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舌と舌苔について
◆舌磨き
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口臭と舌苔-1 舌を観察してみる
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◆「舌苔が突然剥げ落ちる事」の意味について −−それでも、舌苔除去は続けますか?
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◆口臭外来:口臭外来で舌磨きを指示されたら?
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◆舌を磨くことの医学的・歴史的考察
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口臭外来:口臭外来で舌磨きを指示されたら?
教えてください
名前:のり 12/25(水)12:50
また投稿します。先生は舌苔は取らない方がいいと仰られましたが今通っている口腔外科では、初診の時生理的口臭と病的口臭の間の臭いがするといわれ、市販されている舌苔のクリーナーで下の奥の舌苔も含めて1日に一度は軽く取った方がいいといわれました。効果があったかどうかは微妙でしたが、すっきりする感じはありました。また舌苔の量も普通の人よりは少し多めだともいわれました。それでも取らない方がいいのですか。あと学校から帰ってすぐ親に口臭のチェックをしてもらいますが全くないといわれます。しかし学校の授業中ではどうしても近くに座っている人のしぐさなどでやっぱりあるのかなとも思います。実際に高校時代には何度もいわれたこともあります。だから親のいう通りで実際は全くなくそれを自分が気にしすぎて勘違いしているのか、それとも家や病院では自然にリラックスしてその時はないがそれ以外の場所では緊張したりストレスを感じていたりしているときに口臭が出てしまうものなのでしょうか。
舌苔除去も治療を受けている主治医の指示がある場合は、治療が終わるまではとり続けてください。
名前:HONDA 12/26(木)00:48
舌苔に対する取り組み方は、歯科領域では、一般の人がよくやるように、物理的に取り除くという考え方や取り組みが主流です。 舌を磨くことは治療法ではないという理論は、私独自の理論です。(医科領域や獣医学領域では、当たり前ですが、歯科領域では異端的概念です。)
ほんだ歯科では、介護老人や、自力での回復が不可能な人(治る見込みの無い基礎疾患がある場合)を除き、舌苔除去を行いません。
病的舌苔の場合は、原因となる疾患を内科医に委託して治したり、生活習慣や、口腔生理機能を高めることで、舌を磨かなくてもよい健康な舌を作ることを最初に行ないます。 さらに、ほんだ歯科で開発された、舌専用の漢方系ジェルを用いて、指で舌や粘膜をマッサージして、舌苔の改善を図ると同時に舌苔由来の悪臭や不快も取り除きます。舌に刷り込むので長時間作用します。唾液もどんどん出ます。
この特殊ゲルは、ダメージを受けた舌粘膜を改善し、舌の乾燥を防ぎ、舌に取り付いた細菌による炎症を抑える効果ががあるのです。=現在特許を申請しています。これは、私が考案したもので、ほんだ歯科で患者専用として使われていたものです。 (まもなくDr.HONDAブランド【Excellent Breath】 シリーズとして市販もされます。) さらに、これで、喉を立てたうがいをすれば、喉の炎症や膿栓からくる臭気や不快にも対応できるのです。 このジェルは、研磨剤抜きの歯磨き剤、口腔内コンデショナー、舌苔防止、洗口液、口臭抑制剤と多目的で使用されるものです。
舌の血行を促進させ、運動機能を高め、同時に漢方系の植物性ジェルをしみこませて、漢方の成分で効果を促進させます。 さらに、治療中は別のシステムで、口臭が気にならないように抑制しながら治療を進めるのです。 臭気を押さえながら、かつ、舌苔を物理的に取り除かず、機能的改善を図り漢方処方で効果を進めます。 約3週間で、改善します。
>効果があったかどうかは微妙でしたが、すっきりする感じはありました。
確かに舌を磨くと、すっきり感がするでしょう。 でも、口臭に対しては根本的な解決策ではないと考えています。 なぜなら、人が舌を磨きたくなる時は、口腔内が気持ち悪い時であって、口臭があるときではないからです。 第一、いつ口臭が起こっているか、わからない以上、口臭に対してはいつ磨けばいいのかわからないのではないでしょうか? 口臭にたいする効果は、一時的なものです。
いつも口臭のある病的口臭の持ち主は、常に舌を磨かなくてはいけなくなるでしょう。
又、いつになったら、口臭のない人(舌磨きをしない人)のように舌を磨かなくていいようになるのでしょうか?
もしも、気になる時に磨くのであれば、死ぬまで舌を磨く習慣になりませんか?その場合は、口臭は習慣になっているのではないでしょうか? 多くの人は、舌を磨く習慣を持っていないですよ。
>また舌苔の量も普通の人よりは少し多めだともいわれました。それでも取らない方がいいのですか。
ほんだ歯科では、舌苔に対する独自の手法が確立しているので、取り除きません。 舌苔が多くなるには、理由があるはずで、その理由を克服することが治療です。
でも、独自の治療法がなければ、昔から素人が行なっている民間療法的対症療法としての舌磨きは仕方が無いのかもしれません。 人類は、口臭に対してはどうしても解決できない人は、仕方なく舌磨きをしてきたのではないでしょうか? 内科医や、中医や、獣医師は、顔色や、結膜、舌の状態を観察して診断します。 医科や、獣医学の臨床体系では、舌の状態は顔色と同じく病態を示すものと考えられています。 したがって、顔色が悪いからといって、タオルで顔を磨くことをしないのと同じように、舌を磨かせるという概念がありません。
今年の2月に、天津医科大学で使用されていた中医学の最新の診断アトラスで「中医舌苔診断図譜」では、非常に多くの舌苔について、なぜそのような舌苔ができるのか、どうやって治療するか?などが中国語と英文で書かれた教科書があるくらいです。 医科の世界では、異常な舌苔は診断を行い物理的にとらずに治療によって治すという概念です。
取り組みとして、どちらが医学的だと思いますか?ほんだ歯科では、病的舌苔の原因が歯科以外の問題の場合は関連科の医師に治療を委託し、それ以外の舌苔に関しては口腔生理の立場から消化器としての機能を充実させると同時に、副作用の全くない漢方的な手法を平行させた口腔生理的な治療が行われるのです。 取り去ろうとするのではなく治療して治そうと試みます。それでも、だめだったら、安全にとり続けるしか方法がありませんが、治癒の見込みの無い生活習慣病を抱えた老人以外では、たいてい短期で解決できますが。 したがって、病的な場合を除き、治療が終了することは、患者は健全な舌の状態になると同時に、以後舌を磨かなくていいようになるのです。
>それでも取らない方がいいのですか。
あなたの場合は、専門の歯科医に治療を受けているので、全く違う考え方の治療ではありますが、計画的な治療の一環として舌を磨くことを指示されているはずですから、担当医の指示に従う必要があります。そうしないと、その口腔外科では、期待する結果が得られないでしょう。従って、指示された方法で舌を磨いていてください。
主治医がいて、体系だった治療を受けている時は、主治医の治療方針を疑わずに指示を守る必要があるでしょう。 あくまでも、自宅で1人で取り組む場合に、舌苔の問題をどう取り組むかと言う場合とは、異なるのです。 最終的に舌苔を取らないで済むようになればいいわけです。
口臭治療は、専門とする独自に医学的根拠や理論があるはずで、全く違う概念を混ぜてしまうと、どっちつかずになって解決しないでしょう。
したがって、現段階では、主治医の指示を守ることです。
RE:教えてください
名前:HONDA 12/26(木)00:48
>あと学校から帰ってすぐ親に口臭のチェックをしてもらいますが全くないといわれます。しかし学校の授業中ではどうしても近くに座っている人のしぐさなどでやっぱりあるのかなとも思います。
勇気を出して、学校で、しぐさをした人にしぐさの意味について尋ねてみるといいでしょう。尋ねてみない限りは、そのしぐさの意味を正確に知ることはできません。 不正確な主観的事実に不安をもてば、それだけで、普段口臭のない人でも緊張時口臭に発展していくでしょう。緊張時口臭は誰にでもある生理的口臭ですが、ひどくなると十分他人を不快にさせる真性口臭に分類されています。
>実際に高校時代には何度もいわれたこともあります。だから親のいう通りで実際は全くなくそれを自分が気にしすぎて勘違いしているのか、それとも家や病院では自然にリラックスしてその時はないがそれ以外の場所では緊張したりストレスを感じていたりしているときに口臭が出てしまうものなのでしょうか。
過度の不安から来る緊張時口臭の疑いがあります。
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