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緊張時の対策
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耳鼻科的問題のない膿栓や喉の奥の不快から来る自己臭及び口臭に対しての解決法
◆耳鼻科的問題の無い人の、鼻臭への対策
◆つばが飲み込めないこと
◆口を閉ざしてしまうと口臭はばれないか?
◆緊張時の呼吸法
◆口臭を引き起こさない精神コントロールへの取り組み
◆心の安定について
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心の安定について
気持ちの持ち方 名前:ココ 1/20(月)17:07
口臭対策室を読んで、私は自臭症ではないかと思いました。他人に指摘された事はありませんが、自分は臭いのではないかと気になって人との会話に集中できなくなります。緊張すると口の中も乾燥してくるのがわかります。最近彼ができました。お付き合いをする前グループで会っているときは気にならなかったのに、彼氏になったとたん、自分の口臭が気になりはじめ、あまり近くに寄られると避けるような態度をとってしまいます。自分の口臭は神経的な事が一番大きく関与しているのだと思うのですが。唾液分泌法など舌を動かして唾液を出すようにするのですが、唾液を出すことに集中しすぎて力が入りすぎてしまい、泡の唾液ばかりがでてきて余計に焦りを感じて精神的に追いつめられてしま気がします。少しでも精神的に落ち着くようにするにはどのように口臭に対して気持ちを持っていけばよいのでしょうか?また、たとえ唾液が出ない出ないと焦りながらも一生懸命舌運動をすることにより何れはある程度精神が不安定でもサラサラの唾液がでてくるのでしょうか?
精神面からも口臭を診ていただけるような先生が東京にもいらっしゃればいいなと思っていますが、今のところは難しいのでしょうか?
RE:気持ちの持ち方 名前:HONDA 1/20(月)19:47
精神的不安や緊張は、正常な人でも、他人を十分不快にする生理的口臭の一種である「緊張時口臭」を誘発します。
人を不快にする生理的口臭は、現在、長年研究している口臭の基礎学者でも、治療対象にしておらず(おそらく、基礎研究者自体が気にしていないので、それで深刻に悩む人が患者としてきても、「誰でもあるから、気にしないよう」指導することが、定義になっています。(ほんだ歯科以外のクリニックの場合。)
生理的口臭で悩む人は、口臭外来では非常に多いです。ところが、生理的口臭で悩んでも治療対象にならないどころか、訴え続けて、納得しないケースでは精神科的問題と処理されてしまうのです。
精神的不安は、口臭と表裏一体の関係にあるにもかかわらず、現在の多くの口臭治療の治療形態や概念では、理解できていないために対応してもらえるところが無いのが現実です。
無論、精神科を受診したとしても、精神的問題は対応できても、依然として口臭の問題は解決できないので、患者はドクターショッピングを繰り返し医療不信に陥ると同時に新たな精神的問題に発展していく事が多いのです。そうなれば口臭も悪化するという事態になり、泥沼状態になります。
叉、このような生理的口臭で悩むケースで精神的生活の質の低下を招くケースでは治療対象にするべきであるという学説と治療方法を展開したのは、世界でも私くらいで、徐々に開業医の間で同じ考え方と治療方法を展開しようとする先生が増えつつありますが、これからだと思います。
>精神面からも口臭を診ていただけるような先生が東京にもいらっしゃればいいなと思っていますが、今のところは難しいのでしょうか?
ほんだ歯科ですら、ようやく、今年になって初めて、全ての口臭の悩みに対する口臭治療システムに加えて、同じ患者を双方の患者情報を共有しあって精神科医によっても、平行して心の安定をサポートする体制を作り上げました。
完全な分業体制で、ここの問題にとりくむ体制です。
このように、同一患者の口臭について自臭症や生理的口臭に対しても完全に対応して無臭化治療を行うと同時に、必要な場合や患者の希望によって、口臭の治療や安定したサポートを受けつつ、歯科医と精神科医が完全に1人の患者の情報を共有しあって精神面だけのサポートを行なう口臭クリニックは、世界でもほんだ歯科しかありません。
なぜなら、口臭クリニックの発祥の地である欧米では、そのような(自臭症や生理的口臭で悩む)患者は非常に少なく、その必要がないからですが、日本の場合は、欧米とは全く違う口臭の悩み方をするのです。
欧米では、元々、生理的口臭については、コミュニケーション手段の違いから社会的マナーとして無臭にする文化的背景があるのです。
それでも、口臭で悩むケースは、大半が基本的な歯科的病的問題を抱えた上でブレスケアーをやっているからです。
したがって、欧米の口臭クリニックでは、病的口臭に対する対応が主流なのですが、日本ではデンタルIQが高く、人一倍歯を磨いたりきれいにしている人が口臭に悩むことが多いのです。
日本人のセンスと欧米のセンスや文化の違いではないかと思います。
ほんだ歯科の取り組みでは、基本的方針は、精神的問題は個性(性格や体験)からくるものとしてそれを肯定します。
その上で、精神不安が起こり、そのために例え口腔生理機能の抑制を受けても、本来なら緊張時口臭が起こっても、緊張時口臭自体を起こさせなくする能力と他人に対しては絶対わからないレベルに口臭をコントロールする能力と方法を身につけ人為的にも無臭化を計ります。
現在、精神科医を含めた治療システムを作り上げたのは、精神科医がわからの申し入れがあったことと、長い間、口臭で悩みすぎて生活に支障をきたしていたケースでは、口臭で悩むことに慣れすぎたために、例え、口臭が無臭化できることを認知できても、しばしば、劇的に短期間で口臭を解消された場合に精神的な虚脱感や、過去の精神的障害からくるフラッシュバックなどについて、精神的ケアーの必要性と患者のより良い精神的生活の質を高めるて上げた方が、患者はより快適になるからです。
でも、多くのケースでは、精神科医をによるサポートを必要としません。(問題が解消すると同時に精神不安が消失するからです。)
したがって、あなたの場合は、まずは、最寄の歯科で病的口臭がないことを確認できれば、自分でコントロール不能な精神的不安については、心療内科医に相談し専門的に心の安定を計ると同時に、彼氏などの協力を得ると、見違えるように楽になるでしょう。
その上で、口臭対策室にあるような、取り組みを自分で行うと効果があるでしょう。
>精神面からも口臭を診ていただけるような先生が東京にもいらっしゃればいいなと思っていますが、今のところは難しいのでしょうか?
現在東京および、欧米にも、ほんだ歯科以外では、私の知る限りは、これだけの体制を備えた口臭クリニックはないと思います。
大学病院の一部に、取り組み方は全く違いますが、精神科医とのリエゾン治療を試みているところがあると思うので、問い合わせてみてください。(通常のリエゾン治療は、あくまでも精神科的治療の一環という解釈になります。リエゾン療法は、精神科の治療です。それに対してほんだ歯科の治療は、口臭へのケアーは別に行われ、精神面の安定のみ精神科医が担当します。リエゾンというのは精神的問題に対して身体的問題が起こった時に、他の科に先生の協力を得て精神科で行う治療ですが、自臭症の場合は、元々精神的問題ではなく、先に口臭の問題があるので、口臭治療を行う専門医が主体となって、あくまでも精神科的治療の一環で行う共同治療ではなく口臭治療の一環で行うことが全く違う試みなのです。)
<注>
これが書かれたのはおそらく2003年だと思います。その後、ほんだ歯科で研修を受ける先生が増えて、2003年6月より全国にほんだ歯科の提携クリニックができるようになりました。
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