(トピックス)女性はどうして口臭で悩みやすいのか・・・・・・についての 大脳生理学的可能性 名前:HONDA 7/23(火)11:40 ほんだ歯科に来院する患者分布では、女性対男性比は 2:1で女性の方が多い。 女性は口臭で悩むと うつ にまで発展してしまうことが多い。 しかし、口臭に対する悩みについての調査では男女ではほとんど差がない。男女とも約80パーセントの人が不安を持っている。 しかし、より女性が深刻になってしまうのはなぜか?と言う疑問や、なぜ「しぐさ」に非常におびえるかという医学的な理由に対する疑問が以前からありました。 口臭の悩みに対しては、その人の性格や主観的感覚や、生理が関与していると考えられるのですが・・ これらの問題に、関連した興味深い研究データーが発表されました。 ・・・・・・・・・ 「あなた私にプロポーズした時『一生大切にする』って言ったじゃない」「僕はそんな昔のこと覚え ていないなあ」…。夫婦間のこのような会話にも男女の脳の構造の違いという科学的根拠があるこ とを、米スタンフォード大などの心理学者チームが突き止め、22日までに米科学アカデミー紀要に 発表した。 同チームはそれぞれ12人の男性グループと女性グループに対し、死体、墓石、汚れた便所など 「感情を強く刺激する」写真と、風景や静物など「中立的な」写真を混合して見せた。その3週間後、 別の写真をまぜたうえ、以前見た写真はどれかを選ばせた結果、感情を強く刺激する写真の記憶 力に関しては、女性グループの正解率は75%、男性グループは60%で、女性が15ポイント上 回った。 医療用MRI(磁気共鳴診断装置)で感情を強く刺激する写真を見た時の脳を調べると、脳の情報 伝達を担うニューロンの活動は、女性が男性より活発だったという。 研究チームのリーダー、ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のターハン・キャンリ助教授は 「情緒的な経験に対する反応や記憶力に関しては男性より女性の脳の方がより組織化されている ことが分かった」と述べている。研究成果は、男性より女性にうつ病患者が多い理由の解明などに 役立つという。 ・・・・・・・・ かつて、口臭を指摘された時の情景が強く感情を刺激して、以後、類似した情景を見るたびに、あるいは、意識的に見てしまう結果、どんどん、悪循環に陥る可能性があると思います。 大脳の生理に密接に関係するために、自臭症は、歯科医や一般の人にとってはすぐに、精神科的問題・あるいは、妄想に似た幻覚であると考えてしまいやすいのかもしれません。 このような大脳生理を介して、自覚的口臭や、自臭は発生してしまう可能性が大きいですね。 自臭症を引き起こす予備軍的人たちは、少なくとも1000万人くらいいると考えられる日本のストレス社会では、自臭症に対する大脳生理学的なアプローチも必要になってくるかもしれません。 |