しぐさと口臭+歯磨きをしているのに口臭が・・・


悩んでます。 名前:ナッチ 11/13(火)09:14 

私は、1年半くらい口臭に悩んでいます。学校の席で、私の隣に座る子はみんな「なんか臭い」と言ったり、友達と喋っていると友達が口に手を当てたりしま す。私はいつも口に不快感を感じています。授業中、ふと思うと鼻臭を感じます。歯磨きは、ちゃんとしているのに・・・。

RE:悩んでます。-1 名前:HONDA  11/14(水)03:11

>、私の隣に座る子はみんな「なんか臭い」と言ったり、友達と喋っていると友達が口に手を当てたりします。

「なんか臭い」という表現はあなたの口臭に対してかもしれないし、体臭かもしれないし、そのあたりの誰かの臭気かもしれないです。
口に手をあてるしぐさは、その人自身が口臭に自信が無い時によく行います。でも、あなたの口臭に反応したかもしれません。したがって、なんともいえない不 確定な判断材料でしょう。不確定な根拠に対して、あなた自身が自分の思い(口臭に反応していると思う不安)だけで一人で判断しています。

それらの言動やしぐさの持つ本当の意味を明確に突き止めない限りは、診断するときに、少なくとも正確な判断材料にはなりえません。
たった一ついえることは、あなた自身が自分の口臭に対して、周りの事象(目に見えることや聞こえるものに)に対して極端に神経をすり減らして不安を抱いている様子は良くわかります。
私は、何人かの患者さんのしぐさに対する訴えについて、複数の人と調べた経験があります。患者さんが確信を持って患者さんの口臭に対する反応であると証言 したしぐさを行った人に、すべてインタビューを試みそのしぐさの意味を訪ね歩いて調査したことがありますが、患者の訴えに対してすべて否定されました。

それらのしぐさには、すべて、患者の口臭に反応したものではなかったのです。

(しぐさの訴えの非常にひどい人数人について、一日かけて調べています。また調査にあたっては、ほんだ歯科の複数のスタッフとほんだ歯科以外のスタッフー マスコミ記者を同行して客観性のある調査を試みています。)あなたは、自分の発言を裏付ける調査をしてみたことはありますか?私は、しぐさについて根拠無 く述べているのではありません。
したがって、あなたの見たしぐさも、あなたの口臭に反応したものではない可能性もあるのです。柔軟な思考や洞察が必要です。

>私はいつも口に不快感を感じています。

これは、あなた自身の口腔内に感じた感覚です。このとき、口臭がしているのではないか不安になります。口の中が気持ち悪い時に実際には、人が不快を感じる口臭に発展している場合とそうでない場合があります。

>授業中、ふと思うと鼻臭を感じます。

授業中という特殊な環境において、あなたが感じた感覚です。授業中で無いときは一人でいるときには感じない感覚であると仮定すると、授業中という条件によって、鼻もしくは、鼻につながる口腔内からの臭気を感じた可能性があります。


RE:悩んでます。-2 名前:HONDA  11/14(水)03:13

>歯磨きは、ちゃんとしているのに・・・。

現在の歯磨きの方法は、あなたの問題の解決には無効であることがわかります。歯磨きは必ずしも口臭の抑制になるとは限らないし解決策でもありません。
歯磨きの方法によっては口臭はひどくなることもあります。

結論として、漠然とした口臭の不安から常に緊張し、そのために持続的な口腔内の緊張が起こっていることが考えられます。このような場合、例え、口腔内に何 の問題がなくても、口臭ガス濃度はドンドン上昇していき慢性的な緊張時口臭を引き起こすでしょう。やがて、口腔内に閉じ込めてしまった、濃縮された口腔内 ガスは唾液に溶け込み口腔内は不快になっていくことが考えられます。このような状態では、しゃべりはじめに他人が不快を感じる口臭ガスを吐き出す可能性が あります。

あるいは、口腔内に飽和状態になったガスは緊張して閉鎖状態になった口腔内から鼻呼吸によって鼻腔に排出されていくようになるでしょう。そのとき、特有の鼻臭を感じる可能性があります。

解決策は簡単です。気持ちは緊張していてもいいから授業中など不安を感じたり口の中が不快になった時、笑う口を作るか「エー」という口を作ってください。
その状態で、口の力(唇の両方に引っ張られている力をそっと抜いてみるとよい。)を緩めるといいでしょう。
緊張して上顎の前歯の裏付近にあった舌先は、舌前歯の裏あたりにダラリとするはずです。舌がだらりとなっていることが大切です。舌の表面と口の天井がぴ たっと密着していたのが、舌の表面と口の天井との間に隙間ができるはずです。この時上下の奥歯があたっていないことも確認してください。これが、最も口臭 が起こりにくいリラックスした状態です。この状態になったとき、ほとんどの人は口臭を引き起こさないのです。

難しく考える必要はありません。笑う口(スマイル)を作れば自動的にできます。
さらに、口の中で人にばれないように、少しでもいいから舌を動かし続けるのです。そうすれば、新鮮な唾液の流れを作り出すことが可能です。この絶え間の無い流れが作れたとき、口臭は無臭になります。

赤ちゃんや、小さな子供はいつもできてきます。だから、あなたにもできるはず。元々、誰にでもある能力なのです。どうしても唾液が出にくいときは、単に水 の不足です。水を少し飲めばOKです。これが自然にできている人は、虫歯があっても歯石があったとしても、なかなか口臭には発展しません。もっとも、なん でも度が過ぎるとそれだけで口臭になるので、虫歯や歯石は無いに越したことは、ありません。虫歯やちょっとした歯科的問題だけで口臭が起こることはありえ ないことは、たくさんの歯医者に通院している人がすべて問題となるような口臭を持っていないことでもわかることです。

逆に、口腔内にまったく問題が無くても、この口腔内の緊張が起こってしまうと、正常にいる嫌気性菌が働くようになって誰でも口臭を引き起こします。また、その場合の口臭はあったりなかったりするのが特徴です。

この口臭を「緊張時口臭」といいます。普通の人とあなたたちの差は、普通の人は、この緊張時口臭が持続しないのですが(口の中を緊張させ続けることは大変エネルギーが必要で疲れるのです。)あなたがたは、これを持続させてしまうので、大変疲れるはずです。
この安静時の唾液流による、口腔内をきれいにし安定させる作用は本来誰にでもある機能です。この安静時の口腔生理機能が精神的な不安の持続によって抑制されてしまうことがストレスと言うことです。
これが、自臭症のなぞであり、からくりです。あまり続けると本当に口腔生理機能が低下することがあるので、注意が必要です。



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