見沼代親水公園・舎人緑道公園(2008.03.30)

 3月30日、都営新交通システムで、日暮里と見沼代親水公園駅を結ぶ「日暮里・舎人ライナー」が開業しました。足立区の北部は、交通の便が悪く陸の孤島と言われている地域で、地元の人たちには地域活性化が期待されるところですが、採算がとれるのかどうか、危ぶむ声もあります。
 足立区の広報で、「日暮里・舎人ライナーで桜を見にいこう」とキャンペーンを張っていますので、足立区のお勧めに従って早速、開業日に始発駅、日暮里から終点の見沼代親水公園駅まで乗って、桜を見てきました。

始発の日暮里駅ホームです。ホームから電車の全景は見えませんが、電車はかなり小さいです。開業日で、カメラを持った鉄道ファンや新し物好きの人で、改札口はかなり混雑していました。

 
「日暮里・舎人ライナー」は、高架、コンピュータ制御の自動運転で、この上を走っています。

広報紙では、「桜を見に行こう」と、写真入でキャンペーンしているのですが、駅を下りても桜はところどころしかなく、私の他にも「桜並木はどこ?」と探している人たちがいました。電車が開業したばかりで、案内板も十分ではないようです。この桜は見沼代公園駅近く、遊歩道のソメイヨシノです。


日暮里・舎人ライナー開通混雑の交通整理にあたっていた方に尋ねて、桜並木のある舎人緑道公園の位置を教えてもらいました。見沼代親水公園駅から10分ほど歩くと、埼玉県との境の水路に沿った緑道に1.8キロの桜並木がありました。ソメイヨシノとヤマザクラが植えられています。


満開にしては少し寂しい感じがするのは、一房の花数が少ないから。環境のせいか、手入れの問題か、これだけの本数があるのにもったいないですね。

 


緑道の入り口付近は足立区広報を見てやってきたらしい人たちがいましたが、ずっと歩いていくともうほとんど近所の方と思える人しかいなくなりました。写真ではわかりませんが、水路の水は汚れていて観光客を呼ぶにはちょっと無理。緑道そばの大きな団地の広場で、「日暮里・舎人ライナー開通 桜まつり」をやっていて、大きなボリュームでカラオケをやっていましたが、参加者は疎、このあたりは町工場の多い場所で、景気が悪いんだろうなと感じまた。