四谷見附・播磨坂(2013.03.22)

例年より寒い冬だったので、今年は桜も遅いだろうとゆっくり構えていたら、一気に気温が上がり、東京は、3/17に開花宣言、本日22日、靖国神社の標本木が満開になり、早くも満開宣言が出ました。気象庁の統計開始以来、2番目に早い満開宣言だそうです。
用事を足すついでにちょっとだけ花見をと思い立ち、四谷見附の土手の桜と、文京区小石川の播磨坂の桜を見てきました。
 
四谷見附外堀公園の桜 江戸城36見附の一つ、四谷見附には石垣が一部残っています。その石垣のところから見上げたほぼ満開の桜です。足元の黄色の花は一重のヤマブキ。
江戸城の外濠だったここから飯田橋あたりまでは、国指定の史跡になっている外濠公園です。

上智大脇の土手
四谷見附橋から紀尾井町に向かう道路沿いの土手は遊歩道になっています。オオシマ桜も少しありましたが、立派なソメイヨシノの桜並木になっています。

迎賓館側の桜
松の濃い緑に映える土手の向こう側(迎賓館側)の桜。

レンギョウと桜
こちらの黄色い花はレンギョウ。

シャンパンで花見
海外では花見で一杯という風習はないようですが、ここは日本、外国の女性も桜の下で一杯。ただし、日本酒ではなくシャンパンでした。

老木
この桜の近くに「昭和59年に染井吉野が千代田区の花に指定された。」との樹名版がありました。


四谷の裏通りに「指定番号H22−3号 新宿区のみどりの文化財(保護樹木)」のプレートを付けた満開の桜がありました。

播磨坂の桜
播磨坂は茗荷谷近くの春日通から小石川植物園に向かう坂です。昭和35年、「全区を花でうずめる運動」の一環として約400mの通りの両側と中央分離帯に樹齢15年の若木を植えられました。この時の桜はすでに樹齢68年、かなり排気ガスを浴びていると思われますが、立派な花でした。

播磨坂中央分離帯
中央分離帯はかなり広く水路も作ってあります。近所の子供たちがたくさん遊びに来ていました。まだ、ちょっと冷たいのではないかと思いますが、子供たちは靴を脱いで水と親しんでいました。

播磨坂の桜
江戸時代、この地に松平播磨守の上屋敷があったことが播磨坂の名前の由来だそうです。