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赤穂事件関係年譜の見方について
更新 2004/12/6
※本年譜の著作権は作成者(佐藤誠)にあります。著作権法の例外規定を除き、無断転載・引用等は堅くお断り致します。
《凡 例》
@本年譜は浅野長重誕生の天正16年(1588)より現在に至るまでの赤穂事件関係事項を網羅するものである。
A本年譜は「赤穂浅野藩年譜」・「赤穂事件年譜」・「赤穂事件補遺年譜」・「吉良家年譜」に大別した。
B昭和後期から現在に至るまでの系譜についてはプライベートな問題もあり、浅野家並びに関係者等個人的なデータは既に公刊されている文献により、記載も必要最小限にとどめた。その代わり、研究動向・行事等の記載は可能な限り掲載した。
C出典は以下の通りである。年譜本文には可能な限り出典を明記した。なお、頻繁に出る出典は略称を用いた。
略称(五十音順) |
史 料 名 |
備 考 |
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赤○(○には号数) |
『赤穂義士会報』 |
赤穂義士会編 |
金丸 |
堀部金丸覚書 |
堀部弥兵衛金丸著 |
赤穂○(○は巻数) |
赤穂市史 |
赤穂市史編さん室編(赤穂市刊) |
浅野○(○には文書番号) |
浅野家文書(大日本古文書) |
東京大学史料編纂所編 |
新井白石日記 |
新井白石日記(大日本古記録) |
新井白石著・東京大学史料編纂所編(岩波書店刊) |
家康文書○(○は文書番号) |
徳川家康文書の研究 |
中村孝也著(日本学術振興会刊) |
梅津○(○は巻数) |
梅津政景日記(大日本古記録) |
梅津政景著、東京大学史料編纂所編(岩波書店刊) |
花岳○(○は巻数) |
花岳君御伝記 |
赤穂藩浅野長重の伝記 |
華族 |
平成新修旧華族家系大成 |
霞会館編(吉川弘文館刊) |
寛永 |
寛永諸家系図伝 |
徳川幕府編(続群書類従完成会) |
寛政 |
寛政重修諸家譜 |
徳川幕府編(続群書類従完成会) |
旧義○(○は号数) |
『義士魂』(旧) |
赤穂義士会編 |
久岳○(○は巻数) |
久岳君御伝記 |
赤穂藩浅野長直の伝記 |
景永○(○は巻数) |
景永君御伝記 |
赤穂藩浅野長友の伝記 |
系図纂要 |
系図纂要 |
名著出版刊 |
顕妙 |
顕妙公済美録 |
浅野綱長の伝記 |
江赤(○は巻数) |
江赤見聞記 |
『赤穂義人纂書』所収 |
斎藤家文書 |
斎藤家文書(綿屋文書) |
帯屋斎藤家伝来 |
纂書○(○は巻数) |
『赤穂義人纂書』 |
国書刊行会編(国書刊行会刊) |
市街○(○は巻数) |
東京市史稿 市街篇 |
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寺社○(○は巻数) |
東京市史稿 寺社篇 |
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続徳川(○は篇数) |
続徳川実紀 |
黒板勝美編『新訂増補国史大系』 |
史料○−○(○は編・巻数) |
大日本史料 |
東京大学史料編纂所編 |
新義○(○は号数) |
『義士魂』(新) |
赤穂大石神社・赤穂義士顕彰会編 |
親類書 |
赤穂義士親類書 |
東京大学史料編纂所架蔵影写本、国立公文書館所蔵 |
駿府 |
駿府記(史籍雑纂) |
続群書類従完成会刊 |
仙珪 |
仙珪和尚日記 抄 |
片山伯仙編(花岳寺刊) |
素行年譜 |
山鹿素行年譜 |
広瀬豊編『山鹿素行全集 思想篇 第15巻』所収(岩波書店) |
太祖○(○は巻数) |
太祖公済美録 |
浅野長政の伝記 |
武庸 |
堀部武庸筆記 |
堀部安兵衛武庸(『赤穂義人纂書補遺』・『日本思想大系近世武家思想』等に所収) |
伊達○(○は文書番号) |
伊達家文書(大日本古文書) |
東京大学史料編纂所編 |
田村 |
田村家文書(陸奥一関藩) |
一関市博物館所蔵 |
断家譜 |
断家譜 |
続群書類従完成会刊 |
寺坂私記 |
寺坂私記 |
寺坂吉右衛門信行著 |
寺坂筆記 |
寺坂信行筆記 |
寺坂吉右衛門信行著 |
騰雲○(○は巻数) |
騰雲君御伝記 |
三次藩浅野長照の伝記 |
当代 |
当代記(史籍雑纂) |
続群書類従完成会刊 |
徳川系 |
徳川諸家系図 |
高柳光壽ほか編(続群書類従完成会編) |
徳川○(○は篇数) |
徳川実紀 |
黒板勝美編『新訂増補国史大系』 |
久松 |
久松家赤穂御預人始末記 |
伊予松山藩松平(久松)家の記録(伊予史談会双書) |
鳳源○(○は巻数) |
鳳源君御伝記 |
三次藩浅野長治の伝記 |
細川 |
細川家御預始末記 |
肥後熊本藩細川家記録(原題「御預人一途之御控帳」、『赤穂義士史料中巻』所収) |
細川家□-○(□-○は巻・文書番号) |
細川家史料(大日本近世史料) |
東京大学史料編纂所編 |
堀部 |
堀部文書 |
熊本藩堀部(文五郎)家伝来(東京大学史料編纂所架蔵影写本) |
堀部文 |
堀部家文書 |
熊本藩堀部(甚之丞)家伝来(熊本市島田美術館所蔵) |
松井○(○は文書番号) |
松井文庫所蔵古文書調査報告書(熊本藩重臣松井家) |
八代市立博物館未来の森ミュージアム編 |
水野 |
水野家御預記録 |
水野家文書 |
毛利 |
赤穂浪人御預之記 |
『赤穂義人纂書 第二』所収 |
由来 |
大石神社創建の由来と歴史 |
飯尾 精(赤穂大石神社刊) |
落去 |
落去留書(赤穂落去留書) |
奥田兵左衛門(孫太夫)重盛筆 |
柳営○(○は巻数) |
柳営補任(大日本近世史料) |
東京大学史料編纂所編 |
隆光 |
隆光僧正日記(史料纂集) |
護持院隆光著・林亮勝校訂(続群書類従完成会) |
冷光○(○は巻数) |
冷光君御伝記 |
浅野長矩の伝記 |
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D年譜の月は数字のみで記した。例え8月10日は「8.10」となる。
E閏月は○内に数字を入れて表記した。例えば閏12月15日は「K.15」となる。
F年齢を表記した場合、明治以前については当時の慣例に従って数え年とした。
G日が不明な場合は月のみを、月日が不明な場合は「是歳」、この頃を示す場合は「是頃」と表記した。
H暦は明治5年(1872)以前は太陰暦を使用した。これ以前の西暦表記は正確に表現すると煩雑になるため、大体の目安を示した。また、日付は明治5年以前は旧暦を用いた。
I時代の流れを把握するために日本史の重要事項も入れた。ただし、必要最低限にとどめた。
J各事項は☆印を頭に付した。
K年代や月日は正確に断定できないが、当該時期と思われる記事は「是歳」・「是頃」あるいは※で記した箇所もある。
L当主欄は華族制度が廃止される昭和22年(1947)までを明記した。
M年齢は各記録に依ったが、基本的には昭和20年頃までは数え年とした。
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