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精神状態が唾液分泌に与える影響について
精神的作用について
名前:JAG 1/15(火)08:58
こんにちは、ほんだ先生。 いつもご苦労様です。 今日は以前からこの掲示板でも何度となく繰り返されている唾液の出す方法について質問があります。
私の場合は唾液はなんとか出ているのですが常にネバネバしたような感じです。このような唾液であれば口臭を抑制はサラサラした唾液に比べて期待できないと思います。 ここで紹介されている舌運動、奥歯をカチカチさせてもほとんどサラサラした唾液がでません。ということは私には精神的緊張または自律神経系の問題が原因であると考えられます。
そこでさいきんきがついたのですが、条件反射を使った唾液をだす方法は訓練とどうなのでしょうか? たとえば、タバスコの匂いを嗅ぐと急激にサラサラした唾液が出てきます、そのとき舌の下のほうが(唾液腺?)ものすごく反応(唾液を出している)がよくわかります。 このような方法で訓練してもいいのでしょうか? また、直接舌にタバスコなど刺激物でしたを刺激して唾液を出す訓練はいかがなものでしょうか? あまり、よくない方法だと思いますが、舌運動、奥歯をカチカチさせても唾液があまりでないので自分にはとりあえずこの方法で(たまに)唾液をだしていますが訓練する価値があるのでしょうか?
また、同じく口臭不安を抱えている人は他臭と自臭、2種類に分類されると思いますが、両者ともに精神は同じく精神的緊張状態下におかれていると思います。 しかし、自臭のひとは他人が臭いを自覚しない、つまり自臭その人の場合は精神緊張状態にありながら正常唾液が出つづけているとかんがえていいのでしょか?この場合は緊張精神状態が唾液抑制をさせてないくらいの精神的緊張状態とかんがえていいのでしょうか?一方、他臭のひとは精神緊張状態を大脳で唾液抑制を指示し唾液がでない、、、この言い方には語弊があるとおもいますが、つまり自臭のひとは他臭の人に比べ潜在的精神的能力がたかいと考えていいのでしょうか?(もちろん自臭の精神状態が続けば他臭になるおそれもでてくるとはおもいます。)この自臭と他臭の人を分ける精神的要因についてどうおもわれるでしょうか?、、やはり潜在的なもので、他臭で唾液の出ない人は(すべての生活、歯科的に問題が無い場合)は催眠、カウンセリングでしか対処の仕様が無いのでしょうか?
よろしくお願いします。
RE:精神的作用について-1
名前:HONDA 1/15(火)19:31
>ここで紹介されている舌運動、奥歯をカチカチさせてもほとんどサラサラした唾液がでません。
水分代謝はどうでしょうか?水分を取りにくいとか、あまり普段から水分を取っていないと言うことはないでしょうか?あるいは、お茶ばかり飲んでいるということはないでしょうか?お茶の変わりに、水に転換するだけでも唾液が出やすくなります。また、これらの機能的な訓練以外に、水の摂取をタイミングよく行う必要があります。といっても水を飲みすぎてもいけないのですが・・・
>条件反射を使った唾液をだす方法は訓練とどうなのでしょうか? たとえば、タバスコの匂いを嗅ぐと急激にサラサラした唾液が出てきます、
唾液が出にくい理由に一つに、唾液腺自体の問題(唾液腺の病気で唾液が出にくい)があるのですが、この事実から唾液腺自体に問題があるわけではないということが理解できます。
>そのとき舌の下のほうが(唾液腺?)ものすごく反応(唾液を出している)がよくわかります。
舌の付け根付近に唾液の開口部があるからです。
>このような方法で訓練してもいいのでしょうか? また、直接舌にタバスコなど刺激物でしたを刺激して唾液を出す訓練はいかがなものでしょうか?
もちろんかまわないのですが、安静時唾液が必要な時に都合よく、唾液分泌を促進してくれるようなタバスコなり梅干などがあればいいですが・・・
>舌運動、奥歯をカチカチさせても唾液があまりでないので自分にはとりあえずこの方法で(たまに)唾液をだしていますが訓練する価値があるのでしょうか?
いずれにしても、口腔内機能を起動させると言うことが重要だと考えています。
>両者ともに精神は同じく精神的緊張状態下におかれていると思います。
自臭症と他臭症の決定的な違いは、自臭症には病的な口臭を引き起こすべき直接的な器質的病変がない、(したがって、歯科でも内科でも耳鼻科でも口臭を否定されることが多い)のに対して、他臭症は病的な口臭を引き起こすべき直接的な疾患(重度の歯周病や糖尿病・副鼻腔炎など)を持っているということです。したがって、他臭症の場合は緊張していなくても常に病的な口臭がします。それに対して、自臭症の場合は精神的緊張の少ない時はあまり口臭は気にならず、精神不安や緊張を感じると口臭を自覚したり、緊張が持続すると他覚的な口臭にへ発展します。
>自臭のひとは他人が臭いを自覚しない、
自臭症の人は最初はまず自分自身で自分の口臭を自覚して、さらに精神的不安を高め口腔内をより緊張状態にしていく結果、他覚的な口臭に発展することが多いです。したがって、この場合は、状況によっては他人も分かるような口臭に発展します。時には指摘を受けたりします。
>自臭その人の場合は精神緊張状態にありながら正常唾液が出つづけているとかんがえていいのでしょか?
自臭症に人は精神的緊張が高まると、自然に行われているはずの口腔内の生理機能が抑制を受け、正常な安静時唾液流の確保が難しくなったり、不安定になったりしていくと考えられます。
>この場合は緊張精神状態が唾液抑制をさせてないくらいの精神的緊張状態とかんがえていいのでしょうか?
上記のような訳なので、自臭症の場合は精神的緊張が非常に影響を与えると言うことです。
>他臭のひとは精神緊張状態を大脳で唾液抑制を指示し唾液がでない、、、この言い方には語弊があるとおもいますが、つまり自臭のひとは他臭の人に比べ潜在的精神的能力がたかいと考えていいのでしょうか?
全然違うと思います。他覚的臭気をもつ場合は、臭気を引き起こす病的な原因(歯周病や糖尿病など)があるからで、口腔内にガス発生器を持っている感じです。ただ、歯科的問題や歯周的問題も通常は、口臭を引き起こさない口腔内の生理機能(自浄作用や恒常性維持機能)が働いているので、ほとんど口臭は問題にならないのですが、その能力を上回る病的状態になってくると、病的な口臭が常に発生します。
ほとんどの場合は本人は、気がつかないことが多いので、精神的緊張もあまり影響がありませんが、指摘を受けてしまったりすると、意識してしまうために他覚的病的口臭を持つ人の場合はより増悪します。
RE:精神的作用について-2
名前:HONDA 1/15(火)19:35
>やはり潜在的なもので、他臭で唾液の出ない人は(すべての生活、歯科的に問題が無い場合)は催眠、カウンセリングでしか対処の仕様が無いのでしょうか?
精神的な慢性的不安を抱えている人は、自分で不安をコントロールできないケースがありますが、通常抑制されたり、低下してしまっている基本的な口腔生理機能を鍛えて、口腔内の緊張緩和法を習得し、常に安静時の口腔内の状況を意識して作り出すことで、口臭をコントロールすることは容易なのですが、自分自身の他覚的な客観的口臭のレベルを自己評価することができないために、どうしてもしぐさを見て判断しようとしてしまいます。
ほとんど患者さんは、自分自身の生活習慣や食生活習慣に問題がないと考えているようですが、調査を行ってみると問題を抱えていることが多く、専門的な指導が必要なケースが多いです。
このようなケースでは、ほんだ歯科では、誰にでもある生理的口臭や自覚的口臭を無臭にしていくプログラムを導入すると同時に、心療内科医への受診を進めます。
他覚的な病的口臭の克服は、非常に簡単で原因となっている疾患(歯科的・内科的・耳鼻科的)の原因療法で解決します。
ただ、原疾患が治療できないケースでは対症療法的に口臭抑制処置が必要になる場合もありますが。
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