語り部通信中で利用されている *.ETX なるファイルでは、setext という規 格によって文書構造が記述されています。 文書構造を明記することによって、専用ブラウザによるアウトライン表示な どを可能にしています。 この「setextって何!?」という文章もsetext形式で書かれています。
.ETXという拡張子を用いて、setext文書であることを示しています。 対応したブラウザができれば、DOSやWindowsでは.ETXと拡張連動させておく と便利になるでしょう。
とりあえず現在利用されているsetextの記述としては、見出しの明記があり ます。見出しは、 ・行の先頭からタイトルを書く ・次の行にタイトルと同バイト数の"="(大見出)か"-"(中見出し)を入れる。 事によって表現されます。 この文書で言えば「setextって何!?」というのが章タイトルの例で、「見出 しの書き方」というのが節タイトルの書き方の例です。
「$$」とダラーを二つ、行頭に重ねて書いてsetext文書の末尾であることを 示すことになっています。 ちなみにsetext文書の開始は、見出しになる記述のある部分からだと考える のが自然でしょう。
一応、以下のようなものがあります。 Windows用 EasyView(英語用) AQUARIUS(シェアウェアのアウトラインプロセッサ) sedit(Lotus AmiPro用マクロ) see(sf作のsetext支援簡易エディタ) Mac用 EasyView DOSマシン用 Mind Viewer(DOS/V、98、FM) とりあえず知っているのにはこれだけあります。 あと、MLR9用の定義ファイルである SETEXT.DEF なるものを私が作成してお りのして、それを使っても一応は読めます。 また awkを利用してタグファイルを作るためのスクリプトもありますので、 エディタやタグファイルを利用するブラウザなどで読むことも可能です。
setext(シーテキスト)は、もとはスウェーデン生まれ。FSHTEXT(シェアテ キストフォーラム)などが電子文書(ディジタルテキスト)の記述に推奨して いるもので、FSHTEXTではsetextの日本語向け拡張仕様も議論されています。
この文章は、いちおう単独転載配布可です。 シェアテキストフォーラムのほうで一応添削はして頂きましたので、情報に 間違いがある公算は低いと思います。 今後サポートツールの増加、日本語向け拡張仕様の決定などにともなって当 文書も改定していく予定ですので、よろしくお願いします。
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