＞口臭のレベルを１０段階（１０が家で飼っている猫のトイレのにおい）で確かめてもらっているんですでど、最高でレベル３で、最近はレベル１と、他臭と自臭とのズレというものが分かってきたきがします。

１０ 段階の評価とかすごいですね？どうやって、やってるんです？できたら、１０段階の評価の方法を教えて欲しいくらいです。でもあまり細かく段階を作るとか えって分かりにくいし、判定する方も一定に基準で判定しにくくなります。家族や友人に、正しく、自分の口臭のにおいを嗅いでもらい適正な評価をしてもらう 方法としては、次のような方法が良いでしょう。ほんだ歯科で行っている方法を簡単にした方法を書いておきます。

ほんだ歯科などで行う、診断のための方法は、さらに幾通りかの方法で、口臭を直説鼻でで確認し、問題となる臭気が、口の中で発生しているのか、はく息に問題があるのか、その両方なのかについて、機械的検査とは別に官能的な試験をします。実際に診療で行っている方法はいく通りも行いますが、複雑なので、一般の人は、簡便な方法で会話時の口臭について以下の方法で行い記録をとると良いでしょう。記録をとっておけば、再評価する時の資料に使えるでしょう。

（方法）

ハーと息を吐き、定規で垂直な位置から、鼻で臭ってもらい次の３つの点について記録をとってください。
臭気の種類、臭気を感じた距離、臭気のレベルについて判定します。

臭気の種類の判定：
その人が感じたままのにおいの種類で良いです。だんな感じの臭いかを判別します。（例：生臭い感じ、すっぱい感じ、おならのような感じ、等）
臭気の強さの判定：次の４段階でにおいの強さを判定する。

０：臭気として全く感じない。部屋の臭気と区別がつかないレベル。
１：臭いの特定はできない、部屋の臭気とは違う臭気であることだけは分かるが臭気の種類が具体的に表現できないレベル。
２：わずかに、臭いの種類が判別できる。注意深く臭いを嗅いでみると、かろうじて臭いの種類が表現できるレベル。
３：はっきりと明瞭に、臭いの判別がわかるレベル。
４：３以上のレベル

この方法では、口臭を評価している人が一定の場合は、ほぼ、安定した評価を得ることができるし、自分の口臭がが他人にどの程度に感じられているかが具体的にわかります。

これらの記録を綿密に記録しておくことで、自分で取り組む場合の、再評価としても使えます。
ただし、家族に協力をしてくれる人が必要です。
また、判定してくれる人は同一人物にする必要があります。

＞レベル１と、他臭と自臭とのズレというものが分かってきたきがします。

自分が感じている臭気の感覚と、他人が感じている臭気の感覚は全く違います。その、違いを理解することは、過剰な不安を抱かないためにとても重要です。過剰な不安はそれだけで余分な口臭を作り出していくからです。

＞最近弟と一緒にいることが多くなって特に感じるんですけど、弟もたまに口臭がします。

ごく普通の圧倒的多数の人も、注意深く観察をしていると、一日の中で何回かは他人に分かるレベルの口臭があります。これを生理的口臭と呼びます。

ただ、気にしていなかったり、気がつかないことが多いので、一過性に終わりますが、気になりだすと持続します。

＞弟とは食生活も一致しているということで、はたして彼の測定を確信してしまってよいのだろうか？という疑問がわいてきてしまいました。

自意識が強いと、他人の公正な客観評価さへ信じなくなります。この、状態になると、周りの人はヘキヘキしてきてうんざりすることがあるので、素直になることも必要です。おたがいの信頼関係の崩壊を招く結果になります。自分のこだわりを捨て、最も正確な情報を与える身内を信じるべきです。

＞口臭測定器（３０００円）をもっているんですけど、それが一番悪い判定になったときも、いつもと同じ！と言います。このズレはどうして起きるのでしょうか？

口臭測定器（ガスセンサー）は測定条件が非常に厳しく要 求されます。市販されている測定器は、非常にラフな半導体センサーでできており、ちょっとしたこと（息に含まれる水蒸気や、阻害因子、他の臭気ガスの影響 を受けやすく、口臭に反応することもあるししないこともあります。おもちゃとしてはいいでしょう。しかし医療用の測定器としては、全く信頼できません。

通常、ほんだ歯科で使用される機器類は、一台５０万円以上する精密機器です。また、呼気分析装置になると数百万円もするし、測定するたびに消耗品も必要です。機器の値段で、評価はできませんが、どのくらいの精度の物を診療で使用するかは分かるでしょう。

これらの数十万円する機械類ですら、確実に口臭を測定できないのですから、ましてや、市販のおもちゃのような測定器は診断的な価値はほとんどないのです。

弟 の鼻は、その意味では、我々が使用している精密機器類以上に正確で、あなた弟の鼻と同じ制度の口臭測定器を作ろうとすれば、おそらく数千万円以上はかかる でしょう。したがって、弟に一回においを嗅いでもらうと、数千円くらいの価値があるでしょう。無料で協力してくれている弟に感謝すべきです。