エピソード−U  ほんだ歯科口臭外来はどうしてできたのか? 


エピソードU・・ほんだ歯科口臭外来はどうしてできたのか?ー1 名前:HONDA 11/7(木)00:29
>@ほんだ先生はどうして口臭外来を開こうと思ったんですか?あと口臭対策室の記事は先生が独自で研究されたものですか?とても詳しくて感心しています

元々、口臭外来は開くつもりはなったです。口臭を手がけだした5年前は現在の状態は予想もしなかったことです。きっかけは大変地味な取り組みでした。
最初の発端は、約5年ほど前に自分が定期的歯周管理している、よく知っている患者から口臭に対する相談を受けたことが始まりです。この患者が私に相談していなかったら、現在の口臭外来はないのです。
地域住民で、常に歯周管理を熱心にしている、よく知っている患者の訴えは、無視できず無償で相談にのっていたのです。よく患者とは世間話をすることが多い ので、その延長にある雑談みたいな感じでした。当時は、よくわからなかったので、患者と一緒になって、あーでもない、こうでもないと・・色々なことをやっ ていました。よもや、その後に口臭にどっぷりとつかるとは夢にも思わなかったのです。何とかして、その患者の口臭を解決した時は、口臭の問題は口の消化器 としての生理的機能の問題であると確信したのです。
ほんだ歯科で、口臭相談をやっていると言ううわさが広がり、地域住民の中で口臭の訴えで来る人が増えてきたのです。(こんなに、いるの?と言う感じでした。)
やがて、大阪府全域からポツポツと来られるようになっていったのです。当時はインターネットで情報を出していなかった時です。

最初のうちは、色々な歯科関係の本や、大学などで口臭を研究している人の本を読んでも、さっぱり治せなかったのです。(ほとんどの大学の治療は、現在も当時と同じ感じですが)
ほとんどの本(現在も研究者の参考書も同じような内容です。)は「歯周治療」「一般歯科的治療」「舌磨き」「歯ブラシ指導」くらいしか、具体的な治療方法 が書かれておらず、これでは、全くできなくなったのです。自臭症に対しては、中途半端な、開業医が取り組むことができないような精神的手法しかなかったの です。
結局は、ほとんどが口臭を実際に治していない人たちによって書かれた本ばかりだから、それを手本にしても口臭治療はうまく行くはずがなかったのです。
患者も先の見えない治療は疲れるし、目新しい取り組みもなく、打つ手がないという状態でした。これでは、患者も歯科医もあきらめるしか方法がない状態でした。結局「気にしないように」諭すかなぐさめるしか方法がなかったのです。

だからと言って、本に書いてあるように、いわゆる自臭症の人が全て「精神的に問題があって妄想症」とも考えることができず・・色々と試行錯誤が始まったのです。
「自分が治せない場合は、患者の精神を疑う」と言う考えには、どうしても同調できなかったのです。それなら、精神科で治るはずなのですが、精神科でもさっ ぱり治らないことがわかったのです。自分の患者を精神科に送ってみて実感しました。精神科に送ったことを恥じたこともありました。

やがて、口臭治療を必要としている莫大な数の人が日本には存在していて、その大半が「自臭症」およびその予備軍でであり、少なくとも日本には5人に1人は 「自臭症」に陥る危険性があることを知ることになり、このままでは歯科で展開される口臭治療そのものが信頼をなくしていくと考えるようになったのです。。
「自臭症」への対応は、当時は急務でした。
同時にインターネットを利用した、相談掲示板で助言を与え、啓蒙し訴えていく方向につながっていきます。

ほんだ歯科は、近畿大学のすぐ近くにあって、大学の先生方もたくさん私の患者でした。
それで、先生方に色々相談するうちに、新しい概念を学び、現在の歯科で行われている口臭治療に疑問を持ち、新たなチャレンジを開始したのです。
「舌を磨かしているが、治らない」と相談すると、東洋医学の先生から、笑われたことがあります。「ど素人と同じですね・・」と言う感じです。
元々は、自臭症の謎を解きたいという、個人的な趣味的好奇心が発端です。その後、治療を意識するようになったのです。
3年前に、ようやく現在の治療方法の原型が完成し、3月以内に解決すると言う治療体系が出来上がり、「口臭外来」を試験的に開設したのです。
当時は、口臭自体を治せても、今ほどに無臭化の方法は確立しておらず、色々な手法を試みていました。

情報の全てを公開し、専門的には学術的発表を行うことと、世論と口臭で悩む人に評価を仰ぐ形でインターネットによる一般向け双方性の情報公開を行ったのです。
この取り組みは、ほんだ歯科の患者も自由に書き込みができる、公開型の掲示板を設けていることによってほんだ歯科口臭外来の評価を口臭で悩む人の手にゆだ ねたのです。。研究者に訴えるよりも困っている人への情報のほうが有効だからです。権威も、くそ食らえ!ッて感じです。患者の悩みを解決することが最優先 です。
ホームページ上や相談掲示板で私が発信する情報は、常に患者も見ることができ、誤ったことを書けば常に指摘や抗議を受けるはずです。内容は、素人向けにできる限り具体的にわかりやすくをモットーにしています。
開業医にとって、中途半端な口臭治療を行って患者の信頼を失うことは、プライドが許さないし、死活問題なのです。それならしないほうがまし、ということになります。

いかに過去の口臭基礎研究者の開業医に対する臨床上の指針が役に立たなかったかと言う証明になるし、従来の治療法では、ほとんど臨床では対応できていな かった事や自臭症が特殊事例ではなく、もっとも大きな問題であり、臨床家が口臭治療で取り組むべき最大のテーマであることをアピールしていかねばならない のです。

エピソードU・・Excellent Breath Projectへ・・ほんだ歯科口臭外来2002ー2 名前:HONDA 11/7(木)00:40
だから、開業医は、当時から「口臭治療には手をつけなかった」というより、「つけれなかった」のです。歯科関係者や口臭研究者ですら、「口臭治療をやれば、変な患者がいっぱいやってくる」と口臭患者をまるで、不気味な患者を扱うようにいう人がたくさんいました。
叉、実際に口臭測定器を買い込んで、やってみたら、治せない患者の山積みになって不満ばかりが残るからです。当時ブームになった口臭測定器を買った先生の大半は、口臭測定器は、埃がかぶった無用の機械になったのです。

自臭症への対応(息の無臭化)は、開業医ひとりの能力を超える問題であったので、歯科以外の大学関係者や口臭産業に関与する企業の研究者や開発者に協力を 要請し、全く違う取り組みを始めるべく、最終的に、健全な口腔生理機能を回復した上で、限りなく透明の無臭の息を作り上げることを最終目標と考え、そのた めの、ブレーン集団(大学関係者や、企業の研究開発者)を組織し、「キスする位置の息(Excellent Breath)」を作り上げるプロジェクト 「Excellent Breath Project」を立ち上げ、ほんだ歯科の口臭で悩む人を救うために専門チームを作ったのが始まりです。したがっ て、現在も、ほんだ歯科の口臭外来では、実は多くの専門企業が関与しサポートを行ってくれているのです。

口臭の患者数は、世界一の規模ですから、企業にとっても貴重な専門的情報が集めることができるのです。企業の製品も患者にモニターされることも多いです。
したがって、みんな熱心な生活をかけた専門家集団なので、色々なアイデアが出てくるし、日本では有名な総合商社とも連携し協力体制があります。
従来から国際的なネットワーク網を持ち、世界中の製品分析もすぐにできます。世界中に存在する口臭抑制素材が集められて、今も研究や分析が行われています。
したがって、常に、ほんだ歯科の口臭外来は進化し続けて色々な方法や製品なども考案されているのです。久しぶりに管理に訪れる患者は、それを実感するはずです。

こうして、独自の治療法が出来上がり、3年前に、全ての口臭に対応する「口臭外来」を作ると同時に、無臭化に向けた取り組みが続いているのです。

3年前には、すでに基本的な治療方法を確立していたので、アメリカの最も有名な口臭クリニックで活躍していた、 カリフォルニアのDr.KATZ先生や フィラデルフィアのDr.Lichter先生とも連携を図り、クリニックだけでなくアメリカの口臭産業界とも情報交換を行っています。両先生のクリニック ともほんだ歯科は業務提携を結び情報交換を行い国際的なネットワークを組むと同時に、当初から模索していた中医学的(東洋医学的手法)取り組みも開始し中 国天津医科大学とも連携を図り、現在に至っています。
私独自の手法に加えて、アメリカの最先端の手法に中医学的な考えや手法がブレンドされて現在のスタイルになっています。

現在の口臭外来専任スタッフは、国際的な仕事をこなす必要があり、専属秘書はオーストラリアでホテルマネージメントのキャリアーを持つ女性を専任秘書に迎 え、大学卒業後アメリカで歯科の研究と仕事をしていてその後、ニューヨーク州立大学の耳鼻科の医療関係IT部門のディレクターをしていた小西先生が学術面 で常勤し、ほんだ歯科で最も古いチーフであった歯科医衛生士・さらには専属栄養士を加えた5人の専任スタッフが、治療ごとに1人の患者の治療とマネージメ ントに投入されています。患者は、インターネットを介して終生無償のサポートを行う体制もあります。(インターネットの医療への応用です。)

口臭治療の専任スタッフの人材は非常に優秀で国際的にもすぐに対応できます。主要メンバーは海外での経験を持っているからです。さらには、治療を終了した患者を終生サポートするための会社も設立しています。
もし採算レベルで治療費を設定すると、非常に高価になってしまうでしょう。

一開業医レベルで、これほどの人的ブレーンと国政的なネットワークや運営規模と専任従事者数を持っているのは、世界でもほんだ歯科だけではないかと思います。協力支援を行っている外部の人員を入れると非常に大きな集団です。
また、口臭患者総数も現在は1000人近くになり、1人の口臭専門医が単独で3間年で1000人診るという臨床経験は、私の知るかぎり世界でもトップです。
Dr.Lichter先生が10年間で1000人診たと自慢されていましたから、現在のペースでは、やがてギネスブックに載るでしょう。

研究成果は社会の適正な評価を得る必要があり、学術的な発表を研究会で行うと同時に、マスコミ、開業医に対して客観的な評価を受けるために、全ての情報を公開しているのです。
現在の研究成果は、日本ではまともに評価できる口臭の専門的な臨床家が一人もいないことから、アメリカでの雑誌に Dr.Lichterらと共に発表すべく準備が進んでいます。

そのほかの院内ブレーンとしては、一般診療部の副院長の西尾先生は京都大学工学部を卒業し、その後東京大学大学院に進み、ガスの専門研究をしていて大阪ガ ス勤務を経て、私や小西先生と同じ大阪大学歯学部を卒業後、他の病院の院長をした後にほんだ歯科で副院長を努めてます。
彼もまた、ガスにかけてはスペシャリストでもあります。ガス測定関係では辛い評価を行い、アドバイスは非常にマニアックです。

これだけの「口臭治療だけに専念できる」有能なスタッフを投入でき、組織力と国際的ネットワークを持つ規模の口臭外来は世界的にも類はないと思います。

叉、忘れてはいけない外部ブレーンとして、おなじみのりえ先生は、私が口臭治療を取り組み始めた頃からのベストパートナーであり、よき理解者で色々な方面から協力を頂いています。
現在は、本格的な口臭治療も展開されようとされています。北海道の有力な拠点ですね。
りえ先生は「Excellent Breath」の名付け親でもあります。私の口臭哲学と取り組みの変遷を最もよく知っている先生です

エピソードU・・・これから・・・−3 名前:HONDA 11/7(木)00:42
したがって、口臭対策室の記事は全て、私のオリジナルな見解で、これは、今まで診てきた患者と一緒に考え取り組んできた成果なのです。口臭対策室の編集は、りえ先生が担当されています。

私が口臭治療に取り組んだ時は、大学の基礎研究者の書籍は何の役にも立たなかったので、患者さんから学ぶことが多かったのです。
したがって、私の先生は私の患者かもしれません。口臭のことは、参考書を見るよりも患者をしっかり診ていけば多くのことが学べるのです。

しかし、口臭治療は非常に奥の深い領域で、まだまだ、始まったばかりで、興味は尽きない領域です。さらにすぐれた臨床方法の研究と普及、および、基礎的な研究の裏づけや新たの方向性からの基礎研究が必要だと思っています。

大学の基礎研究者も臨床家も口臭に悩む人を解決していこうという意気込みは同じだろうと思います。ただ、手法が違うことと、それぞれの仕事の目的が違います。
今後は、臨床とタイアップした基礎研究に期待したいし、歯科関係者以外の医科の先生や理工学系の基礎研究者の参加も必要であると思います。
歯科関係者だけで口臭に対応する事には、経験上無理があるように思います。ほんだ歯科の治療研究のブレーンは歯科医だけでなく、医師や薬剤師、理工系の人や色々な分野の人が分野を超えて集合しています。

ほんだ歯科では現在、多くの開業医に情報を公開し、見学や研修を無償で受け入れ、評価を仰ぐと同時に口臭治療の普及にも全力をあげています。
また、韓国・中国むけの新たな展開を模索しています。韓国や中国からの患者があることや、歯科医からの見学依頼や企業からの協力要請や患者からの相談が相次いでいるからです。



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