旭川 移転 初 エンジンO/H

****様 十勝サーキット走行の苦い想いでを振り払う意味でのエンジンO/Hです。

あの無念のぶち抜かれを 2度とないように せめて新車の当時のパワーを引き出す計画です。

1999年 1,3 i ですが、 すでに 12万キロ 走行されているだけに、エンジンの中を見て

診たいのは、 私ばかりではないはずですよね。

シリンダーヘッドをはぐりました。

いいぐわいに ほどよく圧縮が抜けてましたね。




ピストンの上部です。

エンジンには、 ガソリンエンジンとヂーセルエンジン とが

ありますが、 燃料は ガソリンか軽油 です。

まさに これは 新種の オイル エンジン を発見しました、


※新車時からオイル下がりしていたという個体だったので、
この有様になったようです。

12万キロ 乗って クラッチの減り方は 憎いほど 上手に乗ってらっしゃった 。 

うまい の一言 です。 はい  はくしゅーー!!!

タイミングチエーンの 伸びてます。
ハウジングケース を外しました。
ギヤーボックスと 切り離しました。
オイルのスラッジ での 黄ばんだ ものの 大きなトラブルは見当たりません。
圧縮抜けがありました。 シリンダーヘッドの面研をしておきましょうね。
それなりに、 減ってはいるものの メタル類は傷もなく 良い状態でした、 もちろん 交換します。 
タペットリフター の 虫食いはひどかったです。
さすがに ピストンリングの張力はなく、

まるで、使いふるした パンツのゴムのように 圧縮が抜けて

ガイドからのオイル食い を ピストンスカートまで もれてました。

新しい パンツのゴムに変えましょう。





このさい、 ギヤーボックス も O/Hだ。

物凄い、 オイル スラッジ が たまっています。

なにか、 添加剤 使用してませんでしたか?



※添加剤はマイクロロンだけなので、これの影響のようです。
ギヤー を分解し 清掃してます。



ステディロッド の取り付けの ボディ 側 ブラケット が折れて

ました。 板金 溶接 です。 これでは エンジンもぐらぐらと

してたと思います。


※これは、OH入庫直前に破断したもののようです。
というのも、入庫2週間前にチェックした際、
この部位が破断していないのを確認しているからです。
ちなみに、このときまでブッシュレスの金属マウントを使っており、
ちょうど、OH時にそれを取り外して、
アンチスイングブラケットを取り付けることになっていました。
サブフレーム のフロントの前側の マウントが破損 してました。
この カーボン どう 落とせばよいのか?

ディッシュの へこんだ ピストンなはずなのに 

なぜか、 カーボン で フラット ピストンになってしまっている。




ギヤーボックス  もう これ以上 きれいになりません。

この程度で かんべん してもらいます。


※これもマイクロロンの影響のようです。
さー 組むぞー
組みました。
エンジン もペイント いたしました。

 

やっとのことで ディッシュ ピストン になりました。

今回はリング交換で ピストンは交換しません。

とにかく、 各パーツ の清掃 が 一番大変な作業です。
クランクシャフトを組み込んでます。
メタルやリングを交換して ピストンを組み込みました。
ギヤーボックス と 合体です。
タイミングチエーン を取り付け。
シリンダーヘッド の面研磨 をし バルブガイド交換、 シート研磨、 当たり すり合わせ して シールを交換 いたします。




2008.2.16
※赤字」は今回掲載するにあたって、クルマの持ち主である筆者が書き足したものです。
本文および写真はすべてガレージミニ様によるもので、個人名以外はすべて当時のままとしています。
とくにキャプションの文章はクマ社長自らの手によるものと思われます。
実際のオーバーホールの施工はガレージミニ旭川店46様によって行なわれ、
ヘッドの面研など一部札幌店にもお世話になっております。
さらに面研完了したヘッドを札幌店から旭川店に輸送する際には一民間人の手も借りております。






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