはアニマムンディである5人が電気融合(つまりディーヴァに変身)して宇宙に行くしかない。この辺の話はTV版を見てないとわからないので一見さんにはつらいところであろう。

 見どころはなんといっても宇宙に行く夜、みんなで銭湯に行き、ゆかたを着て学校で花火をするところであろう。その後に控えていることにそれなりに緊張感があるからこそ、皆で騒ぎ、5人だけの時間を過ごす(かもめの代わりにうずらであるが)。宇宙に行くことについては何もふれずにはしゃぎあう様に、余計に彼女達の仲の良さが感じられるもので、なかなかに感慨深いシーンであった。
そして、いざ出発の時にうずらに「行ってくるよ」と声をかけた後に一斉に振り向くシーン。このゆかたのままでの変身シーンへの導入が非常にかっこよく、大のお気に入りのシーンだ。これだけで第一印象がウテナよりもアキバの方がよかったほどである。こうした女の子の決意を示すシーンのうまさも桜井氏の特徴であり、まさに「待ってました!」といわんばかりのものであった。

 実際宇宙に行ってからは結構どうでもよい。クオリティの高い作画による戦闘シーンが続くが、いってみればそれだけであり、テーマ的なことも何もない。EDでひばりの母が無事に帰還したことの連絡をうけて泣くシーンがあるが、宇宙での戦闘が別段危機迫るものでもなかったので、それほどの感慨もなかった。先ほど王子様やアニマムンディといったことが一見さんにはわかりづらいと書いたが、この宇宙でのことがそれ程重要ではないのが救いである。

 期待していた複数の人間が同時に喋りまくるということに関しては、ほとんどのセリフは初回で聞き取れた。確かにお遊びのシーンでどうでもいい人物がちょこっと喋っているのは聞き取れないが、それほど重要ではないし映画館では無理なレベルと思えた。逆にいえば、主要人物の声は重なっていても聞きやすいようにバランスが調整されていたといる。

 具体的に何か問題を解決したとか、夏休みを通して成長したとかそういった内容ではない。けれども「中二の夏休み」という楽しい時期を見せ、それを通して「また少しみんなの仲がよくなった……かな」というのを感じさせるものであった。この場合「……かな」というのが大事であり、なんとなくそう感じるような作りというのが実に桜井テイストなのである。『りりかSOS』16話でいつのまにかりりかが立ち直ったように、『アキバ』16話でいつのまにかすずめの家族とのわだかまりが消えたように、具体的な事件ではなく日常の中でいつのまにかの変化を描けるのは、私は桜井氏の一番の持ち味だと思っている。この映画もまた、具体的にこうだとかこういう内容だとかはいえないが、通して見た時に「なんとなく…変わったかな…」と感じさせてくれるものであったように思う。

こんなところだろうか。詳しくは、今後のHPか9/23の新刊でということで。
そうそう、両作品とも光宗信吉氏の音楽が良かった。TV版のBGMのアレンジも多かったし。それと奥井雅美の歌もね。


8月20日(金)

発表 ときめきメモリアル2

 

・制作発表から随分と待たされたが、ようやく「ときめきメモリアル2」が今日発売のファミ通にておひろめとなった。実は以前から中身に関しては情報を入手していたが、今回の発表にともなって自分の意見を綴ってみようと思う。

 とりあえず発表されたキャラクターは、ヒロインである「陽ノ下 光」(ひのもとひかり)一人のみ。(なんとなーくCLAMPを彷彿とさせるネーミングがちょっと残念)
で、一人見ただけでも、前作とキャラクターの感じが多いに違うことに気付くだろう。前作のイメージを求めていた人には違和感を感じるかもしれないが、こうした潔さというのは私は好感が持てる。OVAのときメモの時にも書いたが、コナミは一度売れたとしてもそれで延々と商売しないところがいいと思っているので、あくまで続編物ではなく、それこそ一から始めたようなキャラの一新というのは、きっとこのゲームの幅を広げてくれるに違いない。
 また、このヒロインの光はショートカットの元気な子ということであまりヒロインらしくない。ギャルゲーのヒロインというとロングヘアーに容姿端麗でおとなしい子というのが一般的なだけに、これは珍しいといえる。これに関しては、デザイナーであり数々の名曲を作ってきた作曲者でもあるメタルユーキ氏は「普通の女の子でもヒロインになれるということを証明したい」と語っていた。これは非常に面白いと思える試みなので、ぜひとも注目したい。
 これから先、順次キャラが発表されていくだろうが、一つ気になるのは声優陣である。既存の有名声優を使うのか、前作のように無名だが役所に会う人を起用するのか。私としては後者が希望である。

 ファミ通の情報で一番驚いたのが、「CD−ROM 5枚組」という点だ。一体何にそんなに使うのだろう?
ムービーが多いのか、おまけ要素が多いのか等とも思ったりするが、たぶん「膨大な音声データ」によるところが一番大きいと思う。なんでも今回は自分の名前とそのアクセントを入力すると、登場人物が自分の名前を呼んでくれるそうなので、そういったことが要因なのかもしれない。それに、バレンタインや正月といった各イベントに全員分のセリフが用意され、かつ好感度によってその内容が違うため、もともと「ときメモ」というのは音声データが膨大なのだ。

 今回のシステムで斬新なのが、「自分がスポーツマンになると、相手の女の子もそのスポーツに詳しくなる」といった、自分の成長が女の子にも影響を及ぼすという点だ。実は前作で一番不満だったのが「女の子自身の部活動には何も触れない」という点だったので、これで一緒に目標目指してがんばるといったことができるのと思うので非常に嬉しい。

 発売が11月ということなので「なんだ、冬コミカットこれにすればよかった」と思ったが、よく考えたら準備でプレイする暇があるのか? と気付く。 まぁ、なんとなーく12月のクリスマス商品に延びるような気もするが。

とはいえ、奥技習得や番長戦やよくわからない文化祭の出し物等、そういったときメモ独特のバカらしさが継承されていることを期待する次第である。


8月7日(土)その2

今月のアニメ誌 見聞録 特別な存在『りりかSOS』

 

・アニメージュの連載コーナー「この人に話を聞きたい」は、今月は大地丙太郎氏であった。

その冒頭で氏は「十兵衛ちゃんは、りりかのやり直しですから」とはっきり述べている。十兵衛ちゃんの6話でシリアスな展開になった時に、「やっぱり、りりかをやるのか」と感じたのだがやはりそうであった。とはいえ十兵衛ちゃんではうまくまとまり過ぎていて、りりかのように視聴者に何かを残しての幕切れにはならなかった点では少々不満ではある。

また、大地氏の連載コラム「私の人生ギャグだった」では「りりかバースデーパーティー」についてふれている。これはおととしから開催されているりりかファンの集いであり、主役声優の麻生かおりさんや監督なども訪れるのである。(去年にその存在を知ったが用事でいけなかった。今年は夏コミ準備で忘れていた…) そのコラムの中で、そのイベントで久々にりりかを見た際に、
「もしかしたら、俺はりりかを越えるフィルムは作れないんじゃないか」と感じた、という文章があった。『こどちゃ』を作り、初のオリジナル作品である『十兵衛ちゃん』を作り終えた今でも、大地さんにとってやはり『りりか』は特別の存在であったようだ。
別に十兵衛ちゃんが駄目だとか言う気はまったくなく、むしろ秀作だと評価しているが、『りりか』にはそういったのとはまた別次元のパワーがある。そうしたことをあらためて再認識することとなったアニメージュの記事であった。

みなさんも、機会があれば大地氏の原点ともいえるこの『ナースエンジェルりりかSOS』をぜひ見てほしい。


8月7日(土)その1

今月のアニメ誌 見聞録

 

・さて、毎月恒例のアニメ誌見聞録。今回はやはり10月からの新番の第一報がメインとなる。
「今回はそれほどないのでは」とかたをくくっていたが、いつも通りの多さ。詳しくは新番組情報にアップしたので、そちらを参考にして欲しい。

・ではここから個別に話をしていくが、まずなんといっても黒田洋介氏のシリーズ構成担当の多いこと。秋からたくさんやるらしいとは聞いていたが、まさか本当に3本もやるとはである。私は脚本家として黒田氏をかなり評価しているのだが、『サミー』や『トライガン』の時のように「これをやりたいんだ」という目的があり、8割以上を全て自身で書いた場合に、その真価が発揮されると思う。しかし『デュアル〜』ではシリーズ構成という立場ながら、半分も脚本を担当しなかったし、そうしたやりたいことも見えなかった。AXでの氏のコラムを読むと「シリーズ構成として脚本家を引っぱってきて」とあるので、ほぼ自分だけで担当する作品というのはなさそうで、その辺がどうなるか気になるところである。今さらながら、脚本とシリーズ構成は違うものだと思い直したわけで、脚本家ではなく、シリーズ構成家としての黒田氏の手腕がためされることになりそうだ。
そういえば、今度出るTo HeartのドラマCDも黒田氏の脚本とのこと。自分がやりたいものにはすぐに立候補して、やることになってしまうのは実に氏らしい。

・大地丙太郎監督作品として気になっていた「いま、そこにある僕」であるが、実は数日前にシリーズ構成を倉田英之氏が担当すると知り、倉田氏を好きではない私としてはかなり残念に思っていた。今回アニメ誌を読むことで、他のスタッフに助監督として宮崎なぎさ(十兵衛ちゃん)、絵コンテに平松禎史(カレカノ)・大橋誉志光(トライガン、十兵衛ちゃん)といった豪華スタッフが参加することを知り、加えて倉田氏が一人で全話の脚本を書くと判明し、「もったいない」と余計に残念度がアップである。
まぁ傑作である大運動会6話「帰還」のように、倉田氏もシリアス一辺倒ならばいい仕事をするかもしれないので、大地監督がどれだけ倉田氏を脱線させないように全体を統一できるかにかかっているだろう。

・新番の中で一つ注目すべきなのは『刻のリヴァイアス』である。前述の黒田氏のシリーズ構成であるが、『Gガン』『エスカ』で演出を担当し、『ガサラキ』で助監督を務めた中堅、谷口悟郎氏の初監督作品となる。他にメカデザに『エスカ』の山根公利氏、音楽にベテラン服部克久氏といった豪華スタッフなのが注目する理由だ。
肝心の内容は「生き残るために謎の宇宙船で宇宙を漂流する少年少女達の物語」と、どこか『バイファム』を連想させるものである。サンライズの若手を起用したオリジナル作品というと、自分としてはどことなくイマイチ続きという気があるのだが、これはどうなることだろう。

・To Heartと同スタッフの『くるみ』は、アニメコンプレックス内の番組であった。そういった箸休め的な番組ならば、介錯原作という同人的なものを、わざわざ優秀なスタッフがアニメ化することに怒りを感じずにすみそうだ。


8月4日(水)

To Heart本入稿完了 「消えたプリンセス 7月」

 

・本日、To Heart本を終えて、無事印刷所に送りました。全ての入稿が終わりほっと一息です。

 実を言うと、7月の10日頃は予定通り物事が進んでおらず、カレカノとTo Heartのどちらもほとんど手つかずという状況でした。二冊ひかえているというプレッシャーに押されて思うように体が動かなかったので、「これはどっちも駄目の、共倒れもありうるな…」と一時期は真剣に考えたりもしていました。
とりあえずはひらき直って、「8月までかかってもいいから、最低でもカレカノ本は仕上げよう」となんとかしぶしぶ進めることにし、いつのまにやらはかどり26日にカレカノ本は上がったわけですが、その時点で精神的にまいってまして、本作り、マックに向かうこと自体がつらく感じるようになってしまいました。そんなわけで「To Heart本は不完全の暫定版もやむなしかな」とかなり本気で思い、「表紙を入稿したのだから今さらやめるわけにいかない」ということだけが、体を動かしていました。
そんなわけで自分の理想を100%とすれば、50〜60%の本でも出来ないよりはましだろうと思ってやっていたのですが、ここ5日間ぐらいかなりハイになりまして、結果としては85…90%ぐらいの、納得のいく本ができました。
いや、やれば一週間でできるもんなんですね(笑)。結局のところ、自分のTo Heartに対する思い入れが好を奏したようです。それはカレカノ本と比較すると一目瞭然でしょう(笑)。
とはいえ、各話解説の11話までは6/27のコピー本(HPにアップしてあるもの)とそれほど変わっていません。まぁ、そうした部分はしょうがないですね。まったくもって、ラスト2話についてのことばかり書いていました。勢いにまかせて書きましたが、ちゃんと伝わるものになってるといいんですけど。

しかしこうしたせっぱつまったスケジュールだったため、何を書いたのか、どんなことをしたのかあまりよく覚えていません。というより6/27のサンシャインクリエイション4の後、気がついたら今になったという感じです。私の7月はどこにいったのでしょう?


7月26日(月)

カレカノ本入稿

 

・本日、カレカノ本無事入稿。
いやー、つらかった。こんなつらいのは初めてだ。
決してカレカノが嫌いなわけでも、やるのが嫌なわけでもないんだけど、自分の気持ちがTo Heartにいってるのに、大量にある「作業」をするのはそりゃ気が滅入るものです。おまけに後に別の本が控えているわけなのでカレカノ本で完全燃焼するわけにもいかず、余力を残しつつすすめるのも、没頭できないので結構つらいところでした。
ま、なんとかなりましたので一安心といったところです。

To Heartの方は、あと10日でできるとこまでやります!!


7月23日(金)

カラー表紙入稿悶絶地獄

 

・22日 カレカノラストスパート。最初の「はじめに」をやっと書くことに。
できあがったのを読むと、To Heartや水色時代についてともとれるし、何の作品についてのことかよくわからん。
面白いのでこれでいくことにする。

・23日 本日は表紙の入稿日。THの本の方は絵の発注&引き渡し&表紙を組む作業を、私が時間がないので相方の熱血最強MADに一任していた。
しかし肝心のカレカノ本は裏表紙は来たが、表紙を発注したやずみこう君が3日程前より連絡がとれない。仕方がないので、あきらめてなかばやけくそで前回の絵を流用しての表紙を作って、準備をして22日の夜寝る。
 だが、夜中の3時頃やっと電話がかかってきて、「実は例の絵はヒマがなくてできなかったんですけど、前に描いてボツったのがあるんですけどそれ使います?」とのこと。この際あるにこしたことはないので二つ返事をして、始発で来る間に下準備をする。しかし、奴は恒例のごとく遅刻をして、結局受け取れたのは朝の6時。で、絵を見たらこれが結構いいデキなんで「こんなモノがあるならとっくにくれりゃーよかったのに!」と怒る。
 が、そんな場合ではない。帰って一睡もしないまま、その絵を使って表紙の組み直し。サイズが考慮されていたのか、あらかじめ用意した背景ともジャストフィット。これなら待ったかいがあるというもの。しかしなぜ早く言わないんだ。

 昼頃、MADに会い、TH本の表紙を引き取る。が……。
「これさぁ、貰ったデータだと字とか黒いんだけどいいの?」とのセリフ。
よかねーよ!!
そう、MADは単にあがってきた絵に私の用意した字をのっけただけのものを作ってきたのであり、文字色やデザインを含めて作ってほしいという私の意図をよくわかっていなかったのである。
青ざめた私は、急いで家に帰る。ちなみにMADから出力したものを受け取ったのだが、上がってきた絵の上に本のタイトルがあるのを見ると、今さらながら6/27に出したコピー誌で作ったタイトルロゴ(←参照)は「海がきこえる」そっくりだということに気づく。
面白いのでこれでいくことにする。

 家に帰ってデータをチェックする。最低でも画像の大きさぐらいは変更しようと思っていたのだが、データを確認してまた青ざめる。
「レイヤーが分かれていない…」
バックがB5一杯に作られているがそれと切り離すこともできず、絵の大きさの変更や移動などまったくできない状態である。時間もないので難しい処理をすることもできず、仕方なく、元から入れる予定の字の色をそれらしくしただけにとどまり、印刷所へ。無事、入稿は完了いたしました。

 しかし、TH本は表紙といい裏表紙といい、自分の想像外の絵が来た。個人的には好きな絵ではあるのだが、組んだ(といえるほどのものではないが)表紙を見ても、おそらく中身は想像できないに違いない。まさに「これ、ほんとにウチの本か?」状態であり、こんな表紙は後にも先にもこれが最後であろう。
面白いのでこれでいくことにする。

 表紙を頼んだ作家さんも、忙しい中描いてくれて感謝いたします。その作家さんが誰かは、全部の入稿が終って表紙の絵をアップした時に発表することにします。

 


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