唾液は、ただの水ではなく、健康な人の唾液でも多数の微生物や、上皮細胞、食片などの有機物をたくさん含んでいます。したがって、外へ出して(たとえば、指に取って・・)水分を揮発させた状態で臭いを嗅ぐと臭いです。 口臭の原因は、口腔内微生物の産成するガスや、呼吸によって肺で交換されて出てくるガス(元は、血液の中に含まれていたもの)で、口臭と唾液自体の臭いと は、性質が異なります。関連性は大いにありますが同一では有りません。ですから、唾液のにおいで、口臭を推し測ることはできません。 また、唾液には、それを分泌する唾液腺の種類によって、粘液性(ネバネバした唾液)と漿液性(サラサラした唾液)という性質の違いがあり、そのときの条件により、分泌される唾液の性質は変化します。 また、唾液をサンプリングした時の口腔内条件によっても、唾液の状態は全く異なります。 そして、この唾液性状によっても臭いは異なるので、唾液は口臭の判断材料にはなりません。 <FRESH BREATHの参考ページ> 唾液と口臭の密接な関係 唾液分泌の仕組み |