白石川一目千本桜(2014.04.15)

 宮城県柴田郡を流れる阿武隈川の支流、白石川の流域に一目千本桜と呼ばれる桜の名所があります。東北新幹線の福島駅から東北本線に乗り換えて、船岡駅まで行きました。切符は桜まつりが開催されている一つ手前の大河原駅まで買っていたのですが、船岡城址公園からの眺めは絶景との情報を得て、まずは船岡駅で降りて15分ほど歩いて船岡城址公園へ。
 

船岡城址公園
船岡城址公園入口です。船岡城は伊達家家老の原田甲斐が伊達騒動で惨殺された後は、柴田氏が領主となったので柴田城とも呼ばれます。山城ですが、江戸期は山頂に近い本丸や二の丸はあまり使用されず、城下町に近い三の丸が使用されたそうです。

スロープカー乗り場
山頂までは単線のスロープカーが運行しています。運行時間4分弱、片道250円。人気のスロープカーは行列ができていて、待ち時間は40分ほど。歩いた方が早いのですが、スロープカーに乗りたくて並びました。

スロープカーから
スロープカーからの撮影です。

スロープカー
スロープカーは20人乗りの小さな車両が2台連結されていて定員40名。この時期、桜をかき分けて山腹と山頂を往復しています。

山頂から
山頂(標高135m)付近から白石川下流の眺め。

白石川上流山頂付近から白石川上流の眺め。雪が残っている磐梯山連峰も見えます。

白石川土手
船岡城址公園から船岡駅に戻り、線路を渡って白石川の土手に登ると、土手沿いの延々と続くソメイヨシノが満開です。下流に向かう人はあまり多くないのですが、さくら船岡大橋までの「さくら回廊」1時間コースを歩きました。

日本一大きなソメイヨシノ
この土手の桜は、大河原町出身の実業家・高山開治郎が大正12年に700本を植えたのが始まりです。樹齢80年以上の桜がたくさんあります。この桜は、日本一大きなソメイヨシノと立札にありました。幹周り4.85m、東西26m、南北24m、高さ16mです。みんな大きな老木なので、一際大きいという感じはしませんでしたが、少々ひいてもカメラに収まらないほど枝が広がっていました。

さくら船岡大橋から
さくら船岡大橋からの上流の眺め。

対岸の桜トンネル
さくら船岡大橋を渡って対岸も桜のトンネルが続きます。


対岸から見える船岡城址。

さくら歩道橋
1時間コースの終点、さくら歩道橋からの眺め。JR船岡駅の近くです。歩道橋から駅側に戻って、ゆべしとお茶でエネルギーを補給して、隣駅、大河原まで歩いて行くことにしました。

大河原駅まで
左の線路は東北本線です。この時期、大河原から船岡駅まで東北本線は徐行運転します。電車が通ると、乗客と土手を歩く人たちが手を振って挨拶の風景が見られます。

もうすぐ大河原
船岡から大河原までの途中。この近くで新しく橋を架ける工事が始まっていました。橋が完成すると、桜絶景ポイントになりそうです。

大河原さくらまつり
大河原駅の近くではさくらまつりが開かれていて、賑やかなお祭り風景でした。