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おやつについて
   

おやつについて

おやつについて 名前:ZERO 1/28(金)04:41

いつもお世話になっております。ZEROです。

エルフさんの手記読んで、とても励みになりました。
私も完全管理とはいきませんが、
やれることには取り組んでいます。

その日の体調にもよりますが、
先日親友に口臭についてたずねたところ、
「少しニオイはあるが、前より臭わなくなった」と言われ、
少し口臭が軽減したのを実感しています。

エルフさんの手記を読んで自分の食生活(とくに間食)を改善しようと思いました。
スナック菓子や、カップラーメンを好んで食べていたので、
減らそうと思います。
最近、コンビニに行っても買わなくなりました。

エルフさんの旦那さんは「えいひれ」を間食として食べられていたようですが、あまり近所に売っていなくて、
今のところ、「するめ」や「ビーフジャーキー」を代用しています。
かんでいると唾液が良く出るし、いいのかなと思うのですが、
塩分が気になってきました。

ほんだ先生のお勧めのおやつはありますでしょうか?
おやつ選びのポイントみたいなものがあれば、教えてください。


RE:おやつについて 名前:HONDA 1/28(金)13:32
エルフさんの手記は、専門的に見てもとても優れたものだと思います。「口臭」について、専門的な知識と本質をよく理解されていたということ、治療に対する取り組み方という点で、工夫とその人に合った対応をされたことが成功の秘訣だと思います。
私自身も、大変参考になりました。

さて、おやつですが、口臭と食生活は密接に関連しています。私の治療を受けられた方は、御存知だと思いますが、非常に詳しい食事の内容調査を、治療期間中は記録してもらいます。その結果から、徹底的な食事改善を行なっています。

口臭の種類と、その発生状況は、喫食内容と密接に関係しているからです。直接的治療と、食事指導は両軸なのです。この重要性についてはエルフさんの手記を見ても御理解していただけるとおもいます。
直接的な治療だけでは、一時凌ぎで、再発してきます。永久治療にはなり得ないわけです。

(間食・副食物)おやつは、主として食間に食べられます。なにが、口臭抑制に適しているのかと言うことですが。
その前に、どのようなおやつの食べ方が、口臭を引き起こしているかを知ることが大切です。
口臭を引き起こしやすい、間食のパターンを列挙します。

1.ダラダラ食べている。(不規則な不摂生な間食)
これは、主食である本来の食生活リズムを狂わせます。

2.高濃度の塩分・甘味・刺激性の間食。
これが、コンビニ族の間食。ほとんどが、粉っぽいスナック類で、多くは味が濃く、咀嚼しなくても食べられるものが多い。また刺激がおおく、味が濃いためにジュース類で流しこむタイプです。
これらの、スナック類は、口腔内に残留しやすく、炭酸飲料・柑橘系ジュースの併用は、著しく口腔内のpHの低下を招き、しかも、唾液不足からpH環境の復帰にとても時間がかかるために、遅延的な食物残渣(特に粉類は分解が早い)の発酵と口臭をもたらしていると思います。

3.砂糖分の多い間食。
これは、甘党のご婦人に多いタイプで、砂糖分の多い和菓子や、ケーキ類を食べる人に、食間の口臭を訴える人が多いです。
砂糖分は唾液が少ない人にとっては、残留した糖分やでん粉質が遅延的分解を起こす為、口腔内で酸の産成が起こり、口腔内pHが低下するからだと考えています。

では、どんな間食の食べ方・選び方が良いかについてですが、口臭防止のための間食の具備すべき条件について列挙します。

1.間食は、だらだらとらない。規則正しい間食をいただく。
2.糖分や、酸を余り含まない。過剰な味付けや、刺激がない。
3.食物残渣が残りにくいもの
4.柑橘系・炭酸系飲料を避ける
5.咀嚼を促すもの

等です。エルフさんが選択された「えいひれ」はまさに、この条件に適合しています。
エイヒレは、干物でほとんど、過剰な味付けがなく、主体は動物性コラーゲンで繊維質です。残留しても、余り口腔内が酸性に傾きません。
適度な塩分と、咀嚼の必要は唾液の分泌を促進させます。もし、嗜好が合えばまさに理想のおやつと言えるでしょう。

私の経験では、私のおばの口臭を改善した時にとても有効であったおやつは「こんぶ」でした。
これは、短冊状になった「こんぶ」で、「酢の味付けのあるもの」ではありません。
干物の昆布は、防臭効果のきわめて高いクロロフィルや、キサントフィルや、植物性繊維をふんだんに含み、咀嚼率をあげ唾液促進に役に立ちます。
さらに、乾燥昆布にはヒアルロン酸がたっぷりと含まれ、口腔内に適度の湿り気を保持する役割があります。いわゆる、こんぶの「ぬめり」の本体です。
これは、エルフさんが選ばれた「えいひれ」に含まれる動物性コラーゲンも同じような役割を持っています。

他に、有効なおやつとしては、「パイナップル」があります。これには、主として「パパイヤ」に含まれるパパインという、蛋白分解酵素を含んでおり、さらには、繊維質が豊富で、適度な酸味は唾液分泌促進効果と清涼感を与え、食物残渣を分解する働きがあり、癌の末期患者や、麻薬中毒患者の唾液不足と口腔衛生管理ができない場合の補助食品として、口臭を緩和する目的で、食事として与えるなどの応用がなされています。
このパパインと言う酵素は、遺伝子研究において遺伝子を切断したりする為に用いる酵素で、他にも、料理などでもに生臭い匂いを消したり、肉質を柔らかくする素材としても用いられています。
ただし「パイナップル」は、生であることが前提で、缶詰などの加熱処理されたものは全く無効です。

するめも、みりんや甘味料で味付けが施されていないものは、とても有効と考えます。上の条件に適合していると思えるからです。

「ビーフジャーキー」は、値段が高価なこと、燻製品は特有の臭気があることなどから余り好ましくないかもしれません。また、人工的な味付けが施されている点でも、良くない可能性があるように思います。

おやつを選ばれる時は、上記の、口臭抑制の為の間食の具備すべき条件を参考に選んでみてください。



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