北千住(2006.04.02)


北千住には有名な花見ポイントはありませんが、歩いてみると地元の人が大切に育てている桜があちこちにあります。半年ほど前に駅東口の通りに桜がたくさん植えられていることに気がつき、開花を楽しみにしていました。
東京は桜満開の情報で、どこもたくさんの花見客でにぎわっていたと思いますが、 ここはひっそりとしていました。


北千住駅東口から千住旭町、柳原を通って荒川土手にぶつかる道路には100本強の桜が植えられていて、桜のトンネルになります。北千住は、駅の再開発で西口が賑やかになってしまい、東口はひっそりとして交通量もそれほど多くありません。
もう少し話題になってもいい桜ポイントだと思うのですが、 ここの桜を楽しんでいるのは地元の方がほとんどのようです。
このトンネルは1キロほどあり、突き当りが荒川土手、土手の傍に屋形船のお店があります。


北千住駅そばの踏み切りの向こうに見えるのっぽの建物は4月1日に開業したばかりの地上22階の「東京芸術センター」。今年9月には黒澤明塾が開講し、この近くに東京芸術大学(音楽環境創造科)も移転してくるそうです。下町、北千住に芸術の風が吹き込んで、楽しみです。



東京芸術センターの脇にある新義真言宗の寺院「不動院」、1332年の開山で不動明王が本尊だそうですが、千寿七福神のひとつで、福禄寿を祭ってあります。
右奥の濃淡のピンクの木は、源平桃です。
 



不動院の八重桜は満開になると、とてもきれいです。まだほとんどつぼみですが、一房だけ開花していました。