全国に富士の名が付く山がいくつあるだろうか、九州の最南端にそびえる薩摩富士(開聞岳)は秀峰と呼ぶにふさわしい、きれいな山です。下の写真で見るように典型的なコニーデ型をしています、頂上からは薩摩半島の南部が全て望めます。

 冬1月の登山でしたが、さすが南国、途中で関西、関東、北九州など全国からの登山者に会いました。JR開聞駅から、きれいに整備された登山道を2時間30分、グルッと一回り登ると頂上に着きます、頂上付近になると海側の方を登るので、今にも海に転げ落ちそうな錯覚に落ちいります。

 意外と新しい山で最近では平安時代に噴火しています、頂上付近には直径5〜6mは、ありそうな大きな石がゴロゴロしています。下の方は富士山の5合目以上にあるような、梅干しのような赤い火山岩が、ざくざくしています。そして登山道わきの崩れた部分を見ると赤い火山岩がむき出しになり、千年たった今でも触るとアッチチと火傷をしそうなくらい噴火の生々しさを感じます。

 山を下りてからの、お勧め温泉は長崎鼻近くの「開聞温泉」が私のお勧めです(写真右)、素朴な薩摩人の暖かさを肌で感じられることと思います。もちろんこの辺は温泉のメッカですから指宿温泉、西郷隆盛が下野したとき、湯治に来たという鰻(うなぎ)温泉などがあります。

  開聞岳(かいもんだけ)頂上より薩摩半島南部を一望

 

頴娃町「瀬平公園」より開聞岳922m(薩摩富士)

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