角館(2011.05.08)

 思い立って新幹線「こまち」で角館まで出かけました。地元の人の話では、7日(土)の昼が一番の景色で、その夜の大雨と風で大分散ってしまったとのこと。散る直前の一番きれいな桜を見るのは、真に難しいものです。
角館は、例年なら、東京から観光バスが100台も来るのに、今年はキャンセル続きで、1日に10台程だったそうです。桜を見に来ている人は大半が東北の人で、お土産屋さんもホテルも厳しいようでした。
 
角館駅前蔵
角館駅を降りると目の前にある蔵、観光案内所です。しだれ桜は大分散っていますが、それでもなかなかの景色です。

桧内川の桜 桧内川の堤防のソメイヨシノの桜並木。2キロほどあります。1934年に天皇の誕生を記念して植えられた桜ですから樹齢、70年を超えます。

桧内川の桜
寿命60年と言われるソメイヨシノとしては老木ですが、まだ元気な花を咲かせています。

桧内川の桜
桧内川堤の桜は、武家屋敷のしだれ桜と共に、日本の桜100選に選ばれています。

桧内川の桜
小雨が降っていましたが、桜のトンネルの下は傘なしで歩きました。

武家屋敷しだれ桜
武家屋敷のシダレザクラは、エドヒガン系のシダレで、最初は京都から持ってきたものと言われています。現在、152本は天然記念物に指定されていて、天然記念物の番号札がつけてあります。角館の一重のシダレザクラはソメイヨシノより2、3日早く満開になるそうです。大分、散っていてちょっと残念。

武家屋敷のシダレザクラ
角館の武家屋敷は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。武家町指定の全国10か所のうちのひとつです。

角館
武家屋敷のメインストリート 。

角館
角館の武家屋敷の塀はみな黒板塀です。

角館のベニシダレ
角館樺細工伝承館の八重ベニシダレ。一重のシダレザクラは大分散っていましたが、八重は見ごろです。

八重ベニシダレ
黒板塀にシダレザクラは絵になります。

角館のシダレザクラ
樺細工伝承館の入り口のシダザクラは、姿が良く、花も大分残っていました。

武家屋敷のシダレザクラ
樹齢、約400年と書いてありました。
佐竹藩が常陸から国替えでこの地に来た頃に植えられた桜でしょうか。

外町資料館の桜
外町資料館「たてつ」のベニシダレ。

角館土産
お土産をたくさん買いました。重かった!
稲庭うどん、もろこしあん(小豆粉の生菓子)、味噌、おかず味噌、しょっつる(漁醤)、大吟醸・飛翔の舞(出羽の鶴酒造)、あげ干餅、いぶりたくあん。