ライブパーティ 

日時 1998年12月30日
開場 17:00〜
上演 18:00〜(1回公演)
開催場 東京厚生年金会館 大ホール (新宿)

このレポートは1998年12月30日、東京厚生年金会館大ホールで行われた「ToHeartライブパーティ」の模様を、記憶とメモを頼りに(笑)文章化したものです。そのため、欠落している部分が多々あったりコメントの中の言葉が正確でなかったりしますが、勘弁してください(^^;。(どうしても俺は完璧じゃないとイヤだ〜、という人はライブLDが出ることを祈りましょう。)何かお気付きの点(感想、ツッコミなど)がございましたらメールをいただけるととてもありがたいです。…では、どうぞ。


午後5時半ごろ会場に到着。電光掲示板に「ToHeartライブパーティ 開場17:00 公演18:00」の文字が。受け付けにはリーフの下川さんを始め数人の方が挨拶に立っていらっしゃった。受付でチケットを見せて、記念品をもらう。電撃大王全員プレゼントのToHeartのトレカ9枚セット&金色に輝くマルチのキーホルダー。リーフさん、ありがとうございます。入ったところでカメラを預け(場内は撮影禁止。当然だけど。)会場に入ろうとすると、正面にお祝いの花輪が5つも。おお、すごい、と思いながらその差出人を見てみると、『テックジャイアン』『パソコンパラダイス』『BugBug』『コンプティーク』『メガストア』…。う〜ん、なるほどね(笑)。



さてさて、ホールに入場。客の入りは半分ぐらい。ちょっと少なめかも。開場10分ぐらいになって、前方のスクリーンに「ToHeart」のロゴが。会場の客から拍手が巻き起こる。そうこうしているうちに開演時間の6時に。結局席が埋まったのは全体の6割〜7割ぐらいでした。





6時10分ごろ、会場の照明が暗くなり、いよいよライブがスタート!バンド(後でメンバー紹介があるけど、福田紳吾さん、松岡純也さん、上田博之さん、村山輝さんといった、リーフの曲を演奏されてきた方々なのだ)の演奏で幕をあけた。曲目は…『彼女の憂鬱』。おお、これはナイスな選曲。(この時点では、生演奏はオープニングのこの1曲だけと思ってたんですよ(^^;。)私はライブとか来るのは初めてであまり難しいことはよくわからないですけど、感想は「スゴイ!」の一言でした。生での演奏って、こんなに迫力があって素晴らしいものだったのね…(T_T)。さらに演奏は『Sunshine Day』『風がくれたおやすみ』と続く。一曲が終わるごとに拍手が巻き起こり、とりあえず演奏の方は3曲で終わり。実はこの時すでに「来てよかった…。」と満足してたけど、お楽しみはまだまだこれからなんですよね…。



バンドの皆さんと入れ替わりに、司会の小林久子さん登場。挨拶の後、さらにもう一組の司会が紹介された。

小林 それではご紹介いたしましょう。ジャリズムのお二人で〜す。

会場から大きな拍手。ジャリズムファンの私は生でお二人を見ることができて大感激…。でももうこの融資を見ることができないかと思うとちょっと複雑な気分。果たしてこの中の何割の人が彼らがあと2日後に解散するということを知っていたのだろう…。

山下 はいどうもジャリズムの山下で〜す。
渡辺 渡辺で〜す。
山下 よろしくお願いしま〜す。(会場拍手)
渡辺 それにしても暗い会場ですね〜。こんだけ暗かったら。グラサンなんてかけてる人なんかいませんね。(会場笑)
山下 当たり前やっちゅうねん。しかし僕ら吉本の芸人なんですけど、何で僕らが呼ばれたんでしょうねぇ。
渡辺 さあ…なんででしょ?
山下 深夜番組で声優さんと一緒にお仕事させてもらってるからとちゃいますか? 「渋谷でチュッ」っていう番組なんですけど…見てくれてる人います?
(会場の数割の客が手をあげる。)
山下 あ〜、どうもありがとうございます。結構沢山の人に見ていただいてるんですね。視聴率1%しかなかったんですけどね。(会場爆笑)



続いて、TVアニメのプロモーション映像の上映。本邦初公開という貴重な映像である。映像の内容なんですけど…あかり中心です。というかほとんどあかりしか映ってません(笑)。浩之もちょこっと映ってましたけど。(私は浩之の外見はもっと大人しいカンジのイメージなんですけど…。(個人的な意見です。)みなさんはどうでしょう?)とりあえず、映像のほうはやはり期待を裏切らないデキですね。映像にセリフは入っておらず、テーマ曲のボーカル+それをバックにしたあかりの(いかにもそれらしい)モノローグが中心といった構成でした。

小林 お2人は、今の映像、どうでしたか?
山下 …ん〜、まあ、よかったんじゃないですか? かわいらしい感じでね。
渡辺 口だけ動いててしゃべってなかったみたいなんですけど、放映される奴でもこのままなんですか?
山下 いや、ちゃんと声が入るやろ。
渡辺 まあ、声が入ってないと何かわかりませんからね。
山下 まあ、そらそうやわな。でも声が入る言うても、いきなり声が富永み〜なに変わっとってもイヤやけどな。(会場爆笑&拍手)…いや、応援しとるんよ、富永み〜な。一生懸命カツオの声やってはるやん。応援したくなるやんか(笑)。
小林 (唐突に)それでは次に…
山下 う〜わ、今、スパーンと切りよったな、スパーンと(アクション付で)。人が一生懸命富永み〜なで話盛り上げてんのに(笑)。



そんなこんなで、再びバンドの生演奏。まずは『あなたの横顔』。これ、是非聞きたいと思ってたのでうれしかった〜(^_^)。続いて『晴れのちVサイン』の後、バンドのメンバー紹介。手拍子に合わせて6人のメンバーの方(ギター、ベース、ドラム、ギター、キーボード、サックス)一人一人が紹介され拍手が沸き起こる。恥ずかしながら、この方たちはリーフの音楽に深く関わってきた人たちだということをこの時点で初めて知ったのでした(^^;。さらにもう1曲、『Smiling』。この3曲はバックの照明の色が曲ごとにキャラのカラーに合わせて赤、青、黄と変わっていたことにみなさん気がつきました?



バンド演奏の後場内が暗くなって、唐突にプレイステーション版ToHeartのオープニングムービーが上映される。「♪偶然が〜いくつも〜重なり合って〜 あなたに〜出会って〜恋に落ちた〜」…。とりあえず、映像ばっかり見入ってしまって、曲のほうには正直言ってあまり意識が行ってなかったです(^^;。だって〜、キャラが動いてるんですよっ(当たり前なんですけどね(^^;)。各キャラそれぞれ良かったんですけど…「なでなで」された時のマルチの表情…もう最高です(^_^)。ああ、今のシーンもう1回見せてくれ〜ってな感じでした(^^;。(実際、この後もう1回上映されたんですけどね。)



そしてお次は、声優さん、アニメ版のスタッフの方々、リーフの開発スタッフの方々を交えてのトークショー。ジャリズムのお2人のツッコミやコメントがとても面白く、また、開発スタッフの方々の、「開発者」としての顔ではなく「一人の人間」としての一面が見れたような気がして、すごく楽しかったですよ〜。

小林 それでは登場していただきましょう。神岸あかり役、川澄綾子さんで〜す。
(川澄さん入場。拍手で迎えられる。)
山下 それじゃ、どこでも好きな場所に…あ、決められてるんですか? ではそこの椅子に座ってください。

続いて堀江由衣さん(マルチ役)、樋口智恵子さん(長岡志保役)、高橋ナオヒトさん(アニメ版監督)、千羽由利子さん、(アニメ版作画監督)、山口宏さん(アニメ版脚本)と登場。登場の度に「ナオヒトーッ!ナオヒトーッ!」とか「由利子ーッ!由利子ーッ!」とか大声で叫ぶ渡辺さんであった(笑)。

小林 続きまして、リーフ開発スタッフ、高橋龍也さんで〜す。
(高橋さん入場。一段と大きな拍手が巻き起こる。)
山下 ちょっと待てや、声優さんとかはわかるけど、何で高橋さんが一番声援大きいねん。(会場笑)
渡辺 その頭金髪なんは、人気取るためなんですか?(会場笑)
山下 あ〜、でもよう見たら高橋さんかわいい顔してはるわ。(会場爆笑)
小林 そしてリーフ開発スタッフからもうお一人、水無月徹さんで〜す。
(水無月さん入場。先ほどよりさらに大きな拍手&歓声。水無月さん制しようとするがなかなか治まらず。)
山下 うわ〜、えらい人気ですね。
渡辺 まぁ、言ってみれば「産みの親」ですからね。
山下 あ〜、なるほどね。
渡辺 でも見た目は売れてない咄家みたいですけどね。(会場爆笑)
山下 いや、別にええやんか。

これで全員の入場が完了。真面目なコメントなんかは多分後日発売されるゲーム誌なんかに掲載されると思うので、ここでは、おそらく雑誌には載らないような、爆笑必至のオイシイ場面をダイジェストでお届けします。そんなわけで、抜けている項目があったり前後関係が実際と違っていたりするのは勘弁してください(^^;。ちなみに全員の座席の位置は以下の通りです。

小林 山下 水無月 高橋龍 樋口 堀江 川澄 高橋ナ 千羽 山口 渡辺



小林 まずはリーフの開発スタッフのお二人にお尋ねします。プレイステーションに移植されるということでが、パソコン版とどういうところが変更になるんでしょう?
高橋龍 シナリオをのラインを少し変更しています。
小林 それは具体的には?
高橋龍 ちょっとギャグラインに。
水無月 それに合わせてキャラの方も少し書き直したりしています。
渡辺 (唐突に)水無月さん、さっきからすごい人気なんですけど、CDデビューの話とかないんですか?(会場爆笑)
山下 いや、デビューするんかい、水無月さんが。
渡辺 こう、沖縄アクターズスクールばりにダンスとか踊ってね。
山下 いや、ダンスもかい。
渡辺 でもどんなに激しく踊っても、そのメガネは絶対にズレへんやろね。(会場爆笑)



小林 プレイステーションに移植するに当たってどういう点に苦労されましたか?
高橋龍 そうですね、シナリオですね。パソコン版とは年齢層が違いますので…。(会場笑)
山下 それは、より上ということですか?より下ということですか?
高橋龍 え〜と、幅広い年齢層ということで。まあ、子供さんも安心してプレーできるように、と。(会場爆笑&拍手)



小林 ここだけは見逃して欲しくないというのは、どんなところですか?
水無月 全部です。(笑)
山下 いや、全部なんですか?
小林 今だから話せる開発秘話・苦労話などは?
高橋龍 今だからと言うか、今でもというか、シナリオがまだ完全に出来上がってません。(会場爆笑)
山下 それ、めっちゃやばいですやん。
小林 プレイステーションに移植ということで、オープニングにムービーが追加されたわけですが、それを作るにあたって何か苦労されたことはありますか?
高橋龍 そうですね、画像の圧縮率のことですとか、転送速度のことですとか…。
山下 いや、そんな専門的なこと言われてもわかりませんやん。
渡辺 (また唐突に)すいません、水無月さん、その頭、だいたいどれぐらい伸びたら切りに行こうと思うんですか?(会場笑)
山下 どうでもええやん、そんなこと。
水無月 大体2ヶ月に1回ぐらいです。(笑)
渡辺 いや、さっきからその髪型、ごっつい気になってたんですよ。(会場笑)



小林 それでは次に声優の方にお伺いしましょう。まず、それぞれのキャラクターでみなさんにご挨拶していただきましょう。まず、神岸あかり役の川澄綾子さんです。
川澄 あ、はい、…えっと…あの…。(とまどっている)
(ちょっとだけ沈黙。会場から暖かい笑い。)
川澄 えと、「浩之ちゃ〜ん」。(会場笑&拍手)
山下 何ですか、今のは。(笑)
川澄 あ、いえ、あかりの性格は今のセリフにこめられてるんですよ。
山下 あ、なるほど。相手の男の子の名前が「ひろゆきちゃん」なんですね。
小林 続きまして、マルチ役の堀江由衣さんです。
堀江 はい…「あう〜」。(会場笑&拍手)
山下 いや、「あう〜」って。(笑)
堀江 マルチはもうこのセリフにつきるんですよ。
小林 そして、長岡志保役の樋口智恵子さんです。
樋口 「長岡志保で〜す」。
小林 それでは3人に伺いましょう。そろぞろのキャラクターを演じるにあたって、苦労された点はどんなことですか?
川澄 最初はあかりを妹みたいな感じだと思ってたんですけど、高橋さんにお姉さんやお母さんぐらいの感じで演って欲しいと言われまして。
堀江 先ほどの「あう〜」というセリフなんですけど、高橋さんがこれにとてもこだわりがあるらしくって。(笑)
山下 ちなみに、「あう〜」って、カタカナなんですか?(笑)
高橋龍 ひらがなです。会社で、困ったときによく「あう〜」って言う奴がいましてね、そこからとったんです。
山下 ほう。
高橋龍 ええ、ただ、その人、もう会社辞めちゃったんですけど。(会場笑)
山下 そんならその人、その辞めるときがめっちゃ「あう〜」やったんや。(会場爆笑)
小林 長岡志保役の樋口さんはどうですか?
樋口 「みんな聞いて聞いて〜」みたいなテンションが高い役ですので、それを維持するのが大変でしたね。あとセリフがすごく多くて早口で、滑舌が苦手な私は大変でした。
渡辺 じゃあ、銀河旋風ブライガーのオープニングのセリフとどっちが早口なんですか?(会場爆笑)
※注:「夜空の風が輝く陰で 悪(ワル)の笑いがこだまする 星から星に泣く人の 涙せおって宇宙の始末 銀河旋風ブライガー お呼びとあらばそく参上!」って奴です(^^;。
山下 いきなり何を言うてんねん。
渡辺 え〜、あれ、めっちゃ早口やん。
山下 今関係無いっちゅうねん。



小林 レコーディングの時のスタジオの雰囲気はどんな感じだったんですか?
(3人、ちょっと困った風に顔を見合わせる。)
山下 え、何かマズいことでもあるんですか?(笑)
川澄 いえ、あの、実はみんな別々に声を録ってるんで、3人顔を合わせるのもこれが初めてなんですよ。
山下 さっき楽屋で初めて会った、と。
小林 あ、じゃあ、これから仲良くなったらいいですねぇ。
山下 わかりませんよ〜。大体声優さんって、ウラがあったりするじゃないですか。(笑)
小林 そうなんですか?
山下 電話番号教え合ったのに全然かかって来なかったりするんじゃないですか。(会場笑)「今度遊びに行こうね〜」とか言うんだったら収録が終わってからすぐに行ったらいいのに。(会場笑)
小林 それでは、それぞれが声を録る時はどんな雰囲気だったんですか?
川澄 すごくやりやすかったですよ。ああ、人ってすばらしい、って。
堀江 ええ、みなさん表向き上はやさしくして下さって。
山下 ちょっと待て、「表向き上」かい。(会場爆笑)
堀江 あ、いえ、本当にです(笑)。スタッフの方の指示は別の部屋からスタジオに聞こえるようになってるんですが、わざわざ高橋さんがその度にスタジオの中まで入って来て下さって、「あう〜っはこういう感じなんだよ」って。
川澄 その場の状況とかがよくわからない時に、簡単な漫画を紙に書いて、こうこうこういう状況なんだよ、って説明してくださいました。
山下 ほう、それはどちらの方が?
川澄 水無月さんです。
水無月 私です。
渡辺 まあ、一応オレも何かやったで、ということをアピールしとかないとダメですからね。(会場笑)
山下 いや、そういうこととちゃうって。
樋口 スタジオでお菓子とかいただいて、とてもやさしくしてくださいました。
小林 それでは、今日来てくださった会場のみなさんに一言、お願いします。
川澄 高橋さんに「ラジオの時の声でいいよ」と言われたので、とても気が楽になりました。
堀江 みなさんが抱いているマルチのイメージを守りつつ、新しいマルチに挑戦していきたいと思います。
樋口 テンションが高いキャラなので、みなさん頑張ってついてきてください。
渡辺 すいません、樋口さんがさっき楽屋で注射を打っているところを見たんですけど。(会場笑)
山下 もうええって。



小林 続きまして、アニメ版のスタッフの方にお話をうかがいます。まず、「ToHeart」という作品についての第一印象は?
高橋ナ そうですね、既存の恋愛ゲームの路線からは少しはずれてるんですが、キャラクターにいやみが無く、いい作品だと思いました。
小林 テレビアニメの監督としては、以前どのようなものを手掛けられてきたんですか?
高橋ナ この作品の前に、ベルセルクというのを…。(会場笑)
渡辺 監督をしていて、「刀めっちゃデカいやん!」とか思いませんでした?(会場笑)
高橋ナ はい、思いました。(笑)
渡辺 ところで、その監督のブーツいつ買いはったんですか?(会場笑)
高橋ナ 4〜5年ぐらい前です。
渡辺 めっちゃ長持ちしてますね〜。是非大切にしてくださいね。
山下 いや、何を訊いてんねや。
渡辺 ごっつい新しいみたいやったから。(笑)
小林 作画監督の千葉さんは?
千羽 前作の絵柄を変えられるか、っていうのが少し心配です。
山下 前作、というのは。
千羽 えと、ベルセルクを…。(会場笑)
渡辺 絵を描いていて、「刀めっちゃデカいやん!」とか思いませんでした?(会場爆笑)
山下 もうええっちゅうねん。
小林 TVアニメ版のシナリオについて、山口さんにお伺いしたいのですが。
山口 そうですね、下手なものを書くと刺し殺されかねないので…。(会場笑)放映日にはどこかに海外逃亡してます。(会場爆笑)
小林 千葉さんは何かありませんか?
千羽 そうですね…。(考え込む)
小林 どんなことでもいいですよ。「千羽日記」みたいなのでも。
渡辺 昨日食べた中華丼が美味しかった、とか。
千羽 え〜と…。(さらに考え込む)
山下 何味のラーメンが好きですか?(笑)
小林 それでは質問を変えましょう。デザインする上で描きやすいキャラクターとか描きにくいキャラクターとかはありますか?
千羽 描きにくいと言えば、表情を描き分けるのが難しいキャラですね…。(会場爆笑&拍手)
小林 具体的に名前を挙げると?
千羽 芹香です。(会場爆笑)
小林 デザインしていくうちに、以前描いたものと変わってしまうことってありますか?
千羽 ……。(核心をつかれてかなりダメージを受けた様子)
高橋ナ いえ、キャラクターというものは成長するものですから、絵柄が変化したりするのは当然なんです。逆に言うと変化しないといけないんですよ。(会場拍手)
小林 ここを注目して欲しい、という点は?
千羽 かなり気合を入れて頑張ってますので、是非放送を観てください。
山口 普通にやると数分で終わってしまうような日常をいかに1回の放映分にするかというところに苦労しました。
高橋ナ ゲームのアニメ化ではなく、最初からアニメとして製作されたものとして観ていただけると有り難いです。



小林 それでは、再びリーフ開発スタッフのお2人にお聞きします。リーフの開発の方はアニメの製作の方には関与してるんですか?
高橋龍 かなり関与してます。
小林 会場のみなさんも是非知りたいと思ってるでしょうが、今後の展開を聞かせて下さい。
高橋龍 何もやってないです。(笑)
水無月 プレステ版はやく終わらせて温泉に行きたいです。(会場笑)
山下 そんなもん、公に言うたらアカンがな。(笑)
渡辺 すいません、水無月さん、おなか空いてはるんですか?(会場笑)
山下 いや、なんでやねん。しかもさっき楽屋で弁当しっかり食べてはったし。
渡辺 じゃあ、そろそろおやつの時間かな〜、って。(会場笑)
小林 それではもう1つ、プレイステーション版の発売日はいつなんでしょう?(会場拍手)
(お2人、顔を見合わせ苦笑い。そして、)
高橋龍 さんがつ…
水無月 にじゅう…
高橋龍 ごにちで〜す。(会場から歓声&大きな拍手)



小林 以上、ToHeart出演声優・スタッフ、トークショーでした。みなさん、どうもありがとうございました〜。
渡辺 で、お2人のCDデビューの話は…?
山下 もうええっちゅうねん。
渡辺 いやあ、でもなかなか楽しい方たちでしたね。
小林 それでは、プレイステーション版のオープニングムービーをもう1度ご覧いただいて、バンドの演奏をお楽しみいただきましょう。皆さん、最後までごゆっくりとお楽しみ下さい。



照明が暗くなり、ムービーがもう1度上映される。今度はきちんと主題歌の方もバッチリ意識することができました。とりあえず、「いかにもギャルゲー」ってな感じの曲でなくてよかった〜、みたいな(^^;。明るい雰囲気のいい曲ですよね。あ、そうそう、もちろん「なでなで」のマルチの表情はきちんと再チェックしましたよん(笑)。



そして、バンドのメンバーが入場し、『DoTaBaTa』を演奏。曲に合わせてバックの照明も変わる変わる…。そしてお次は、『テクニカルパワー』。…特にこの曲はすごい迫力でした。ボーカル抜きの曲の中では私のイチオシです。そう言えば、この曲はプレステ版では違う曲になっちゃうんですよねぇ…。ちょっと残念。そしてこの曲が終わり、次の曲のイントロは…何度も聴いたあのフレーズ。そう、まぎれもなく、『Brand New Heart』である。しかも、舞台の袖から女の人が登場、おお、生演奏&ボーカル付きかい、と感激してしまったが、同時にちょっと残念な気分に。なぜなら、この曲が最後でこれでライブはすべて終了だと勝手に思い込んでしまったからである(笑)。(実際にはそうではなかったんですけど。)でもそんなことを吹き飛ばすぐらい、この曲は良かったですよ〜(T_T)。みんな手拍子でノリノリだし。そして、曲が終了、これで終了か〜、と思いきや、ボーカルの女の人(シンガーソングライターの中司雅美さん)のトークが始まりまして…

中司 え〜と、多分95%以上のみなさんが、初めまして、ですね。プレイステーション版のテーマ曲を歌わせていただきました、中司雅美です。
(会場から大きな拍手)
中司 本来ならあっこさんがこの曲を歌っているんですけど、今日は私が歌わせていただきました。

そして、その後のトークで、今回のライブの客は北は北海道から南は九州まで、日本各地から集まっていることが明らかに。まぁ、全員が全員コミケ帰りだし、不思議ではないと言ったら不思議ではないんですけどね(^^;。そして、このライブのために一生懸命歌詞を覚えようとして電車を乗り過ごしかけたことなどいろんなエピソードを関西弁で(私も関西人なので親近感がわきました)語って下さった後、お次は『新しい予感』。オープニングだけでなくエンディングも聞くことができるとは…。感激です。

中司 それでは、次がいよいよ最後の曲です。ToHeartの曲ではないんですが…『WHITE ALBUM』。聴いてください。

いよいよこれが正真証明最後の曲。そう考えるととても残念でしたが、ライブはもう最高潮ですごい盛りあがりでした。…そして、曲が終了。バンドの皆さんが舞台の袖に消えていき、会場には『POWDER SNOW』が流れ、夢のようなひとときもこれにて終了…。…と思いきや、どこからともなく「アンコール!」の声が。その声はどんどん増えていき会場全体にまで。そしてコールから数分後、メンバーが再登場!い、いいんですか〜(^^;?

中司 実は、アンコールの曲を用意してなかったんですよ。それでメンバーのみなさんと「何やろうか」って話し合ったところ…ええ、そう、もう一度『Brand New Heart』を…。

もちろん会場の客は大喜び。最後は半分以上の人が立ち上がって手拍子してました。…「♪君に届け テレパスィ〜」…これで約2時間にわたって行われた楽しいライブはホントのホントに終了。場内に流れる『POWDER SNOW』に送られ、名残を惜しみつつも会場を後にしたのでした…。



『今日は本当にありがとうございました。
今日のことはメモリー内のもっとも大切な部分に記憶しておきます。』


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