砧公園(2017.04.09)

 東京は朝からあいにくの雨、でも、桜は満開、雨具とカメラを持って出かけるのは大事ですが、どこも大混雑する東京では、 こんな日の方がいいと、世田谷の砧公園まで出かけました。
 砧公園内には世田谷美術館があり、美術館へは時々足を運ぶものの、実は、都内有数の桜の名所にもかかわらず、 桜の時期に訪れたのは初めてです。
 この日は、世田谷美術館の企画展「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の目」の最終日で、こちらの方は大混雑でしたが、傘をさしてのお花見客はチラホラ、雨でも桜はきれいです。 ゆっくり見物できました。
砧公園
砧公園は、元は1940年の紀元2600年の記念事業として計画された東京の大緑地でした。食糧難の時代は畑が作られ、その後、10年ほどゴルフ場だった時期もあるそうですが、今は、ゴルフ場跡を利用した広い芝生を持つファミリーパークとして、都民の憩いの場になっています。

砧公園
砧公園には840本の桜があります。オオシマ桜やヤマザクラもありますが何といってもソメイヨシノの巨木が素晴らしい。

砧公園
芝生周りには古木が多く、枝は地面まで降りてきています。樹齢は60年以上と思われますが、日当たりが良く排気ガスも浴びない良い環境なのでまだまだ元気な桜です。

砧公園
幹回りも樹高も東京ではなかなかお目にかかれない立派な姿です。

砧公園
桜は、砧公園の半分ほどを占める芝生広場に集中しています。

砧公園
晴れていれば、このあたりはシートをひいてお弁当といった光景になるようですが、雨模様の中、座り込んでいる人はいませんでした。

砧公園 雨で散り始めてはいますが、まだ蕾が残っていたのであと、数日は楽しめそうです。