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むし歯や歯周病と口臭の関係
◆むし歯と口臭の関係
◆気になるブリッジの臭気について
◆歯周病と口臭の関係
◆歯周病は病気なのか?(歯周病に対する考え方)--口臭を起こさず歯医者に歯を抜かれないために
◆歯ぐきからの出血と口臭
◆歯医者は歯周病はないというが歯ぐきから感じる臭気について
◆歯周的問題と口臭
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<2>正常な歯周と口臭とポケットの深さ
ここでつかった図表はクインテッセンス社の協力によるものです。
正常な歯周状態とは?
以下に示す模式図のような状態です。
歯は歯根部が骨の中にあって、それは歯根膜で結合されています。健康な骨は、歯の歯冠部(ここはエナメル質です)と歯根部(ここはセメント質です)の境界よりも2〜3ミリ歯根側にあります。骨の表面は歯肉でおおわれていて、歯肉の内面と歯面とのあいだには浅い溝があります。これを歯肉溝といいます。
この歯肉溝には、常に歯周菌が潜んでおり歯周菌の数は年齢と共に増加していきます。
また、歯肉の血管からは常に免疫に関連するリンパ液のような透明な血液物質がでていて、常に過剰な歯周菌と戦っており、そのため厳密には、常に、この炎症の結果として生じる腐敗物が存在しますが、きれいな唾液によって洗い流されています。
したがって、この状態では、他人が感じるような口臭がこのポケットから起こることはありません。しかし、唾液が極端に欠乏する場合は、フロスなどを通すとフロスが臭いことがあるかもしれません。
ほとんど気にする必要のない、正常な状態です。
しかし、現実には、このような完全に正常な人は非常に少ないです。
全ての歯茎がこのような正常な人の割合は、10パーセントもいないでしょう。
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