sfの猫日記:1997年6月分


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sfの猫日記:1997年6月分


1997年6月5日:コウモリ保護

 ここの所、朝起きると死骸が転がっていたなんてことも多かったのであるが、
コウモリを今日は無事保護した。
 ター坊が甘えるのに似た異様な声を出していたので、部屋を出てみた。壁の
天井近くに、黒いものがわだかまっている。最初はゴキブリかと思ったのだが、
良く見ると、コウモリだ。多分一度捕まえて部屋に持ってきたものの、逃げる
のに成功したのだろう。午後十時頃のベランダにはコウモリがやってくるよう
である。
 一度は失敗したものの、二度目で両の手のひらで包みこんで保護成功。ベラ
ンダに出て外に飛ばせてやると、きちんと飛んでいった。


1997年6月18日:追いかけまわすもの

 夕刻。ター坊が、隅っこをつついたりしてなにかを追っかけまわしていた。
興奮して鳴いたりしているからまたコウモリでも捕まえたのかと思ってライト
をあてて確認してみるが、なにも見当たらない。
 じっと観察していると、どうやら綿埃を追いかけているらしい。どこか箪笥
か本棚の後ろあたりから引きずり出してきたのだろうが、埃の玉が転がってい
たのである。



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