過去日記(00年11月22日〜01年8月12日)

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8月12日(日) 夏コミ3日目

・工事中


8月11日(土) 夏コミ2日目

・工事中


8月10日(金) 夏コミ1日目

・工事中


7月30日(月) とらハ3本 入稿完了……

・今日、なんとか無事にとらハ3本を入稿してきた。
 いや、今回の修羅場具合はとんでもなく、これだけパニックになったのは初めてじゃないだろうか。98年冬の「素直なこの気持ち」暫定版の時も当日までやっててつらかったがあれの比ではない。
 そもそも、作業をはじめた時点から「これは間に合わないな…」となかばあきらめていたくらいで、そんな精神状態でやっていたのである。大抵、締切三日ぐらい前には終わりのめどが見えてくるものだが、前日になっても「これ、ほんとに終わるのかなぁ…」と確信が持てなかったほどだ。だいたい、印刷所の営業時間を考えて、締切当日も制作作業をするスケジュールを組むなんてことが前代未聞である。
 スタートの時点からやりたいことを全部やるのは不可能だとわかっていたので、用語集などは切り捨てて実現可能な範囲であろうページ数と内容に絞ったのだが、それでも軌道にのって全体像が見えてから、さらに少々ページを減らす始末。
 そういった状況だったため、本来なら本全体のテーマを通して執筆していくはずが、それも見えないうちから、とにかく残り作業ページを減らさねばと、ほとんどをその場の思いつきの「アドリブ」で文章を書いてしまった。本としてちぐはぐになってないか不安でいっぱいである…。
 とはいえ、落とすよりは間に合わせた方が絶対いいと思っていたので、無事にあがったことにはとりあえず満足している。内容的には薄くなっても、出来たページについては手抜きはしていないので、それなりの本にはなっているのではないかと。というわけで、とらハ3本の「第一回報告版」みたいに思っていただければ幸いである。

 まぁ、すずみやさんの10数人に及ぶカットが見れるだけでもお徳かもしれない(笑)。すずみやさんの描く美沙斗や3の薫なんて、ここでしか見れないだろうし。
 あと、なんとなく晶びいきの本になったような気がするが、それはすずみやさんのせいってことで(笑)。

 自分にとってとらハ3は「アニメ的」という感があるので、表紙はアニメ風のものにしたかった。それでアニメ風の塗りと癖のない素直な絵を描く上杉さんにお願いしたのだが、それでよかったと思う。ただ、今回の表紙には少々問題があって、素材の問題でバックの背景画像がかなり荒いのだ。こういう背景だからさほど気にないらないだろうと思うのだが、出来上がりがちょっと心配である。
 裏表紙は「君いつ」の表紙を描いていただいたAIM-9Xさん。忙しいところを無理に頼んでもうしわけなかったが、イメージ通りのものがあがってきて大変ありがたい。何の絵かは当日までの内緒。
 表紙、裏表紙ともにかわいい感じにはしたくなく、絶対シリアス路線でいこうと決めていたのだが、二つはまるで印象の違う、全然別種類のシリアスになっているのがこだわった部分である。

 というわけで、前作を見てとらハ3本を待ちわびていた人も、新規の人も、夏コミ当日はどうかよろしく。


7月21日(土) とらハ3本 表紙入稿

・とりあえず、表紙無事入稿です。これでもう後に引き返せない…。

 今回は3日前にまだタイトルに悩んでるという有様。かなりせっぱ詰まって作ったんで、デザイン的にこれでいいのか悪いのか自分でも判断がつかず、ちょっと不安であります。一応、見れるかなってレベルにはなったとは思いますが。

 最初に大まかに組んだ時には、英文タイトルということもあってどう見ても「東京ウォーカー」みたいだったんですが、ちょこちょこいじくってるうちになんとかそのイメージは消えたようで。
最終的には映画のパンフみたいになっちゃったかな? 自分としては「アニメのムック風」を目指してたんだけど。
まぁ、いいか。入稿しちゃったので気にしない。

さて、これからが本番だ。


7月11日(水) FINALFANTASY X 準備

・本日、秋葉のソフマップにてPS2を購入してしまう。もちろん、来週のFFXに備えてである。
思えば、FFIIの時にFC、FFIVのためにSFC、FFVIIIのためにPSと、私がハードを買うのはFF目当てであった。(FFVIIの時は、友人からPSを10日間借りた) 今回はまぁ高い買物であるが、それだけ期待しているし、今年末の『メタルギアソリッド2』も購入予定なので無駄にはならないであろう。

 ちょうど一週間ほど前、恒例のVジャンプのFFXの増刊が出たので購入。FFIV以来、FF準備はこのVジャンプ増刊を買うことから始まるのだ。
 いつもスタッフインタビューが楽しみなのだが、今回はあまり内容に踏み込んだものがないのでちょっと物足りない。ただ、「とにかくゲームをやってください」といった満足気な発言が多いので、その自信ゆえなのかもしれない。
 今回ワールドマップがなくなり、ほとんどの移動を徒歩ですることになるそうで注目しているのだが、これってかの名作『イース』と同じような感覚になるのかなとふと思ったり。
 本の中でユウナの「あきらめが覚悟に変わったような気がした」「これが逃れようのない現実だとやっとわかった」というセリフにひっかかりを感じる。どうやら「現実認識」も大事な要素なのかもしれない。そういえば、ユウナと主人公ティーダの両親は二人とも偉大な人物だったらしく、当然「親越え」というのも大事なモチーフなのだろうが、それと「現実認識」を絡みあわせていくことによって、この作品のテーマといわれる「自立」「変化」というものを表現していくのかもしれない。
 おそらくは、ユウナが召喚師として「シン」に立ち向かうなかで、「シン」を倒す者が背負う運命を受け入れることができるか、そういったストーリーの流れではないかと思っている。ネタバレ的な推測だが、最後は「ユウナの命かこの世界か」といった、『りりかSOS』のようなラストが待っているのかもしれない。

 全然関係ない余談だが、秋葉にいった際にLAOXホビー館に寄ったところ、りりちゃ箱の上に、都築真紀さんの色紙が置いてあった。お客様ノートにも足跡を残している。とらハ3の時に設定資料がついたりと、どうもLAOXとアイボリーとは仲がいいようだ。
 で、その色紙はフィアッセで、塗りもかなり丁寧でしっかりした代物。しかし、目がもろに都築さん独自のタッチのもので、ゲームのフィアッセとは何か別人のように見えてしまう。
というわけで、私はこれを「真・フィアッセ」と名付けることにする。
おそらく、テーマ曲も違うのだろう(それは琴音)


7月1日(日)

第21話「とらハがあってよかった」 (C)魔法少女プリティサミー
〜とらいあんぐるパーティー〜

・本日はとらハオンリーイベント「とらいあんぐるパーティー」の開催日。
めぐまれた晴天の中、会場である都立産業貿易センター、通称「都産貿」へ。頻繁に即売会が行われている会場だが、実は私は行くのは始めて。あまり即売会という雰囲気のない、役所というか公共的な雰囲気漂う、建物であり内装であった。
 早めに会場入りをする。場所が入口入って目の前の壁なのは事前に知っていたが、会場につくとほんとに目の前なので恥ずかしい気が。しかし、本当に机がでかい。180×90だそうで、1サークルあたり90×90。縦に90ってのは結構な長さで、ディスプレイにちと難儀する。それに客との距離があるので、立たないとお客さんとのやりとりがつらいのが難点。
 ほどなくして、合体で申込んだすずみやかずきさんも到着し、さっそく新刊のとらハ3本をいただく。おぉ、表紙も中身も良い出来。やはり晶ですな、うんうん。
 そして開場前にとても嬉しかったことが一つ。都築さんの知り合いという方が訪ねてきてくれまして、「都築さんがよろしく言ってました」という伝言をいただきました。
うひょう!! なんともはや嬉しいし感激であります。なにがどうよろしくなのかはちょっと謎ですが(笑)、それでも気にかけていただいて光栄であります。

 さて、ようやく開場。結構な列ができていたらしく、入ってくる人並みはなかなか途切れません。5分ぐらいであっというまに会場中が人混みになるという盛況ぶり。隣りのすずみやさんは新刊だけあって、のっけからかなりの人が押し寄せていました。
 自分のところはというと、混むわけでもありませんが、定期的に人が訪れて買ってくれるという感じです。未だにこうして売れるとは、不思議でもあり、ありがたいことです。
 いろいろと面白いこともありまして、旧紙幣の千円札(伊藤博文)で払ってくれた方がいたり、すでに読んでくれていた方で「いや、よくわかっていらっしゃる。こんないい本を作っていただいてありがとうございます。ぜひ握手してください!」という熱い方がいらっしゃったり。
 どうも、隣りのすずみやさんと合同サークルだと思われることが多々あったんですが、ウチの本を購入して、その場ですずみやさんに「絵とサインをお願いします」というのは妙に可笑しかった。
 また、某さざなみの面々がたくさん挨拶にきてくれまして、どうもありがとうございました。

 閉会の時間になり、イベントは無事終了。予想より少し多めの売れ行きでした。すずみやさんの方は午後にあっさりと完売。欲しい方は、7月下旬の虎か、夏コミで買いましょう。
 イベント後は、すずみやさんの知り合いの方との飲み会に参加させていただくことになり、池袋へ移動。まずは普通の飲み屋だったんですが、20人ぐらいいまして、さすがに数人の方以外はわからないので、あまり会話はできず。その後、数人の方が帰宅して15人ほどでレストランに二次会へ。どうやら、多くの方がアイボリーの掲示板「とらは倶楽部」に初期の頃から出入りし、当時の頃からとらは活動をしてきた方のようで、大変濃くて有意義のある話をすることができました。一次会は2時間程度でしたが、このニ次会は4時間ぐらい語りっぱなしだったような(笑)。こうした方達と話をできたのは大変光栄だし、この機会を与えていただいたすずみやさんに感謝感謝です。
 余談ですが、一番熱弁をふるっていた方が「君が望む永遠」をプレイしてまして、私が今日配布したチラシで薦めていたのを見ていたのでその話をすることができました。いい点をあげていくうちに、「あれは、【リアル版とらハ】なんじゃないですかね」という私の意見に、即座に同意してくれたのが嬉しかった。やっぱり、とらハに詳しい人に賛同してもらうとほっとしています。おそらく、濃いとらハファンはみんな気に入ると思うんですが。ちなみにこの人は私の本についても高く評価してくれてるんで、ほんとにありがたいです。

 11時過ぎ、そろそろ電車の心配をするという頃になってようやくお開き。あまりに楽しかったので、「とらいあんぐるパーティー第二部、大変楽しかったです(笑)」と感想を述べておきました。

 多くのとらハファンやウチの読者の方の声を聞くことができ、また本当に初期の頃からとらハを盛り上げてきた先人の方と接することができ、実に有意義な一日でした。
とらハに手を出して、本を出して本当によかったなと、心の底から思った次第です。


6月22日(金) もうすぐ、りりちゃ箱

・今月の「PUSH」8月号はとらハ特集ということで、もちろん即購入。
付録CDにはりりちゃ箱の店頭デモムービーと、OPソング「リリカルマジック」とEDソング「君よ、優しい風になれ」のMP3が収録されていました。
店頭デモは31Mのもので、ネット上でDLできたもの(25M)とそう大差はありません。「テックジャイアン」の今月号にもムービーが入ってるそうですが、おそらく同じものでしょう。
 単品では初お披露目となる「リリカルマジック」ですが、あいかわらずかっちんさらしいのびのびとして元気な歌です。少々、転調する際に違和感を感じてしまいましたが。あと、ラストの部分を聴いて、なぜか『スーパードール☆リカちゃん』の後期OPのラストが浮かんできたんですけど、似てません?

 本誌の特集記事については、まぁ、当たり触りのないもので、こんなとこといった感じですか。
都築真紀さんのインタビューもあり、特に目新しいことは言ってないんですが、必要なことを的確に答えてるんでこれだけでいいかなという気もします。

 夕方、本日は秋葉のソフマップとメッセでりりちゃのデモCDを配布するので、他の用事も兼ねて出掛けました。まずメッセで17:00から『Chain』の配布でしたが、始まる前から結構な列で100人ほどいます。しかしいざ始まればすぐに人ははけていったので、ついでだからともらいました。ちっちゃなフリスビーのようなものにCDがついているという変なパッケージング(笑)。中身は70Mのムービーのみで、Hなしのものだったし。
 18:00からソフマップでりりちゃの配布のため、15分ほど前から並ぶ。前から50人目ぐらいだが、後から結構人は増え、かなりの列に。それでも渡すだけなので進みは早く、始まったらすぐに用が済みました。
 内容は、193Mの高解像度と51Mの低解像度のもの、それぞれの「近日発売」と「好評発売中」の計4つのムービーファイルが入っていました。当然ながら高解像度のものはかなり画質がよく、これが店頭で使われているものでしょうね。
いきなり「PUSH」付録ムービーの意味が…(笑)。


5月29日(火) “す”ブロック(とらハ島)の研究

・夏コミ、とらハ関係は“す”ブロックのようです。
知り合いのとらハの方に08a(Azuuさん)と38b(長瀬ミズチさん)の人がいました。ということは最低でもとらハサークルは08〜38まで、30×2で60サークルあることになります。いや、冬に比べていきなり増えたものですねー。
ちなみにウチが29bで、28b(ぷーすけさん)と32b(うっさーさん)も知り合いの方。
03aが味庵さんですが、ここはとらハじゃないので“す”が全部とらハということではないようです。

 そういえば、「君といつまでも」のキャラカットを描いていただいたすずみやかずきさんは“す”ブロックではなく西館の壁サークル。外周とはうらやましいと思いましたが、本人は「とらハ島の住人の方がよかった」とご不満の様子。それはわかりますが、“す”ブロックからすぐ側なのでなんとかなるかと思いますし、そうであってほしいです。

 西館ということで一般客がどれだけ来るかが心配なとこですが、よく考えたら西館は「ギャルゲー&PCゲーム」なんですよね。ということはシスプリとガンパレが配置されているはずで、それが集客効果になればと思っております。


5月28日(月) とらハのサークル名

・夏コミの合否発表。無事に2日目、3日目ともに当選してほっと一息である。

 さて、3日目とらハで申込んだわけだが、問題はそのサークル名である。
「海鳴研究所」というものだが、これを見た人はどのように思ったことだろう?
実は、このサークル名は考え始めのかなり初期に思いつき、その時はすぐに「だめだ、こんなの」と却下したものだった。
なぜなら、
絶対「海鳴博士」とか出てきて、知佳地下に巨大ロボットを作ってそうではないか!(爆)

 そうしたこちらの意図しないユーモアさも含まれそうで却下したのだが、その後これといったものも思いつかないでいると、いつのまにか「いや、このサークル名もありではないか?」と思うようになった。前述のバカさ加減な意味合いもとらハの世界観なら許容できるし、内包できるはず。それに、このサークル名は見方によってはかなり生真面目なものにも取れるが、バカにも真面目にもとれるというのがウチらしくてよいのでは?というのが決め手だった。なにより、一目でとらハだとわかるし、覚えやすいのもいいと思う。とはいえ、いきなりモーリーさんに「ウリナリ研究所」とか言われたりしているのだが(笑)。

 ともかくも、「海鳴研究所」で当日はよろしく。


5月13日(日) レヴォにて 〜続コミックBeatを保護

・本日はコミックレヴォリューション29。初めてPCゲームで申し込んだのだが、同じフロアにみつみ美里や甘露樹といった超大手がいたため、もの凄い混み具合に。

 ま、それはおいといて。
人もまばらになってきた午後過ぎに、某チャットで知り合った迷い人さんが来訪。
家に置く場所がないからということで、コミックBeatを23冊(自分の手持ちの15冊と一冊しかダブらなかったというのがすごい…)、「幸せのリズム」掲載のポプリ倶楽部97年7月号、「お姉ちゃんは魔女」掲載の少年エース2000年5月号をいただきました。普通では入手できない貴重なものをどうもありがとうございました。この場を借りて、今一度お礼を述べさせていただきます。

 これでBEATの手持ちは37冊となりました。都築さんが表紙を描くなどして関わってるが57冊なので、残り20冊。ほんとにコンプ目指すかな(笑)。
無いのは以下のナンバーですので、発見したり譲ってもいいという方は、ぜひともご連絡ください。
36、39、41、42、51、52、54、57、58、66、70、72、83、84、85、86、87、89、90、92

 また「幸せのリズム」は名作と名高くぜひとも見たかったのでありがたかった。濃いHシーンの描写から始まり、「結局は好き」という恋人同士のラブラブでオチを迎えるのが実に都築さんらしく、とらハチックである。ある意味、とらハの原型かなという気もするし。ただ、この頃は「男攻めだったのね」とか言ってみたり(爆)。


4月29日(日) キャラフェス2001春

・今日はキャラフェス2001春という18禁メーカーのグッズ販売イベントです。私はよもや自分には関係ないものと思っていましたが、とらハのSS3が先行発売されるというわけで行くことに決定。その他、CDが結構売られるらしいというのも魅力です。

 知人のエロゲの歌収集家の味庵さんと一緒に行くことになり、「早ければ早いほどいい」ということでほとんど始発で出発。
 二人はSS3を売るディスカバリーとアリスソフトが主目的でした。味庵さんはアリスのファンだからですが、私は「夜が来る!」と「ONLY YOU」のグッズがいろいろ入ったボックスが限定販売され、中にCDが入っているからです。私はSS3を買ってからアリスに行けばいいやぐらいに思っていましたが、味庵さんより「いや、アリスは凄い混むから、先にアリスをすませたほうがいい」と熱く指導される。

 6時ちょいすぎに会場のビッグサイトに到着。ほとんどコミケと同じペース。
現地についてびっくり。「アリスソフトへ行かれる方はこちら。それ以外の方はこちらにお並びください」と、
いきなりアリスだけ列を分けているではないか!! 10時開場でまだ4時間前なのに?!
すでにアリスの列に200人ぐらいいたわけで、この時間に来てアリスに並んで大正解でした。ありがとう、味庵さん。
 その後、結構人が来るなと思いながら並んでいました。前に並んでいた人が「とらいあんぐるぷろじぇくと」のチラシを持っていたので話しかけてみると、なんとその人は「君といつまでも」を持っているそうな!! おまけに、レヴォのカタログのウチのサークルにチェックが入っているぅ!! ん〜、意外な出会いが。こういうことってあるんですね。しかし、二人ともなぜにアリスの列で出会うのか(笑)。 なお、その人より、「よかったですよ。あのとらハ大百科」という素敵なお言葉をいただきました。そんなふうにとらえるなんて思ってもいなかったので、予想外の比喩になんか嬉しくなってしまう私でした。

 10時になり開場ですが、販売は10時半からでとりあえず列が作らされます。アリスはすでに膨大な列になっているのであまり関係ないですが。10時半になり販売が始まりましたが、やはりなかなか進みません。会場の中でミニコンサートも始まり、トップバッターはげっちゅ屋の長崎みなみさんです。あの、「げっちゅ、げっちゅ〜」の凶悪な歌ですね(笑)。ダメな歌愛好家の味庵さんとしては近くで生で聴きたいのですが、現在アリスの外周の列に並んでいるので「うぉ〜、聴こえない〜」と悔しがっておりました(笑)。

 結局50分程たって、ようやくアリスの買物終了。商品を入れてくれた巨大な紙袋はアリスと海賊風?のアリスが描かれていていい感じです。
 で、速攻でディスカバリーへ。結構な列で、外まで出る羽目に。実は長崎みなみさんのミニコンサートはこの時点でもまだやってまして、場所がディスカバリーの隣りなのでよ〜く聴こえます。20分ほど並んで列が進みステージの側までくると、丁度最後の盛り上りのところで、「げっちゅ、げっちゅ〜」を熱唱し始めました。
「ああ、これが生げっちゅなのね…」となかばあきらめ気味に聴く私。
それと、長崎みなみさんは18禁ゲームの声優ながらも活動が豊富なため多くの濃いファンがいるわけで、そうした人達がステージの前で一緒になって「げっちゅ、げっちゅ〜」と盛り上っていました。
私はあれを「げっちゅ教」と呼ぶことにします。

 もうすぐ自分の番になろうという頃、味庵さんと再会。私がここに並んでいる間、他のところのを買ってきてもらいました。「げっちゅ屋はどうします? ニューバージョンですよ」とそそのかされて買ってしまいました(笑)。
 SS3を購入し、その後はぶらっと会場を周って12時頃には撤収しました。思ったほどの混み具合のイベントでもなく、アリスとF&C(グッズの量が多いため、全然列が進まない)さえいかなければ、昼頃来ても十分買物できるでしょう。
 買ったCDについては、GM日記のほうで。


4月24日(火) コミックBeatを保護

・私は中古CD屋でゲームCDを探すのが趣味なのだが、いつもいく駅でBOOK OFFを目指して歩いていると、全然別の中古の本とCDを扱う店を見つけた。ついでとばかりに入ってみると、18禁漫画のところにコミックBeatがたくさん置いてあり、ふと見ると背表紙に都築真紀の文字が…。おぉ、そういやBeatの表紙描いてたんだよなぁと思って調べてみると、丁度やってた時期のばかりで全ての表紙を都築さんが描いている。安いし、これも何かの縁だろうと15冊全部購入。94年から98年にかけてのもので、途中隙間が空いてるのは仕方ないだろう。
 表紙は結構いろんな絵柄を描いているのが意外で面白く、中にはかなりかわいくて「これはいい」と思わせるものもあった。表紙だけあってどうしても字が重なってしまっており、やはり画集とか出て欲しいなぁと改めて思うわけで。ねぇ、更科君。

 毎号連載というわけでなく、漫画が載っているのは15冊中5冊だったか。それでも、同人誌で見た都築テイストはここでもしっかり出ていてなかなかよい。なかでも、96年8月号に載っていた「月光」という漫画は春原七瀬の元ネタともいえるもので(男女逆なのだが)、かなりの秀作だと思う。(男子が女装して、なおかつ攻めっすよ(笑))
 先日、名作と名高い「NAKED MIND」と「幸せのリズム」を見る機会があったが、こうしたいいものが単行本になってないとは、やっぱりもったいない。

で、CDを見にいって、なんで大量のエロ雑誌を抱えて帰ってくるのだろう?


4月1日(日) 中途半端にイベントを

・「美少女ゲームフェスタ」というエロゲーメーカーのちょっとしたイベントが行われるので、秋葉に行く。お目当てはDOSゲーム『ラブエスカレーター』のWIN版が正式発表されるので、それに関するものを見るためだ。
 この『ラブエスカレーター』を作った海月製作所は、後にジェリーフィッシュと名を変えて『GREEN』を発表したメーカーである。実は、私がとらハシリーズとともに全面的に賞賛している18禁ゲームが、このメーカーの作っているゲームなのだ。恋愛を主軸にしたストーリーで「恋」というものを扱うこと、主人公の男の子がヒロインを好きになる仮定と、好きになってからのどうしようもない気持ちを正面から描いた点、「恋」の延長としての恋人同志の甘く濃密なSEX描写と、こうしたことがどちらにも共通することであり、これこそが18禁ゲームの至極まっとうなスタイルではないかと私は評価しているわけである。『ラブエスカレーター』がWINに移植にされるのはかなり前から決まっていたが、ようやく正式発表というわけで、これは行くしかあるまい。

 そんなに混むわけでもないだろうと開場1時間後についたらビックリ! すでに中央通りの歩行者天国のところに溢れんばかりの人が並んでいる。もちろん、ジェリーフィッシュだけでなく他のメーカーも出展しているのでそのためもあるが、予想以上の込み具合。
 ジェリーフィッシュだけB1Fにブースを構えていたのだが、そこもかなりの人だかり。結局ここでは、GREEN&ラブエスの紙袋(TGSで配ったものと同じ)と、新作ラブエスのヒロイン理恵のラフが描かれたテレカを配っていた。だが、そのテレカにジェリーフィッシュ代表の滝美梨香(たきみなしか)氏が自ら一つ一つにサインをしているため、列の進みが全然遅いのである。その状況を見て、こりゃ3時間はゆうに並ぶなと判断し、あきらめて帰ることにした。う〜む、全面的敗北。

 一応収穫としては、WIN版のラブエスは「Lovers〜恋におちたら〜」(仮題)という名称で出るようだ。正直、今の時期に『ラブエスカレーター』では少々ださいかもと思っていたので、この名称変更は大歓迎である。実に恋愛の甘美さを期待させるタイトルだ。
 なお、このWIN版ラブエスについては、現在発売中の「ジーエム」08号にインタビューを含めた4ページの記事が載っているので、興味のある人は読んでみるとよい。

・3月30日から今日の4月1日の3日間はTGS(東京ゲームショー)である。FFXを見たいなと思うものの、物販や他には興味ないし自分は行くつもりはない。
 しかし3月30日の夜、とあるとらハサイトで「今日のTGSでとらハのキャラクターコレクションを買ってきた」という記事を見た。「なんだ?、その知らない商品は?!」とあせるが、ソフトバンクのHPを調べると確かにTGSの商品の中にそれがある。どうやら複製原画集らしく、それならばあまり必要ないかとも思ったが、先ほどの記事のところに「都築さんがどうこう〜」と書いてあったので、ひょっとしてコメントでも載っているのではと確認の意味を含めてもうれつに欲しくなった。すぐさま、日曜日にコナミの物販目当てで買いに行くギャルゲー部長ことにっちに連絡をとり、なにとぞ買ってきてくれるようにお願いする。

 で、本日無事に買ってきてくれたので入手することができた。ありがとう、にっち。
 内容は複製原画集の名の通り、ビジュアルファンブックのキャラの描き下ろしイラストをB4サイズに拡大したもので、価格は2000円。本の体裁ではなく、一枚一枚単体の紙で、まとめてケースに入っているというもの。これだけでは自分としてはあまり嬉しくないが、あったあった、ありました。都築さんのちょっとしたイラストと手書きのコメントが描かれているものが最後の1枚に入っていました。それを見た瞬間、
「この一枚が2000円だ!」と私は叫んだのでした(笑)。

 なお、これを売っていたソフトバンクではいかにも急いで作ったといった感じのとらハグッズのチラシを配っており、それには4/29のキャラフェスでSS3が、夏コミでSS4とOVA3巻が出ると書いてあった。…ずいぶんと忙しいスケジュールで。都築さん大丈夫かいな。

 TGSについては、行ってきたモーリーさんよりいろいろ聞いて楽しんでいる。
 一番気になっていたFFXだが、今度は召喚獣は召喚した後もずっとその場にいるとのこと。独自の技を使う他に普通に「たたかう」のコマンドもあるそうで、なんとシヴァはキックするらしい。モーリーさんいわく「いい蹴りだった」そうで(笑)、妙に気になる。

 あとは、『ゼノギアス』の続編『ゼノサーガ』が正式に発表され、なぜかナムコから出るらしい。音楽は前作と同じく光田康典さんが手掛けるそうで、楽しみが一つ増えた。
 また、『ザナック』がPSで復活するらしい。詳細はここで。私としては、音楽をコンパイルの田中勝巳さんが手掛けるかが多いに気になるところ。


3月31日(土) 原作者とはどこまで

・明日より始まるCLAMP原作のエンジェリックレイヤー。中身うんぬんより、音楽:田中公平というのを見て少々思うところがある。
 かつて、CLAMP初のTVアニメ化作品『魔法騎士レイアース』の時、CLAMPは「音楽はすぎやまこういちさんがいい」といったそうである。すぎやまさんが忙しかったのかそれは実現しなかったが、代わりにすぎやま工房のお弟子さんにあたる松尾早人さんが担当することになり、結局すぎやまさんは音楽監修ということになった。松尾さんの仕事は十分すぎるほどの出来映えで、結果的には成功だったが。
 その後の『CCさくら』では根岸貴幸さんだったが、この人で大成功だったと思う。

 で、今回の『エンジェリック』は田中公平さんなわけだが、根岸さんは田中さんの良きパートナーなわけで(根岸さんは『サクラ大戦』、『ガオガイガー』の主題歌の編曲を担当)、『さくら』の際には田中さんにお願いしたけれど、事情で根岸さんになってしまったのではないか? なんて推測してしまう。そうすると今回田中さんになって願ったりかなったりなわけで、なんでもかんでもCLAMPの思い通りになっていくのはなんだかなぁと、少々面白くないと思ったり。
(『ドラグナー』のOPが好きなので『レイアース』のOPを大張さんにお願いしたり、『幻魔大戦』が好きなので『X』の劇場版をりんたろう監督にお願いしたといった経緯もある)

 ちなみに今回の制作は『ヒヲウ』のBONES。いつものマッドハウスは来年の『X』のアニメ化のため忙しいのであろう。
 レイアースで平野監督ともめ(だから、TV版の後に平野監督は自分の好き放題にできるOVAを作った)、『CLAMP学園探偵団』でスタジオぴえろともめたわりには、マッドハウスとは長続きしてますな。


3月30日(金) 異性への憧れ

・眼鏡好きとか、未亡人好きとか、巨乳好きとか、よく「属性」と呼ばれるものがある。他に性格区分で、か弱い系が好き、わがままだけど実は優しいのが好きとか、そういった女性キャラの好みというものがあるでしょう。
 しかし、私にはあまりそういう好みやこだわりというものがありません。しいていえば「黒髪」と「ポニ」が好きかなというのはありますが、それほどのこだわりもなく、好きになるかは本当にケースバイケースです。
 ところが、最近気付いたことなのだが、どうも私は「女性キャラの女装」が好きらしい。
 なんだそりゃ?と思うかもしれないが、要はいつもは男まさりの女性キャラが、仕方なく女装させられて照れまくっている様が好きなのだ。
 具体例をあげれば、ウテナの12話、ときメモ2の赤井ほむらの文化祭イベントなど。もちろん、とらハ3の晶のアレなんかジャストミートです。そんなわけで、6月のサンクリのカットはこれに(笑)。
 そしてちゃんと似合ってさえいれば、男性の女装も結構好きらしい。大ファンの山口美由紀さんのコミック『VKカンパニー』の近江廉の女装も好きだったし。

 さてつい先日フカピーより、やまざき貴子著『っポイ!』を17巻まで借りる。中学生が主人公の中学生日記というか、ラブコメあり、家族愛あり、ドラマありの、実に面白い内容でした。
 この主人公「天野平」(あまのたいら)、通称「へーちゃん」は背が小さく女の子っぽい容姿で、女装するとそこらの女の子よりも可愛い女の子になってしまいます。(周りの環境のため、よく女装させられる)
 別の学校の鷹丘虎男君は、へーちゃんと男同志の親友になりますが、あろうことか女装したへーちゃんに惚れてしまうのです(笑)。もうこの設定が無茶苦茶面白く、「私を女装好きと知ってのことかー!」と思ってしまいました。

 そんなわけで続きが読みたくなって発売中の雑誌「LaLa」を読んでみましたが、これがナイスタイミング! バレンタインの話で、いろいろあって女装したへーちゃんが虎男君にチョコを渡すという素晴らしい内容(笑)。しかも、へーちゃんのカチューシャの女装がすさまじく可愛くて「私をカチューシャ好きと知っての狼藉かー!」と叫びたくなりました。
というわけで、迷わずLaLaを購入。カレカノもりかの話で面白かったし、結構自分好みの雑誌かもしれません。
今後も、人の道を踏み外しつつある虎男君を応援していきましょう(笑)。


3月20日(火) これがアニメのオープニング 〜ときメモ2対戦ぱずる玉

・発売したばかりの『ときめきメモリアル2対戦ぱずる玉』のOPを見たが、これが実にいいもの。
 丁寧に描きこまれ生き生きと動くキャラ達、最初から最後まで一本筋の通った構成、歌に合わせた見事なカット割りと、本当に久しぶりに「出来のいいアニメのOPを見た」という気分にさせられた。最近ゲームのOPというと、キャラの立ち絵と文字情報が順番に出るのが多い中、これはゲームというよりむしろアニメのOPといえるもので、意外なところで良質のOPに出会えた。
構成、編集ともに実にしっかりしているので、編集ビデオをやっている人はぜひ見ることをおすすめする。
 一つ問題は、さっぱり「ぱずる玉」とは関係ないという点(笑)。ときメモ2本編のOPがこれでも、十分通用する内容だ。

 このOPのスタッフは、絵コンテ・演出・作画監督に高村和宏さん。ガイナックスの人で、カレカノ19話で顔の出演をした人というとわかるだろうか(笑)。
 他に、あの有名な恩田尚之さんも原画で参加している。制作はAIC。つまりアニメ畑の人達ばかりなわけで、そういう人達がこのような正統派ともいえるしっかりしたOPを作ってくれたことは実に嬉しい。


3月4日(日) 第27話「完成、新イカスー秘密基地」

・身内のフカピーはほとんどのアニメ番組をS−VHSの標準で録画し、1200枚のLD、200枚のDVDを所持し、そしてほとんどのアニメ誌をほぼ創刊からの分を集めている。彼が資料部長と呼ばれるゆえんである。部屋にはCSやスカパー等も入っており、機材も豊富なので、もっぱら身内のたまり場となってイカスー秘密基地と呼ばれてきた。

 その彼の家は木造の古い作りなので、隣りの敷地に新宅を建てることとなり、それが完成した。
 できたとはいえ大変なのが引越し。これだけのビデオやLD等を運ぶだけでも一苦労というもので、本日は手伝いがてら用をすましに訪れる。
 いや、これが凄い家で、まずは地下室があり、なんとそこに130インチのプロジェクターが!! もちろんサラウンドも完備である。
そしてなんと、2Fの建物ながらエレベーターまである!!(LDとビデオテープの輸送の際に重宝したらしい)
全体的に質素ながら丁寧な作りで、豪華ではないが格調高い家であり、広いトイレや電動のアミドなど実にぜいたくである。
熱血最強MADいわく「ブルジョアジーめ!」というセリフが出るのは当然というもの。

 今日の引越しはアニメ誌の輸送をちょっと手伝うことに。とりあえずアニメージュとニュータイプとAXと電撃アニマガ全部だけで結構疲れました。それでもまだ、アウトとアニメックとその他が残っているのだが…。
フカピーの自室は2Fながら、LDとアニメ誌は全て地下というのは少し不便かもしれないが、まぁ仕方のないことだろう。しかし、1200枚のLDもこうしてラックにすっぽりおさまるとそれほどの量には感じられないのが不思議。

 映像好きの私としては、さっそく130インチのプロジェクターを視聴する。スターウォーズのLDから始まって、アニメも見なきゃということで劇場版『アキハバラ電脳組』、『∀ガンダム』、ゲームWAVEのDVDでギガウイング2を流してみたりする。やっぱりでかいのは迫力があるし、劇場とかと違ってリラックスしつつ自由に移動できたりするのはとても新鮮。『∀ガンダム』はTV作品の代表として流してみたのだが、大きいというだけで最初はかなり印象が違うように感じた。何か、劇場でTVの総集編を見ているような(笑)。ギガ2はゲームを流してみたいということだったのだが、やはりゲームショーとか大会とかそんな感じがする。
 『オネアミスの翼』とか『ジャイアントロボ』とかそういう名作をじっくり鑑賞してみたい気もするが、同時にしょうもないものを上映することにも血も騒ぐというもの。ファミコンとかつないで、『頭脳戦艦ガル』とかやるかな(爆)。


1月31日(水) 嬉しきは知識と思想を共有できること

・昔からのゲーセン仲間での知り合いに、更科君(PN)という人がいる。以前から編集者としていろんな仕事をしており、最近ではPUREGIRLやパソパラキャラサイトなどでライターをやっている。(元々、PUREGIRLのNCPという連載で彼がその業界で活動していたことを知る。この連載は彼のHPにアップしてあるので、ここで彼の鋭い観察眼ぶりを知ることができる)
今月のPUREGIRL3月号でKeyインタビューをしているので、読んでやってください。

 以前、私がエロゲに足をつっこんだ時に「いろいろ教えてもらおう」と話を聞いたが、それ以来久しぶりに飯を食いながらゆっくり話をする機会を得た。エロゲに限らず、アーケード、コンシューマー、アニメ、漫画全搬、同人、芸能、サブカルなど実に幅広い知識を持ち、なおかつ冷静(すぎる)鋭い分析力の持ち主で、私が知識を全開にして語りあえる数少ない知人の一人である。
処事情により彼は都築真紀さんについて詳しいので、話の大半は都築さんのこととKeyのこと。
どちらも過去についても今後についても「ええ〜〜?!」ってなことを聞けましたです。 

 上の二大テーマはさておき、会ってすぐには、とりあえず恒例の(笑)「なぜ、デジキャラットは売れたか?」話から。彼の前から言っている持論「デジキャラットはりぼんのおまけである」から始まって、ようやく結論が見えてきたかな。私の持論の「サンリオのキティちゃんに限りなく近い」と、「今、金を使うのは女子中学生と30歳付近の成人男子であり、その二つの支持を得たため」という結論は結びつくしね。
 もう一つ最近恒例になった「【萌え】ってなんだ?」話も、彼はよくわかっていて話が早い早い。結局、コミュニケーション用語として一人歩きしてるんだよね。

 都築真紀さん話、いわゆるとらハ話は、「少年漫画とは、少女漫画とは何か?」という話を延々得て、
その上で「とらハ3」と少年エースの「G」についてまとめてもらう。
うぉ〜、私はこういう話がしたっかたんだよ〜! というか、こんな話できるのは君だけだ(笑)。
とにかく、とらハ2以後の決定的な違いは「スケール」というのを聞いて、目の前が開けた感じ。
「謎は全て解けた!」って気分になりましたわ(笑)。 あとは、エロ描写に関して考えをまとめねば。
 他にはまぁ、都築さん話をちょこちょこと。へ〜「NAKED MIND」にそんな裏話がねぇ。
しかし、「都築さんと富野由悠季には共通するところがある」という私の持論が一発で通じるとは…。ほんとに話が早くて助かる。
 あと、「G」の不評に対する君のはがゆさは当然だと思うので、今後解消されていく方向になればいいね。
とりあえず、例の頓挫した計画を実行できる方向ですすめてほしいものだが。

 Key話はほんとに二人で言いたい放題(笑)。つくづく、ネタに困らないメーカー(というかスタッフ)だ。
真面目な話では、「麻枝シナリオは、人間未満とのコミュニケーションの話である」というのは「なるほど!」と思った。
だから、無条件で愛情を注ぐ「家族の話」をやるわけだ。
久弥氏については、私の分析でだいたいあっていたようだ。しかし、同人ばっかで大丈夫なのかねぇ、この人も。
とりあえず結論としては、「Kanonにおける一番の奇跡は、まともに完成したことである」っつーことで(笑)。

 健全か不健全かはともかく、そこに意義や光るものがあれば評価する彼なので、「『継母調教』と『ナチュラルZERO』は主人公のへたれ具合がすごいのでぜひやれ!」とすすめられる(笑)。だから、今回のパソパラキャラサイトは『継母調教』を特集してるわけだね。彼いわく、「『継母調教』はKanonの秋子さんを攻略したいという人が、そのリビドーのままに作ったゲーム」とのことなので、それを聞いてやってみたくなりましたわ(笑)。
 真面目な話に戻すと、「純愛ルートと鬼畜ルートが完全に分離しているゲームは制作側の怠慢」というのは、私も彼も共通に思っていたことなので、「その二つが絡みあっているのを評価したい」という彼の意見はとてもよくわかる。私だって、アンモラルな作品でも、そこに何かがあれば評価します。

 他にも同人界のこと、少女漫画のこと、コンシューマーのことなど手当たり次第語りあいました。全部は膨大でかけないし、ほとんど問題があって載せられません(笑)。てなわけで、馬鹿で真面目で濃密な時間を過ごすことができたわけです。

いろいろ笑ったけど、一番は「ガンパレードマーチは、ドカベン・プロ野球編みたいなもの」

っていう彼の比喩かな(笑)。うん、なんとなくわかる。

 これから業界もどんどん悪くなっていって、それを啓蒙するのはあきらめたみたいなことを言ってたけど、できれば啓蒙してほしいなぁ。
商業では難しいのはわかるけど、誰かが言わないことにはね。


1月19日(金) FINAL FANTASY X 第一報

・今週の「少年ジャンプ」「週刊プレイボーイ」に記事がのり、スクウェアのHPでもコンテンツができ、そしてついにファミ通でも「FINAL FANTASY X」が正式発表となったので、いくつかコメントしてみようと思う。

・まずは、毎度楽しみにしているロゴマーク。今まではタイトルに少々かぶさる程度の大きさだったが、今回はタイトルを凌駕する大きさで、かなりのインパクトがある。ヒロイン「ユイナ」と「水」とこの世界の災厄「シン」を表わしているそうで、ユイナは偉大な召喚師の娘であり、「シン」は伝説の召喚魔法でのみ消滅させることができるということから、あくまでもこの二つの対峙がゲームの中心となりそうだ。

・公開された写真のように今回舞台は海などの水辺が多いらしく、主人公「ティーダ」の武器は水を連想させ、またインタビューの中では「水中バトル」もほのめかしており、ロゴマークも含めて今回は「水」が重要視されるようだ。シンプルかつ万国共通な素材でいいと思うが、これはPS2初のFFということでグラフィックの強化をしらしめるのに、「水」ほどそれに適した素材はないというのもあるのだろう。

・今回の発表で一番驚いたのが、ついに声優を起用して音声がつくことである。やはり、「バウンサー」はFFXの予行演習だったのか。(このゲームはスクウェアにしては珍しく音声がある)
ゲームでは音声がついてしまうとキャラのイメージが固まってしまうので、プレイヤー一人一人のイメージを大事にするという意味でも、スクウェアのほとんど音声を使わないゲーム作りは気に入っていた。「FF VII」以降、PSになってもそれは守られてきたので好感を持っていたのだが、ついにそれはやぶられることとなる。
とはいっても、あまり残念という気はない。ここまでグラフィックが進歩し、映画的なストーリー重視の作品作りになれば、「鑑賞娯楽」ということで音声もありかなという気もするのだ。
ただ、すでに固有のイメージができつつあるアニメ等の有名声優を使うのは勘弁してもらいたいと思ったのだが、主人公とヒロインはそれぞれ、森田、青木というNHKプロモーションの人が担当するというので一安心である。この二人は「FFVIII」の時にモーションキャプチャーの実演をした人で、その関係での抜擢とのこと。
私個人としてはイベント等の会話よりも、戦闘の際の音声をどのように処理するかの方に非常に興味がある。「やぁ!」とか「うっ!」といった掛け声や痛みの声は当然あるだろうが、必殺技や魔法や召喚魔法、道具の使用で声が出るのだろうか?

・さて、気になる発売日だが、今年の春を予定しているらしい。早くても今年の7月頃ではないかと思っていたので、これにはかなり驚かされた。自分としては7月の夏コミ前よりは、春に出てくれた方がありがたいのではあるが。
それにしても予想以上の早さであり、PS2の普及の役目も担っているためもあるのだろう。しかし、植松さんの日記によれば去年の10月の時点で主題歌が完成しており、プレイボーイの記事によればアフレコはすでに終了、ファミ通のインタビューによればすでに最終調整中ということで、あながち信用できない発表ということではないらしい。

・また、毎度気になる主題歌だが、今回は女性シンガーの「Rikki」さんという方が歌うそうだ。あまり詳しいことはわからないが、沖縄出身の方で、民謡なんかも歌っていたらしい。前回のIXのテーマが「帰る場所」だったが、今回は「故郷」なのだろうか?
と思ったら、ファミ通のインタビューでテーマは「自立」「変化」って言ってるね。なかなか自己の確立、自己のアイデンティティーを見つけにくい現代としては、いいテーマかもしれない。

ともかくも、春に発売されるのを心待ちにしようと思う。


1月13日(土) とらハ本 第2版

・先日書いたようにとらハ本は冬コミで完売してしまったので、1/21及びそれ以降のイベントで配本するために、再版(第2版)の入稿をしてきた。
その際、誤字脱字やミスといったもの、他にも自分としては気になってしまうデザイン的なことを修正させていただいた。デザイン的なことといっても全面的なものではなく、字間をつめたりバランスをとったりと、はためには気付かない、自分しかわからないような個所ばかりである。
冬コミで初版を買っていただいた人には大変申し訳ないが、今回の第2版は冬コミ分と同じぐらい刷るし、今年の夏ぐらいまで気長にさばくつもりであり、なるべくおかしなところがない方がいいと判断しての修正なので、どうかご容赦いただきたい。

初版で一番のミスだと思うのは、なんといっても唯子の誕生日。本では12月31日となっているが、これは12月19日の間違いである。
本当に、どうも申し訳ない。
自分でも、なぜこんな間違いをしてしまったのか不思議なのだ。初Hの日を間違えてこっちにカット&ペーストしてしまったのだろうか? 初Hと誕生日が同じなのは瞳だというのはよくわかってるわけであり、本当に自分でも予想外のミスなのである。
他にみっともないミスだと思うのは、みなみのローマ字表記が「MIANAMI」(みゃなみ?)になっていたり、大輔のローマ字表記の苗字と名前が逆になっていなかったりといったところ。 これらは、もちろん修正させていただいた。

また、ビジュアルファンブック(以下「VFB」と略す)を元に、ローマ字表記をこれに載っているもので統一させておいた。逆に言えばVFBで参考になったのはこれぐらいのもので、他には七瀬がA型というぐらいだろうか。
弓華のスペルは予想通りあってなく(笑)、途中に「G」を追加しておいた。他に、千堂が「SENDO」、綺堂が「KIDO」なのはいいとして、真一郎の表記が「SINITIRO」なのだが、本当にこれでいいんだろうか。VFBを尊重してこれに直してしまったが。
他に、気になっていた大輔の苗字「端島」はVFBでは「HAJIMA」、つまり「はじま」となっているので用語集も含めてこちらに訂正。
余談だが、VFBには一ノ瀬神奈の紹介がどこにもない。

こんなところで、その他は誤字脱字、言い回しなどをひたすらに直していった。文章の書き直しや追加、名セリフの変更などはないので、どうかご容赦いただきたい。 もちろん表紙もなんら変更はない。

ちなみに入稿した際、ほとんどのページに手を加えたにも関わらず、再版割引というのが適用された。表紙とページ数に変更がなければ適用されるそうなので、意外と思うとともにありがたい。割引は5%と消費税分だが、これがなかなかばかにならないのだ。


1月8日(月) とらハ本 制作秘話

※掲示板の1月5日付けのGlee山田さんの書き込み「きみいつ感想2」に対してのレスです。

>装丁 これまで私が買ってきた同人誌中もっとも気恥ずかしいものと言えましょう
そうですか? 作ってる時はあんまり恥ずかしいという気はなかったんですが。
それはとらハとしては成功したってことなのかなあ?(笑)
とりあえず、最近の同人誌の傾向として「人物は大きくでかく」というのを心がけました。
AIM-9Xさんに参考例をいくつか渡して、彼がそれを理解してくれてあの二人のポーズのラフをあげてきてくれた時は「これでいける」と思いましたね。完成したCGも、想像以上のものがあがってきてよかったです。
なお、PMXさんという知り合いから、表紙について「手芸のムックみたい」という感想をいただき、これが気に入ってます。

>でっかく「君といつまで」だもんなあ、ふにゃふにゃしてしまいます。
はぁ、そうでございますか。じゃあ、次回3の本のタイトルはもっと恥ずかしいものにしますね(笑)。
実は、3の発売前から候補が決まってるんですが…。

>裏表紙のレイアウト、作る側にするとなかなか難しいだろうなあと思いますが、
>みんなの名前が主人公も含めてきちんと入っているのが良いです。

裏表紙に人物名が並んでるのが好きなのは、もう評論本好きの性ですね。「富野由悠季全仕事」とか(笑)。
そういうのとはまた違う本なので最初はやるつもりはなかったんですが、他にネタがなかったもんで…。
ですが、それをやって真一郎と耕介の名前を入れるに至り、そこから「HAPPY LIFE!!」の文字に結びついていったので、結果としてはよかったと思いますね。
この文が山田さんとしては違和感があったそうですが、私としては裏表紙という最後を飾るもので前向きなものではこれがベターかなぁと気に入ってます。

>文庫本の帯みたいにKAZ男さん自身で「あおり」をいれても良かったかなあ。
それも考えたんですが、何も出てこなかったです…。実は今回の本で一番予定外でツラかったことは、あくまでも「1&2」の本なんですよね。これが「1だけ」「2だけ」の本だったらいくらでもあおりは思いつくんですが、1と2両方を総括しなきゃいけないわけでこれが難しい。
本文でもこれが最後まで一番頭を悩ませた原因なんです。具体的には1〜4、60、78ページをどうするかってのはそりゃもう締切りギリギリまで困ってましたよ。(特に日記にも書いた中表紙…) なので、あえて無難な文でいきました。

>とらハ君は如何にして創作されたのか気になるところ。
う、ついにきてしまいましたね、この質問が…。この本一番のトップシークレットが…。
なんてことは全然ありません(笑)。結構偶然の産物です。
最初に表紙の初校を作ってた時、なんか寂しいと思って素材集をひっぱり出してきたんです。
とらハといえばハートマーク。で、ハートがらみの素材はバレンタインがらみが主なんですよね。で、これかなというチョコケースを表紙に載せてみたと。その時、バレンタイン素材の中にとらハ君がいまして(笑)、なんか気になってデータを落としといたんです。
その時はまさか使うまいと思っていたんですが、裏表紙を作ってる時に煮詰まって、ふざけてとらハ君を置いたら
「おお! ハマル!!」と、そういった高尚にして壮大な理由によるものです(笑)。
なんというか、「とらハ」という作品を届けてくれる、頼りなくもいたいけな天使って気がしません?
ちなみにそういうわけなので、チョコケースもとらハ君も、ハートの中は元は「St.VALENTAIN」と書かれてました。
 また、本文のノンブルや名セリフのとこのハートマークもちょっとした苦労がありまして、最初は文字で打ち出したのを使用していたんですが、ぎりぎりになって「やっぱり形が気に入らない」ということで変更しました。素材集のも気にくわなかったので、結局自分で作ることになり「なんでハートマークごときで苦労せにゃならんのだ?」とか思いましたね。でも、なかなか思うようにいかず、「理想のハートマークって難しいんだなぁ」と思い知りました。完成品も今見ると不満もあって、つくづくハートマークは奥が深い。

>すずみやかずきさんのカット良いです。KAZ男さんの本を知らない人にとっては、このカットが
>なければ、なかなか引きつけるのが難しかったのではないかと思います。

そうですね。私もちゃんとしたカットがないとだめだろうなぁと思ってましたから。
で、とりあえずはすずみやさんしかいないだろうと決めてかかり、たまたま同じプロバイダということに目をつけて(笑)、そこからお近づきになって依頼しましたです。受けていただいて本当に助かりました。

>私的には唯子、七瀬、みなみ、ななかが好きなカットです。(ユンファは戦闘バージョンより眼鏡バージョンが良かったな)
私としては、唯子、小鳥、七瀬、ゆうひが好きですね。構図的には、とくに七瀬が気に入りました。
ユンファに関しては実は私もそう思ったし、次回そちらの方向でお願いいたしましょう。
ちなみにもらったデータは全て「印刷ではっきりするように」と濃く調整したんですが、実は七瀬だけ薄いままだというのに気がついた方はいるでしょうか?

いや、幽霊だし薄いままでいいかなって(爆)

あの構図には薄いのがあってるかなというのもあるんですけどね。

>今回、いろいろな方に絵を依頼されたのがうまく作用して、
>本としての良さ、買い手に読みたい、買いたいと思ってもらうことに成功していると私は思います。

その辺ももちろん、スタートの時点から漠然と「最終的にこんな本になればいいな」というのがあって、それに必要であろう描き手さんということで探していきました。この人の絵なら自分の趣旨に合うなというのも当然あるわけで、依頼を受けていただいたこと、それがうまく機能したことは本当によかったと思います。
実際、まだ描き手を探していて、依頼を受けてもらえるかどうかもわからなかった頃が一番胃が痛かったです…。

>用語集
>すべて読むのに大変疲れました。
>エンサイクロペディア活用ということで、KAZ男さんのオリジナリティーがどこにあるのかが見えないため、
>なかなか感想は書きにくいですね(苦)
>用語集であっても独自の切り口が読みたい!と思うので、少し、食い足りない?感じが残りました。

そうですか、難しいところですねぇ。
私としては用語集がメインじゃないわけですから、変に個性的なものにするのもなぁと思いましたし、同時に「なるべく簡潔に」というのがありました。これはメインじゃないからというだけでなく、ページの問題も多分にありまして、好き放題書くとどんどんページが増えちゃうんですよね。今回の15ページは実は用語集にさく予定の最大の範囲でして、それに収めるために文章を削ったり字を詰めたり、その他さまざまなことをしています。あれ以上字は小さくできないし、食い足りないという意見もまぁやむなしかなと。
その点、大元の拓ちゃんさんのエンサイクロペディアは、サイト上なので字数もページ数も関係ないのでうらやましいです。
まぁ、文章が多けりゃいいってもんでもないので、短くても面白いエンサイクロペディアはやはり優秀ですよ。


1月1日(月) 新年のごあいさつ

 

・あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

去年は結局アニメではBOYS BE…の本しか出しませんでした。
今年は、まぁとらハ関係の活動がメインかと思われますが、それだけじゃなくアニメもやるつもりではいます。ですが、今年のアニメではなく過去の作品についての本でしょうね、おそらく。
HPでは、GMのコーナーをちゃんと作りたいとも思うし…。ですが、欲張ると結局何もすすみません。
まぁ、今年もなりゆきで活動していくので、暖かく見守っていただければと思います。


12月30日(土) 冬コミ2日目 「なぜに、○○本?!」

 

・今日も7時頃会場入り。ちょっと心配だった看板も、ちゃんとブースに置かれたままになっていて一安心。
せっせとスペースの準備をするが、これだけ早いのでかなり余裕がある。9時近くになってにぎわってくると、人も増え、知り合いも来たりしたので、今日の買物のお願いをしたり。その後、キャラ紹介のカットを描いていただいたすずみやさんが来訪。ご挨拶して新刊を渡す。どうやら知人に昨日見せてもらったらしく、出来に満足していただいたようなので、それを聞いて安心しました。こちらこそ、ありがとうございましたです。
その後、同じ館で事前に欲しいところをチェック。私の同人誌の心の師匠であり(と、私が勝手に思っている)、多大な影響を受けている「希有馬屋」(けうまや)をチェックしたところ…、
「なぜに、電童本?!」
いや、あまりに予想外なんでかなりびっくり。はらしょーが電童本なのはわかるがなんで希有馬さんが…。

ついでに、すえひろがりを頼んだ大阪部長よりご報告。
「なぜに、あずまんが本?!」
とまぁ、目当ての同人誌が意外なもの続きで、開場前から驚きっぱなしでした。

さて、9時半前になったので、外周へ出る列へと並ぶ。
で、いざ開場となり、最初の目的地の「マキノ事務所」へ。ここはGREENを制作したジェリーフィッシュのサークルで、設定や裏話等が描かれた本が面白い。シャッターから出るのが遅れたのか、結構列の後ろのほうで前には200人ぐらいだろうか。しかし、隣の「漣々堂」(☆画野朗さんのサークル)の列はもっととんでもないことになっている。恐るべし、「CANVAS」パワー。
15分程で購入し、すぐに2つ隣りの外周「SJV−SC」(OdiakeSさんのサークル)へ。こちらは3分くらいで購入完了。で、館の真ん中あたりの「平野屋」にいってとりあえず新刊を購入。これにて東4〜6は終了。

で、東1〜3に行き、一番の目的となるはずだった都築真紀さんの「PINKVISION」へ。本当ならご本人に直接手渡ししたいところだったのだが、仕事で多忙のためこれないことはわかっていたので、ブースの留守番の方に「これ、都築先生にお渡し願えますか」と、私のとらハ本を手渡すのだった。
間接的とはいえ、なんかラブレターを出すような心境だったッス!!

なお、合体サークルのacssさんでいくつか買物をしたところ、「うまい棒」をいただいた。都築さんが何も新刊がなく、なおかつ会場に来れないことのお詫びの一貫なのだろうが、なぜに、うまい棒?!

「なんだか知らんが、とにかくよし!!」

ありがとうございますー。 いただきますです。

で、丁度正反対側の外周の高野音彦さんのサークルへ。知人と自分のためにと5分ほど並んで購入。
はい、東ホールの用事終了。

いざ、自分にとってメインである西館へ。目的は同人音楽CDである。
ここからは、サークル名ばかりでわからない人にはさっぱりだろうが申しわけない。
今回、自分にとって最重要の「STB-lab」「渡辺製作所」は人に頼んだので、それなりに余裕がある。西館に着いたところ、中の混みぐらいはさほどではない。
とりあえず、老舗にして大手のトルヴァトーレに行ってみるが、新作の「GTR2000」は間に合わなかったためなし。残念。
仕方ないので、買い漏らしていた「アニメでポン」「魔女っ娘でポン」を買っておく。
あとは、いつもの「GML」や「PSG普及委員会」のところを買ったり、KAZ☆さんの「K.M.E.」の新作を買ってみたり。この辺詳しくはGM日記で。
途中、たまたま「スクウェア アレンジCD」という文字にひかれ「何が入ってるんですか?」と聞いて裏を見せてもらったところ、その中に「暁の四戦士」という文字を見つけてノータイムで買う。いや、FF5の曲で、植松さんの中では一番好きな曲なのだ。(他にロマ3の「四魔貴族メドレー」とかそそったし。実際、これがかなり当たりのCDだった)
とまぁ、30分ほどいろいろ買い漁り、袋も重くなってきたところで西館を去る。残念なのは、駅の音楽集を出しているところが新作がなかったことかな。

ブースに戻ってみると、今日も結構な勢いで売れているらしい。自分で売り子をしたり、尋ねてきてくれた人と話をしつつ、時を過ごす。
お客さんの中で「おお、いつもここの本買ってくんだよ。新刊ならなんでも買わなきゃ」という人がいて大変ありがたく思う。「ありがとうございます」と本を手渡すと、「でも、なぜにとらハ本?!」といいながら去っていきました。
「まったくです(笑)」

表紙を描いていただいたAIM-9Xさんが来訪し、初めてのご挨拶。新刊、その他頼まれものを渡すと喜んでいただけたご様子。想像通り、なかなか温厚そうな人である。

2時頃にとらハ本が完売。我ながらびっくりの売れ行き。買ってくださった皆さん、ありがとうございました。

少しして、K亀さんが来訪したのでブツの受け渡し。頼んでおいたビジュアルアーツの福袋を無事ゲット。これは1万円と高価なものだが、AIRやKanonのグッズの他に、I'veのオリジナルCDとプロモーションDVD、「恋ごころ」のサントラが入っているのである! I'veファンとしては当然おさえておきたい代物。あ、当然ファンクラブの同人CDは予約してゲット済みです。

結局自分で買った同人誌は10冊ほど。知り合い等にもらったものの方が多いくらい。CDのほうはGM日記にて(笑)。

今日は車で帰るため、イベント終了までいると駐車場がとんでもない混み具合になるので、3時半頃に撤収。車の中ではほとんで寝てました。

しかし、とらハ本はよく売れたもので、自分でもまさかここまでとは思ってなかったし、とらハのスペースでも何か実績があるわけでもないのに、あの売れようはちょっと不思議である。やはり、とらハ人気があってのことだろうなとは思うけれど。
ただ、この時期このタイミングでとらハ本を出すというのは、やはり間違ってなかったであろう。今回落として今度の夏に出すよりは、今回無理にでも出して、とらハファンにアピールしておいた方が絶対に正解だったと思う。
 また、市販のビジュアルファンブックと時期が重なったが、それが出る前に、それに影響をうけることなく自分なりに本作りをすすめられたのは、個人的に実りのあるものである。「一体どういう本を作りたいのか」、一ヵ月間とらハとにらめっこする中で模索できたのは、今後無駄にはならないであろう。
 今はとりあえず冷静になってみて、とらハと距離を置き、ビジュアルファンブックを参考にしたりしつつ、今一度とらハについて考えてみようと思う。

ひとまず、今回無事完成して完売できたことで満足している。
本作りに協力してくれた人、コミケ当日手伝ってくれた人、どうもお世話さまでした。
そして、ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。


12月29日(金) 冬コミ1日目

 

・前日の夜、大阪より大阪部長が来訪。初めてウチを訪れ、私の部屋に泊まる。朝の5時すぎに身内の本田君が車で来てくれることになっていたので、念のため目覚ましをかけて横になることに。いつもはラジカセなのだが、どうせだからとメッセのとらハ3目覚まし時計を使ってみることにした。時刻を合わせ、レンの声に合わせてセット。ところが…。
30分ぐらいして何気なく時計を見ると…、なぜか5分ぐらいしか進んでいない。もう一度時刻を合わせ、今度は1時間ぐらいして見てみるが…、やはり15分ぐらいしか進んでいない。
「目覚まし以前に、時計として駄目じゃん!!」

仕方ないので、うつらうつらしながらもなんとなく起きていることに。というか気が張って熟睡できん。
5時半頃、車が到着し、一路有明へ。6時すぎに到着し、車の中で軽く食事。車中、今日売り子をお願いしたLAY先生の「峠MAX」の話がむちゃくちゃ面白かった。う〜ん、やってみたいもんだ。

7時を過ぎたら早速会場入り。とにかく早く新刊の出来映えを見たかったので、一直線にスペースへ。
で、スペースについてダンボールをいざ開封。……まずはちょっと心配だった背表紙の確認。うん、厚みはオッケー。裏表紙のミニキャラの切り抜きも違和感なし。表紙も問題なし。(ちょっとタイトルの影が薄かったくらい?)
で、本文。まっさきに用語集の確認である。入稿してから印刷所に言われたのだが、ウチと印刷所のMacのシステムのバージョンが違うので、細明朝のカーニング(字詰め)が若干異なる可能性があるそうなのだ。一応、内容に変更が生じないように気をつけてくれるとのことだが、ちと心配である。用語集のページは、必ずページの先頭が用語になるように(つまり、説明文がページ間で続くことのないように)そろえていったので、もし字詰めの関係で一箇所でも改行がずれれば、以後全部ずれてしまうだ。
これがとにかく心配だったのだが、確認したところそれはなかったので一安心。……ほっ。
次に心配だった、文字化け、画像化けがないかとの確認。……これもなし。

ありがとう! サンライズさん!!

しかしとんでもなく印刷が綺麗。グラデーションが綺麗すぎて予定と違う(笑)。これがデジプレート出力の威力か…。

内容もちらちらと読んでみるが……。やっぱりあれだね、最初にやったキャラ紹介で燃えつきてるね(笑)。しかも、自分の中で最難関にして最重要だと思った仁村姉妹を書き終えた時点で、緊張の糸が切れてるような…。
でもまぁ、なんとか本の体裁はとれてるだろうということで、細かいことは気にしないことに。
というわけで、さっそくスペースの準備。A1の看板を新たに用意したアルミ棒で立ててみるが、思ったよりもしっかりと立った。

私の今日の目的は企業ブースだけなので、9時すぎにさっそく西館へ。すでに結構な人がいるが、後から増える方が明らかに多い。
開場15分くらい前になってブースによって人を分けることに。「エンターブレインに行きたい人〜〜」てな感じで呼ばれて、行きたい人は横に抜けるわけである。メディアワークス、ティーアイはさすがに多くの人が抜けていく。しかし。

「キッド行きたい人〜〜」
し〜〜ん。
「ブロッコリー行きたい人〜〜」
し〜〜ん。

このやりとりが個人的にかなり受けた。ほんとに行きたい人いないんかいな。
とうとう最後までディスカバリー、フェイス、ソフトバンクは呼ばれなかった。必然的に、消去法で残った人間は皆とらハファンですかい?

で、開場5分前にいざ入場。私の第一目標はとらハのCDを販売するディスカバリー。さっそく向かうが、着くと前から5人目で周りにも全部で10人くらいしかいないので、「ええ?!これしかいないの? みんな他のところ優先?」とあせる。まぁ、用事が早く済むのは自分としてはいいことなので、そのまま5番目に「サウンドステージ2」を購入。
今日から「SS2を5番目に購入した男」と呼んでくだされ。
同じブースにあったOVA2巻のチラシを貰っていき、すぐさまフェイスへ。

フェイスもまだ全然人はいない。ここは紙袋が出ているはずでそれが欲しかったのだが、店頭の商品リストを見ても見あたらない。
仕方ないので、次の目的地アージュ&オーバーフローへ。
ここでは10人ぐらいの後に並び、アージュの三作品三枚組みのサントラCD(豪華缶入り)、インファンタリアのマキシシングルを購入。この時点で会場から10分ほど経過していたが、あらためてディスカバリーを見たらすごいことになっていた…。

あとはたいしたものもないし楽勝〜と思いながら、MANGAZOOのブースへ。知人に頼まれて高野音彦氏のグッズを買うためである。
ところが…、予想以上の込み具合。
なんと、MANGAZOOはソフトバンクと合同ブースだったのである。ソフトバンクはとらハのビジュアルファンブックやグッズがあるわけでそりゃ人も多い。しょうがないかと思いつつ並ぶと、すぐそばに並んでいた人が豪華なとらハの紙袋を持っていた。おお、なんていいものを!それはどこに売ってるんだ?!と思うが、袋にはソフトバンクと書いてあったので、そのままそれも購入決定。(つまり、その人は2週目というわけやね(笑))ソフトバンクは人に頼んであったのだが、ついでだからとビジュアルファンブック込みで、30分ほど並んで無事購入。そうそう、並んでいるとき隣が女の子だったので、人に頼まれてかなと思って「とらハファンなんですか?」と聞いたところ「はい、そうです」とのお返事。とらハで女の子のファンは大変珍しいと思って感激し、「これ、私が作ったとらハ本ですけど、よかったら差し上げます」と新刊をプレゼント。
(以前から思ってたんだが、リーフ作品やKEY作品は女性ファンがいっぱいいるけど、とらハのファンは男しかいないような気がする。なぜだろう? それとも絶対数の違いなだけだろうか?)
ソフトバンクが終了。今日は移動する際、縁起をかついでとらハの紙袋をさげて歩くことに決定。
(ちなみに並んでいる間、隣のブースで「こみぱ」のアニメのプロモーションが上映されていた。やたらキャラクターの顔をディフォルメさせてのシーンがオンパレードであり、やはりファンに媚びた内容になりそう。To Heartを作った「TEAM WASAKI」はOVAの『くるみ零式』の制作のためかかわらないだろうから、やはり期待できないだろうな)

で、最後の目的地F&Cメトロノームヘ。ソフトバンクで時間をくったのでそれなりの列。それでも、15分程で自分の番になり「CANVAS」と「プリンセスメモリー」のサントラを購入。

これにて企業ブース終了。(ビジュアルアーツは人に頼んである)11時ぐらいにさっさと西館を後にする。
売れ行きも気になるし、自分を尋ねてくる人もいるわけで、とっとと自分のスペースに戻る。
帰ってみると結構な売れ行き。私を尋ねてくる人もちらほらと。
途中一回、西館に用で行ったが、あとはずっと自分のスペースに。午後からは自分で売り子をやったりもする。
しかし、本当によく売れる。ここはとらハスペースじゃないし、カットもとらハではないのにである。今回、宣伝は用意周到にしたつもりなので、いかに宣伝が大事かということを思い知る。
具体的には、
 1.虎の穴の冊子とWEBにサークルインフォメーションを掲載
 2.コミケCDカタログで、「とらいあんぐるハート」「とらハ」のどちらで検索してもひっかかるようにした
 3.主要とらハサイトでの宣伝。とらハは限られている分、これがしやすい。
といったところ。別に、どこでもやってることではあるが。
初日にしては初めて、イベント終了までスペースにいる。結局、今日持ってきた分はほぼなくなり、この調子では明日の完売は確定的な様子。すぐそばの明日のスペースに、残りの在庫と看板を置いて撤収。会場を後にした。

会場から車以外で帰るのは何年ぶりだろうか? 面倒くさいので東京までタクシーでいくことにするが、すごい列で30分以上待たされる。まぁ、他の手段よりはマシであるが。
さて、明日はどうなることでしょう。


12月28日(木) とらハ日記12 エンサイクロペディアあっての用語集

 

 ※12月25日の、用語集についての補足です。

・本にも明記してありますが、とらハ本の用語集は、拓ちゃんさんと晴海姉ぇさん作成の「とらいあんぐるハート エンサイクロペディア」(以後「エンサイクロペディア」と表記)を元に作成しました。ですので、25日の文章だけ読むと私個人のみで作ったようにとれてしまいますが、そんなことはなく、エンサイクロペディアあっての私の用語集ですので、その点をまるで明記しなかったことは不適切でありました。

 また、25日の記事で自分が気にいらないと言っているのは、冒頭にあるように過去に見てきた「同人誌」のことで、当然エンサイクロペディアのことではありません。自分が不快に感じた同人誌のそれとは違い、エンサイクロペディアは詳細な情報を載せながらも、ユーモアも豊富で、またそのバランスが非常に見事なものでした。その極めて質の高いエンサイクロペディアを拝見し、「これはぜひ参考にさせていただきたい」と、引用の許可を申し出たわけです。そして、そうしたバランス感覚をそこねないようにしつつ、自分でもわずかながら同じスタイルを模倣させていただいたたわけで、それはとても有意義なことでした。本当にエンサイクロペディアを活用させてもらったおかげで、いい結果を出せたのではないかと思っています。拓ちゃんさん、晴海姉ぇさん本当にありがとうございました。この場を借りて、あらためて感謝申し上げます。


12月27日(水) とらハ日記11 色も厚さも薄い看板

 

・冬コミでサークルに飾るためのボードを制作。去年の夏までは2スペだったので大きさはA0だったが、今回は1スペなので半分のA1。Macで適当にうりゃと作る。
二日間ともとらハスペースではないので、とにかくとらハ本があることを知らせるために、「とらいあんぐるハート」という文字と表紙をできるだけ大きくしてアピールする。そうすると、なんとも単純なデザインになってしまうが仕方なかろう。
で、新宿は紀伊国屋の出力センターに持っていって出力してもらう。同人誌を扱うのが当然の印刷所はともかく、出力センターでこういうものを出力してもらうのはちと恥ずかしい。A1の巨大な出力したものを見せられて「これでよろしいですか?」とか言われるとちょっと(笑)。
出来上がったのを見たら、ちょっと全体的に色合いが薄かった。これは私のミスね。
まぁ、なんとかなるでしょ。新システム(というほどのものではない)で、ちゃんと立つかのほうが心配。


12月25日(月) とらハ日記10 ちょっと真面目に本のこと-その2

 

・突然ですが、私は同人誌の用語集というものが好きではありません。正確には、気に入らないことが多いということになりますか。
例えば、とにかくどんなささいな単語でも載せるあまりごちゃごちゃしてしまったり、あまり本編とは関係ないものをフォローして「俺はこんなことまで知ってるんだぜ」という嫌味を感じたり、マニアックなものばかり載せて「自分と同じような人しか相手にしていない」と感じたり、説明がやたら間接的で一般向けでなかったり、といったことが多々あるように思います。
 このように、全体的に「作り手の自己満足」のものになっていると感じるからなのです。本来、用語集というものは、あまり詳しくない人に情報を提供する「親切」なものであるはずで、そのためには読み手を選ばない、「一般的」なものであるはずです。また、そうでなくてはならないと思うのです。

 こうした思いがずっとあったので、自分のとらハ本に用語集が必要でいざ作ると決めたからには、自分が嫌いな要素を排除し、より一般的なものを目指すことにしました。
とはいっても、単なる解説のみで、お遊びもギャグもまるでないわけではありません。用語集全体の品位を守りつつ、とらハの感覚の範囲でふざけるところはふざけ、読み物として面白いものにしたつもりです。ふざけつつも品位をくずさないというのが重要で、そのバランスに一番神経を使いました。
ですので、この用語集はけっして「面白い読み物」として掲載したわけではありません。そこは誤解なきようによろしくお願いします。
あくまでも、「ファンに役立つもの」としての用語集です。


12月24日(日) とらハ日記9 ちょっと真面目に本のこと-その1

 

・ネット上のあちこちで本の宣伝活動をしていますが、なかなか反応がよく、「必ず購入にうかがいます」という声をいただいてます。もちろん、ある程度予想や計算済みでして、元からとらハファンが多いこと、そういった人が出入りする場所は限られていて、ピンポイントで告知ができるというのも、とらハ本制作に踏み切った大事な要因です。
しかし、元から多くのファンがいるのを承知の上で本を出すのは初めてで、なおかつ前もって「購入します」なんて大勢の人から言ってもらうのも初めてのことでして、嬉しいような不安なような、不思議な気分です。多くの人に「買ってもらってはい終わり」じゃなくダイレクトに評価をいただくわけですから、それなりのプレッシャーがあるわけです。

 さて、本題。
とらハファンの多くは非常に若い人で、どうも二十歳前後の人ばかりのようです。
そういった人達、ウチの本を初めて手にとる人達は私のとらハ本を見て、おそらく「こんな同人誌もあるの?」と驚いたり、奇異に感じたりするのではと予想しています。
特に今の若い人にとっては、同人誌という存在がすでに開かれたものであり、身の回りに当たり前のようにあるものなので、現在主流をしめる「18禁物」や「パロディ漫画物」といったものを選択の余地なく無条件に受け入れて、「同人誌とはこういうもの」というイメージを持っているのではないでしょうか。
そういった人達に、「こういった同人誌もあるんだ」「漫画だけが同人誌ではない」という、違う価値観の存在を示せればなと、僭越ながら思っていたりします。

 今、気に入って同人誌を買ってきたとしても、一週間ぐらいは見たりするものの、一月ぐらいで存在を忘れ、以後二度と手にしなくなる、ということは多いのではないでしょうか。それについても、「同人誌とはそういうもの」という固定観念が蔓延しつつあるかもしれません。私はそんな本は嫌だなと思うので、1年や2年先、できれば5年ぐらい先になっても手にしてもらえる、そんな本を作りたいと思っています。ですから、今現在の話題といった「時期」を感じるものは、時代が変われば意味がないので、内容に折り込まないように気をつけています。
自分の本がそうした理想に近づけているかは自信がありませんが、そういった雰囲気を感じて、「そういう創作物もあるんだ」ということを心の片隅にでもとどめてくれれば幸いです。


12月23日(土) とらハ日記8 結果待ちデス…

 

・とらハ本も入稿を終えて一息。ところが冷静になってくると、「ああ、あれを書き忘れた」とか「こうすりゃよかったなぁ」とかいうのが出てくるんですよね。今回はそれがかなり多くて、いかに最後の方は精神的に余裕がなかったのかと思い知らされます。
あれですね、余裕がなくてとらハ自体に集中するあまり、近づきすぎて視野が狭くなって、客観的な視点にかけるかもしれません。

なんか、本当に大事なことを書いてないんじゃないかって気がしてきてかなり不安です。見返してみればいいじゃんと思うかもしれませんが、今は怖くて読み返せません(笑)。
なにか、試験結果を待つような気分です。

・冬コミでとらハのCD「サウンドステージ2」が発売されますが、それに槙原 愛役の遊魚静さんも参加するみたいですね。前回のサウンドステージでは参加せず、OVAの1巻も愛役は違う声優さんになっていたので、「もう、とらハの仕事はしないんだろうか?」と心配していたんですが、とらハ3で登場し、このサウステ2にも参加するのでほっとしました。OVAに参加しなかったのは、18禁ヴォイスはもうやらないということかもしれません。
その点、2巻の主役であるゆうひ役の鳥居花音さんは、18禁OVAの経験があるので安心ですな。(「殻の中の小鳥」等)


12月22日(金) とらハ日記7 とらハと富野の微妙な関係(謎)

 

・本の制作中はたいてい煮つまっているものですが、そんな時にちょっとなごむのが誤変換。
「ハートは全壊無敵」というのは結構ツボでした。
(ちなみに、下の日記も「全力疾走」が「全力失踪」になってましたね。逃げてどうする(笑))

あと、私はしょっちゅう一文字登録をします。「れ」→「レミィ」、「ぼ」→「BOYS BE…」とかですね。
で、「と」で変換で「とらハ」「とらいあんぐるハート」が出るようにしてたんですが、
以前から「と」は「富野由悠季」も登録してあるわけです。
おかげで、「富野由悠季2 〜さざなみ女子寮」なんてのが表示されまして、一晩だけマイブームでした。

でも、「とらハはラブラブな恋愛を描く18禁ゲームである」が、
「富野由悠季はラブラブな恋愛を描く18禁ゲームである」に変換されてもなんか違和感ないよな(笑)。


12月20日(水) とらハ日記6 とらハ本ついに完成!!

 

・や…、やりました…。つ…ついにとらハ本完成です…。
今回はちょっと洒落にならないつらさでしたね。まさか、メモをとるためのプレイに一ヵ月かかるとは…。おかげで、資料とか必要なものを全部そろえていざ本文にかけられた時間は、10日くらいです(爆)。
よく10日で80ページ仕上がったもんだ…。
そんなわけでして、終わりの方はちょっとガス欠気味です。ページを見れば、序盤か終盤のどっちに作ったものかきっとわかることでしょう(笑)。
終盤の頃はほんとに全力疾走という感じだったので、無我夢中のため、昨日作ったページがどんなのかも覚えてないといった状態が続きました。だもんで、自分としてもどんな本ができたのかさっぱりわかりません。
なにせ、出力見本を送ったら今手元には原稿がないんですから(笑)。(また出力すればいいだけですけどね)
なにか評論本というよりは、ポエム本になってしまったような…。なんとなく、ごちゃまぜのとんでもない本を作ってしまったような気もしており、恐ろしいような楽しみなような、そんな不思議な気分であります。

(心残りは、とうとう岡本みなみのクラスがわからなかったことでしょうか(笑)。ずっといろいろ調べもの等していたので今はとらハのことにかなり詳しいつもりですが、なぜかこれが全然判明せず。 おのれ)

ま、AIM-9Xさんが頑張ってくれたおかげでいい表紙ができたし、すずみやさんの本文カットも実にかわいいので、これだけでもめっけもんの本かなと、思うちょります。

自分としては70点ぐらいの本ですかね。それでも最後までやり通したし、なにより予定の80ページはしっかり守ったので、それに関しては満足してます。(ほとんど無理だと思ってたので、8ページ単位でばっさり切ることも真剣に考えてました)
PCゲームの本は初めてなので、こんなもんで許してください(笑)。 と弱気。


12月16日〜18日 とらハ日記5 大詰め

 

◆12月16日
「一つの挫折と、それを乗り越える中で生まれた愛によるカップルの誕生である」

……。
これ、とらハ本のあるキャラの文章の締めです。
私は今までいくつも恥ずかしい文章を書いてきましたが、こんなに恥ずかしすぎると思うのは初めてじゃないでしょうか。
直後に「うお!」とかびっくりしたくらいですから。
なんか、これでふっきれたのか、「恋人と甘いひとときを過ごすのも悪くない」とか、恥ずかちーこと書きまくってます。
いーのかなー。

◆12月17日
ショック!! 都築真紀さんは冬コミにこない!!

え〜〜〜〜。 せっかく本が完成したら都築さんに直接手渡そうと、それを楽しみに本作り頑張ってきたのに……。

1月に出る少年エース3月号から新連載「G 〜Detine for fire」が始まるので、そのために冬コミ当日は仕事場から出られないとか。
う〜〜ん、残念ですねぇ。

そういやI'veの会報の都築さんのミニ対談によると、どうやら、その号の表紙は都築さんらしいです。
少年エースの表紙をやるということは……、

「表紙は都築真紀!!」と三石琴乃嬢に叫んでもらえるということですな。

いつのまにやら偉くなったものです(笑)。

◆12月18日
・とらハ本の中表紙をどうするか、この一ヵ月ぐらいずっと悩んでいたんですが、
あることを知って気に入って、それを使うことにしました。
「灯台元暗し」ってやつです。
あいかわらず恒例の辞書使用なり。

・今日になってようやく発見。どうやらこのとらハ本のテーマは「とっておき」らしいです。
んー、これだー。


12月8日(金) とらハ日記4-2

 

・とらハ3の発売で盛り上がる今日ですが、実は冬コミ本の表紙の入稿日だったりします。
まぁ、今日何もしなくていいように昨日までに完成させてあったので、秋葉から帰った後にデータをMOに移すだけで準備完了。
印刷所に行きました。考えてみれば、印刷所にいくのは一年半ぶりだったりするわけです。
特に問題もなく、無事に表紙の入稿完了。さ、あとは本文に専念。

ちなみに表紙は「電プレ」を目指してたんですが、気がついたら「りぼん」になってました…。(特に配色)
人物のCGがいいものが上がってきたので、なかなかの表紙になったのではと思います。
健全なとらハ本でこれだけのものはそうないのではないかと。
裏表紙はちと凝り方が不足ぎみかもしれませんが、まぁ許容範囲でしょう。
でき上がりが楽しみです。


12月8日(金) とらハ日記4-1 とらハクエスト 

 

・とらハ3の発売の前夜ということで、AIRに引き続き、秋葉近くに住んでいる盆さんの家に泊めてもらうことにする。一応、夜の9時頃にメッセの前を確認し、まだ50人ぐらいしかいなかったので「これは0時販売はないな」と思って盆さん宅に向かう。
盆さん宅でぼへら〜とまったりし、一緒にアルジェントソーマを見たり。最近、すっかり円谷作品みたいな退治話と化しているこの番組。面白いからいいけど、あと三話で収集つくんかいな。

 2時間ぐらい寝て、4時に起きて秋葉まで20分ぐらいかけて歩く。なるべく始発組よりは早く着きたかったのでこの時間なのである。4時半頃つくと、だいたい150人ぐらいで、やはり0時販売はなかった模様。場所的にはじゃんぱらのところまで伸びているが、前の方の人間は横になって寝てたりするので、それほど人数的には多くない。
 5時頃に身内のN条が到着。メッセは一人二本までなのだが、知人の味庵さんが海外出張のためこれないので、私が彼の分も買う手はずになっていた。しかし、それとは別にメッセの分を買ってあげたい人がいたので、購入要員としてN条を召喚したのである。始発組で来た彼だが、6時頃からはあれよあれよと人が増え、三和銀行のところを曲がるくらいに。最終的には、1000人ぐらいいってるのだろうか。
 彼と待っているといつのまにやら7時半になり、販売が開始された。いつもは大作のある日は8時だそうだが、人の多さを考慮してのことだろう。30分ほどして難無く順番が来て購入完了。同じく本日発売の「星空ぷらねっと」や「ALL ONE'S LIFE」を買う人もいるが、やはりほとんどの人がとらハ3を買っていき、なくなるのも早い。「ぎゃるゲッチュウ!!」や「とおりゃんせ」は全然売れてなかった(爆)。
メッセでは目覚ましの引き換え券とフィアッセのミニポスターとテレカがもらえた。

 それがすぎたらすぐソフマップへ。こちらは特典がマキシシングルCDなのでそれ目当てである。なぜか、並んでいる際前の人達と談笑することになり、いろいろと勉強になる。そうか、スフィーの等身大ポップより、Kanon砲の方が恥ずかしかったのか(謎)。
それほど並びも少なく、こちらも30分ほどで自分の番となり、味庵さんの分も含め2本購入。マキシシングルCDだけでなく、店頭デモディスクまでもらえたのでこりゃお徳だなと満足する。他に普通サイズのポスターと、マキシシングルCDのジャケットと同じ絵柄のテレカももらえる。
 マキシシングルCDは主題歌「涙の誓い」のフルコーラスとカラオケとショートが収録されているというもの。たった15分程度のものであるが、実はゲームCDにはCD−DAで歌が収録されていないので、フルが唯一聞けるだけでなくCD再生できるというだけでも大変に貴重。EDの2曲に関してはフォローされていないが、それはI'veの次回アルバムということになるだろうか。
 また、店頭デモディスクであるが、実に豪華になった最新の店頭デモは製品版には入っておらず、店頭でしか見ることができない。これが非常に優秀なものでお気に入りである。ピュアメールのようなアニメーションがあるわけでもないが、エフェクトを多用しながらもそれを気にさせない作りが実に秀逸。エロゲーのOPを見て、初めてカタルシスを感じたほどだ。それが製品版に入らなかったのはまことに持って残念であるが、このデモディスクで見ることができる。そういう点でとてもありがたい特典であった。

 さて、一応目的は果たしたので帰ろうと思ったのだが、LAOXの特典の設定資料がどんなもんなのか気になって覗いてみることにした。どうせ白黒で、ペラの薄いどうでもいいものだろうと思っていたのだが…
なんと! A5フルカラーオフセットの豪華な代物!! ボツキャラや落描きなんかもいっぱい描いてあるらしい!
こりゃたまらんということで、金もないのに無理をして(N条との友情パワー使用)購入してしまう。ついでにテレカとポスター(メッセと同じ)ももらえた。設定資料は中身はネタバレばかりと注意描きがあるので、パラパラとめくりながらなんとなく見てみるが…、
なんと中身もフルカラー! しかもかなりしっかりした作り!! こりゃ、入手しとかんと絶対後悔する代物だったということを理解するのであった。

 さて、金銭的に大ピンチになってしまったので、余分なソフトは売却しようということに。さっそく古川電気に行ってみると、買い取りに結構な列ができている。見ればとらハ3は1本5000円で買い取ってくれるそうなので、自分は1本あればいいやと残りの2本を売ることにした。余談だが、並んでいる際、前の方の客が二人でとらハ3だけで13本、その他大量のソフトを売りに出し「買い取り価格20万です」という状況になってレジの人が大あわてしていた。おそらく特典目当てのバイヤーだろうが、とんでもない奴がいるもんだ。
 で、2本売却して10000円戻ってきたので、結局LAOXで買う前より金が増えており、なんか不思議な感じがする。こうやって大作ソフトの発売日にはソフトが秋葉内で循環していくものなのだと、今日はまた一つかしこくなった、ような気がする。

というわけでソフト2本を手放したものの、ソフト4本、テレカ6枚、ポスター6枚、CD4枚を持って帰宅するのであった。

なんか俺、ダメダメな人みたいだぞ!?


12月5日(火) とらハ日記3

 

・さて、とらハ3の発売も3日後となりました。本当なら楽しみでいっぱいとなるはずですが、とらハ本がまだまだ終わらないので、そうもいってられないのがつらいところ。

ちょっと私的にとらハ3で気になることをあげてみましょう。といっても音楽のことばかりですが(笑)。
 とらハシリーズといえば、毎度いいところでかかる、お約束の主題歌アレンジのBGM。ということは「涙の誓い」、つまりI'veの歌をOdiakeSさんがアレンジするってことで、これはまたとない出来事ですね。楽しみです。

一番気掛かりなのは、フィアッセのテーマ曲の曲名が「君は優しい歌になれ」かどうかってことです。だったら、結構感動かも。

さて、インストール容量が1.1Gなので、そろそろいらないものを消しておきましょう。
さようなら、プリズムハート。


11月29日(水) とらハ日記2

 

・資料にぜひ欲しくて、テックジャイアンのバックナンバー、2000年1月号(ちょうど一年前のもの)を注文し、それが届きました。目的は「クリエイターズナウ」のコーナーが都築真紀さんなのを知ったので、それをぜひ読みたかったし、本に使えるのではと思ったからです。
で、さっそく目を通してみましたが、ほとんどとらハの話はしてませんでした。そこにいたるまでの都築さんの生い立ちの話がメインで、それはそれで貴重なんですけどね。しかし、まさか中学生の時に演劇部で、そのシナリオを書いていたとは。

・今日発売の隔月誌「パソパラキャラサイト」を購入。毎号、1、2ページ都築さんの描き下ろしとコメントのページがあるので、ここのところ買っております。
今回の絵はボーイッシュでいづみのような髪形の剣を持った女の子。「Shizuku.T」という名前で、とらハ3をやれば誰だかわかるそうです。T……。高町家ゆかりの人?

 また、この本にはOVA2巻の広告も載っており、よく見ると監督、キャラデ、脚本の人が1巻とは変わってます。ひょっとして不評だったとか?(笑)
音楽の佐野広明さんが変わってないのは安心しました。(サウンドステージの主題歌アレンジをした人です)

・先日書いた、とらハ本のタイトルを英語と日本語のどちらにするかという件ですが、日本語タイトルをメインに、英語をサブタイトルにするという案を思いつきました。
キタネーーーーー!!!(笑)
まぁ、英語の方はとらハでスペースとる時のサークル名にするし、これでいいかな。

・あああ…、ようやくとらハ2も含めてプレイ終了。つかれたーーー。
いやー、ただのプレイじゃなくて、セリフなり用語なりをメモしながらのプレイなんでこれが実に面倒だし疲れる。
非常に時間もかかるし…。
七瀬とゆうひなんて、どれくらいの量メモったことやら…。きらいだ、あの二人…。
しかし、プレイ順のラスト三人がゆうひ→知佳→真雪ってのが私らしいね。


11月22日(水) とらハ日記1

 

・私はグッズ類には興味を示しませんが、好きな作品のチラシを集めるが好きです。その作品の記念や記録になるものだと思うんで。
で、某モの人の「とらハ3のチラシがあった」という情報を元に、19日に秋葉に行きました。一応5枚ほどゲットしてきたんですが、もっと欲しかったのにちょっと目を離した隙に50枚ぐらいあったのが無くなっているという事態が。う〜む、競争率高し?
なお、秋葉ではトミヒサムセンにのみ、フィアッセの等身大ポップが置いてありました。あの服、なんか妙な気がするんですが…。

・ここにきて、まだとらハ本のタイトルで悩んでおります。
以前からこれにしようと決めていた英語のタイトルがあるんですが、先日日本語でいいのが思いついて、どちらにするかなかなか決まりません。意味的にも、始まりのことと、これからのことを示すもので正反対のものなんですけど、どちらもそれはそれでいいんですよね。
初の英語タイトルの本だって思ってたのに、どうしたものやら。
横文字と日本語、どっちがいいすかね?

・とらハ本のために、とらハに関する調べものをしております。調べれば調べるほど、この作品の設定の細かさに気付き、呆然としているところです。だいたい、ほぼ全てのキャラに兄弟がいて名前があるってのはどういうことですかい(笑)。
都築真紀さんが漫画家ゆえに設定を大事にしているのはわかるんですけど、こんな時だけはちょっとうらめしく思ったり。
いえいえ、嘘です(笑)。
さて、用語集は何ページになることやら。

ほんとは日記書いてる場合じゃないんだけど、ちとストレス発散で書いてみました。
本作りの応援メッセージとかご意見とかあったら、ぜひ掲示板に書き込んで欲しいな。


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