国立劇場（2006/03/24）

国立劇場（2006.03.24）

外出のついでに、内堀通りの桜を見てきました。ソメイヨシノはまだ２分咲きくらいでしたが、しばらく歩いていると、遠目にもちょっと濃い目のピンクのひときわあでやかな桜がありました。
国立劇場の桜です。国立劇場にはソメイヨシノよりちょっと早めに咲く数種の桜が植樹されていて、ちょうど見ごろ、桜祭りの開催中でした。国立劇場の桜は、気の早い花見客を喜ばせてくれます。

内堀通りの遠くから眺めた桜は、この桜。「神代曙」という品種だそうです。表示板には「神代植物公園に栽培されているエドヒガンと他種との雑種と考えられている」と書いてありました。花の形はソメイヨシノと良く似ています。花びらの先はピンクが濃く、一房の花の数もソメイヨシノより多いので華やかな感じがします。


三島遺伝研究所でソメイヨシノの実生選抜によって作られた駿河桜。オオシマザクラに近いということで、開花後はほとんど白色です。枝振りといい、花付といい、見事です。しばしこの木の前にたたずんでしまいました。

	上野公園の小松宮銅像の付近に原木があることから、名前が付いたという「小松乙女」。エドヒガンの雑種だそうです。花は少し小ぶりで、ソメイヨシノより少し濃いピンク色をしています。