裂溝舌について

裂溝舌について　名前：M　10/21（月）10:26

こんにちは。いつもありがとうございます。１ヶ月程前にこのHPと出会い、現在舌の訓練度を実践しています。私は現在29才ですが17年程口臭に悩んでいます。自分でももちろん感じますし、いまだに人からもちょくちょく指摘されます。実は8年程前に根本的に解決しようと総合的に実践したことがあります。まず歯科的治療を完全に実施しました。そして内科では様々な検査を受けましたが、異常なしということでした。最後に自分で発見したこととして、扁桃腺の辺りから出てくる白いものすごい臭いのする物質について、大病院（名前は避けますが）の耳鼻咽喉科に相談しましたが、気にすることはないの一点張りで、その物質が何かは分からないとのことでした。しかし私はその時点で9年程度口臭に悩んでおり、歯科的問題を解決していましたし、内科的にも異常がないとのことなので、それ以外に原因はないと思い、自分から申し出て扁桃腺摘出手術を行いました。その後はその白い物質が現れることはなくなりましたが、依然口臭についてはちょくちょく指摘されました。しかし私としてはもうそれ以上やりようがなかったので、ガムを噛んだり、紅茶を飲んだりしてごまかしてきました。そしてこのHPに出会ったのですが、そこで「Fresh Breth」の「Dr.Harold katz口臭バイブル」の記述を読んで愕然としました。そこには口臭の一因として遺伝が取り上げられており、大量のバクテリアを閉じ込めておける特殊なタイプの舌として「裂溝舌」が挙がっており、実は私の舌はその特徴にぴったりなのです（周りの数人に舌を観察させていただきましたが、そのような舌の持ち主は私だけです）。舌の中央に深い深い溝がまっすぐに走っており、特にその溝周辺に分厚い苔がついています。扁桃腺の白い物質についてもこの時初めて正体を知ることが出来ました。やはり一般的な医師はあてにならないと思いました。本田先生、りえ先生、私のような裂溝舌の者でも口臭を除去していくことは出来るのでしょうか？何卒良きアドバイスをお願い致します。

RE:裂溝舌について　名前：HONDA 　10/21（月）14:04

「裂溝舌」は異常な舌でも何でもありません。
舌の真ん中に存在する裂溝は誰にでもあります。
その深さや太さは、形質遺伝するために人により異なります。正常な舌の解剖図を見るとわかるでしょう。

したがって、この溝が深いからといって必ず、口臭を起こすというものではありません。
また、扁桃腺の白い物質（膿栓）についても、異常な現象でもなく耳鼻科医が問題ないと判断する場合は、正常の範囲です。
自分で申し出て、扁桃腺を切除されたそうですが、扁桃腺は重要な組織なので、切り取っても、その周辺には、舌の奥にも同様の細胞が非常に多く存在します。
したがって、異常でもないのに扁桃腺を切り取った場合は、それを補うように、他の部分の扁桃細胞の数が増えてくるので、結局は同じことです。

舌の裂溝があっても、膿栓があってもそれが病的な異常でない限りは、口臭を無臭にコントロールすることはそんれほど難しいことではありません。

歯科的にも内科的にも問題なかったそうですが、医療関係者はあなたの口臭は確かに臭いと判定していますか？それによって、取り組みは変わってきます。

舌の溝や膿栓は、関係するかも知れませんが、もっと重要な問題点があると思います。