自臭症の人の体験談


題名:自臭症 名前:ゆう 1/7(月)10:24

遅くなってしまったけど、この間はお返事ありがとうございました★口臭のことを初めて相談できてとてもうれしかったです。それで、勇気をだして友達にも相 談することができました。そしたら「全然匂わんでぇ」と言ってくれたんです。とてもびっくりしました。中2の頃からずっと悩んでいたのに…ずっとなかった と言ってくれました。これが自臭症ですか?自分で息をハーと匂ってみると、匂いがするのに、不思議です。この匂いが友達の所まで届かないと言うことでしょ うか?距離は結構近いんですけど…。教えてください★


題名:RE:自臭症 名前:HONDA 1/7(月)19:37
>そしたら「全然匂わんでぇ」と言ってくれたんです。とてもびっくりしました。中2の頃からずっと悩んでいたのに…ずっとなかったと言ってくれました。これが自臭症ですか?

そのとおりです。あなたの問題は、他人が迷惑になる口臭を常あるということが問題ではなくて、自分自身が自覚している口臭(自臭)が問題であったのです。それを気にしだすと、やがては他人にも分かるような口臭に発展する可能性があったのです。自臭症の根本的問題は、他人がどのように感じているかがわからないことが問題なのです。何回も書いているように、他人に客観的な評価をしてもらうことがいかに救われるかが分かったと思います。

>自分で息をハーと匂ってみると、匂いがするのに、不思議です。この匂いが友達の所まで届かないと言うことでしょうか?

そのとおりです。自覚する口臭は、他人が感じている口臭とは全く違うと言うことを理解する必要があるのです。
自臭症の人は、当たり前のことに極端におびえるために、その精神的緊張によって緊張時口臭を引き起こしていくことが最初に起こっていくことで、その口臭にさらにおびえ悪循環に陥ります。さらに、しゃべらないことによってどんどん臭気を溜め込み、どんどん墓穴を掘るように口臭は悪化していきます。

こ うなると、さらに不安が募り、終わりのない口臭地獄に陥るでしょう。緊張が緩和する家族内や病院では、他覚的口臭はなくなるので、周りの人はあなたの訴え を聞いても誰も信じてくれないばかりか、精神がおかしくなったのではないかと思い無気味に思う人もたくさんいます。その結果、口臭自体が妄想と思われ精神 的口臭として扱われ精神科にまわされたらいまわしになっていきます。その結果人間不信におちいったり、医療不信に陥ったり、他人と話すことが怖くなったり 本当に精神的問題に発展してしまうことが多いのです。最終的にとじこもりや自殺を企てた経験のある人はほんだ歯科の患者にも多数います。ほとんどの人は精 神科を受診していても改善しないのです。問題となる口臭自体が精神病的妄想による口臭ではないからです。

したがって、口臭に悩んだ場合は、最初に解決してしまうことが非常に大切で、その最も大切なことは、第3者によって客観的評価を得ることなのです。そうすれば、どのような口臭が問題になっているのかが明確になります。

>距離は結構近いんですけど…。教えてください★

臭気は距離の2乗に反比例します。したがって、キスする位置でハーハーさせる、大概の日本人は臭いです(一度口臭外来を担当している先生のキスする位置で口臭を直接かいでみて下さい。)が、通常会話距離では全く臭わないのです。

そ のハーとした時の臭いにおびえて、精神生活レベルが低下している人があまりにも多いので、ほんだ歯科では口臭外来設立以来、キスする位置で無臭にすること を最終的な治療目標にしています。また、そのための方法論はずっと追求し続けてきた経緯があります。日本の口臭治療を行っている先生方は、ある程度の口臭 は社会的容認であるとしているし、生理的口臭も認めています。私は、アジアの このような文化や口臭に対する価値観とは違った価値観を持っています。キスするときも口臭を気にせずに楽しみたいと思う人もたくさんいると考えるからで す。そうでないと生理的口臭で悩み、精神生活が非常に低下していたり、そのためにとじこもりをしている人は永遠に救えないことになります。

したがって、どうしても近い距離での口臭が気になる場合は、口臭発生の仕組みを理解して自分自身で生理的口臭もコントロールする訓練を行えばかなり、自信につながります。




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