小諸城址懐古園・布引観音(2014.04.23) |
信州が満開との情報を得て、長野新幹線→小海線で小諸まで行きました。島崎藤村の詩、「小諸なる古城のほとり...」で有名な小諸城址懐古園は駅のすぐ近くです。小諸城の起こりは平安から鎌倉時代の頃とされていて、その後武田信玄の軍師・山本勘介が築城、城主は次々に代わりましたが、全国的にも珍しい穴城(城下町より低い)です。絶好の花見日和でたくさんの人が訪れていました。 午後からは、懐古園を後にして釈尊寺(通称:布引観音)へ行きました。布引観音は、車を降りて20分ほど急な階段道を登った崖の上にあります。 |
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二の丸跡の桜です。徳川秀忠が関ヶ原合戦の時、上田の真田父子にてこずってこの城に10日間足止めされ、決戦に間に合わなかった話が残っている場所です。 |
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天守に向かう土手です。左側の馬場にはたくさんの桜があり、上から桜の海を見下ろすことができます。 |
上から観る馬場の桜をもう1枚。真ん中の紅色の桜は、コモロヤエベニシダレ。この桜は、小諸発祥の貴重な桜で保存会ができて若い苗木も増えています。馬場では、いろいろなグループが花とお茶を楽しんでいました。 |
天守台へ向かう土手からの景色は、高所恐怖症を忘れてしまいそうな美しさです。 |
天守台のコヒガン。コヒガン桜は、日本の固有種であるエドヒガンと豆桜の雑種と言われていて、この地から遠くない高遠城址跡にたくさんあります。 ここに天守閣がありましたが、1626年の落雷で焼失してその後は再建されていません。 |
懐古園の主役の桜、コモロヤエベニシダレ。 |
懐古園の中に小諸出身の画家の小山敬三美術館があります。美術館のそばから眺める千曲川沿いの桜の景色です。 |
藤村記念館です。写っていませんが右側は天守台。桜と共に懐古園にはケヤキの木もたくさんあります。 |
ここから天台宗布引山釈尊寺(布引観音)です。行基創建と言われています。 「牛にひかれて善光寺」の言葉の由来の観音様で、布引観音が牛に化身して強欲な婆さまを善光寺に連れていき改悛させたと言い伝えがあります。 |
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