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口臭の種類−それが起こるしくみとの関係
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◆口臭には口腔内由来の口臭と呼気性口臭がある
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◆体臭と呼気性口臭についての考え方
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歯垢と口臭
歯垢がつくのは?
名前:かいこ 11/4(月)17:27
こんにちは先生。
私は歯垢がよくつきます。誰でもつくものだと思いますが私が欲にひどいのです。 昼歯磨かないだけで歯がざらざらしたり歯垢がすごくつきます。 高校生なので昼歯みがけない分すごくつらいです。 口臭がさらに悪化するんじゃないか?歯垢がよくつくのはいやだ!と悩んでいます。
食事はしっかり噛んでいますし、歯もいつもきれいに磨いています。ブラッシングの仕方も歯医者さんで習ってきましたし、ほんだ式の歯磨きの仕方も実行しています。 夜更かしなど生活のリズムがくずれることもしていません。
歯垢がつく原因って何なのでしょうか? それを防ぐにはどうしたらよいでしょうか? 是非教えてください。
RE:歯垢がつくのは?
名前:HONDA 11/5(火)12:12
>歯垢がつく原因って何なのでしょうか?それを防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
歯垢がつく原因を知ろうと思えば、歯垢がそのような仕組みでできるかを知ると理解できるでしょう。
歯垢ができる仕組みですが次のようなステップでできます。
1.唾液の成分から薄い透明な膜がつくられ歯の表面をおおいます。この、膜は病的なものではなく、唾液の持つ性質で、食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割があります。
2.ここに各種の細菌が付着し、さらに糖分に含まれる材料を使って歯垢となります。
3.歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。
4.さらに、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。(デキストランという物質が関与します。)
5.歯垢の段階では歯みがきで取り除くことができますが、やがて歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり、歯周病の原因となっていきます。
歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアーと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。飲食後の口腔内のケアーに注意してください。食事後の口臭の悩みに対する対応策と、口腔生理学的な考え方 食後の歯磨きの意味と方法について を参照してください。
適切な、目的に沿った歯磨きを行うこと。口臭と歯磨き 歯磨きについて考える を参照してください。
食後の口腔内の安定を図り、pHの変動に対して緩衝する唾液を有効に利用すること。(食後の唾液の分泌をよくする。)
口腔内免疫を鍛える。(体全体の免疫力を高める。免疫力の低下につながる、口腔内乾燥や、精神的ストレスを抱えないことなど)
歯みがきだけでは、どうしても磨くことができない領域(不潔域)が、存在するために定期的な歯科医院での専門的歯周管理を受けてください。
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