東御苑・北の丸公園・外濠公園(2008.03.27)

 東京は寒い冬でしたが、春は一気にやってきました。開花宣言は22日でした。通常は開花宣言から1週間くらいで満開になりますが、ここ数日暖かく、今日も朝からポカポカ陽気、今日一日で大分開きそうな気配です。早速、今年の花見初め、開花が早い都心の桜を眺めにでかけました。
 江戸時代、花見は年中行事の大イベントで、花見が一番盛んだったのは、大都市、江戸だそうです。
 弁当をこしらえ、女性は目一杯おしゃれをし、花の下で宴会、仮装をすることもあったようです。上野、墨田堤、飛鳥山、御殿山などの桜の名所は、大混雑だったとのこと。
 花見の習慣は今も益々盛ん、平日ですが、都心は花見の人がたくさん繰り出していました。
 東御苑のこの場所は、1863年に焼失するまで江戸城本丸があったところです。現在は大芝生になっていて、周りに木々が植えられています。桜もたくさんあり、東御苑ガイドブックによれば、皇居には日本中の桜があり、約50種、1900本あるとのこと。


 東御苑は、「飲食は禁止ではなく遠慮してもらっています。」とのことで、静かにお弁当を広げている人もかなりいました。


大島桜です。桜餅の葉は、大島桜の葉ですが、葉を収穫するための大島桜栽培農家があるのだそうです。


すっかり葉桜になっていますが、早咲きのツバキカンザクラです。

 

まだ若木ですがコヒガンです。マメザクラとエドヒガンの交雑だということですが、繊細な感じのする桜で切花によく使われます。


宮内庁の書陵部の近くに満開の桜がありました。アマギヨシノ、「オオシマザクラ」を母に「エドヒガン」を父とした交配種です。


これも書陵部の近くにある桜ですが、ソメイヨシノです。もう少しで満開になりそうです。


これは、東御苑の中ではなく、平川門から出た道路沿いにある紅シダレ。


これも道路沿いに咲いている満開の桜、ヨウコウ。


北の丸公園、清水門の桜。ソメイヨシノです。


北の丸公園の中。


武道館入り口。


右側が靖国神社。左に千鳥が淵があります。
平日でこの人出。週末は大変なことでしょう。


靖国神社を通り過ぎ外堀に向かうと、飯田橋から四谷まで外堀沿いに2キロほど遊歩道があります。ここにも、ソメイヨシノやヤマザクラが640本ほどあります。電車から見えるあの桜です。


外濠公園の向かいにある逓信病院の敷地内の桜。入院している方も花見ができます。