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家族にも否定される口臭について

身内には「ない」と...... 名前:より 9/24(月)08:59 

はじめまして。今は大学生ですが、思春期だったことも
あり、中学3年時から口臭(と唾液の酸味など)に悩んでいました
が、惨めになるのが嫌で最近まで対策を打ちませんでした。
大学に入り胃腸科、歯科でみてもらい異常がないことを確認し、
簡単には治らないとわかり更に落ち込んでいました。

先日から母に相談し、息の臭いをきいてみたところ、「別に
感じない」と言われました。唖然として精神的なものなのかも、
と思った翌朝(朝が一番ひどい)、何年も煩わされていたひどい
臭いと酸味をまったく感じませんでした。こういうことは、以前
にも歯科での治療直後や処方された胃薬を服用した直後にも
起こりましたが、母に言われた後も「朝じゃなかったから」とか
「身内だから」と思いこむようになり、なによりこの酸味や
臭いの凄さが、「たかが思い込み」なわけはないだろう、
と思い、また戻ってしまいました。
また、目覚めたあとで兄にきくと「臭う」といわれ、他臭
もあるようです。
そういうわけで、自分は自臭症なのではないかと思っています。

けれど精神的なものだとわかったからといって、簡単に思い込み
を裁ち切ることもできず、HPにもあったように、馬鹿らしいと
思いつつ「人の反応」などを気にすることを止められません。
これは私にとって教育の成果であり、そうすることが大切だと
思っているからです。

こんなんじゃ男の子とつきあうのも絶対無理だしな〜とずっと
思い続け、オシャレして遊ぶのも、「でも結局私は口臭のある
ダサい女だし」という終局点が常に意識にあり、青春を犠牲
にして終わる気がします。どうすればいいでしょう。
ちなみに大阪に住んでいるので先生の治療を受けてみようか
とも思っています...。


RE:身内には「ない」と......-1 名前:HONDA  9/25(火)02:22

>中学3年時から口臭(と唾液の酸味など)に悩んでいましたが、

この掲示板でも何回も書いていますが、口臭で長年悩む人の大半は、中高生の時代の悩みがきっかけである事が多いのです。
したがって、これを見ている中高生諸君は、今のうちに口臭に対する正しい知識と悩みを克服しておく事が大切です。

>大学に入り胃腸科、歯科でみてもらい異常がないことを確認し、簡単には治らないとわかり更に落ち込んでいました。

各科がバラバラに診るからだと思います。全身の状態や、生活状態、精神状態、個性など全ての事を配慮し、互いが関係しあった結果が口腔生理に影響を与えていると思います。
また、未知なる分野に対しては本気で患者と共に立ち向かう姿勢が医療側に必要だと思います。又、従来の方法や知識では、全く対処できないのですから逆に今までの概念や考え方を捨て去ることから、はじまります。。

でも、落ち込む事は早いです。我々は、ほとんど絶望的と思われたもっと深刻なケースにも対応してきています。心配しなくても大丈夫ですよ。ほとんどの口臭の悩みは、そのメカニズムが必ずあります。理解されない事が精神的不安や、精神科的問題を生み出しているほうが多いと思います。精神的ストレスが密接に関係するために誤解されているだけと思います。



RE:身内には「ない」と......-2 名前:HONDA  9/25(火)02:23


>先日から母に相談し、息の臭いをきいてみたところ、「別に感じない」と言われました。
>母に言われた後も「朝じゃなかったから」とか「身内だから」と思いこむようになり、なによりこの酸味や臭いの凄さが、「たかが思い込み」なわけはないだろう、と思い、また戻ってしまいました。
>目覚めたあとで兄にきくと「臭う」といわれ、他臭もあるようです。
>そういうわけで、自分は自臭症なのではないかと思っています。

あなたの状態は、口臭の無い普通の人たちと変わらないように思います。口臭にそれほど悩んでいない人たちにおいては、あなたのように他人に認知されるかもしれない口臭が一日の中で何回も出ていますが、それは一時的なものです。けれども、強い不安はその瞬間から新たな口臭を生み出すでしょう。
歯科的・内科的問題が無いとすれば、ひょっとすれば、誰にでもある「生理的口臭」に怯えていて、その事が精神的生活を脅かしている可能性があります。
もしも、そうだったら、大学の口臭外来に行っても精神科の先生のところに行ったとしても、先生方はあなたの口臭を確認できないでしょう。確認できない口臭を訴えると「自臭症」と認定され精神的妄想と考えられるかもしれません。
でも、もしも、あなたが誰にでもありうる「生理的口臭」に怯えているとしたら、この謎はすぐに解けるでしょう。なぜなら「生理的口臭」は医療現場でも確認する事ができないからです。
又、一般的口臭治療概念では、「生理的口臭」はドクターの判断によって「治療の必要性のない口臭」と規程されています。
歯医者や精神科医は決して自分たちが確認する事のできない「幻の口臭である生理的口臭」は認めても「自臭症」の人の訴える口臭は百万回訴えても認めまられません。この判断は矛盾ではないでしょうか?つまり、現在の主流である口臭分類は患者の治療の必要性は無視されます。かねてから私は、「生理的口臭」も治療対象とすべきという概念で取り組んでいます。これが本当のエステという概念であると思います。

私は、そのように考えられるケースでは、起こりえる「生理的口臭」についての知識を学習させ、基礎能力を鍛え自力でコントロールできる方法に加えて、「生理的口臭」が起こっても、それを無臭にしてしまう治療を行ってきています。もしも、起こりうる全ての生理的口臭をコントロールできて、その上で発生する生理的口臭を限りなくゼロにできれば長年の「生理口臭」を受け入れることなく、誰にでもある「生理的口臭」の発現のたびに怯えていた人たちは救われます。

ひょっとすると、あなたの場合は「生理的口臭」を思春期の時に受け入れる事ができないままに怯え続けている可能性があります。もちろんその場合不安を感じるたびに緊張時口臭に襲われるでしょう。

>馬鹿らしいと思いつつ「人の反応」などを気にすることを止められません。

患者さん側からすると、それも致し方ないことです。誰にもわかってもらえないし、誰にも聞けないし、自分ではわからないし、まとも治療してくれるところもなかったら、私だって他人のしぐさを見ると思います。

>これは私にとって教育の成果であり、そうすることが大切だと思っているからです。

その教育が間違っていたらどうしますか?だから、啓蒙は大切になります。私の説は間違っているかもしれないけれど、今のところ治療の成果はあがっています。少なくとも、「自臭症」の人の訴える口臭は、生理的口臭に似た習慣的口臭として現実のものであると言う認識で治療しています。
色々なデータ−から推理していき、その発生の仕組みを予測できなければ対策は立てられないと思います。その場合、非常に大切なのは「口臭」の概念や正しい理解にあると思います。私の理解している「口臭」の概念は全く新しい概念です。

口臭対策室を全部読んで、あなた自身もう一度勉強してください、ほとんどが新しい概念である事がわかると思うし、従来の取り組みとは全く異なるものです。

>こんなんじゃ男の子とつきあうのも絶対無理だしな〜とずっと思い続け、オシャレして遊ぶのも、「でも結局私は口臭のあるダサい女だし」という終局点が常に意識にあり、青春を犠牲にして終わる気がします。どうすればいいでしょう。

早く解決して、自分自身を取り戻す事です。口臭で悩む患者は、人としても女性としても魅力ある人がたくさんいます。あなたが思うほど他人は、口臭と人格を結び付けていません。
それに、少なくともあなたの母親が証言するように、あなたの一日の中で全く口臭がない時があるのですから、どうしてそれが維持できないかを考えたり、口臭があるときとないときの口の感覚を比較すれば解決策はたやすいはずです。口臭がない事もある自分も認め希望につなぐ事です。

>ちなみに大阪に住んでいるので先生の治療を受けてみようかとも思っています...。

どうしても解決できない時は、大阪なら近いし今のところ来年になりそうだけど、来てください。助けたいと思います。



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