箱根仙石原・宮城野(2005.04.17) |
東京の桜は終わってしまいましたが、箱根はまだ残っていました。 |
冨士や箱根近辺の山地に多い、野生種の豆桜という桜があります。冨士桜とか箱根桜とも呼ばれます。他の桜よりかなり小木ですし、幹も葉も、ヤマザクラ系、エドヒガン系とは大分様子が違うので、最初に見たときは「桜?」と思いました。 これは、仙石原に咲いていた豆桜です。 ソメイヨシノやシダレザクラのような華やかさはありませんが、ひっそりと静かに咲いている姿は風情があります。 |
豆桜の花は2センチ弱、下を向いて咲きます。黒い小さな実がなります。 |
箱根の花見の名所になっている宮城野の桜です。芦ノ湖、湖尻水門を基点に箱根の急勾配を下って相模湾に注ぐ、早川の上流です。このあたりは、川底を階段式にし、護岸工事も行っていますから、人工的な感じは否めませんが、釣りもできるし、ちょっとした遊歩道がついています。 |
ソメイヨシノの他にシダレザクラもかなりたくさん植えられています。 日当たりが良く、桜にはうってつけの環境です。老木ではありませんが、堂々と咲き誇っていました。 |
上の写真のアップです。これほどびっしり花のついているシダレザクラはめったにないと思いました。シダレザクラというのは品種名でエドヒガンの枝垂れ型ですが、枝垂れるのは、エドヒガンだけでなく、ヤマザクラやソメイヨシノ、マメザクラも枝垂れがありいろいろな園芸品種があるようです。 |