向島百花園(2004.03.19)


文化2年(1805年)頃、骨董商の佐原鞠塢(きくう)という粋人が当時の文人墨客の協力を得て草花鑑賞を中心とする花園として開園。、江戸時代、庶民の行楽地として栄えたそうです。
昭和13年、所有者から東京市に寄贈され、 翌14年に制限公開されました。
百花園の名のごとく、四季折々の多種の草花、木が植えられています。草花や木にそれぞれ名札がつけてあり、植物の名前のお勉強ができます。 入場料:大人150円。

東京は3月18日に開花宣言が出たので早く花を見られそうな下町、向島百花園に立ち寄りました。ソメイヨシノです。枝についた花はまだつぼみでしたが、幹に直接ついた花だけ開いていました。幹直結は枝より温度が高くなるからでしょうか。

エドヒガンザクラ、満開です。本州、四国、九州に分布する日本の在来種ですが江戸で多く栽培され、彼岸の頃に早くも咲くため、この名前がついているそうです。

ヒカンザクラ 、ここのヒカンザクラは濃い紅色ですが、もう少し淡い色のもあるようです。ヒカンザクラも早い品種で満開でした。多種多様の草木の間に、芭蕉や蜀山人の句碑、扁額など文人たちの足跡をたどることができます。

おまけ。御成座敷の入り口の椿があでやかでした。このほかにも、レンギョウ、ボケ、もくれん、たくさんの花を楽しめました。