松田山(2005.02.12)


JR御殿場線、松田駅の近く、東名高速沿いに西平畑公園があります。ここには早咲きの桜、河津桜が260本ほど植えられています。松田の桜祭りは始まったばかりでしたが、東名高速から眺めると、山は濃いピンクに染まっていました。
河津桜は、昭和30年ごろ河津川沿いで野生で発見され、その原木を河津町に移植し、昭和41年から花が咲き始めたという比較的新しい品種です。他の桜に先駆け、2月上旬から咲き始めます。花期が比較的長く一月くらい咲いているそうです。今年は、梅の花と同じ時期に咲く河津桜見物が、最初の花見になりました。


河津桜1
遠くから眺めると、桃の花かと間違う色です。

河津桜3
花は3cmほど、はかなさというより愛らしさを感じます。
オオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配といわれていますが、オオシマザクラやカンヒザクラより早く咲く性質を獲得したのが面白いですね。

河津桜6
花と一緒に葉が出ています。幹は光沢があり濃い色です。

河津桜2
下を走っているのは東名高速です。

河津桜7
松田山の桜祭りは今年で7回目だそうです。木はまだみな若いですが花はしっかりついていました。河津町にある原木がまだ50歳ちょっとだと思いますが、河津桜が樹齢数百年の老木になったらどんな風情になるのか見てみたい気がします。