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歯みがき・うがいについて
◆甘いものを食べた後の口の処理と医学的根拠にもとづく歯磨き方法
◆ブレスケアとブレスコントロール
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◆歯みがきの界面活性剤///朝日新聞
◆口臭と歯磨き
◆口臭に有効なうがい
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◆デンタルフロスが臭いことについて
◆食事後の口臭の悩みに対する対応策と、口腔生理学的な考え方
◆食後の歯磨きの意味と方法について
◆過剰な歯磨きは逆効果
◆寝起きの口臭はなぜ起こるか?どうすれば起床時口臭は少なくできるか?食後の歯磨きについて
◆飲食後の口腔内のpHの変動・・および、口臭を引き起こさない口腔内のケアーあり方について
◆歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄
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歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄
名前:ゆうこ 9/7(日)06:51
またまた又質問です。口臭対策室を読んだのですが、食後はあまり磨かない方がいいとありました。そして、朝起きた直後と練る直後にするようにとありました。私は、歯医者さんから虫歯になりやすいようなので毎回磨くようにといわれていたのですが、ということは、歯の健康状態改善(虫歯を直したりなど)と口臭対策は、まったく正反対のものなのでしょうか。 私は、舌体操や先生の言われていること全部試して、だいぶ口の熱や乾燥がなくなってきたと思っていたのですが、昨日電車や喫茶店でやはりにおったり、友人もあきらかに私のくささに反応していることが何度もありました。自分の口の中の感覚は、現実の口臭とつながりがあるのですか。自分で勝手に口の不快感が治ったから口臭が改善されてきていると勘違いしているだけなのですか。
まだまだ残暑が厳しいようなのでお体に気オつけられて下さい。
歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄−1
名前:HONDA 9/7(日)18:20
>食後はあまり磨かない方がいいとありました。
食後は磨かないということではなく、従来から行なっているような、歯磨き剤をつけて歯をゴシゴシする磨き方は、意味がないどころか、虫歯になりやすい口腔内環境を作ったり、食後の口腔内環境を悪化させるばかりでなく結果として口臭を引き起こしやすくなると言うことです。飲食後の口腔内の衛生管理を行うことは、ほんだ歯科では徹底的に指導が行なわれます。
私の方針は極端な言い方をすると、水以外の物が口に入った後は、どんな時もケアーが必要になります。従来の歯医者の指導とは違って、もっと医学的に意味のある口腔内衛生管理を提唱しています。
いったん目が覚めると、口腔内の細菌数は増えたり減ったりすることはなく、ほぼ一定数に保たれています。(唾液による恒常性維持機能が作用する為。又、細菌が増殖する為には唾液分泌が抑制されてから最低でも3時間以上かかる。)
しかし、pHが低下するとプラークが形成され始める。
したがって、飲食後の口腔内ケアーの目的は、口腔内の環境(特にpH環境)を変化させてしまう、飲食物残渣をいかにして取り除くかと言うことと、飲食後の豊かな唾液をいかにして確保するかと言うことが重要です。
その目的や意義、方法については、口臭対策室の歯磨きの項目を熟読してください。
>私は、歯医者さんから虫歯になりやすいようなので毎回磨くようにといわれていたのですが、ということは、歯の健康状態改善(虫歯を直したりなど)と口臭対策は、まったく正反対のものなのでしょうか。
単に従来のような方法で食後の歯を磨くことは、あまり意味がないか、かえって虫歯を作り出す結果になるでしょう。 通常の方法であれば、ほとんど口腔内に菌が活動していない時(食後は細菌学的には、最もきれいな時で、当然食後すぐにはプラークも存在しません。)に、歯を削るようにして磨き、食べかすはほとんど残したまま(食べかすは、歯の隙間や歯茎の溝よりも、圧倒的に舌表面や粘膜に残っています。)、飲食によって低下したpHを回復させようとする唾液をうがいによって全て失い、飲食後の唾液による虫歯修復作用も失い、歯のペリクルまで磨いてとってしまうために、歯の表面はむき出しになってしまい、pHが低下しているのですぐに虫歯になってしまいます。
食後の唾液には、ぬめり成分があって、歯の表面をカバーして酸から歯を守るのです。そしてその下で、小さな虫歯を修復するのですが、現在の歯磨き方法は、この、本来の両方の機能を全く台無しにしてしまいます。
このように、細菌学的な知識や、口腔生理の専門的知識があれば、現在のOLたちが昼休みにトイレで並んでゴシゴシ磨いている磨き方は何の意味もないことがわかります。(日本以外では見かけない光景です。)
その結果、舌表面にたっぷり食べ残しや飲みのこしが残ったままになり、唾液も失っているので、pHは急激に下がります。
歯は、むき出しになり(ツルツルする)虫歯になりやすく、食後は歯磨き剤と混じった口臭(ミント臭い酸っぱい生臭い口臭)を引き起こしやすくなったり、口腔内乾燥を誘発したり、歯も削りとるので知覚過敏になったりすると思います。歯磨き会社と、歯医者を喜ばせるだけでしょう。
なぜ、「食後3分以内に3回磨きましょう」と言う風になったのかについては、おそらく、その昔、日本人に歯磨き習慣を根付かせようとする歯科医のおもわくと、歯磨き会社の歯磨きを使わせようとする企業戦略が一致して、そのようなキャンペーンを行なったからではないかと思います。歯科の大学や学会は、ほとんどが歯磨き会社がスポンサー・・
その結果、日本人の歯医者の数と歯磨き剤使用量はトップクラスですが、歯の悪さは先進諸国最下位、80歳の時に残る歯は、わずか5本程度と言う有様です。抜いて後のことは金になる仕事が多いから、インプラントや高価な入れ歯の技術は世界有数です。
歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄−2
名前:HONDA 9/7(日)18:23
私は、元々、細菌学の研究者ですから、歯医者になるずっと前から、この歯磨き方法には疑問を持っていたし、全く医学的には害はあっても意味がないと思ってやってませんでした。 口腔生理学や口腔内細菌の動向、歯垢のできる仕組み、虫歯のできる仕組みを知っていれば、今まで行なわれている歯磨き指導は全く意味のないものであることがわかります。
私の方法は、歯磨きが売れなくなったり、虫歯が起こらなくなったりして、歯磨き会社にとっても歯医者にとっても歓迎されない方法ですが、患者にとっては優れた方法だと思います。HONDA流は、最低限の努力で最大の効果を上げ、かつ経済的で、いつでもどこでもできる方法です。しかも全て医学的な根拠があります。 従来法は、金と手間がかかり、いつでもできる方法ではありません。(外食の時とかどうしているのでしょうか?) どちらが正しいかは、やってみればわかることです。
そのことを素人にわかるように解説しているのが、以下の記事です。
>昨日電車や喫茶店でやはりにおったり、友人もあきらかに私のくささに反応していることが何度もありました。
しぐさについては、不安の結果意識的に見たから、そのように覚えているのだと思います。通常、見た光景を後になって人に話せるほど覚えようとすると、かなり、意識しないと見えないです。
しぐさは、その人に聞かない限り、あなたの口臭に反応したとは言えないのです。私は、診療では患者はすぐに口や鼻に手を当てるしぐさをするので、必ず私の口臭に反応したかどうかを聞きます。
又、ほんだ歯科の患者でしぐさに対する不安を持つ人の気になる他人のしぐさについては、第3者(報道関係者)を交えて、全てインタビューしたことがありますが、患者の口臭に反応したと答えた人は皆無でした。
>自分の口の中の感覚は、現実の口臭とつながりがあるのですか。
関係ある時とない時があります。
>自分で勝手に口の不快感が治ったから口臭が改善されてきていると勘違いしているだけなのですか。
人に聞くか、適切な客観的評価を受けない限り、自分でそれを知ることは不可能です。自分では、自分が感じる口臭とか、感覚しかわからないのです。
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