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水分の補給
◆口臭を改善するための、水分補給の極意
◆お茶の飲み過ぎ常飲への注意点について
◆「お茶の効用」と弊害について
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「お茶の効用」と弊害について
口臭相談の内容から
2002/02/08
>1日中口の中がねばねばした感じがして、常に飲み物(お茶)を摂取していました。
一日中口の中がネバネバしているのは、精神的な不安が持続して安静時の唾液流が不足しているからだと思います。そのような中で、お茶を常飲するとますます口腔内の唾液は不足していき、お茶は飲むけど余計に口は渇き、最終的にはお茶のにおいと混じった口臭がするようになります。
お茶は、緊張時や食後などの一服においては、ポリフェノールによる口臭抑制効果と、リラックスして緊張緩和する効果があり、一時的口臭抑制には非常に良い効果を与えますが、慢性的な安静時唾液流が不足する人(いつも口の中が粘つく人)が常飲すると、お茶にはカフェインやテオフィリンが含まれるために利尿作用が高く、その結果おしっこはよく行くわりに常に口が渇く状態が起こります。したがって、緊張時や食後には、お茶を、その他の口が粘つく時には水が最適です。
水は、唾液が不足する時の唾液原料としては、もっとも効果的です。よく演説などで、しゃべりすぎて、唾液が不足してしゃべれない時も、小泉総理でも「水」を演台で飲む光景を最近TVでも見かけるでしょう。国会演説では、演台には決して「お茶」は用意されません。なぜなら、このような時にお茶を飲むと、ますます唾液が欠乏して、ますます、しゃべれなくなるばかりか、トイレが近くなってしまうからです。
演説が終わって、ホッとして執務室に帰られると、おいしいお茶の一服で、緊張をほぐされるのです。これもよくTVで見ますね。
ポリフェノールは口臭抑制があり注目される素材で、歯科医や口臭を研究している先生やコマーシャルでも強調されるのですが、口臭を引き起こしている理由によっては、飲みすぎるとかえって逆の効果があることも知っておく必要があります。口臭抑制に効果のあるお茶の適正な摂取の仕方が望ましいのです。
指導する歯科医はもっと薬理的なことを、指導すべきで、いいことばかり強調してしまうと、一般の人はあやまった事を、行い続ける可能性があります。そのことで問題がなければいいのですが・・・
お茶をはじめとする製品群に対しては、その長所と欠点を理解した上で上手な使い方をしてください。
本来お茶は、漢方なので、飲みすぎた場合は、副作用もあるということで、コーヒー同様に嗜好品と考えておくといいでしょう。
もっとも、中国のように、真水がほとんど飲めない国では常飲しても影響のないお茶がいろいろとありますが、中国におけるお茶の文化の背景には、真水を飲めない背景があって、体にもっとも適合した水の代替としての飲み物として発達したことを知っておくべきで、日本のように、生体にもっとも適合したきれいな水がいつでも飲める国はほとんどないことも知っておく必要があります。日本以外では、水はもっとも高価な飲み物で、飲料水でうんこを流す国は世界的に見ても存在しないのです。
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