過去日記(2000年4月24日〜2000年6月21日)

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6月21日(水)

BOYS BE… サントラ

 

・本日はアニメ版BOYS BE…のサントラ発売日。実は購入しようか迷っていたのだが、店頭で初回版の箱の描き下ろしの絵を見たら、ノータイムでレジへ持っていってしまった。いや、竹田逸子さんの絵が最近マイブームなのである。で、家に帰って封を開けたらまたびっくり。CD本体のジャケットの絵がまた描き下ろしで、イラスト風の箱の絵とは違ってこちらはセル画で書かれており、一目で気に入ってしまったのだ。桜の舞う中で微笑む恭一と千春の間に、繋がれた手があるという構成が実にいい。

さて、内容ですが、OPとEDはTVバージョン。フルバージョンを聞くにはシングルを買うしかないが、これはまぁいいでしょう。その他に、8話で使われた歌も4つ全て入ってます。1話の食事シーンでTVから流れていた、前田亜季の歌う「内緒の気持ち」もボーナストラックとして入ってるが嬉しいね。しかし、前田亜季の歌はいいですなぁ。

肝心のBGMですが、春、初夏、夏、秋、冬と分け、「春II」「夏IV」といった曲名の付け方はセンスいいなと思いました。なかなか曲名と曲が一致しないという不便な面もありますが。
ただ………。
収録漏れがあります。1話の冒頭で一番最初にかかった曲がいきなり入ってません。他も全部確認したわけではないですが、楽しみにしていた曲で入ってなかったのですぐに気がつきました。それに、TVアニメのサントラだというのに、サブタイトル、アイキャッチ、次回予告の曲が入ってないのはちょっと問題ありです。まぁその辺は仕方ないので、ジャケットの絵とプラスマイナスゼロってことにしましょう。
掲示板で「反則の曲」といった例の曲は「冬IV」という名前で、やっぱりこれが一番ですね。あとは、「初夏II」「秋I」「冬II」が楽しみにしてた曲です。この辺と歌をループで聴いてます。
しかし前から思ってるのだが、音楽「Be-Factory」ってどういうメンバーなんだろう? その辺ライナーには何も書いてなかったし。そうそう、スタッフインタビューも何もなかったので、ライナーはちょっと不満だったな。

 

・アニメイトでもらった冊子を見ていると、DVD「妖精姫レーン 全集」なるものが7月28日発売と書いてある。
………………………………………。
4月発売予定だった「ウエディングピーチ」のDVDも出してないくせに、
KSSは何言ってやがるんだ?!

・そういやTVでは全25話だった「エクセル・サーガ」だが、DVDでは未放送の26話がつくとのこと。
…はぁ、さいですか。 また、JC.STAFFのビルがひどい目にあうのかな。
新作の最終回のタイトルは「脱出」ってとこかな?


6月20日(火)

FF9で勝手に盛り上がる パート2

 

・スクウェアの関連HP「Play Online」にFF9のコンテンツがある。
その中に作曲の植松伸夫さんの日記があり、これがなかなかに面白いので興味のある方はぜひ読んでみることをオススメする。
特に、3月21日分を読んでから3月31日分のを読むと大爆笑! 「地獄の声」ってすげー気になるぞ。

他には、4月10日分とか読んでびっくりしましたね。ちょっと流用して。

  こんなぎりぎりまで作曲してるなんてちょっと曲作りすぎたかな?
  曲数が多ければ多い程いいとは決して思ってないんだけどね。今回
  は計150曲か160曲位作ってる。FF8の倍だもんなぁ。吉と出るか凶と出るか...

150曲! FF8の倍! それはちょっと多すぎるような気が…。聴く方も大変だ。
FF7、8がそれぞれCD4枚組だったが、今回は一体何枚になることやら。

あとは、5月5日、6日分とか面白いと思ったかな。やっぱり音楽の鳴るタイミングの気持ち良さってのは重要ですね。

全体的に、というか特に後半の日記は、かなりスケージュールがせっぱつまっていることをうかがわせる。そんなことは毎回だと思うかもしれないが、発売2、3ヵ月前だというのに、ようやくそれぞれのパートが完成したのをあわせただけで、調整はまだまだという様子らしい。確かに、今回はいつもと違って情報の公開が遅く、発売一ヵ月前のこの時期に戦闘シーンの画面写真は一切公開されておらず、恒例の召喚獣の紹介もまだないに等しい。どうも、今回の制作の遅れ具合はいつもとは違うレベルなのではないだろうか。
そうなると、どうしても4月24日分の日記の言葉が思い浮かぶ。

  この期間で良質のモノを作るには全体量を大幅に減らすべきだ。
  今の1/2から1/3くらいの量でトントンってとこじゃないか?
  このままいくとどんどん質は悪くなる一方だぜ。こればっかりは
  「やる気」だけじゃ解決しない問題。

受けての一方的な欲求からすれば、ボリュームがあるのは歓迎すべきことではある。けれど、その一方で内容に破綻をきたしたり問題が出たりするようでは、敬遠せざるをえないだろう。そういった点では、そこそこのボリュームで、しっかりとした質のものを追及してもらった方が、結果的にはありがたいことかもしれない。
まぁ、これは一般論なので発売前のゲームに対しては何とも言えないが、一ファンとしてはなんとか満足のいくものに仕上がっていてほしいものである。植松さんの曲も、心構えを十分にして、楽しみに待つことしよう。


6月18日(日)

サンクリでうぐぅ

 

・本日は同人誌即売会「サンシャクインクリエイション」、通称「サンクリ」の第8回である。
今回、「くるくるパロディーシアター」のくろつき君と合体で申し込んでおり、「TESNA FACTORY」のTESNAさん、くろつき君と開場で落ち合う。テーブルに敷く用に、セラムンの布切れ?を用意してきたくろつき君であった。ま……、まぁ、よかろう。

今日はKanonのシナリオライター、久弥直樹氏のサークル「CORKBORAD」が参加している。コミケやレヴォなどではとんでもない混みぐあいになるそうなのだが、なぜサンクリにまで参加するのかちょっと不思議ではある。私自身興味はあっても苦労してまで入手しようとは思わないが、チャット常連のモーリーさんとPMXさんがぜひとも欲しいというので、大阪部長とともに開場と同時に並ぶことにした。
開場10分ぐらい前から、明らかにそれとわかる人達がそのスペース周辺に集まり、とてもサンクリの規模の数ではない。いざ開場となるともの凄い人混みが押し寄せ、私は体を「く」の字に曲げられながら、集団の中に吸収されていくことになる。うぐぅ。
自分自身、コミケで外周の大手に並ぶのは慣れているが、あそこはまだスペースがあり、列整理の準備やスタッフも充実している。それに対し、ここは狭いし、ただ突進してくる人混みに巻き込まれるのみで、「俺はこのままここで窒息死するのか?!」と一瞬身の危険を感じた程であった。まさか、これほどまでだったとは。
最初の突進が終わり、ある程度の収まりを見せると、一旦外に出して広場を一周して元に戻ってくるような列を作らされることになる。結構な距離で、かなりの人数がいることがうかがいしれた。自分はスペースの目の前にいたにも関わらず、前から100人程で、後ろを見ればその何倍もの人、おさらく600人ぐらいはいるに違いない。これが始まって10分くらいの出来事なのだから、後から一般参加者も来て余裕で1000人に達することだろう。何度も言うが、とてもこのイベントの規模とはかけ離れている人数だ。
列整理が収まりをみせたところで販売開始。いつも一人二冊なんだそうだが、今日は一人一冊の冊数制限。この混み様では仕方ないといったところだろう。この冊数制限のせいで列の進みは早く、5分程で購入できた。とりあえず二冊、二人分が確保できたのでよしであろう。

自分のスペースをTESNAさんにまかせていたので、用事が済んだところですぐに戻る。そのまま私も座り続けることにし、TESNAさんとマッド談義。氏のHPの発言に色々と思うところがあったので、その辺きっちり話をつけようとしたのだが、いざ話をしてみるとまったくもって問題ない。う〜ん、私が真面目にとらえすぎてたのかな? これからは、HPでの発言はリップサービスと思っていいんですかね、TESNAさん?

午後になって、ようやくモーリーさんが現われる。苦労して買えたことを伝えてその本を渡すと、「じゃあ、代わりにこれを」と、あろうことか「Kanonビジュアルファンブック」を手渡されてしまった!

 

うぐぅ!! 

この本は16日に発売されたばかりのもので、Kanonでは初のムック本である。私はインタビュー記事を立ち読みしようと思っていたのだが、豪華クリアケース入りでその野望は簡単についえてしまっていた。そもそも、私はKanonファン向けの真面目な本だと思っていたのだが、でっかい「うぐぅ」の文字のふざけた表紙に拍子抜けしていたし、なおかつ買ったばかりのPMXさんから「結構寒い本で、買う必要なし」と聞いていたので、すっかり興味を失っていた。そこへきてこの仕打ちである。
実際、家に帰って中身を見てみると、インタビュー記事は確かに価値があるものの、それ以外のページ作りが予想外の内容である。「あゆの30の質問」だの、身体のパーツごとの「あゆの秘密」だの、読者ページだの、ムックというよりは雑誌のような作り。アニメディアの付録か? これは?
(しかし、キャラデと原画担当の樋上いたるさんが女性だとは知らなかった。てっきり男性だとばかり……)
ビジュアルファンブックというのだから、ポスターやトレカなど、存在するビジュアルの一覧でもあるかと思えばそんなものはまるでなく、本編のCGも整理されていないので見づらい。企画物的なページ作りはファンに楽しんでもらおうという意図はわかるが、少しふざけ過ぎではないだろうか。というか、即売会でなんとなく見てても思うのだが、Kanonのファンっていうのは、こういうのがいいという人達ばかりじゃないだろうな。

とまぁそういう代物なのだが、これが2500円。モーリーさんはポイントで買ったのでくれるというのであるが、「CORKBORAD」の同人誌が1000円。物の価値、苦労した具合とかを考慮した場合、この二つのトレードは妥当でしょうか?

みなさまのご意見をお待ちしております。

今日は他に「サイヴァリア」のビデオと同人CDを購入。
Kanonにも参加したOdiakeSさんのサークルSJV-SCの「Twice Born」と、GameMusicLibraryというところの
「〜BEST SOUND of GameMusicLibrary Special〜 -Leaf-」の二枚である。
特に、GMLのリーフONLYのCDはとても同人とは思えないほどのクオリティ。最後の曲「WHITE ALBUM」メドレーのラストの「あの頃のように」は鳥肌が立ったほど。上のリンク先の試聴データでもラストに入っているので、ぜひ聴いてみて欲しい。
やっぱり、自分は「あの頃のように」がとても好きなようだ。


6月10日(土)

おそらくは平穏な週末

 

・午後からフカピーとともに秋葉原へ。モーリーさんとはるにーさんと合流し、目的の物々交換をする。はるにーさんよりリーフの2作目「フィルスノーン」の初回限定版のおまけCDを貰ってほくほくである。(かなりの貴重品のはず)モーリーさんに「蟹missile」を借りたので、これでリーフのCDは1作目の「ナイト雀鬼」を残すのみとなった。
私は自分一人で秋葉原に行くことはほとんどなく、大抵は人に連いていくのみである。行っても別段買い物をすることも少ない。まぁせっかく来たのだからと、バックナンバー目当てで書泉ブックマートへ。そこで「gM」の前号を発見し、とらはキャラデの都築真紀氏のインタビューが載っているのを知っていたからノータイムで買う。いや〜、本日一番の収穫だね。
「∀ガンダム記録全集」「∀の癒し」もあったけど、高いのでまた今度(笑)。

フカピー邸でMADとともに過ごし、夜にMADはIGのビデオを持って帰っていった。
その後、Kanonで真琴をやっていると、深夜2時頃だというのにMADより電話。開口一番、「字幕が気に入らん」とのこと。話を聞くと、一番最後のホーガースのセリフは字幕では「待ってるよ!」だが、それよりも「またね!」の方が絶対にいいと怒っているのである。「英語でも"see you later"って喋ってるし、絶対にまたね!の方があってるよ」というのだが、まぁ一理あるにしても、そんなことでこんな時間に電話してくるとはやるな。

その後、真琴シナリオを終わらせた。全体的には好印象ではあるが、栞とフォーマットが違ったので「え? ああいうことじゃなかったの?」とまたちょっと混乱。本当に実態をつかみづらいゲームだ。
非常にマニアックな話で申しわけないが、今までやった限りでは、OPアレンジの「夢の跡」という曲を最後の一番大事なシーンで流すのが常であった。しかし、真琴シナリオではこれが使われなかったのが意外だった。(一箇所使ったが、中盤のさして印象に残るでもないところだったのだ) 代わりに、大事シーンの例の結婚式?のところで「残光」を使ったのが非常に意外で新鮮だった。このゲーム、監督にあたる人がいないのが気にかかるんだけど、音楽とかの演出は誰がやってるんだろう。シナリオの人の希望なのかな。

次の日にはようやく「ONE」をプレイ。まだ途中までなのでなんともいえません。
とりあえず「雨」という曲がえらい気に入ったので聴きまくってます。この曲の作曲はYET11という人なのですが、同じく氏作曲の「日々のいとまに」と「乙女希望」(七瀬の曲)も気に入ってます。
YET11さんの曲も聴かなくちゃなぁ。「鈴がうたう日」〜〜!


6月9日(金)

少年漫画は健在なり 〜アイアンジャイアント

 

・本日よりレンタルの始まった、アニー賞(アニメにおけるオスカー賞)9部門受賞作品、アメリカの劇場長編アニメーション「アイアンジャイアント」を見ることに。(けっ、けっ、けっ、決して、誰かさんに強制されたわけでは……)
朝一でレンタル屋に立ち寄り、指令通り(うひっ!)の字幕スーパー版を借りて確保しておく。

さっそく見てみたのだが、期待そのままの内容で、評判通り非常に満足のいくものであった。
これでもかというほどの単純でわかりやすいテーマ性、あくまでも主人公である子供の視点、まさに王道の中の王道をいく作品といえる。アイアンジャイアントの巨大感も見事で、このロボットのみCGで作成された甲斐があるというもの。その動きのなめらかさが余計にジャイアントの異物感を引き出しているが、次第にそれが愛くるしさになり、作り手の術中にハマってしまう。完成度が高く、絶対に見て損をしない作品だ。
ただ、ついつい音楽のことを気にしてしまう私なのだが、音楽賞を受賞したとはいえ、これといって印象に残る音楽はなかった。あくまでも劇伴であり、シーンにはあっているものの、曲単体の自己主張はあまり感じられなかったのである。それ以外に関しての、作画や演出、脚本といったことにはまるで不満はない。しいていえば、アメリカ映画のため、絵柄に好き嫌いが出るかもしれないということぐらいである。

最近になって考えていたことであるが、ここのところアニメやゲームファンの男子の間では、少女漫画ばかりが氾濫しているように思う。昨年のアニメグランプリを受賞した「カードキャプターさくら」、自分でも本を作ってきた「センチメンタルジャーニー」「To Heart」のゲーム及びアニメ、「彼氏彼女の事情」、そして熱烈なファンの多い「ONE」や「Kanon」といったWinゲームも、私には少女漫画ではないかと思える。
別に少女漫画のことを悪くいうつもりは毛頭ないし、私自身、学生の頃はそちらの方をメインで読んでいたのであるが、そればかりが蔓延するというのは何か釈然としないものがある。少女漫画の中の理想を追及しすぎではないかという気がするのだ。
そんな折りに、こうした少年漫画の原点にして手本ともいえる作品に出会え、ただただホッとするばかりである。こうした「物語」にふれて「追体験」することも、男の子にとっては大事なことといえよう。
ただ、少年漫画だからこそ、今のアニメファンやゲームファンに相手にされてないのかもしれない。今の消費になれた人達は、ただ受け入れるのみで、ロマンとかそういった事に興味が無くなりつつあるのかも。
この作品自身、あまり日本では宣伝されておらず認知度も低めだと思うので、ここは地道に布教するしかあるまい。

ちなみに、私は「とらは2」も少年漫画だと思っており、評価する大事な要因である。「ラブエスカレーター」と「GREEN」、アニメ版BOYS BE…もそうだね。


6月7日(水)

ゲームミュージックひとりごと

 

・8月26日に発売が決定した「ドラクエ7」であるが、今月の6月28日にそのサントラが出る。劇場作品が公開前にサントラ発売というのはよくあるものの、こうしたRPGで事前にサントラを出すのは、曲名で展開がバレたりするのでマイナス要因が多いと思うのだが…。しかも、発売二ヵ月前というのは幾らなんでも早すぎるように思う。購入した人は、ゲームが出た時点ですでに聴き飽きてたりするかもしれない。もちろん私はすぐには買いません。

ゲームの発売前にサントラ発売というと、私は真っ先に「FF4」のことを思い出す。このゲームも、発売一ヵ月前に先にサントラがリリースされたのである。しかし…、いくつかの収録漏れや、EDの曲間の間がゲームと違ってたりしており、私は随分と腹を立てたもので、今でもスクウェアCD唯一の汚点であると思っている。仕方ないので当時SFCから自分で直接録音し、今だにそちらの方を愛聴しているのである。それに反省したからか、次の「ロマンシング・サガ」から先行発売は一切しなくなり、CDの収録内容が非常に良くなったのは、とても歓迎すべきことではあった。
ドラクエ7のサントラも、とりあえずは不満の出ない内容になっていればいいのだが。

・リーフの最新作「まじかるアンティーク」のサントラが、6月21日より店頭でリリースされる。今までリーフ作品のサントラはイベントか通販でしか入手できなかったのだが、今回から一般販売するようだ。DC(ドリームキャスト)参入を表明し、まずは「こみっくパーティー」を移植することが決まっているが、今後は以前とは違って一般へのアピールを強めていくのだろうか。

さて、最近になって突然リーフのサントラを集め始めたのであるが、結構揃ってきてあと入手のめどがたってないのは、
01「ナイト雀鬼」、07「こみぱ」、08「蟹ミサイル」の3つのみ。誰か持ってませんかね?
元々、しぃちゃんに06「ホワイトアルバム」を聴かせてもらい、それがよかったのでエロゲーの音楽にも手を出すようになったのであった。じゃなかったら、今頃KanonもI'veも聴いてなかったしね。しぃちゃん、どうもありがとう。

・6月21日に、「セガゲームミュージックVOL.1」がSEGA SOUND LEGEND SERIESとして再販される。もう15年程前のCDで「アウトラン」と「スペースハリアー」が収録されており、初めてゲームミュージックが一般商品として成功したといえる、記念碑的CDであろう。私が生まれて初めて自分で買ったCDでもあり、再生回数もおそらく1位に違いない。
もちろん自分は持っているから買わないものの、こうした名曲が今の若いユーザーに触れられるようになるのはとてもいいことだと思う。
他のメーカーも見習いませんか? ねぇ、コナミさん、日本ファルコムさん。

・FF9テーマソング、「melodies of life」のシングルは8月6発売。
ゲーム発売後、二週間でサントラが出たFF8と違って、一ヵ月でやっとシングルってのは遅くないですかね。
で、やっぱりあの外人のような声が白鳥恵美子さんなのかなぁ…。


6月4日(日)

スッキリ爽やかプチKanon

 

・朝、フカピー邸で目覚める。昨夜MADは帰ったので、いるのは私と昨夜来た松本氏のみ。
松本氏がPCを使っていたので、私をスカパーでデジキューブを鑑賞。目的のFF9のCMの録画に成功する。で、肝心の歌が流れてるけど……、英語じゃん!! しかも「melodies of life〜〜」って歌ってるからこれが主題歌で決定だね。う〜ん、残念…。でも、これ歌ってるのはどう聞いても外人だなぁ。そうか! 白鳥恵美子さんが別で日本語バージョンを歌うんだ!(あきらめの悪い私)

・夜行性の松本氏が寝に入ったので、私はPCでKanonの続きをすることにする。先週、名雪をクリアしてがくんと評価が下がったのであるが、いろいろと気になることがさっぱり不明のままなので、三人目として栞をプレイする。

4、5時間程でエンディングを迎えたのだが、その時の私はプレイ前とはうって変わって実に爽快な気分になっていたのであった。
いろいろと理由があるが、まずは内容のことから。栞のシナリオは思っていたのとは結構違うもので、もっとストレートに痛い話かと思っていたが、それ程でもない。この押し付けがましくない自然体な感じは、あゆと名雪のシナリオにはなかった点で好印象である。そしてなによりも栞のシナリオで一番感じたことは、これは栞の話ではなく、主人公である祐一の話ではないかということだ。祐一のキャラが立っており、ようやく「物語」として受け止められるレベルになっていたのではないかと思う。あと、テーマが「奇跡」じゃなくて「願い」だったのもよかったね。

内容に好印象は持ったのはもちろんのこと、それ以上に今までのうっくつした気分を吹き飛ばしてくれたのは、今まで疑問に思っていたことが全て解明したからである。ここでは詳しく書かないが、そもそもなぜこの作品のタイトルは「Kanon」なのか?、いくつもの曲名に出てくる「風」というモチーフが何を意味しているのか?、エンディングの歌詞の意味は? といった、本当に根本的な疑問が全て氷解したので、実にスッキリした気分になれたのであった。これでようやく、このゲームのなんたるかを語れるスタートに立てたのかもしれない。
とはいっても、全面的にこのゲームを褒めたり評価するわけではないよ。やっぱり良い所も悪い所もある、極端なゲームだ。


6月3日(土)

似非、襲来 〜誕生、似非ニンジャチーム

 

・本日はイカスー秘密基地に、似非動画のまるはな3号さんが来訪する。その前に用事を済ませてしまおうと、早めに出かけておく。

「gM」というゲーム雑誌にI'veの特集と、とらはに関する非常に気に入ったコラムが載っていたのだが、入手しそこなっていたのでそれを探しに新宿へ。すぐに紀伊国屋書店で発見し安堵する。
とらは2についての、
「主人公をはじめとするキャラクターたちは、どんどん増えていく。誰も消えていかない。消えていくことを許さない。
 ――血のつながりとかではなく――無条件に受け入れて、離さない。家族だから」

っていい文章だなぁ。この辺のことをつきつめた「とらは本」とか作れたらいいね。

1時すぎにフカピー邸に到着。すると、すでにまるはなさんから「家を出た」と連絡があったとのこと。
そんなバカな!! 「午後に起きたら行きます」と言ってたから、4時頃に起きて6時頃来るものかと思っていたのに!
ウチの誰かさん(M○D)なんか「午後に起きたら行く〜」とか言って、夜の6時頃起きて8時頃来るのが当たり前で、それが当然になっていたというのに。

3時頃にまるはなさん来訪。なんとなくついていた広島対阪神戦を、そのまま観戦することに。
まるはなさんの阪神オーラのせいか、阪神が辛くも勝利。今日はいい日だ。

その後、今期のOP集を見せたり、秘密基地に来訪した際のお約束のエビちゅのカマンベールの儀を行ったり、「星界の紋章」を見たいというまるはなさんのためにビデオテープの地層を発掘したり、PCを見てもらって「このマザーボードじゃダメダメ」とダメ出しをくらったりして時間が過ぎていく。

本来、まるはなさんはMADを含めたイカスーメンバーにとあるビデオを見せるのが主目的で来たのではあるが、そのMADは仕事のため遅れて来ることになっていた。しかし予想外に遅れており、6時頃には来ると思っていたのに、9時頃になってしまうとのことだった。

私は妙に眠くなってきたので、7時頃に仮眠をとる。ふと目を覚ますと、なぜか二人はとあるアニメ作品を見ていた。最近フカピーが日本ではまだDVD化されていない作品で、海外ではDVD化されているものを買ったのだが、その一つの「ニンジャスクロール」(あえて日本語タイトルは記しません)であった。まるはなさんは初めて見たそうだが、その画質の奇麗さと、内容がいたく気に入っているご様子。私も大好きな作品ですでに10回程見ているが、久しぶりに見ると、やはりその格好良さはたまらないものがある。やっぱりこの監督さんの作品はいいね。来週はこの人のキャラデ作品ってことで「あずきちゃん」を見るか。(すげーヒント)

9時にMADが阿佐ヶ谷に到着。3人で出かけて駅で落ち合う。4人で食事をとろうと移動するが、いきなりMADが「へきるが主演のあやしいカラオケLDを入手したのじゃよ」と話を始める。よくわからんが、なんとなく気になる内容。詳しくはここで。とりあえず、

「複雑な人間関係の中で真っ白な夢が叫んでいる!」

さいでりあで食事をしたあと、フカピー邸に戻って例のビデオ、「○○オンリービデオ」を見せてもらう。
私は3分の1程すでに見ているので、さほどのインパクトはなかった。いや、決してデキが悪いということではないのだけれども、個別の評価と全体の評価を同時にできるものではないので、感想を言うのが難しいんだよね。これは後にMADと話した事なんだけれども、やはり「こうするとこうなるのか」という参考になるものではあったけれど、それ以上のものではないかも。ウチも「○○オンリービデオ」を作ろうと思うことがあるけれど、もし作っても全然違う方向性のものになるだろうね。

鑑賞後、まるはなさんが帰宅する。MADがQOHを始めようとするが、なぜか起動しない。どうやら昼間PCをいじったせいらしく、何度やってもなぜかQOHだけ動かないのである。ここで練習の成果を見せたかったようだが、動かないものは仕方ないので、あきらめて編集ビデオ談義。実りがあるような無いような。


6月2日(金)

FF9で勝手に盛り上がる

 

・ネット上で、ほんのちょっとのFF9の音楽データをダウンロードした。よくはわからないが、どうも海外のゲーム速報サイトらしく、どこかで流れたものをMP3データにしただけのもののようだ。
そのデータは30秒ほどで、「melodies of life」という名がついていた。最初に女性のスキャットがあり、これが「白鳥恵美子」さんの声なのだろうか。だとすると、これがFF9の挿入歌の可能性は高い。
歌だとするとその終わりの30秒の代物なのだが、それでも優しいながらも感情に訴えるようなメロディは一発で気に入ってしまった。う〜ん、すでに植松サウンドは体に染み着いているからか、初めて聴いたにもかかわらず、すんなりと受け入れてしまう。
曲もそうだが、「melodies of life」という曲名がとても気に入っている。なんでも今回は「生」がテーマだそうで、それをここまで直接的に曲名にもってくるというのは、正々堂々としていて気持ちがよい。
実はFF5〜7で「生命」というテーマは扱っており、そういう意味では目新らしいテーマではないと思うかもしれない。けれども今回は生命「全般」ではなく、もっと個人々々にスポットをあてながら、「生」というものを見つめ直すようなものになっているのではないかと。そういう意味では真のテーマは「生きるということ」ではないかと勝手に予想している次第である。

もう一つ、歌で非常に気になることがあって、歌詞が日本語か否かということだ。
前作FF8の「Eyes on me」が英語の歌詞というのは周知の通りだが、歌詞を日本語か英語にするかで随分ともめたそうである。結局は「外人が日本語の歌を聞く違和感よりも、日本人が英語の歌を聞く時の違和感の方が少ない」という理由で英語になったわけだが、作曲の植松さんはそれでも日本語でいきたかったそうだ。
最近のスクウェア、というかゲーム業界としては海外への流通を大事にするのは至極当然である。その点でいえば前作が英語の歌詞というのは仕方ないといえるものの、もうすでに海外へのスクウェアとFFというブランドのアピールは十分といえるのではないだろうか。ならばこそ、海外に向けて正々堂々と日本語の歌を発表し、日本発ということに自信を持ってもいいのではないかというのが私の考えであり、希望である。
そんな折りに挿入歌の歌手が「白鳥恵美子」さんと聞いたので、これは日本語でいくのかという期待が膨らむというもの。植松さんの希望が叶えられていることを切に願う。
早く正式のものが聞きたいものだ。

 

・TLSの新作が9月のゲームショーで発表されるらしい。(別に私はこのシリーズは好きではないが、なんとなく興味を持ったもので)
順当に考えれば「3」であるが、意外に外伝とかかもしれぬ。

「トゥルーラブストーリー ムジュラの仮面」とか?!


5月23日(火)

2枚目ゲット

 

・「regret」に引き続き、I'veの2枚目のCDともいえる「Eye's Blue」を入手。
これはパソコンショップだけでなくアニメイトでも取り扱っているそうなので、わざわざ遠出せずに吉祥寺のアニメイトに行ってきたのであるが、なぜか「regret」も置いてあった。う〜ん、最近は取り扱うようになったのか?
この「Eye's Blue」はグランブルーというメーカーのゲームの歌だけを集めたもの。ノリノリの曲ばかりのregretとは違って、普通のポップスだったりバラードだったりとどちらかというとおとなしめ。悪くはないけど、regretが好みだった分ちょっと残念。

・ちょっと話は変わるが、私は「Last Regrets」はフルコーラスよりも、ゲームのショートバージョンの方が好みである。KanonのOPの印象もあるだろうが、とにかくショートの最後がとても好きなのだ。
それに、どうも私はフェードアウトして終わるっていうのが好きじゃないみたいで、「Last Regrets」と「風の辿りつく場所」は両方ともフルはフェードアウトっていうのは少々残念であった。

・曲のために楽しみなKEYの次回作「AIR」であるが、7月14日発売なのでFF直後ということもあり後回しになってしまうだろうか。そもそも、この作品の歌もI'veが担当するのか?


5月19日(金)

I'veのCD「regret」入手

 

・新宿に行った際、駄目もとでソフマップを覗いてみる。
すると、出たばかりのエロゲー「せんぱい」(I'veが主題歌だけでなくBGMも担当したゲーム。サントラCDがおまけでついている)が山積みされている上に、「regret」が展示されているではないか!
しかし、展示物だけで実際に販売してるらしきものが見当たらない。さっそく店員に「これの在庫はないんですか?」と尋ねると、「えーとですね、在庫は…ないみたいですね。展示品のこれでよければ…」と言うので、すかさず

「それでいいです」と即答する。無事に購入成功である。

通販は時間がかかるし送料もかかるので、こうして直接買うことができたのは実にラッキーだ。

さっそく聴いてみたが、やはり満足のいくものでいい買物をしたといえよう。最近I'veが急速に支持を得るようになったのも十分よくわかる。ただ、これが完璧に世間一般だけに対して評価を問うた時には、ここまでの評価を得ることはないかもしれない。やはり「18禁ゲームの歌なのに」という、限定されたものの中での相対的な評価によるものなのだ。しかし、それでもそのジャンルの中で特筆したものであることには違いなく、それならばこそユーザーも評価し取り上げるべきである。かつて、パソコンユーザーがイースとソーサリアンの音楽をこぞって取り上げたように。

さて、実際聴いてみて気に入ったのは、Kanonの二曲をのぞけば「I will・・・」「美しく生きたい」「DREAM TO NEW WORLD」「ONE SMALL DAY」だろうか。自分はやはりテクノ調の曲が好きみたいである。楽しみにしていたKanonのOP「Last regrets」のX'masバージョンは、まぁまぁといったところ。
(regretはこちらでほんの少し試聴ができます。欲しくなった人はこちらで取扱店を確認するか、通販するとよいでしょう)

一つ気になったのは、ライナーにその歌がなんのゲームのものなのかが書いてなかったことだ。ネット上で調べればすぐにわかることではあるが、やはり多数のメーカーの作品を扱っているためか、それともI'veというブランド自身を前面に押し出したかったのだろうか。

そういえば、そもそもI'veを知るきっかけは、「とらいあんぐるハート」のキャラデザの都築真紀氏が、HPの日記の中で取り上げていたのを読んだからであった。すでにI'veにはたくさんの曲の発注が来ているそうなので、「とらいあんぐるハート3」を担当するといいかなというのが個人的願望である。都築真紀氏の恥ずかしい詩がI'veサウンドにのっかるなんて考えただけでも…。


5月14日(日)

Kanonに触れて

 

・さて、先に音楽関係の話からしよう。

先日I'veについて触れたが、ここは前にも言ったように18禁ゲームの歌を作っており、作詞、作曲、編曲、レコーディングまで全てを担当する。KanonのOP曲「Last Regret」とED曲「風の辿り着く場所」の歌も担当し(ここでは編曲とレコーディングのみ)、これがきっかけで絶大な支持を受けるようになったらしい。
そのI'veが昨年末に今までに制作した歌を集めた「regret」というアルバムを出しており、KanonのOPとEDのフルバージョンも収録されているそうだ。一体どうすれば入手できるのか調べてみたところ、大手パソコンショップで扱っているらしい。丁度、熱血最強MADが秋葉原によってからここ(フカピー邸)に来る予定になっていたので、秋葉原で買ってきてくれないかと頼んでおいた。
しかし、秋葉原ではどこも品切れだったそうだ。仕方ないので、通販で購入するしかない。なんでも発売当初はゲーマーズでも扱っていたそうで、ゲームCDでは異例ともいえる2000枚の売り上げがあったとのこと。
代わりに、MADがKanonのマキシシングル(イベントと通販でのみ販売したもの)を「ニ枚持ってたから一枚あげる」とくれた。Kanonの音楽関係で、これの入手は難しいと思っていたので実に嬉しい。regretと同じくOPとEDのフルバージョンも収録されているが、そのカラオケはこれにしか収録されていない(これがまたいいのだ)。それに加えて三曲のアレンジと、謎のOPの男性ボーカルバージョンが収録されているという代物である。

さて、ちょっと話を変えて。先週タイトルの曲が気に入ったと書いたが、聴くにつれてどうも自分の知っている曲に似ている気がしてきた。しかしそれが何かピンとこない。それから約一週間の間、何度となく聴くうちに昨日ようやくそれが判明したのだ。それは有名パソコンゲーム「ソーサリアン」の同じくタイトルの曲である。確かに印象は全然違うものだが、曲の作りが、雰囲気が似ていると思う。おそらく、同じ音色で演奏すればかなり似ているに違いないという確信があった。
そんなおり、そのタイトルの曲「朝影」のアレンジがこのマキシシングルに入っていたのでさっそく聴いてみたのだが、いきなり冒頭で噴き出してしまった。ピアノ曲にアレンジされた「朝影」は、まさにソーサリアンのタイトルそのものだったからである。おぼろげなメロディーに、後を追いかけるようなベースが実にそっくりである。
後に本編をやって思ったことであるが、他のBGMを聴いていてもソーサリアンを感じることが多々あった。(「生まれたての風」は「エンディングII」に似ている気が) 非常に単純な構成とメロディーの曲が多く、それでいながらちゃちさはまるでなく、しっかりと音楽として成り立っている。そう、まさにKanonの音楽はいわゆるゲームミュージックだったのである。その雰囲気と作りが、幾度となくソーサリアンを感じさせたのではないかと思っている。
本編のBGMはゲームのCDをそのまま演奏するしかなく、それでいい。後は初回限定版についていたアレンジCD「anemoscope」を入手するのみ。

すっかり音楽のことで長くなってしまったので、本編については簡潔にしよう。
初プレイでは裏ヒロインと呼ばれる月宮あゆ、俗にいう「うぐぅ」のタイ焼き娘を終わらせた。
OPでの大きな扱い通り、どう考えてもこの娘がヒロインであり、この娘の話をやりたくて作ったゲームではないかと思える内容であった。もちろんだからこそ最初にやったのであり、「まずはあゆから」というネット上のファンの意見はよくわかった。
さて、その中身についてだが、総合的に見て良くできているというのは間違いない。よく言われる演出面、音楽性の高さも十分納得のいくものである。個人的には曲の使い方にもう少し工夫が見えればよかっただろうか。
しかしその内容、ストーリーに関して何かを言うのはすぐには難しい。まだ自分自身よくまとまっていないからだ。これは他のキャラもやってみてからということにしよう。
ただ、ゲーム的に見た時の評価は簡単で、これは多いに問題ありだ。選択肢を選ぶノベルタイプのゲームなわけだが、どの選択肢が重要で、この選択肢を選んだからこうなったというのがクリアしたというのにさっぱりわからない。私は最初から正解の選択肢を見ながらやっていたので問題はなかったのだが、自力でやった場合、考えて選択を選ぶというよりも、単なるフラグ確認ゲームと化す。せっかく物語や演出を「魅せる」ゲームであるのに、このように意地悪な選択肢にしたのはさっぱり理解に苦しむ。感動させるのが目的ならば、もっと素直で簡単なゲームでよかったのではないだろうか?


5月7日(日)

落ちていくエロゲーに染まっていく私〜

 

・本屋に立ちよった私は、Kanonの情報を得ようといくつかのパソゲー雑誌を手に取ってみる。たまったま「PURE GIRL」という雑誌の6月号を見ていたところ、「ONE」というゲームのコラムが載っていた。ONEはKanonの前作ともいえるゲームなんだそうだが、そのコラムはおよそネット上のONEやKanonファンの感想等とはまったくおもむきの違うものだったのだ。
主人公の父性、ヒロインの母性という観点からの切り口や、とてもギャルゲー誌とは思えないような重厚な語り口に魅入られて、興味津々で読み進んでしまった。ONEに対する興味が湧いたのはもちろんのこと、「こんなコラムがあったのなら今までのも読んでみたいな」と思ったのだが、最後まで読んでふと執筆者の名前を見ると……、そこには「更科修一郎」の文字が!

知り合いじゃん!!

しかも住んでるところはすぐそばだし。
さっそくその日の夜に電話して事情を話し、「近いうちに、会っていろいろ教えてくれ」と約束をしたのでした。楽しみですな。
ちなみに、彼の以前のコラムはHPで読めます。興味のある方はこちらまで。
第10回の本文とか辛辣で的確でいいっすね。「とらは2」が3位に入ってるのが嬉しいっす(笑)。
彼の場合、全体的にマニアックなネタがあるのが玉にキズですが(笑)。
ONEに関するコラムは第11回なので、そのうちアップすることでしょう。

・しぃちゃんに「WHITE ALBUM」のサントラをいただいて以来、リーフの音楽を見直すようになり、集め始めている。WHITE ALBUMの8割方の曲やTo Heartの葵やマルチの曲を担当した石川真也氏は特にお気に入りである。リーフのもう一人の作曲家、雫のタイトルの曲、「Brand New Heart」や「Feeling Heart」などのTo Heartのボーカル曲を担当した下川直哉氏(現リーフ代表取締役)もやはり外せない。
そして雫の8割方の曲を担当し、後にONEとKanonを手がける折戸伸治氏も気になるところだ。

前置きはこれぐらいにして。
ネット上を探索していたところ、たまたまその折戸伸治氏が同人活動をしていたことを知る。そのHPを覗いてみて、今までの作品を見てみるとさすがに一番最初のCDは在庫切れだった。しかし、
「あれ? この絵見たことあるな…。 VOLTAGEって……あれ?」
おもむろにCDラックの同人コーナーに手を伸ばしてみると…、なんと自分が以前コミケでなんとなく買っていたのである!! おまけに改めてライナーを見てみると、折戸伸治氏はもちろんのこと石川真也氏と下川直哉氏(このCDの企画も担当)までが参加しているではないか!!
このCDは94年発売であり、まだ雫はおろかリーフも誕生していない頃だ。最近このCDがヤフーのオークションで1万円程の高値が付いていて不思議だったのだが、その正体を知れば十分に納得がいく。
当時はそんなことは全然知らず、2曲ほど気に入った曲があるだけで他は2回程しか聞かずにそれっきりだったのだが、まさかこういったCDだったとは。
いや、しかしほんとにびっくりした。同時に、徳な買物したね(笑)。

・Kanonのボーカル曲の編曲とボーカルをはじめ、数々のエロゲーの主題歌に携わっているI’veという集団があるそうだ。ここも気になるし、いろいろと調べたいことが多いなぁ…。


5月5日(金)

GWのイカスー秘密基地

 

・GWや正月など、休みが続く時は秘密基地(フカピー宅)に集まって皆で麻雀をするのがここ最近のならわしである。

現地で自分の用事を済ませたいと思ったので、早めに行く。午後1時半頃着くと、すでにパチプロ(S田君)が来ていた。二人はのんべんだらりとワンダースワンをやったり野球を見たりしていたので、私は自分の用事とばかりにPCで「Kanon」を立ち上げてみる。以前インストールした時には音が出ない状態で、その時にOPは見ていたのだが、今回タイトルを聴いて主題歌付きのOPを見たらかなりくるものがあった。このゲームの音楽を担当している折戸伸治氏という人は、「雫」までリーフにいた人である。以前「雫」を聴いた際には、なかなかだけど単調なパートばかりなので、「同人出身っぽい感じだなぁ」という印象があった。けれどもKanonのタイトルの曲は実にしっかりできており、久々に「音楽をちゃんと勉強しているなぁ」と感じる曲だった。こういうのを聴くのは嬉しいものである。
俄然Kanonへの興味が湧いてきたところであるが、とりあえずはそこでやめておく。

しばらくして松本氏が、ついでMADが到着。最近MADの出現率が高くなっているが、これは部署の変更によるものである。今後は暇ができそうということなので、その調子でどんどん編集ビデオを作ってくれい。(←人ごと)

5月3、4日に行われたデジフェスでMADは主催者側だったわけだが、「忙しいからそんな暇はない」と言っていたにもかかわらず、「とらいあんぐるハート」のグッズを一通り買ってきていた。キャラデの人のHPを見た時に絵柄が気に入って「なんとなく欲しいかも」と言っただけなのだが、いざ「これ欲しい?」と現物のテレカを見せられると、「さて、これを貰って一体どうするのだろう?」と疑問を持ち、よく考えたら持ち帰ってどうするわけでもないので「いいや」と断わる。「じゃあ、どっかで高く売ろう」とMAD。
私もMADもキャラグッズにはまるで興味がなく、これがイカスーの大事な動力源である(謎)。

松本氏はPCで「QOH99」という同人格ゲーをすることにし、残りの4人で麻雀を始める。
いきなり最初の局でパチプロがフリテンのチョンボ。今日一日彼のあだ名は「チョンボ」に決定。
いつもここで麻雀をする時は、見る必要があまりなく聞いていて面白いものを流しておく。前々回が「おるちゅばんエビちゅ」、前回が「ビーストメタルス」だったのだが、今回はひたすら野球を流すのみだった。よく考えたら「ミルクちゃん」にすりゃよかった。

夜7時頃になって、知人のそらいかん君を迎えにフカピー達が出かける。私は眠かったので、一人寝ながらお留守番。1時間半程で帰ってきたが、フカピーは前日パチンコでン万円儲けたパチプロにドリームキャストを買ってもらってきた。

だが、「ソフトは一本もなし」
別にドリキャスでぜひとも遊びたいソフトがあるわけでもない。ただ、ハードが全部揃ってないとなんとなく不便な気がするというだけである。これで一応主要なゲーム機は全部揃ったのでよかよか。

そらいかん君は大の格ゲー好きなのだがMacユーザーである。そのためQOH99を見るなり「これ、前からやってみたかったんですよ」とハマり始めた。私もまだ眠かったのでまどろむことにして、残りの4人で麻雀再会。その後私ももう一度やり、気付くと寝てしまった。目が覚めると午前4時頃。皆元気そうに起きていたのだが、どうやらPCが故障してしまったらしい。
せっかく次の日はKanonをやろうと思ってたのに!!

MADが修復しようとやっていたらしいが「だめだ、わからん」とあきらめて、フカピーに送ってもらって帰宅。

この後はPCが動かないということもあって、特筆すべきことはなかった。
というより、私はずっとKanonの曲のことばかり考えていたのだが(爆)。
しかしゲームしながら聴こうと決めてたので、先に曲だけ聴くわけにいかんのだ。


4月24日(月)

ある日のイカスー秘密基地

 

・先週の土曜もフカピーのところに泊まりにいく。いろんなことがあったので、箇条書きにて書いていこうと思う。

・まずは新番OP集の編集の続き。遊戯王、ラブひな、セレスの3つで終了。ああ楽。去年の苦労は何?!

・MAMEの起動方法がやっと判明して立ち上がる。でも、PCが不調で音が出ないので、曲を聴くという目的はおあずけ。

阪神が勝つ。よかよか。

・先週に引き続き、熱血最強MADが訪れる。彼は三ヵ月に一度会えればいい方なので、これは凄いことだ。いきなりエンカウント率上昇である。
PS2を持っていないのに「グラディウスIII&IV」を買ってきたので、まずはムービーを録画する。確かにこのムービーは凄い。惜しむらくは、音楽がもっとグラディウスらしくてわかりやすいとよかったのだが。
MADがとりあえずグラIIIをプレイしたが、モアイ面で玉砕。(ちなみに当時は、私もMADもグラIII 1周は当然のようにできた)9面まで行くとキューブを組むところだけすぐにできるそうなので、「9面まで行っとくように」と言われる。

・MADがフカピーのPCの不調を見てやる。その間なぜか私はリッジ5。もうすぐ走行距離が3000kmになってパックマンモードが出るからだ。

・MADが持ってきた「アクエリアンエイジ」のプロモーションフィルムを見せてもらう。まだ一般には公開されていないもので、監督:西村聡(トライガン) キャラデ:後藤圭二 制作:マッドフィルムというスタッフによるもの。作画が劇場並みに凄いもので、さすがはマッドハウスという代物であった。歌もまぁまぁで、一応見ておいた方がいいものでしょう。

・PCが直る。これでやっと音が出る!
というわけで再びMAME。とりあえず曲を聴くのが目的なので、まずは「サイキック5」から。う〜ん、やはりこれは名曲だ。CD化されてないのが実にもったいない。ついで「アームドF」「ダンガー」「妖魔忍法帳」をプレイ。やはり日物の曲はえーのー。
っていうか、キーボードでプレイできません。なにより、左手で連射するのが疲れて駄目。

・MADがVAIOでデジタル編集するので、「何か練習のために、昔の作品を作り直そう」と言い出す。といっても、彼はイカスービデオを持っていないし、どんなのを作ったのかもよく覚えていない(本当!!)
協議の結果、素材の扱いやすさでVOL.2EDのセラムンR劇場版がよいのではということに。彼はVOL.2を持って帰宅。明日また来るそうなので、いろいろと持ってきて欲しいものを頼む。

・夜0頃、大阪より大阪部長が来訪。明日はこみっくパーティーなのでそれに行くためである。
私は面倒くさいので行かない。何も買ってきてほしいものはないが、ただ一つ、

「カタログを拾ってきてくれ」と頼んでおく。記念に欲しいから。

・夜2時頃、皆寝てしまう。私は一人起きてグラIIIをプレイ。2度目で1コイン9面に到着。そこからはステージセレクトを駆使してとりあえず1周しておいた。満足して寝る。

  (次の日の日曜日)
・午前11時頃起きる。「とらいあんぐるハート2」というゲームをやることにする。今まで2キャラクリアしたが、BGMが鳴らない状態でだったので、ちゃんと鳴る状態でのプレイをしてみたかったからだ。
今度は知佳というキャラ狙いでやることにする。常にBGMが鳴ると結構新鮮。ただ、ちょっと曲数が少ないのが玉に傷。知佳の曲が気に入って「いいなー」と思っていたら、第二部より登場のみなみというキャラも同じ曲の流用なのでショック!!
高一用の曲だったのかああぁぁ〜〜〜!!

・夜6時すぎ、再びMADが来る。徹夜でやったという、例のVOL.2EDのセラムンR劇場版のデジタル編集での作り直しを見せてもらう。確かにそのままなのに、完璧なクオリティの画質に結構感動。本人の弁によると2時間で終わる予定が、色々と丁寧に編集してあるので結局4時間かかってしまったとのこと。当時本人がアナログで編集していたにも関わらず、細かい編集がしてあるのに当人が感心しているのだ。確かにVOL.2の解説でも書いたように、あのEDは一つのカットと思える場所でも、途中をはしょったりして動きを合わせるということを随所にしているのである。

阪神が勝つ。よかよか。

・MADに頼んでいたゲームCDを受け取る。「F/A」「ライトブリンガー」「マーベルランド」を入手。どれもなんとなく欲しいけど手にいれそこなったものばかり。ついでに「アウトゾーン」「さおりんと一緒」を借りる。最近「kanon」作曲の折戸伸治氏に興味を持ったので、雫と痕の曲を聴いてみたかったのだ。
ついでに貴重な限定グッズを受け取る。「闇の商売人になれ」というおたっしである。

・MADがフカピーのPCでプレミアとキャプチャーのセットアップ。フカピーと一緒にプレミア講座を受ける。いや、手順はわかるんだが、どうもデジタルだと編集してるという感じがせんなー。
ただ、マシンパワーがないのか不調からか、ここのPCは編集をやるにはちょっとパワー不足のようだ。MADが「VAIOはいいぞ〜〜!」とほのめかす。う〜ん、AIBOじゃだめか?

・フカピーが通販で頼んでいた98用のマウスが届く。よーしさっそく98のセットアップ!と思ったが、私はさっぱりわからないので人まかせ。ところがどうもうまくいかないのでまた今度とあいなりました。 

 


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