口臭治療の問題点
口臭治療の問題点と対応する医療機関

自費治療と口臭治療の関係

現在行われている口臭治療の問題点と見捨てられてきた自臭症患者

アテイン(口腔内ウレアーゼ活性測定器)とハリメーターについて

口臭測定器の結果について

現在の口臭治療の現実的問題点−自臭症への対応の遅れについて

口臭が一般歯科治療で解決する予想確率と原因について−歯医者の評価と家族の評価の違いについて

大学病院の口臭外来で「治療の必要は無しと言われる口臭」について

現在の口臭専門治療の矛盾

なぜ口臭を抱えていても病院では口臭を否定されるのか?

「なぜ病院の先生は患者の訴えを信じないのか?」の問題点

口臭治療の必要性のアピールと啓蒙活動について

   

なぜ、口臭の問題を抱えていても病院では、口臭を否定されるのか?
11/14(木)01:17

周りの人にはニオイがあって臭いという証言があるのに、
病院行くとしないと言われ、それで何も治せない状態です。
一見こう聞くと、まるで僕がニオイがないようですが
確実にあります。
こういう問題でなかなか治せない人がいるのが現実です。
病院行くと否定されるのはどうしてでしょうか、
これがまず問題であるし。例えその医者が匂ってなくとも大多数に
言われると証言しても信じてくれないようなことになる問題。
この2つを本田先生が、全国から集まる医者に教えて欲しいです。


なぜ、口臭の問題を抱えていても病院では、口臭を否定されるのか? 名前:HONDA 11/15(金)03:04
>周りの人にはニオイがあって臭いという証言があるのに、病院行くとしないと言われ、それで何も治せない状態です。
>病院行くと否定されるのはどうしてでしょうか、


理由は、従来から口臭を研究している、指導者であるはずの研究者の考え方や治療方法と、患者のニーズや実態とが一致していないからです。
自臭症の人の場合は、病院に行けば口臭が消失するのは当たりまえです。問題が起こるのは病院においてではなく、「口臭を起こしてはいけない」と、思う場合や、そのようなシチュエーションにいるときに口臭が発生するからです。
ただ、従来から口臭治療を研究している先生は、その時に診療室で口臭がなければ、治療する必要性がないと考えるのです。

わざわざ、治療の必要性の分類までして、患者の要求する治療の必要性を無視して、治療する側が治療の必要性を決めてしまうのです。

参考までに、日本の学者が提案した分類と従来からの治療法を挙げておきます。(大学病院では、この分類と治療法に準拠して治療が行われているはずです。) したがって、口臭外来を訪れる患者の圧倒的多数を占める自臭症の人はあきらめるしかなくなります。

分類と治療の必要性と、どのような治療方法で対応するかということは、これを見るといいでしょう。。


そのような、あったりなっかたりする他人が不快になる真性口臭である生理的口臭は認めても、患者の訴える、あったりなかったりする口臭は認めません。人を不快にさせる生理的口臭も、自臭症の人の訴える口臭も、診療現場では官能的に確認できないし、現行の口臭測定器では測定できません。

気にしないように言われても、最終的に患者が食い下がると、精神科的問題とされてしまいます。

気にしすぎる性格の人に「気にするな」といっても、双方のセンスが違うので、平行線をたどるのです。多分、人を不快にする生理的口臭を気にしないのが、口臭を研究している人たちのセンスですから、欧米では通用しない気がします。挨拶のキスはできないですね。

もっとも、日本では「偉い先生」には3歩下がって影を踏まないようにして敬意を表しなければいけない伝統があるので、「近こう寄れ」といわれるまでは、近づくことは失礼です。キスする位置の先生方の口臭がどのくらいかは、想像がつきません。もちろん患者と先生は対等ではないです。先生の診断は患者がなんと言おうと絶対なのです。

ほんだ歯科では、私は自分の息が患者の鼻に届く距離に接近します。(その位置で、大きな声で話すので、私の近い位置の口臭も患者がその気になれば十分チェックすることが可能です。)患者の口臭をこちらはチェックしますが、患者も私の口臭をキスする位置でチェックできます。口臭を確かめ合う点では、平等です。

私は、患者以上にこだわり(気にしすぎ)を持つからです。模範を示す必要があるのです。
ほんだ歯科の口臭チェックは、想像を絶する距離で行い、卒業基準は非常に厳しいです。
発生しているはずの臭気ガスを一定時間口に溜めて、こちらがその臭気を直接吸い込んで無臭であり、口臭ガス測定器では、ほとんど測定不能な値にならない限り卒業できません。そもそも機械的口臭測定値に正常と言う概念がありません。(あくまでも、無臭というゴールしかないのです。)

叉、研究者は、生理的口臭を、他人を不快にする真性口臭であると認めているのに、生理的口臭で悩んで受診しても、「誰にでもあるから、気にするな」と指導します。

このような部分が、ほんだ歯科と他の歯科医や従来の口臭治療に対する考え方の違いです。

上に書いたようなことが、従来から行われている、研究レベルの治療方法であり、多くの歯科医が考える口臭についての専門知識です。(ためしに、他の歯科医が掲載している口臭関連の記事をインターネットで調べるといいでしょう。あるいは、偉い歯医者が書いている口臭関係の本を読めばわかります。)

したがって、現行では一般歯科的治療で解決できるごく少数の病的口臭以外は、対応できないのです。

実際口臭治療を行うと、一般歯科的な問題がほとんどない自臭症の人が圧倒的に多いのです。病的な口臭の人が少ない理由は、口臭で悩んだら、たいていは、口臭の悩みを隠して、まずは、近くの歯医者に行くからです。歯科的問題で起こっていた場合は、たいてい、それで解決してしまうから、わざわざ、口臭外来まで行かないのです。



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