口臭治療の問題点
口臭治療の問題点と対応する医療機関

自費治療と口臭治療の関係

現在行われている口臭治療の問題点と見捨てられてきた自臭症患者

アテイン(口腔内ウレアーゼ活性測定器)とハリメーターについて

口臭測定器の結果について

現在の口臭治療の現実的問題点−自臭症への対応の遅れについて

口臭が一般歯科治療で解決する予想確率と原因について−歯医者の評価と家族の評価の違いについて

大学病院の口臭外来で「治療の必要は無しと言われる口臭」について

現在の口臭専門治療の矛盾

なぜ口臭を抱えていても病院では口臭を否定されるのか?

「なぜ病院の先生は患者の訴えを信じないのか?」の問題点

口臭治療の必要性のアピールと啓蒙活動について

   

「なぜ、病院の先生は、患者の訴えを信じないのか?」の問題点
「なぜ、病院の先生は、患者の訴えを信じないのか?」の問題点 名前:HONDA 11/15(金)03:25

>例えその医者が匂ってなくとも大多数に言われると証言しても信じてくれないようなことになる問題。

学者たちは、自分たちの説や口臭にたいするセンスを絶対的であると信じます。今ある臭気だけにとらわれるのです。あるいは、ちょっとした口臭や生理的口臭は気にしないようにしています。これは文化や宗教と一緒で、ある種の人には絶対的な概念になります。

絶対的な文化概念が衝突すれば、平行線をたどるかどちらかがギブアップしなければ終わりません。

彼らには、臨床現場で見えないものを、色々な調査や検査を行うことにより把握し、そこから患者が訴える問題点を推理して実証していく手法がないのです。
しかし、自分たちが経験している同じような、生理的口臭については、経験があるだけに理解はしているのです。でも、それが他人を不快にする真性口臭であることは理解していますが、自分たちが困っていないし、問題にしていないことが当たり前と思うのです。したがって、治療するとかきれいにするとかの概念もなく、取り組む必要性すら感じないのです。

私自身は、生理的口臭は気になります。彼らとはセンス(感覚や価値観)が違うからです。
結局は、口臭というのは病気ではないために、口臭にたいする美意識や、価値観、センスといった学術レベルでは計り知れない感覚的(センス)の問題なのです。このようなものは、学者にとっては、数値化できない、おおよそ研究テーマからかけ離れたものなのです。
文化レベルが違う人種が話し合っても話が通じないように、この基準やセンスが違うと、どうしようもないのです。

しかし、ほんだ歯科の検査では、このような自臭症の患者の多くが、口腔生理上の問題点をいくつも抱えていることを発見します。それが診断や治療の根拠になるし、再評価の対象になると同時に、問題の解決も図れます。
歯医者の場合は歯や歯茎にこだわり、見えない部分の機能について考える内科の先生のような手法の診断的習慣を持っていないのです。

私の場合は、獣医師の経験もあり、医科の仕事をしていた経験もあるし、細菌学という目に見えない世界の研究をしていた経験から、訴えに対して目に見えない状態の変化について考えていく医学的な考え方や臨床手法が習慣としてあったので対応できるのではないかと思います。したがって、口臭治療をになう歯科医の資質や臨床的手法や教育・研究の方向性にも問題があるように思います。

もう一つの大きな課題と問題は口臭治療が歯科医の間だけで行われていることです。医科の先生方や他の理科学的分野の専門家がもっと積極的に、口臭を研究したり臨床を手がけるようになると状況は全く違ってくるでしょう。今は非常に偏向した口臭治療になっている気がします。耳鼻科の先生や内科の先生や精神科の先生が歯科の勉強をして口臭治をすれば、もっと質の高い口臭治療ができると思います。

口臭治療は直接患者の体に触れることはないので、歯科医でなくてもできると思います。

ほんだ歯科の口臭治療には、私や小西先生のような歯科領域以外の医科領域の仕事や研究の経験をもつ歯科医だけではなく、副院長の西尾先生は、京大・東大で工学を学び、大阪ガスでガス専門の仕事をしていた経験のある歯科医師で、多くのガス検知の立場からアドバイスしてくれます。
さらには、他の領域の専門家が多数参加して治療のための研究や活動をしているのです。口臭治療領域の国際的な交流も行っています。常に、海外の口臭臨床の専門家とコンタクトしています。
これらの集大成で私が治療をしているのです。とても、私1人の力ではできないのです。
さらには、治療では、歯科衛生士や栄養士も参加しているのです。

このような、取り組みは患者の言い分を信じ、悩みを理解することから始まるのです。


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