ザ・プリンスさくらタワー&小石川後楽園(2010.03.27)

 東京の開花宣言は3月22日、週末はかなり咲いているはずと思ってたのですが、冬に戻ったような寒さ続きで足踏み状態です。予定していたので、品川のザ・プリンスさくらタワー東京に出かけましたが、まだ3分咲き。観足りないので、ソメイヨシノより少し早いしだれ桜なら咲いているだろうと、その足で小石川後楽園に出かけました。小石川後楽園は、入園券を買う列ができる程混雑していましたが、しだれ桜は8分咲き、良い花見ができました。
品川さくら坂
品川駅を降りてすぐ、ザ・プリンスさくらタワーに登る坂、さくら坂です。ソメイヨシノはまだ、3分咲き程度。

さくらタワー3階の窓から見えるさくら
さくらタワー3階のレストランの窓から見えるソメイヨシノ。手の届くほどの近さです。満開だったらと少々残念です。花の下に集まって飲んだり食べたりするのは日本だけのようですが、お花見できるレストランが混雑するのも日本だけなのでしょうか。そういえば、花火の見えるレストランは1年前から予約が入るほど人気があります。花見も花火も皆で食べながら楽しむのが日本的なんですね。

さくら坂のこ彼岸さくら
さくら坂には、小彼岸桜もありました。野生種のエドヒガンと豆桜を交配した栽培品種だそうです。同じ「ヒガン」という名前を戴いていてもエドヒガンより少し早く、もう散り始めていました。

小石川後楽園さくら
ここから後は、小石川後楽園です。小石川後楽園には何種類かの桜がありますが、メインはしだれ桜、ライトアップする六義園と共にしだれ桜花見でにぎわいます。もちろん、飲食禁止ですから、ほとんどの人がカメラマンと化しています。ただ、この時期、人が多いので三脚使用禁止です。

 
小石川後楽園さくら
なぜ、しだれるのか? 「枝の成長が早く、木質化する前に、重力によって、枝が垂れ下がってしまうから」と言われているそうです。

小石川後楽園さくら
入口近くの樹齢60年ほどのしだれ桜です。名札には馬場桜とありました。この場所は、昔、馬場だった?

小石川後楽園さくら
ビルが見えなければとは思いますが、逆に、ビルの中に緑豊かな庭園が残っていてありがたいともいえます。小石川後楽園は、水戸光圀の代に完成した回遊式築山泉水庭園ですが、遺臣朱舜水の意見を取り入れたため、中国色豊かと説明書きに書いてありました。そういえば、中国・蘇州の留園や上海の予園に少し似ているように感じます。

小石川後楽園大寒桜
葉桜に近くなっているのは、大寒桜(おおかんざくら)。

小石川後楽園エドヒガン
満開に近いこの2本の桜はエドヒガンです。

小石川後楽園エドヒガン
上のエドヒガンのズームです。エドヒガンは葉と花が一緒です。