上野恩賜公園・旧岩崎邸(2005.04.05)


お花見のメッカ、上野恩賜公園。 寛永年間、寛永寺を建立したときに植えられたのが始まりで、花の季節に限って庶民に開放したことから花見の名所になったそうです。現在は1078本、大半がソメイヨシノですが、枝垂桜や山桜もあります。先週末に東京は開花宣言が出ましたが、気温の低い日が続き、なかなか開花が進みませんでした。今日は良いお天気のぽかぽか陽気、1日で開花が進みました。上野は4分咲きくらいだったでしょうか。まだ、満開ではないなと思いながら出かけてみましたが、人出は満開でした。



とにかくこの人出を見てください。繁華街です。

ロープ内の席もお昼間からいっぱいです。

上野広小路側の入り口には「上野恩賜公園」の銘。明治6年に太政官布達によって日本で始めて指定された公園の一つです。この場所では、枝垂桜はかなりの排気ガスを浴びていると思われますが、しっかり咲いていました。

青空の下の桜、桜を見上げるときは入学式を思い出す人も多いと思います。東京の公立小学校の入学式は明日です。このところ、入学式にはもう花が散っていたという年が続いていましたが、今年は桜のそばで入学式の記念写真を撮ることが出来そうです。



旧岩崎邸洋館裏側から

旧岩崎邸洋館内部
上野恩賜公園の近く、旧岩崎邸に寄ってみました。内部修復された洋館をまだ見ていなかったからです。ウィーン万博にも出品された金唐紙とよばれる壁紙は、擬革紙の一種で和紙に浮凸模様を打ち出し、顔料、油、漆、金属箔などで高度に装飾加工したものです。この壁紙のすばらしさを見ただけでも寄った甲斐がありました。
ここには桜は2本ほど、まだ3分咲きでしたが、枝ぶりはなかなかでした。