文芸広報:1998年12月04日号


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文芸広報:1998年12月04日号

 情報の山の中に埋もれた創作文芸物を発掘し、読むことを楽しみたい人々へ の指針となることを目的とする、オンライン創作文芸の宣伝告知サービスです。  創作小説、イラストストーリー、小説を書くうえでの論考、ネットワーク利 用の共同創作、詩などを取り扱っていきます。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > TRPG専門の日刊ニュースメールサービス 語り部日報 > > 毎日、TRPG汎用の各種情報提供を行うと同時に、創作TRPG語り部についての > サポートを提供します。(TRPG.NET提供) 姉妹誌案内 > http://kataribe.com/KN/ 語り部日報 HomePage > --------------------------------------------------------------------

復活一周年

 いちど中断してからの復活一周年記念に、構成などをリニューアルしてみま した。  ときどき遅れながらも、無事に一年発行し続けることができましたのはみな さまの応援のおかげです……と言いたいところですが、感想なんかはなかった りして。まあ、新着告知掲示板への投稿があること自体が、発行の支えとなっ ているわけではありますが。  しかしまあ、ここ一年で文芸系のメールマガジンもずいぶんと増加して、Web で公開される小説数も恐ろしく増えましたね。全部読めた時期(三年ほど前か) が嘘のようです。創作文芸専門の登録制サイトも、本誌の創刊時点ではリンク 集が少しあった程度でしたけど、今ではポータル風のサイトもいくつもあるみ たいですね。  情報量が莫大になり、玉石混淆の作品群から好みの作品を発見するのが労力 的に見合わなくなりつつある昨今では、よくできた作品を傾向べつにまとめて 紹介するなんてのも、需要はずいぶんとましてはいるんだと思います。そうい う紹介者としての存在は、今後は作者よりもずっと重要になりそうです。  しかしまあ、片手間には良い紹介者となるのは、無理でしょうね。まじめな 話、雑誌編集者同様に、それだけで給料がもらえる人間が何人もいないと辛い のではないかと思います。さらに下読みにバイトも雇うとかも必要かな。  そんなことは当面は無理ではありますが、なんとか良い方策を考えてみたい ところではあります。

ちょっと一言

 もう明日の話ですが、 http://village.infoweb.ne.jp/~okada/kyofes/ 京都SFフェスティバル'98  が12月5日〜6日にあります。  急な話ですが、私も参加することにしました。読者のかたで京フェスに参加 されるかたは、ぜひお会いして話してみたいものです。  参加されるかたがおられましたら、ご連絡ください。

書籍紹介:大江戸泉光院旅日記

http://www.trpg.net/book/guide.html  最近読んだ本について、書誌情報とともに読み所の紹介を、TRPGへの活用の 指針を交えて行なっている企画より、小説書き向けのものを紹介します。  講談社文庫『大江戸泉光院旅日記』石川英輔  ISBN4-06-263519-4 本体価格600円 1997年五月発行  江戸時代末、1812年から1818年にかけて、ほぼ日本全国を、徒歩で托鉢しな がら旅をした老山伏の残した『日本九峰修行日記』。その日記をもとにして、 旅程を現在の地名と勘案しつつ、当時の庶民の生活を追っているのが、この本 です。  執筆者の山伏は出発当時。皇族の居る寺院の直下の地位にある寺院の住職で、 大先達という高位の山伏として日向一国の山伏を支配するという階級であった ばかりか、佐土原の島津家の縁者として禄も受けており、佐土原では弓術の指 導などもしていたという人物であります。  そして『日本九峰修行日記』の興味深いところは、そのような有能な人物が、 貧しい人々の間を托鉢修行をしていった記録の中から、当時の一般の人々、と くに農民の生活の一端がうかがえるというあたりにある……ということであり まして。この本では、旅の経路を現在の地名と照らし合わせつつ、当時の一般 の生活を浮き彫りにしようという主旨で書かれております。  藩ごとに国境警備体制がまるで違うこと、旅行者がかなり多いこと、このよ うな旅の修行者から教養や武術・呪術などを教授してもらう機会があったとい うこと(なにかRQなどでの訓練の教師を思い起こさせますな)、貧しい地域の方 が托鉢してもらいが多いこと、詩歌や教養が広く普及していたこと、などなど 興味深い事実が書かれており、当時を舞台とした話を考える上ではいろいろと 参考になります。なにせ、都市部……それも江戸以外の場所の生活については、 ほとんど書かれている本がありませんからね。 文責: sfこと古谷俊一 http://www.trpg.net/user/sf/

文章研鑚メーリングリストのご案内

 読みたくなる文章を書くための修行の場、読みたくなる文章を書くための方 法論の検討の場をもうけ、インターネット上における文章技術、とくに創作小 説の技術向上を図るために設立しました。 http://www.age.ne.jp/x/sf/NOVEL/ML.html  に案内文や規約がおいてあります。  Webにアクセスできないかたは、 sf@koubou.com まで、Subjectに「文章鍛 錬ML参加」 とかいて、メールを送ってください。こちらで作業します。

新規登録・更新の宣伝告知

 あなたの創作文芸関連ページの告知が、 http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/CRE_N_CM.html  に書き込むか、 sf@koubou.com へとメールで紹介するページのURLとタイト ル、紹介文を送付することで行なえます。  今回掲載されたかたでも、個別の作品についてや更新情報などを再度登録し た場合にも、ちゃんと告知させていただきます。最初はページ全体の告知で良 いわけですが、新着小説ができるたびに告知していっていただけますと読み手 にも書き手にも便利だと思われまから。  ページ全体に関する宣伝を継続的に掲載したい場合には、順繰り載せる予定 の五行広告という手もありますので、 sf@koubou.com までお問い合わせくださ いませ。  今回掲載したものは、1998年11月26日から12月02日に投稿された内容です。 http://village.infoweb.ne.jp/~fwix7153/ 美月のホームページ/いろいろな恋愛あります / 美月  ラブストーリーなんて、いまどき流行らないかもしれません。BBSをつけ たけど、ほとんど真っ白。誰が読んでいるのかわからない。でもいろんな恋愛、 書きたくって。WEB上での創作小説のリンクもほとんど知らなかった。だか ら、ここでCMしました。  創作小説中心、好きなKinKiの紹介もちょっとだけしてます。 http://www.interq.or.jp/rabbit/mmkk/index.html ろくでもある人 / ろくなもん  ユーモアあふれるショートショート満載! 出来立てほやほやのページなので、 あたたかく見守ってやってください。 http://www.bekkoame.ne.jp/ha/poemama/ 毎度! 霜越あきら です / 霜越 あきら  連載中の長編小説「変な奴」第7話−田中 彰彦−をUPしました。こんな 高校生がいたらいいなあという小説です。その他にもエッセイを書いておりま す。宜しくお願いします。

掲示板より

http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/crenovel/ 創作小説座談会  より、最近の内容について。  ……と、最近は話題が内容ですが、投稿をお待ちしております。

狭間から吹く風とともに出張版

 ** 一行からできる創作、試してみませんか? **  語り部の現代ファンタジー世界、狭間さまよえるもの達のオンライン創作企 画の一つ『エピソード作成』では、皆様のご参加をお待ちしております。 http://kataribe.com/ML/ 語り部メーリングリスト  で待ってます。  今回紹介したものは、1998年11月20日から11月26日に作成された内容です。  IRCのほうで進展している、観楠の妻を名乗る女性あらわる、という事件関 係のログが公開されとります。はてさて、どう転がっていくのやら。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > 想像力、あまっていませんか? |  大好きな小説の登場人物といっしょに >                | 活躍したい、自分の夢見る世界でみんな >  もうひとつの世界への扉   | と楽みたい、そんなあなたに送りたい。 >  「語り部」が提供します   |『ほんとうのRPG、試してみませんか?』 > http://kataribe.com/ 語り部総本部 > --------------------------------------------------------------------

奥付

 なお、当メールマガジンは転載自由でので、草の根BBSなどに転載して頂け れば幸いです。 創刊: 1997年07月15日号 発行間隔: 毎週木曜日予定 前回の発行部数: 525 部 情報源とログ: 文芸広報<URL:http://www.age.ne.jp/x/sf/NOVEL/maga.html> 企画・制作: 電網工房・匠 (sfこと古谷俊一) <URL:http://www.koubou.com> 配送: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 <URL:http://www.mag2.com/> 文書フォーマット: setext 準拠 <URL:http://www.age.ne.jp/x/sf/SETEXT/>


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